好きこそモノの上手なれ

ほぼ百合成分100%(リリカルな感じ)で構成されております。但し過度の期待は禁物です。




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はい、十五話です。 :: 2011/04/11(Mon)


今日もまた揺れたようですね。県南側がゆれたようですが
こっちの揺れはそれほどでもなかったです。
こんなに大きくても余震なんですよね( ;^^)ヘ..。


それでは本日も続きからです。
ごゆっくりどうぞ





第十五話






最初は物凄く寒くて、それから何も考えたくなくなって。
そうしているうちに今度は段々身体が火照ってきて、
最後には、自分の身体なのにまるで他人のモノなんじゃ
ないかって思うほど、自由に動かせなくなった。




ぼんやりと遠くのほうで「ごめんね」って声が聞こえて
少ししたら柔らかいものの上に横にされてたと思う。




額に冷たいものが当たった感覚で一度目が覚めた。
とは言っても、なんだか朦朧としていて、何も
見えなくて、何か見ようとしてキョロキョロと
頭を動かした気がする。



「フェイトちゃん!」



ああ、なのはだ。帰ってきてたんだ。



「なの・・・・・うっ、ごほっごほっ・・・・・」



なのは、そう呼ぼうとしたら、咽喉が張り付いてしまって
咳き込んだ。水が欲しいなって思っていたらなのはが
口移しで水を飲ませてくれた。
だけど、風邪をうつしちゃいけないと思って
なのはの胸元を掴んだんだ。



だけど、大丈夫だって笑っていってた。それから私の
瞼を押さえて少し眠って・・・・って静かに言うから
言う事を聞いて目を閉じたんだ。多分意識がなくなるまで
あっという間だったんじゃないかな。




なのは、目が覚めたら、今までごめんねってちゃんと
謝るから、もう少しだけ待ってて。
















すーすーすー


明け方近く、ようやくフェイトの呼吸も落ち着きを
見せ始めたなと思ったその時、フェイトが僅かにだが
何かを呟いていた。




「・・・・かない、で・・・・。も・・・・だよ。」
「フェイトちゃん?」



最初は目が覚めて声をかけられたのかと思った。
けれど、フェイトはまだ眠ったままで、ホンのちょっと
前まで穏やかだと思っていたその表情は、いつの間にか
眉間に皺をよせ、苦しそうなものに変わっていた。



「フェイトちゃん・・・・・」


フェイトを苦しめるモノから助けたくてもどうしていいか
分からない。



「い・・・かない、で。・・・・・ひと・・・は、やだ・・・」
「ーーーーーっ」



きっとフェイトはアリシアを呼んでいる。何故かそう思った。
そして、こんなにフェイトに想われているアリシアが妬ましかった。
だけど、今きっとフェイトはアリシアに傍にいて欲しいんだ、



不意にフェイトの腕が天井に向かって伸びた。



「やだ、よっ・・・・そばに、いて・・・・・・・・なのは」
「えっ?」



突然呼ばれた自分の名前にビックリして固まった。






今、その夢の中にいるのは、私・・・・なの?







フェイトちゃんは、私を呼んでたの?







私は、その手をとってもいいの?







恐る恐る天井に向けて伸びていたフェイトの手を握る。
ピクンと肩が震えた。それからギュッと握り返してくれた
その手の温もりに堪え切れなくて涙が溢れ出た。



「ううっ、くっーーーふっ・・・ぅぅ」



嗚咽でフェイトが起きてしまわない様に、そして握った
この手を離さないように、なのははフェイトの傍らで
ギュッと唇を噛み締めた。













(ここは、どこ?)
(誰もいないの?)



ぽぅ・・・・・



何もない所に急に明かりが浮かび上がる。
そこにいたのは



(なのは・・・・はやて・・・・)



2人はじっとこちらを見ていた。と急に2人フェイトに
背を向けて歩き出した。



「あっ、待って!」



思わず叫んで後を追っていた。けれど歩いている2人に
走っているはずのフェイトは全く追いつけない。



「待って、行かないで・・・・お願い。」




どれだけ叫んでもその背には追いつかない。




「行かないで。一人はもう嫌だよ。」




涙が溢れて止まらなかった。




「やだよ、そばにいてよ・・・・・なのは!!」




名前を呼んだその瞬間、あたり一面眩しい位の光が
自分も、なのはとはやての2人もその全部を飲み込んだ。



光が落ち着いた頃、ゆっくりと目を開けたその先には、
しっかりとフェイトの手を握り、その傍らで静かな寝息をたてて
眠るなのはの姿があった。
















さわさわさわ



自分の頭をゆっくりと撫でてくれる手が心地いい。


(朝、だよね。起きなきゃ・・・・だけど・・・)


頭を撫でてくれている誰かの手が気持ちよくて、もう少し
このまま、まどろんでいたくて


(あと少し・・・・このままで)


と眠りに誘われようとして


「ーーーーーーーーっ!!」


ガバリッ


と身体を起こした。





「「あっ」」



いきなりなのはが起き上がってしまった事でさっきまで
頭を撫でていたフェイトの手が宙を彷徨っていた。



そんななのはも、自分の頭を撫でていたのがフェイトだと
知って若干慌てていた。



暫し見つめ合って



「フェイトちゃん」「なのは」



同時に名前を呼んだ。










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テーマ:魔法少女リリカルなのは - ジャンル:アニメ・コミック

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