好きこそモノの上手なれ

ほぼ百合成分100%(リリカルな感じ)で構成されております。但し過度の期待は禁物です。




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会わせたかったんです(笑) :: 2011/01/29(Sat)

やっぱり、二人には出会っていて欲しかった(笑)

切るのが面倒だったので(爆)一気に載せます。





事後の余韻に浸ることもせず、ベッドサイドに
腰掛けながら、煙草を吸う。
暗に話しかけるなと威嚇するように・・・。

だけど、ベッドにうつ伏せで横たわっている
女性はどうやら気を失っているようだ。

私は、すぐにその場を後にした。




「なのは」

「フェイトちゃん」

「ごめん、待たせちゃった?」

「大丈夫、私も今来た所だから」


彼女は高町なのは、私を最初に・・・・抱いた女性だ。






今から半年前の雨の日、私は彼女に拾われた。

「こんな所で何してるの?」

声をかけられた時、私はずぶ濡れのまま
公園のベンチに腰掛けていた。
ぼんやりと彼女を見つめていたら、突然腕を
掴まれた。

「このままじゃ風邪ひいちゃうから、ウチにおいで」


半ば無理やり彼女の部屋に連れて行かれて、
お風呂に放り込まれるように入れられて、
暖かい食事を一緒に食べて・・・・

気が付いたら私は苦しい胸のうちを彼女に
話してしまっていた。
全然知らない、赤の他人なのに・・・・。

彼女の蒼い瞳に見つめられると何故だか素直になれた。


その夜
「嫌な事、全部忘れさせてあげるね」
そう言って、彼女は私を抱いた。


なのはに抱かれていると、本当に嫌なことを
忘れられた。幸せだとさえ思った、なのに・・・・
初めて抱かれたあの日以降、彼女は私には
触れてくれなくなった。




あの時、なのはの肌に溺れていた時は、嫌な事も
辛い事も全部忘れられた。
だから私は、辛い事を思い出しそうになった時は
誰か他の人の肌に触れて、忘れようとするように
なったんだ・・・・。


