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好きこそモノの上手なれ

ほぼ百合成分100%(リリカルな感じ)で構成されております。但し過度の期待は禁物です。




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更新です :: 2011/04/07(Thu)



こんばんわ。

拍手文への拍手が思っていた以上に伸びていて驚いています。
本当にありがとうございます。嬉しいですね本当に。


11話の更新です。


続きからになります。
ごゆっくりどうぞ。





第十一話






なのはの様子がおかしい。そう感じ始めたのは
いつ頃からだろうか・・・・・。



(最近家にいても何か考え込んでいる時があるし)
(それに、今まで全然なかったのにいきなり
アパートやマンションのパンフレット見るようになった)



もともとなのはの引越し先が決まるまでの間の同居だった。
だから、なのはが部屋を探す事自体間違ってはいない。
ただ、これまで全くと言っていいほど探している気配を
感じさせなかったのに、ここにきていきなり部屋探しを
あからさまにするようになっていた。


何かあったのかな・・・・・。
そう考えて一つ大事な事を思い出す。



(まさか、ストーカーの相手がこの辺りに現れたとか、かな)
(いや、でも近所で不審者がいたって話は聞かないし、)
(ああ、でも不審者に見えなかったらどうしようもないか)
(けど、もしそうだとして、どうして私に黙っているのかな)
(ちゃんと話してって最初に言ってたはずなのに・・・・)



どれだけ考えても答えは出なかった。それに本当は
もう一つ気になることがあった。だけど敢えて私は
そこの部分に気がつかないフリを続けていた。
多分、認めたくなかったんだと思う。




自分の気持ちの変化を・・・・・・。
















「元気がないじゃない、なのは」
「えっ?!。そんな事ないよ。私は元気だよ」
「嘘、ね。私が何年あんたの親友をやってると
思ってるのよ」
「なのはちゃん。悩み事なら相談にのるよ?」



いつも一緒にいて、私の事をずっと見てくれている2人に
隠し事なんて出来るはずがないって、そんな事よく分かってる。
だけど、どうしてだか今回は話せなかった。



「にゃははは、本当に何もないよ。心配性だなぁ2人とも」
「・・・・・・」
「まぁ、なのはが言いたくないのを無理には聞かないけど、
だけど話したくなったらいつでも私達がいる事忘れるんじゃ
ないわよ」
「アリサちゃん」
「アリサちゃんの言うとおりだよ。私達はいつでも
なのはちゃんの味方だよ」
「・・・すずかちゃん。・・・・うん、ありがとう」



いつまでも2人に心配掛けてちゃいけないよね。
フェイトちゃんとの事、ちゃんと自分でなんとかするから。
















休日、どんよりとした空模様に、私もなのはも
出かけたりする気も予定もなく、部屋で過ごしていた。




(やっぱり、おかしいよね)



昨日もなのははパンフレットを多数持って帰ってきた。
それを見ながら



「ねぇ、フェイトちゃん、ここってどう思う?」
「そうだなぁ・・・・」
「じゃあ、この部屋は?」
「ん~~~」
「もう、フェイトちゃん!ちゃんと見てくれてる?」
「・・・・なのは」


生返事を繰り返していた私に、なのはが呆れてる。
なのは、どうしてそんなに嬉しそうにするんだろ。
そんなに急いでここを出て行きたいのかな?




それに・・・・・・。




私はワザと少しだけ座っている位置をずらした。
すると、それとほぼ変わりないくらいの距離だけ
なのはが離れる。





やっぱり、そうだ・・・・・・。







認めたくはなかったけど







なのはは・・・・・・










私に触れなくなった。









初めの頃は、割と近くに座ることが多かった。
一目惚れだなんて言ってた位だから、ちょっとくっつき
過ぎに慌てたりもした。だけどいつの頃からか私自身も
自然となのはと距離を殆どとらずに座るようになっていた。



それは決して無理をしていたわけではなく、なのはの体温が
心地よかったからだった。



なのに、今私となのはの間には半身程の隙間がある。
意識して私が埋めようとすると、すっとなのはが
離れていく。それが寂しくて、遣る瀬無くて・・・・。
だけど理由なんて聞けなくて・・・・・。
ただその変化に戸惑っていた。









ふとなのはの肩口に何かくっついているのが見えた。


(ゴミ、かな)


そう思い無意識にそこに向かって手が伸びた。
するとそれに気がついたなのはが







「ぃやっ・・・」








パシン





ーーーーーーーーー私の手を、払った・・・・・








「あっ・・・・・ごめん。ゴミがついてたから・・・・」
「えっ、あっ、ご、ごめん・・・・。えっと、わ、私ちょっと
出かけてくるね」
「えっ、でもなのは。雨・・・・」



降りそうだよ。そう最後まで言わせてはくれず
振り向くことなくなのはは部屋を出て行った。



なのはに弾かれた手がただ痛かった。




















フェイトちゃんの驚いた顔が頭から離れない。
どうして私は、フェイトちゃんの手を払ってしまったのだろうか。
全く分からなかった。ただ、あのまま部屋にはいられない
そう言う考えしか今は出てこなかった。



トボトボと歩き続ける。どこに行こうとしているのかも
分からない。私は一体どうしたいのだろうか。







フェイトちゃんの口から「アリシア」と言う名前が出て以来
私はまともにフェイトちゃんの目を見れなくなってしまった。
いつも寄り添うほどの距離で座っていた場所にも僅かな
距離が生まれた。自分から作り出した距離だった



(私とフェイトちゃんの距離みたいだよね)



寄り添おうとすると一方が離れる。一見近づいたように
見えたそれは単なる錯覚で本当は全然近づいてなんて
いなかった。




私からの一方的な想いだった。けれどそこに少しだけ
フェイトちゃんの想いもあるんじゃないかと
錯覚してしまっていた。



フェイトちゃんは何も変わらなかったのに。近づいたと
思ったのは、友達としてで決してそれ以上ではなかった。
気づくのが遅すぎたのだろうか。それとも最初から
私が見ないようにしていただけなのだろうか・・・・・。







ポツリ  ポツリ



気がついたら雨が降り始めていた。





私の頬が濡れているのは、雨のせいなのか、それとも・・・・・。







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  1. ルームシェアは突然に
  2. | comment:0
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