好きこそモノの上手なれ

ほぼ百合成分100%(リリカルな感じ)で構成されております。但し過度の期待は禁物です。




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ルームシェアは突然に :: 2011/03/24(Thu)

とらさんから、お荷物発送しましたってメールが届いたよ~。

無事に届くといいな。あっそうそう、その荷物が届くと
多分更新がいくらか止まるかも(^^;ゞ

許してくださいね。素敵サークルさんのあれやこれやを
読まないと~~~。



って事で続きから、多分中編くらいのお話です。


それにしても私は一旦文章をアナログ書きしてから
テキストに入力しているので、時間がかかっちゃうよ~。





第一話




ピピッ ピ

目覚まし時計が勢いよく自分の仕事をしようと
けたたましい音を鳴らし始めたのとほぼ同時に
覚醒し、その仕事を全うさせずに音を止める



「よっ」 と起き上がりグーーッと伸びをする。


(うん、今日も気分爽快っと)




さて着替えようかとベッドから降りようと片足を
床につけてはたと動きが止まる。


(この服・・・・・、誰の?)


見た事のない洋服がそこら中に散らばっていた。




この部屋に住んでいるのは自分ひとり。
なら見覚えのないもの、特に洋服などは
あるはずがない。

少々気味の悪い思いでいたら



「う~~ん」

後ろの方で何だか妙に艶のある声が聞こえた。
恐る恐る振り返ったそこは、今まさに自分が寝ていた
ベッドな訳で、当然一人暮らしなのだから他に人など
いるはずがない・・・・・・・・・・・のだが



「えーーーーーーーーーーーーーっ!!」



ベッドの上では何故か下着姿で寝ている
女性がいたのだった。








「ん~~~~~~」



どうやら今の大声で目覚めたらしい彼女は
こちらを見てにっこりと微笑むと


「おはよう、フェイトちゃん。起きるの早いんだね」


と挨拶をしてきた。




「えっ?どうして私の名前・・・・・いや、と言うか、誰?
なんで人のベッドで寝てるの?あーー、いやいや
それより、どうやってこの部屋に入ったの?」


えっ?何?どうなってるの?と訳が分からず色々と
口走っていたら、この女性はとんでもない事を
言い出した。



「何でって、フェイトちゃん昨日一緒に住もうって
言ってくれたじゃない」










ねっ て。寝起きのせいだからなのか、ふにゃりと
笑った顔が何だかとても・・・・・・その、可愛くて
思わず見とれてしまっていたら



「フェイトちゃん、これからよろしくね」なんて







「えーーーーーーーーーーーーーーーーーっ!!」




そ、そんな事、言ってない、言ってない、言うはずない
・・・・・・・言ってない・・・・・よね?泣





















折角いい気持ちで目覚めたはずの朝が、一気に
憂鬱な朝へと変わってしまった。


さっき目覚めたばかりの女性は、シーツを胸まで
引っ張り上げ、ベッドの上にちょこんと座っていた。



「つまり、昨日私はキミと意気投合して
住む所がなくて困っていたキミを
一緒に住もうって言ってここに連れてきたと・・・」



うーーーーーっと頭を抱える。
よくよく見れば、確かにこの長い亜麻色の髪には
見覚えがある。昨日は一人で飲んでたんだ。
たしか・・・・・

それから・・・なんて考えていたら


「もう、キミだなんて他人行儀だなぁ
名前で呼んで!」

って何を暢気な。


「他人行儀もなにも全くの他人!!」
「それに昨日のは酔った勢いと言うか・・・・。
社交辞令のようなもので・・・・それなのに
いきなり一緒に住むとか・・・・絶対にありえないから」



「えーー!そんなぁ、私本当に住むトコないんだよぉ」
「何でないのさ?いい大人が」
「・・・・・」
「な、何?」
「本当に何も覚えてないの?」
「うっ・・・・・そう、だけど」


と若干投げやりに言葉を返す。

「たったあれだけのお酒で?」
「うっうるさいな。お酒はあんまり強くないんだ」
「ふ~ん」
「何?その目は」
「別に・・・・じゃあ、あれも覚えてないんだなぁ
って思ったから」


嬉しかったのにな、小さく呟いたその声は、私には
届かなくて


「えっ?何?」
「ううん、何でもない。覚えてないならいいよ」



そっかそっか,覚えてないのか、そういいながら
着替え始めた彼女は何だか少し・・・寂しそうに見えた。

















「じゃあ、お邪魔しました」


そう言って頭を下げる彼女に、私は


「私も、その、ごめん。軽はずみな事言ったみたいで」
「ううん、私が勝手に都合のいいように考えただけ
だから気にしなくていいよ。あーーー、でも強くないなら
お酒あんまり飲みすぎない方がいいよ。
危なっかしいから、ねっ?」


そう言い残し彼女は出て行った。








部屋の中は静寂さを取り戻したのだか
どうにも後味の悪い朝となってしまった。


「あっ!そういえば名前も聞いてない・・・・・
いや、覚えていないのか・・・・ははは」



私は自嘲気味に笑うしかなかった。




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