だけどね、なのは。全然忘れられないんだよ。
それどころか、ますます苦しくなる。

どうしてだろうね。



ううん、ちゃんと分かってる。私はそれが、どうしてなのか
分かってしまったんだ・・・・・。







半年前の雨の日、私は金色の髪をして、紅い瞳を持つ
綺麗な女性、フェイトちゃんを拾った。

雨の中、ずぶ濡れでベンチに座っている彼女を
見つけた時には、驚いた。

そして、ぼんやり私を見つめる彼女の悲しい瞳に
吸い込まれた。多分、その時はもう、彼女に
囚われてしまっていたんだ。

風邪をひくからと家に連れてきて、お風呂に入れて
食事をして・・・・・

そのうち、彼女を欲している自分に気が付いた。
もう一人の自分が囁く。


心が弱っている今、彼女を自分に溺れさせてしまえばいい。




そして私は、彼女を抱いた。



朝、目が覚めて、私は死ぬほど後悔した。
自分の欲望の為だけにフェイトちゃんを抱いてしまった事に。


それ以来、彼女に触れられなくなった・・・・・。





「はぁ・・・だめだなぁ」

「何がだめなん」

私の小さな呟きをしっかりと聞き取って言ってくるのは

「・・・・はやてちゃん・・・・」

「辛気臭い顔しとるね。例の彼女の事でも考えとったん?」

「・・・・何でわかっちゃうかなぁ」

「そら、なのはちゃんの事なら、なんでも・・・・」
なんてニヤついてるし。

「・・うっ・・誤解を招くような言い方、やめてね・・・・」

「愛しの彼女に会わせてくれへんからなぁ、なのはちゃんは」
私の抗議をどこ吹く風で聞き流して、とんでもない事を
言い出した。

「い、愛しの・・・って、はやてちゃん!!」

「何や、間違っとらんやろ」

「ぅっ・・・そうだけど・・・」

この間、お酒の勢いで、ついついフェイトちゃんとの事を
話してしまった手前、誤魔化せない。

「会わせてくれたら、力になれると思うんやけどなぁ」

「・・・・はやてちゃん、胸揉みたいとか、そんな事
考えてるだけなんだもん」

「あれっ。。。ばれた?」

「もぅ・・・・」

なんて二人して、ひとしきり笑いあった後、不意に
はやてちゃんが真剣な顔して、
もう告白したらいいやんかって言い出した。

「出来ないよ、そんな事」

「何、弱気になっとんの、きっと大丈夫やって
いまだに、一緒におるんが何よりの証拠やんか」

それに・・・・そう言って言葉を切って、前方を見つめた。

「はやてちゃん?」
その視線の先には、何もなくて、はやてちゃんは
何でもないってニヤッと笑いながら、

「まぁ、ダメもとで告白してみるってのも
前進するチャンスやと思うけどな、私は・・・」

って言い残して、帰っていった。帰り際、相談料や、って
胸、揉まなくてもいいのに・・・・はやてちゃん。





ここ数日、なんとなくフェイトちゃんの機嫌が悪い・・・ような?

「ねぇ、フェイトちゃん・・・・何か、怒ってる?」

「別に・・・・・どうして?」

「う~~ん、なんとなく?」ってつい疑問系になってしまった。

暫く沈黙が続いたんだけど、突然フェイトちゃんが何かを
思いつめたような顔で言った、その言葉に私は頭が
真っ白になった。



「私、ここ出て行くよ」

「・・・・えっ?」

「出て行く」

「えっ、ど、どうして・・・いかっ・・ ・・・あっ・・いや・・・・・
う・・・・う、ん・・・そっか・・・」
行かないで、思わず言葉が出そうになって、やめた。
私に彼女を引き止める資格は・・・・・・ない。






「なのは・・・引き止めてくれないんだね・・・・
そうだよね、私じゃなくてあの人と一緒にいる時の方が
楽しそうだし・・・・・」

突然言ってしまった言葉に、本当は、自分が一番驚いていた。
なのはが言うように、ここ数日、私は機嫌が悪かった。
そう、あの見知らぬ誰かが、なのはの胸に触れたのを
見た時から・・・・・。



最初はただの友達だと思った。
普通に話しているだけなんだと。

偶然通りかかった、なのはの通う大学。そこのベンチで
話しをしている二人を見かけた。なんとなく隠れるようにして
二人を見ていたら、立ち去り際小さな女性は、なのはの
胸に触っていった。なのはも特に嫌がってなかったし。

その前に、その女性と目が合った気がしたんだけど、
でもそんな事より、私には触れてくれないのに、彼女には
触れたり、触れられたりしているんだという事実の方が
ショックだった。

(何だ、なのはには触れたくなる大事な人がちゃんといたんだ・・・)

そう思ったら、涙が出てきた。




言ってしまった言葉はもう、戻らない。
「その方が、なのはも好きな人と一緒に暮らせるでしょ?」

だから私が出て行くんだ・・・・・。
なのはは驚いたのと、困惑しているのと、なんか複雑な
感じの顔をして私を見てた。


「えっと・・・」少し考えながら

「何で、フェイトちゃんがここを出て行くの?」

うっ、何か普通に聞き返された。
「だって、なのは、好きな人、いるでしょ」

「好きな・・・ひと?」

「・・・・・ぅん、同じ大学の、背の小さい女の人。」
なんだか言ってて、泣きたくなってきた。こんなの自分の
口から言いたくなんてないのに・・・・。


「・・・・・あっ・・」

って何か思い出したように声を出して、そしてまた少し
考え込んでて・・・・

「もう知ってるんだ。隠さなくてもいいよ。私がずっと
ここにいたから、迷惑だったでしょ?だから、もう・・・
出て、行くから・・・安心して・・・・・・」
いいよ。そう言おうとして、言葉にならなかった。






