好きこそモノの上手なれ

ほぼ百合成分100%(リリカルな感じ)で構成されております。但し過度の期待は禁物です。




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ホワイトデー編 :: 2011/03/20(Sun)

A'sからStS軸辺りの中編とか長編とか書いてみたいと
思うんだけど、ネタを思いついても、それを繋げて
いけないもどかしさ。やっぱり文章書くの難しいなぁ
とつくづく考える今日この頃(笑)


パラレルの方がいくらか書きやすいんだよね。


恋人は・・・・をシリーズとしてカテゴリまとめちゃった(笑)


何か思いついたらまた書きますね。


続きからタイトルのお話です。






3月14日

今日はフェイトちゃんが夕方には仕事が終わるから
2人で食事に行く約束をしていた。
だから翠屋の方も今日の午後から明日の午前中までの
1日、休みを貰ったんだよね。


あっ、別にフェイトちゃんに言われたからじゃないよ。
その・・・出来ればゆっくりフェイトちゃんと
おはようの挨拶・・・・したいし。


って別に誰に言い訳してるのかな、私は・・・・



一人で暫し物思いに耽り、何となく恥ずかしくなって
辺りを見渡す。当然部屋には一人。


(馬鹿みたい・・・私)





ピンポ~ン

「わっ!!・・・・・もう!、何?」


どうにも間が悪いタイミングでのインターホンに
やつ当たり気味に怒り、

「どちら様ですか」

と少々ぶっきらぼうな返事を返す。言われた相手は
当然困惑、そして恐縮する。


「あーーーー、クロノ、だが・・・・」
「えっ!、あっ、ごっごめんなさい。」

今開けま~す。と慌てて掌を返す。


「何かあったのか?」
「いえっ、別に・・・何もないですよ」


にゃはは、なんて愛想笑い。若干訝しげな表情をするも
慣れているのか、すぐに真顔に戻る。


(あーーー、色々大変な思いしてるんだろうなぁ)


なんて自分の事は棚に上げてクロノを哀れむ。


「何か、言いたげだな・・・・」
「えっ、いえ・・・・別に」
「お前も、段々・・・・・・・いや、いい」


言いかけて引っ込めた言葉は何となく想像がつく。




「それで、どうしたんですか?・・・・あっ、まさか
フェイトちゃんに」
「ああ、いや、あいつは問題ない。予定通りだ」
「そうですか」

(なら、なんだろう)

「君は、この後、フェイトと会うまでの予定は
どうなってるんだ?」
「えっ?・・・特になにもないですけど。」
「そうか、なら少し付き合ってくれないか」
「・・・・・・」
「何だ!、その目は」
「いえ、別に、珍しいなぁって思ったもので・・・」
「ふん、まぁいい」




「フェイトの撮影現場、見てみたくないか?」
「えっ!・・・・いいんですか?」
「ああ、その・・・・この間の、義理チョコのお返しだ」


『義理』の辺りに若干力が入っていたような気もするけれど
その辺はこの際聞かなかった事にして・・・・。


「行きます!行きたいです!是非!!!」
「わ、分かったから、落ち着け。」


















そうして、私は今撮影現場の片隅にいるわけなんだけど。
なんていうか・・・・みんな綺麗。


あっ、でもフェイトちゃんは特別。にゃはははは。
ニヤニヤしながらキョロキョロしてる私って怪しすぎる。


クロノさんに

「くれぐれも見つかるなよ、特にフェイトには」

って釘を刺されたっけ。でもなんでフェイトちゃんに
見つかったらまずいんだろう?

「君の為なんだからな」

って言うあの言葉も気になるなぁ・・・・。なんて考えていたら
フェイトちゃんに寄り添う人が、何だか・・・・・


(うーーーーーー近すぎじゃないかなぁ)
(あっ、今、何か囁いた?)
(えっ?、フェイトちゃん、何か嬉しそう・・・・)


相手は、モデルさん(女性のね)で、しかも今は仕事中
なんだから、あれもきっとカメラマンさんとかの要望
なんだろうけど、なんか・・面白くない。



それに・・・



(さっき何か言われてから、急に笑顔が穏やかになった)



そうなのだ。あのモデルに何やら耳打ちされてからの
フェイトは、少しだけ表情が優しくなっていた。
きっと、なのはにしか分からない変化。でも、それは
自分以外には、向けて欲しくなかった笑顔。



いや、だなぁ。





(・・・・・・・)
(・・・・ダメだなぁ。このままだったら、お仕事の
邪魔しちゃいそうだ・・・・・・帰ろう)






