好きこそモノの上手なれ

ほぼ百合成分100%(リリカルな感じ)で構成されております。但し過度の期待は禁物です。




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更新ですよ~ :: 2011/04/10(Sun)


昨日拍手に一本入れといて、お知らせするのを忘れてました( ;^^)ヘ..。
でも思ったよりも可愛くならなかったなぁ。。。と反省(笑)


続きから十四話の更新です。
ごゆっくりどうぞ。








第十四話







バタン




惰性で玄関のドアが閉まる。中に入ってその音を聞き
そのままドアに身体を預けた。


ズルズルとすべり落ちるように座り込み、そのまま玄関で
小さく膝を抱えた。



(寒い・・・・な)
(着替え、なきゃ・・・・)
(でも、もういいかな。このままでも)
(誰も・・・何も・・・・・いらない)




そのままフェイトは意識を失った・・・・・。














玄関の前で鍵を開けようとして、少し躊躇う。



(怒ってるかな、フェイトちゃん)
(手、痛かったよね)



けれど、はやてと話して自分なりに決心してここへ戻ってきた。
ちゃんとフェイトと話して、改めてフェイトへの想いを
告げる。それで、ダメだったらきっぱり諦めよう。
フェイトちゃんに迷惑かけたくないし、そのせいで
嫌われるのだけは絶対にいやだから。



「よしっ」


そう気合をいれて鍵を開ける


「あれっ?。開いてる・・・・」


ドアノブを少しひねっただけで、何故かドアが開いた。
それと一緒に何かが倒れてくる。







「フェイトちゃん!!!!」
「えっ、何で。どうしてこんな所で・・・・」



言いかけて気づく。



「フェイトちゃん・・・・熱い」



フェイトから感じる体温はとても尋常なものではなく
呼吸も随分と荒い。早く手当しないと危ないかもしれない。



「フェイトちゃん、ちょっと我慢してね」



そう声をかけフェイトを抱きかかえる。
急いでフェイトの部屋へと連れて行き
濡れていた衣類を着替えさせる。





「ごめんね、フェイトちゃん。私のせいだよね」
「私の事、探しててくれてたんでしょ」
「なのに、私は・・・・・自分の事ばっかりで」
「フェイトちゃん・・・・こんなに私の事、心配・・・・」



グイッと涙を拭う。



ごめんね、フェイトちゃん。後でちゃんと謝るから。
















「これで、少し様子をみてくれるかしら?急に熱は
下がらないけど、段々と落ち着いてくるはずだから」
「わかりました。ありがとうございます。」
「出来るだけ水分は取らせてあげてね。それと、汗
掻くと思うからこまめに着替えもね。」
「はい。」
「それと、難しいかも知れないけど、なのはちゃんも
ちゃんと休む事。看病している人も倒れたら大変だから、ね。」
「シャマル先生・・・・・・わかりました」
「でも、私が当直でよかったわ・・・・」






フェイトちゃんをベッドへ寝かせてから、私は病院へ
電話をかけた。たまたま対応に出てくれた医師が
シャマルだった。




「シャマル先生、フェイトちゃんを助けて!!」




要領を得ない私の説明に耳を傾けてくれて



「私が今からそこに行くから」


そう言ってくれた。
部屋についてすぐ、フェイトちゃんの状態を確認して
解熱剤と抗生剤を注射してくれた。




「何があったかは・・・・今は聞かないわね。」
「ごめんなさい」
「後で、ちゃんと説明してね、はやてちゃんにも」
「わかってます」
「もう一度熱が高くなるようだったら、これ飲ませてあげて」


そう言って錠剤を一つ渡された。


「動けるようになったら一度病院へ来て貰うのが一番なんだけど、
この分だと最低でも明日一杯はちょっと無理かな・・・」
「とりあえず明日、朝もう一度寄ってみるから。
今晩はフェイトちゃんの傍にいてあげて」
「はい、わかりました。ありがとうございました」










シャマルを見送って部屋へと戻る。解熱剤を打ったとはいえ
まだフェイトは苦しそうにしていた。
氷水で濡らしたタオルをきつく絞り、額へとのせる。


「んっ・・・」


冷たかったせいかフェイトが声を上げた。


「フェイトちゃん!」
「・・・・・」


ゆるゆると開いたその瞳はなのはを捉えることはなく
ただ宙を彷徨っているように見えた。


「フェイトちゃん!」


もう一度名を呼ぶ。今度はゆっくりと、だがしっかりと
なのはを捉えた。

「フェイトちゃん、気が付いた?解熱剤の注射うったから
すぐに楽になるからね」
「・・・・・・なの、はっ・・・・・うっ、ごほっ、ごほっ・・・」
「フェイトちゃん!!」


ずっと眠っていたせいで、咽喉がかわいてしまっていたのか
なのはの名を呼んだ途端咳き込んでしまった。


「ちょっと待って。フェイトちゃん、お水飲もう」


少しだけフェイトの身体を起こそうとしてみたのだが、
身体に力が入らないフェイトはただ苦しげに眉間に
皺を寄せるだけだった。

それを見てホンの一瞬だけ考えて、なのははすぐに
行動に移す。



ペットボトルの蓋を開けて、水を自分の口にふくんだ。
そのままフェイトへと近づきゆっくりと唇をあわせる。
それから、少しずつフェイトへと水を送り、コクンと
フェイトの咽喉が鳴ったのを確認してもう一度同じ事を
繰り返した。


フェイトの手が力なくなのはの胸元を掴む。


「ダメだよ。なの、は・・・・・うつったら・・・たい、へんだから」


一番辛いのはフェイトのはずなのに、こんな時でもなのはの
心配ばかりしている。零れそうになる涙を必死にこらえながら
なのははフェイトに微笑む。



「平気だよ。フェイトちゃん。私、頑丈なんだから
そんな事より、もう少し眠って・・・・。
今度目が覚めたらきっと熱も下がってるから、ね」



そう言って、フェイトの瞼にそっと手を添える。
触れた手が・・・・熱い。それでもなのははフェイトが
眠ってしまうまで、じっとそのままでいたのだった。



どれくらいそうしていたのだろうか、少しだけ呼吸が
穏やかになった気がして。そっと手をどけフェイトの
表情を確認する。


けれどそこには、いまだに眉間に皺の寄ったまま
苦しげな表情をするフェイトがいた。そんなフェイトを
見て、なのはは涙が溢れて止まらなかった。



後悔ばかりが募る。どうして自分はフェイトをこんなに
苦しめているのだろうか。私がアリシアに嫉妬など
しなければ、こんな事にはならなかったのに。



自分の事しか考えず、行動した結果が、なのは自身
ではなくて、フェイトを苦しめている。許せなかった。
こんな自分が、どうしても許せなかった。








はい、またしてもいきなりシャマル先生の登場です。
えーーっと私の中で、はやての家族となのはフェイトが
顔見知りなのはもはやデフォルト。んでもってシャマルが医療関係者に
なってしまうのもデフォルト(笑)。

そこら辺は気にしないで頂けたら嬉しいです( ;^^)ヘ..。


ここまで読んでいただいてありがとうございます。


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  2. | comment:0
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