好きこそモノの上手なれ

ほぼ百合成分100%(リリカルな感じ)で構成されております。但し過度の期待は禁物です。




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更新っと :: 2011/04/09(Sat)


こんばんわ。十三話の更新です。



素敵サイト様達のSS読んでいると、本当に自分の表現力が
しょぼいなぁと実感します。

好きで書き始めたけれど、私なんかが書いてていいのだろうかとか
結構後ろ向きな事考え始めるとダメですね(笑)。

書いてるもの全部削除したい衝動に駆られる(^^;ゞ。

でもまぁ、やっぱり書きたくなるって言うのが不思議ですね。
多分まだ書き続けると思いますよ(笑)。


続きから十三話です。


ごゆっくりどうぞ







第十三話





「なのはちゃん!!」



雨の中、公園のベンチでぼんやりとしていたら
私を呼ぶ声が聞こえた。




「何しとんの?こんなトコで。しかもずぶ濡れやん」
「・・・・はや、てちゃん」
「何?」
「はやてちゃん!・・・ぅぅぅわあああああああん」



目の前に突然現れて、どないしたん?そう優しく
されたら、今まで我慢していたモノが全部
吐き出されるように涙と一緒に出てきた。


はやてちゃんに抱きついて、思いっきり泣いた。
はやてちゃんもただ黙って私の肩を抱いていてくれた。







「うっ、く・・えぐ・・・・・ぅっ・・・」
「少しは落ち着いたか?」
「う・・ん、ごめんね。はやてちゃん」
「かまへんよ。せやけど、このまんまはちょおアカンね」




そう言って私と自分の格好を見る。




「わ!!ご、ごめんね。こ、こんなに濡らしちゃった」
「ははは、ええって。私んち、この近くなんよ、せやから
急いで戻って着替えよ、な?。話はそれからや」
「・・・・・うん」





私は、はやてちゃんと一緒に歩き出した。
そんな私とはやてちゃんを、フェイトちゃんが見ていたなんて
全然気がつかなかった・・・・・。




















「ありがとう、はやてちゃん」
「おっ、しっかり暖まった?」
「うん、大丈夫」
「着替えも・・・・うん大丈夫そうやね。なのはちゃんのが
乾くまで、それで待っとって」
「ごめんね、迷惑かけて」
「ええって、どうせ、フェイトちゃんと何やあったんやろ?」



優しく問いかけてくれるそれは、疑問系ではあったけど
ほぼ確信してるってはやてちゃんの顔に書いていた。
相変らず、こういう事には鋭いよね、はやてちゃん。




けど、言ってもいいのかな。
はやてちゃんに聞いてもいいのかな。




「ん?何や深刻な事か?私には言えへん事、かな」


私の逡巡に気がついたのかはやてちゃんが少し
遠慮がちになる。



「なのはちゃん、どうしてもいいたないなら無理には
聞かんよ。けど、言葉にしてくれたら案外早く解決
する事もあるんとちゃうかな」





そう、だよね。一人で抱えているのが辛くなってきたから
あんなに泣く事になってしまったんだし。
うん、そうだよね。


「あのね、はやてちゃん」


覚悟を決めた私は、今の自分の気持ちと、どうしても
知りたかった「アリシア」と言う人物について
聞いてみる事にした。
















「アリシア・・・・・」
「うん、はやてちゃん。その人の事知ってる?」
「・・・・それは、フェイトちゃんが言ったん?」
「うん・・・・・・・その、寝言、でだけど・・・」
「寝言?」
「実はね・・・・」



私はあの日アリシアという名を聞いてしまってから
今日までの事をはやてちゃんに話し始めた。




「アリシア、ずっと愛してるって言ったんだ。」
「愛してる・・・・か」
「フェイトちゃんにそんなに想われてる人が
羨ましかった、そして妬ましかった。私、こんなにも
フェイトちゃんを独占したいって思うほどフェイトちゃんを
好きになってたんだなぁってその時初めて自覚したんだ。」
「フェイトちゃんかて、なのはちゃんのこと想ってると
思うけどな」
「けど、それは・・・・友達として、なんだよ」
「フェイトちゃんが、そう言うたんか?ちゃうやろ?
本人の口から出た事でもないのに勝手に思い込んで、
たまたま寝言で言うてた事だけは信じるって変やない?」
「けど、夢にまで見て、しかも愛してるって。
そんなの本気で思ってなかったら出てこないよ」




