好きこそモノの上手なれ

ほぼ百合成分100%(リリカルな感じ)で構成されております。但し過度の期待は禁物です。




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ルームシェア 16話こーしん :: 2011/04/12(Tue)


続きから十六話です。
よろしかったらどうぞ~







第十六話






「えっと、なのは、ごめん。勝手に触れちゃって。
いや、だったよね」
「えっ?そんな事ないよ。私、フェイトちゃんに
触れられて嫌だった事なんて一度もないよ。それより
私の方こそごめんね。」
「どうして?」
「こんなに苦しい思いさせて。私のせい、だよね。雨の中
探しててくれたんでしょう?」
「あっ」





言われて思い出した。そうだ、なのはは・・・・・。




「あのね、なのは。私、もう一人でも大丈夫、だから・・
その、はやての所に戻ってもいいよ」
「えっ?、どうして、はやてちゃん・・・・・・」



言いかけて思い出す。そっか、フェイトちゃんは・・・・。



「私よりも、やっぱりアリシア・・・さんの方がいいんだね」
「えっ?なん、で・・・・」
「ごめんね、気がつかなくて」



そう言って立ち上がろうとしたら



「なのは、どうして姉さんの事知ってるの?」






「「・・・・・・・・・・・・」」







「えーーーっと、・・・・・・・ね、姉さん?」



恐る恐る尋ねてみる



「うん、そう。アリシア姉さん」



うっそーーーーーーーーっ!!



「ーーーーーっ、お、お姉さんなのーーーーっ?!」











ガクリと肩を落とす。


(話し合うって大事だね・・・・はやてちゃ・・・・ん?)
(そういえば、さっきはやてって・・・・)



「ねぇ、フェイトちゃん。はやてちゃんの所にって、どういう意味?」



フェイトの真意が分からず、思わず聞き返していた。



「えっ?だって・・・・なのは、はやての事・・・その
す・・・好き、なんでしょ?」
「ふぇ?な、なんで!!意味わかんないよ?」
「隠さなくてもいいよ、なのは。私、見ちゃったんだ」
「見た・・・・って何、を?」
「昨日、公園で・・・・・なのは、はやてにしがみついて
ないて、た・・・よね。ずっと我慢してたんでしょ?」



ごめんね、気がつかなくて。・・・・・なんて



そんな悲しそうな顔で言わないで。
もう、どうしてそんな風に考えちゃったのかな?



「ねぇ、フェイトちゃん。私フェイトちゃんに一目惚れ
したって最初に言ったよね。」
「言った・・・けど。でもっ気持ち変わる事だって・・・あるよ?」


段々と小さくなる声。


「人の気持ちなんて、変わるんだよ。
ずっと同じじゃない・・・」
「じゃあ、フェイトちゃんは?
お姉さんの事、もう愛してないの?」
「あいっ・・・って、どうしてアリシアの事が関係あるの?」
「あるんだよ!!」


突然大きな声を出したからフェイトちゃんがビクッて
肩を震わせた。



「アリシア、ずっと愛してるってフェイトちゃん言ってたよ?」
「えっ?」
「この間、寝言で。」
「ね、ごと?」
「それが頭からずっと離れなくて。寝言で愛してるって言うくらい
アリシアさんの事、大事なんだって思ったら、悔しくて・・・・」
「なの、は・・・」
「私だって!!フェイトちゃんが好きなのに。フェイトちゃんだけが
好きなのに。きっとアリシアさんにだって負けない・・・・のにって」
「なのは」




肩を震わせて泣いているなのはを、慰めたくて
転げ落ちるようにしてベッドから降りて、床に
座り込んで抱きしめた。



「ごめん、なのは。ごめん」
「ふぇぃとちゃん」
「こんなになのはを苦しめてたなんて。全然気がつかなかった」
「フェイトちゃん」



ああ、なんて私は馬鹿だったんだろう。どうしてなのはの事
もっとちゃんと見ていてあげなかったんだろう。
私の一言がこんなにもなのはを苦しめていたなんて。
でもね、なのは・・・・。



「あのね、なのは。アリシアは・・・・姉さんは、もう
いないんだよ。」
「えっ?」
「ずっと前に死んじゃってるんだ」
「えっ?どう、して・・・・」



だからね、アリシアの事、気にすることなんてないんだよ。







「昨日、なのはがはやてに縋って泣いているのを見かけた時
なのはははやての事好きになったんだって思った」
「えっ、そんなこと・・・・」
「うん、勘違いだったんだよね。だけど、何も言葉にしない
私の事より、優しくしてくれるはやての方が良かったんだって
思ったら、どうしようもなく悲しくて、寂しくて」
「・・・・・・フェイトちゃん」




変わらない想いがある事、なんで私は忘れてたのかな。






「あのね、フェイトちゃん。はやてちゃんに縋っちゃったのは
ホントなんだけど、相談にのってくれただけだよ」
「アリシアさんの事話したら、それはフェイトちゃんに
ちゃんと聞いてみろって」
「それから、愛してるって言葉にも色んな種類の想いが
あるんだって教えてくれたの」
「そっか・・・・そうだったんだ」



私達、馬鹿みたいだね・・・・・・


ホントだね・・・・・










なのはに寄りかかるように抱きついて、静かに目を閉じる。

なのはの鼓動が心地よくて、ずっとこうしていたいって
思ったけど、ちゃんと言葉にしなきゃって思い出して・・・。


だからね、なのは。




「ねぇ、なのは。私もキミの事が好きだよ」



ちゃんと伝えるよ。今の私の気持ち。



「・・・・・・フェイト、ちゃん・・・」


























コホン


「そろそろ、いいかしら?」



「ひゃあ!」「ふぇっ!」



突然、頭の上からかけられたどこか呆れたような口調。
2人同時に見上げた先には、こめかみをピクピクと
させながら微笑んでいるシャマルの姿があった。












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テーマ:魔法少女リリカルなのは - ジャンル:アニメ・コミック

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