「泣かないで、フェイトちゃん、ごめんね、そんな風に
思われてたなんて知らなくて、ずっとフェイトちゃん
苦しかったんだね」

なのはの手が涙を拭ってくれたのを見て、私は
自分が泣いていることに気がついた。

なのはの手が暖かかくて、どうしようもなくて、涙が
止まらなくなった。なのはは、彼女の名前を呼びながら
泣き続ける私をただ、静かに抱きしめてくれていた。



「ごめん、なのは。もう大丈夫だから」
ひとしきり泣いた後、なのはの腕の中から離れてそう言った。

「思いっきり泣いたら、少しすっきりしたよ」
(違う、やせ我慢だ)

「だから、もう大丈夫」
(ウソ、全然大丈夫じゃないくせに)

「なのはは、幸せになって・・・ね」
(だけど、そこに私はいないんだ)


沈黙が辛くて、矢継ぎ早に話す。立ち上がろうとした所を
なのはに抱きしめられた。



「違うよ、フェイトちゃん・・・間違ってる・・・・
好きな人がいるって所以外、全部、間違ってる」


「泣いて、すっきりなんてしてないでしょ」

「全然、大丈夫なんかじゃ、ないでしょ」

「フェイトちゃんがここにいた事、全然迷惑なんかじゃ
なかったよ」




「私は、フェイトちゃんがいなくなっちゃったら、幸せじゃ
ないんだよ・・・・・」




「・・・・・・えっ?」

言ってる意味がうまく頭に入ってこない。

「まだ分からない?」
なんて泣き出しそうな顔で言われたけど・・・・

「えっ?」

「私の好きな人はね・・・・フェイトちゃんなんだよ」






「えーーーーっ!!」

驚いた、ビックリした。何、どうなってるの?
軽く、パニック状態だ。


「落ち着いて、ちゃんと最初から話すから」

そう言ってなのははこれまでの事を話し始めた。

罪悪感から私に触れられなくなった事。
だけど一緒にいると楽しくて、とても素直な自分になれた事。
こんな生活が続けばいいと思う反面、私を縛り付けて
いるんじゃないかと思って苦しかった事。
一つ一つ、全部教えてくれた。

「それでね・・・・っと、その・・・」

「ん?」

「あのね、胸を触らせてたって言ってた、
その・・・背の低い女性ってね」

あっ、そうだ。元はと言えば彼女が、そんな事をしたのが
今日の原因じゃないか・・・・。

ちょっとムッとしてたら、クスって笑う声がして
「彼女は私の幼馴染なんだ」って・・・・。

えっ・・・、おさな、な、じみ?・・・・。

「そう、彼女の悪い癖でね、揉み魔なの」

えーーーーーーーーっ。






「う~~~~~~」
恥ずかしくて、顔を上げられない。って事は、
その揉み魔さんの行動に勘違いして、私は・・・・
一気に脱力してしまった。





何故か力の抜けてしまったフェイトちゃんを見ながら
自分で言った言葉を心の中で繰り返してみる。

(私、好きって言っちゃったよね・・・・・)

結局あの時のはやてちゃんの言葉通りになったなぁ
なんて、ぼんやり考えて、そして改めて口にする。


「ねぇ、フェイトちゃん」

まだ恥ずかしいのか赤い顔をしているフェイトちゃんの
紅い瞳を見つめながら・・・

「私は、フェイトちゃんが好き、これからもずっと傍にいたい。
あなたを私だけのものにしたいよ・・・・」

そう言ったら

「うん、なのは。私もなのはが好き。これからもずっとキミの
傍にいたい。キミを私だけのものにしたい・・・・」

そう言ってくれた。嬉しかった。泣きたくなった。
だけど今は・・・・


ねぇフェイトちゃん、キスしていい?


耳元で囁いたら、うんって少しはにかんだ顔をした
フェイトちゃんがいた。


ちょっとおかしくて、クスって笑いながら
私たちは触れるだけのキスをした。







お粗末さまですm(_ _)m
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テーマ:魔法少女リリカルなのは - ジャンル:アニメ・コミック

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