そうだ、夢はその人の無意識な部分を引き出す。
心で思っているだけの事でも、夢の中でなら
言える。それが言葉として紡がれるのは、その人の
本心なのではないだろうか・・・・・。



呆れたように私を見ているはやてちゃん。
もしかしてはやてちゃん・・・・・


「ねぇ、もしかして、はやてちゃんは、アリシアって人
知ってるの?」
「まぁ。知ってる・・・・・かな」
「えっ!!ねぇどこの誰なの?どんな人!」
「ちょっ、ちょお、落ち着き。く・・・苦、しい・・・・」



ギブギブ、そう言いながら私の腕をたたく。
慌てて私ははやてちゃんの襟元から手を離した。



「ご、ごめん。はやてちゃん。つい・・・・」
「全く、フェイトちゃんの事になると周りが見えへんように
なるんやろか」
「ぅぅ、ごめん・・・・・・ねぇ、それでアリシアって・・・」
「私も詳しくは知らん。だからちゃんとした答えは
フェイトちゃん自身からきいたらええ。」
「そんな、それが出来ないから、こうやって・・・」



せっかく「アリシア」について何か分かると思ったのに、
何故かはやてちゃんは教えてくれない。それどころか
本人に聞けって・・・・・それが出来ないから
こうやって悩んでるんじゃない!!






「あんなぁ、なのはちゃん。私は、なのはちゃんの事
愛しとるよ」
「ふぇ、な、何言い出すの急に・・・」


突然、話題を変えられた。


待って、はやてちゃん。えっそれってどう言う事なのかな・・・。
オロオロと落ち着きがなくなった私を見てニヤニヤしながら
はやてちゃんは続けた。



「ほんで、フェイトちゃんの事も愛しとる。」
「えっ?」
「アリサちゃんやすずかちゃんの事もそうや」
「・・・・・・」
「この家におる家族の事、全員の事愛してるよ」



あっ、なんとなくはやてちゃんの言いたい事が分かってきた。



「愛してる、言うたかて、こんなに色んな形があるよ」
「はやてちゃん、それって・・・・」
「なぁ、なのはちゃん。今なのはちゃんがせんといかん事は
アリシアの事を知る事とちゃうんやないかな。」
「所詮寝言や。愛してる言うたかて、その本当の意味までは
わからん、せやろ?」
「やったら、ちゃんとフェイトちゃんと話しぃ。
全部それからやん。まだ泣くんは早すぎるんとちゃうかな?」



ん?。


そういって私の背中を押してくれる。




「大丈夫やって。なんも心配する事ないよ。」
「はやてちゃん・・・・」
「ちゃんと話して、そして仲直りや」
「うん・・・そう、だね。」



そうだ、帰ってちゃんと話そう。どうしてフェイトちゃんと
距離をとってしまったのか。どれ程フェイトちゃんへの
想いが大きくなっていたのか。そして、それから「アリシア」
の事を聞いてみよう。

















「じゃあね、はやてちゃん。ありがとう」
「ええよ。はよ帰ってフェイトちゃん安心さしたり。きっと
心配して熊みたいに部屋の中ウロウロしてるかもしれへん」


もう、そんな事あるはずないでしょ。


なんて、すっきりした顔しとってからに、ホンマ手のかかる
親友やね。せやけど、アリシア・・・・か。
フェイトちゃん、まだ引きずっとるんやろか。



いつまでも過去に囚われとったらアカンよ。フェイトちゃん。
前見て、なのはちゃんと一緒におったらええねん。
フェイトちゃんかて、もう気づいとるはずやろ・・・・・。





ここにはいない、もう一人の親友を思ってはやては
じっと外を見つめていた。

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テーマ:魔法少女リリカルなのは - ジャンル:アニメ・コミック

  1. ルームシェアは突然に
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