好きこそモノの上手なれ

ほぼ百合成分100%(リリカルな感じ)で構成されております。但し過度の期待は禁物です。




スポンサーサイト :: --/--/--(--)

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。


  1. スポンサー広告

第九話更新・・・ :: 2011/04/05(Tue)

何故か平日の日中が一番SS書くのに集中できると言う。
仕事中に何やってるんでしょうね、私(笑)。


昨日よりもちょいと短めです。

それでもって、拍手は間に合えば今日更新かな・・・・



続きからです。ごゆっくりどうぞ



第九話





空になったお弁当箱をなのはに返しながら、美味しかったと
お礼を言うと、良かった、と言って少し頬を赤く染め俯いた。
それから少しして、何かを決心したように顔を上げ、真剣な
顔でこちらを見るから何事かと少し身構えていたら。


「あのね、フェイトちゃん。私、自分のお弁当毎日作ってたんだ。
それでね、その・・・もし迷惑じゃなかったら・・・えっと
フェイトちゃんの分も作っていいかな?」
「えっ?」
「あっ、迷惑ならいいの。ごめんね、忘れて。」


あまりに真剣な顔をしているから、どんな事を言い出すのかと
思ったら、予想以上に可愛らしい事を言ってくれて、おまけに
若干顔を赤らめたりしているから、言われているこっちも
少し恥ずかしくなってくる。


「あっ、ち、違うよ。全然!!、全然迷惑、なんかじゃないよ。
でも、その・・・・、あの、面倒な事をやらせるみたいで・・・」
「ううん、そんなの全然面倒じゃないよ。むしろ楽しいよ。」


だって、フェイトちゃんのお弁当作れるんだよ、なんて。
ちょっと首を傾げて言うセリフに何だかくすぐったくなる。


「えっと・・・・それじゃあ、お願いします。」
「はい・・・・・・にゃははは」
「へへへへへ」


お互い少しだけ恥ずかしくて、なんとなく笑ってその場を
やり過ごした。














「じゃあ、いただきます」


二人で朝食をとる。最近やっとフェイトちゃんが
朝ごはんを一緒に食べてくれるようになった。

たくさんは食べれないけど、そう言って一緒に食卓に
付いてくれた時は嬉しかったなぁ。
お弁当が効いたのかな。思い切って言ってみて良かった。







朝食をとってくれる様になって、それから割とすぐに
夕飯も一緒に食べるようになって。なんだか本当に
幸せだなぁって思っていたんだけど



「なのは、部屋はいいの見つかりそう?」



そう問いかけられて、ああそうかと現実に引き戻される。
私は、新しい部屋が見つかるまでの単なる同居人。
それ以上でも、それ以下でもない。


「アリサちゃんにも探してもらってるけど、なかなか」


適当に誤魔化す。



「あの時以来、特に変わった事はないんだよね?」
「うん、やっぱり私の勘違いだったのかな。」
「まぁ、それならそれでいいけど、だけど引越しは
した方がいいよ。念のためにね」
「・・・・・そうだね」



本当はこのままずっと・・・・・・















夕食後、のんびりとリビングで寛いでいたら


「フェイトちゃん、お風呂いいよ~」


そう言いながら私の隣にちょこんとなのはが座った。
まだ完全には乾いていない髪から時折見え隠れする項に
何故かドキリとした。よく見るとお風呂上りのせいで
若干上気した頬が妙に色っぽく見える。


慌てて視線を外すとなのはが私の顔を覗き込みながら


「フェイトちゃん、どうかした?」


なんて聞いてくるから、思わずあたふたとして

「えっ、いや、な、何でもないよ。
じゃあ、私もお風呂入ってくるね」
「うん、よく暖まってね」


そう言って逃げるようにリビングを後にした。



(はぁ、ビックリした。お風呂上りなんて初めてじゃないのに)
(なのは、いい匂いがしてたなぁ。ってお風呂上りなんだから
当たり前!!)
(・・・・・潤んだ瞳とか、ちょっと濡れた唇とか・・・・)
(はっ!!何考えてるんだろ、私。)
(さっさとお風呂入っちゃお・・・・・)



















「はぁ・・・・・」
「何や辛気臭いな。悩み事か?」
「別に・・・」
「別にって顔やないよ?さては、なのはちゃんの事か」
「なっ、なんでここでなのはの名前が出てくるのさ」
「ん~~?せやかて、ここのトコずっとなのはちゃんの
話が出とったのに、今日は一回もせぇへんし?」
「・・・・・そんなになのはの話、してた?」
「してたしてた。もうラブラブなんやなぁっていっつも
思っとったもん」
「ら・・・・ぶらぶって。そんなんじゃないよ。」
「照れんでもええやん。ホンマの事やし」
「照れてないよ!。今一緒にいるのだって、
部屋が見つかるまでなんだし。すぐにまた
一人の生活に戻るんだよ!!」


何故か段々と声が大きくなってしまった。はやても
驚いてる。だけど一番驚いているのは自分だった。


「ごめん、はやて。私この後講義だから行くね」


そう早口に言い放って、はやての返事を待たずに
走り出す。後ろで私を呼ぶ声が聞こえたけど
振り返らなかった。





私は、一体どうしたって言うのだろうか・・・・・















「おはよう」



と朝挨拶をして、一緒に朝食をとり、一緒に出かける。
夜は時間が合わない日もあるけれど、同じ時間帯に
家にいる時は夕飯も一緒に食べた。



これまで一人だったから、至極適当だった食事は
なのはのおかげで、とても楽しいものだったのだと
思い出させてもらった。


一人で食べる食事はこれほどまでに美味しくなかったんだと
つくづく感じ始めていた。





夕食後、2人でのんびりとコーヒーを飲む。
喫茶店の娘だと言っていた通り、なのはの淹れてくれる
ものは、自分が今まで用意して飲んでいたものとは
比べ物にならないほど美味しかった。



「なのは、今日は先にお風呂どうぞ」
「うん、じゃあ。お先に頂くね」


そう言って小走りに出て行くなのはをぼんやりと
見つめる。いつだったかの出来事を思い出す。



髪の合間から見え隠れする項。
赤く上気している頬。
潤んだ瞳。濡れた唇。



「ーーーーーーーっ!!」


何かとんでもない考えに至りそうになって慌てて
頭を振る。心なしか心臓の音も大きい気がする。


(わ、私は、一体何を想像しているんだ!!)


何故か恥ずかしくなってリビングから足早に自分の部屋へと
戻った。












なのはと同居生活をしてもうすぐ1ヶ月になろうとしていた。



スポンサーサイト

テーマ:魔法少女リリカルなのは - ジャンル:アニメ・コミック

  1. ルームシェアは突然に
  2. | comment:0
<<案外早くに | top | 第八話です>>


comment

comment


管理者にだけ表示を許可する

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。