そう思って、ドアに向かって歩き出した。





「なのは!!」


急に腕をつかまれて、引っ張られた。
予期していなかった衝撃に私は完全にバランスを失って
後ろにそのまま倒れて・・・・・・




ぽふん




なんとも柔らかな膨らみに身体を預ける事になった。




「あれっ?」
「なのは、なんでここにいるの?」



上から覗き込まれて、フェイトちゃんに尋ねられた。



「あっ」
「ん?」



ちらりとクロノさんの方を見たら、あさっての方向を
向いていた。物凄く不自然だ。


「あのね、えっと、クロノさんにね」


経緯を説明していくうちに、何だかフェイトちゃん・・・



「怒ってるの?」
「そんな事ないよ。なのはには怒ってないよ・・・けど」




「クロノ!!。後で話があるから」




そう言ってクロノさんを睨みつけてた。








「ところで、どうして声かけないでで帰ろうとしてたの?」
「えっ!・・・・・えっと・・・・その・・・・」


(なんかイライラしたと言うか、もやもやしたと言うか・・・)
(だって、なんか自分が場違いな所にいるんだって思っちゃったし)


とか考えていたら、耳元によってきたフェイトちゃんに
 ふぅ って息を吹きかけられた


「ひゃぅ!な、何するの、もう」
「なのは、妬きもち?」
「な、・・・・。や、妬き・・・・・(もちなのかな)」
「ん?」


うううう、何この勝ち誇ったような顔・・・・・






だけど、






ぎゅっとフェイトちゃんの胸元を握り締める。
グイッっと自分のほうへ引き寄せて、その胸元に頭を
ぐりぐりと押し付ける。


「・・・・・・だって、あのモデルの人、綺麗なんだもん」
「それに、あの人に何か言われてからフェイトちゃん
笑顔が優しくなった・・それが・・・・嫌だったんだもん」



小さな小さな声で呟いた。
(・・・・・・もんって、私の方が子供みたいじゃない)
言ってしまってから、物凄く恥ずかしくなった。




「あはははは、何だ、そんな事か。」
「そんな事じゃないんだよ!!・・・・・」
「今まで、こうやってフェイトちゃんのお仕事見た事
なかったから気にしてなかったけど、私なんかより
フェイトちゃんにつりあう人一杯ーーーーーーん、んんっ!」

一杯いる・・・そう言おうとした私の唇はフェイトちゃんの
ちょっと乱暴なキスに塞がれてしまった。







「なのは、それ以上ばかな事言ったら本気で怒るよ」


そう言って私の頭を優しく撫でた。




「なのは、私の表情が変わったの、ちゃんと気が付いて
くれてたんだ」


へへへ、嬉しいな。


そう言って笑ったフェイトちゃんの顔がいつもより
子供っぽくて、なんて言うか・・・・ホッとした。




「一緒にいたモデルさんいたでしょ」


ほら、あそこ。と指差した先には、こっちを見てウィンク
している綺麗なモデルさん、さっきフェイトちゃんに
耳打ちした人がいた。


「彼女が教えてくれたんだ。恋人が、なのはがいるって」


だから嬉しくてあんな顔になったって、そんな優しい笑顔で
言わないで。私、凄く馬鹿みたいだ。一人で勝手に思い込んで
勝手に嫉妬して。



あれは、あの時の笑顔はちゃんと私に向けてくれてた
ものだったのに。



ーーーーーーーもう、穴があったら入りたい・・・・・。




クイッとフェイトちゃんの袖口を引っ張る。
ん?って寄って来たその耳元で、ごめんなさいって言ったら
いいよって笑ってくれた。














「ところでね、なのは」
「うん?」
「どうして、クロノにチョコあげた事、黙ってたの?」
「あれっ言ってなかったっけ?」
「うん、聞いてない。て言うか、どうしてクロノにチョコ
あげたのかな、なのはさん?」
「えっ?だって、お兄さんだし・・・それに義理、だよ?」
「そんなのは関係ないんだよ。他には、誰にあげたの?」
「・・・・はやてちゃん、達?」


うっ、どうして疑問系なのかな?私。
それにフェイトちゃんの笑顔が・・・・・・・まずい。
この顔は知ってる。とてもよく知ってる。
私は何か、・・・・踏んじゃったの、かな?。







がしっと腕を掴まれて、フェイトちゃんはクロノさんに
向かって微笑んだ。



「クロノ!!私、このまま終わりでいいよね」



向こうの方で私を哀れんだ目で見ながらクロノさんは
そっと右手をあげて見せた。






ああそっか



ーーーー君の為なんだからなーーーー



クロノさんの言葉の意味がやっと分かった。









明日。私、仕事行けるかなぁ・・・・・・・














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  1. 恋人は・・・・・・シリーズ
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