FC2ブログ

好きこそモノの上手なれ

ほぼ百合成分100%(リリカルな感じ)で構成されております。但し過度の期待は禁物です。




スポンサーサイト :: --/--/--(--)

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。


  1. スポンサー広告

どんな姿であっても、なのはである事にかわりはないよ。 :: 2011/04/15(Fri)

って、フェイトちゃんは言ったはず(笑)



久々のリリカル短編です。とはいってもいつもσ(・_・)が書く
モノよりも長くなってます、無駄に(笑)。

読んでやってもいいよって方はそこら辺覚悟してお願いします(笑)


時間軸は中学卒業して、1年未満くらいの気持ちで。


続きからどうぞ




「あの街で間違いない?」
《まだ発動前で魔力も微弱ですが間違いないと思います》

「管理局の人間はいるのかな?」
《局員のものと思われる魔力は感知されません》

「やっと一個発見か・・・・・」




切り立ったがけの上に立つ一人の女性。
漆黒のバリアジャケットに白いマント、右手には相棒である
デバイスのバルディッシュ。
金の髪を風に靡かせ、その赤い瞳はじっと前方の
街を見つめていた。



そして、その足元には一匹の猫。
首には鈴ならぬ真っ赤な宝石をぶら下げ、その毛色は白。
瞳はまるで猫とは思えないほどの澄んだ蒼をしていた。







「そうか、じゃあ行こうか」

ついと足元に視線を向け、そう言葉をかける。
するとタンッと地を蹴って器用に、声をかけた主の肩へと
飛び乗った。


「いい子だね」


そう言って頭を撫でてやると、くすぐったそうに目を瞑り
首筋へと頭を擦り付ける。





「じゃあ行こう。バルディッシュ」
《yes,sir》

相棒のデバイスへと声をかける


「なのはもいいね」

先ほど肩へと飛び乗ってきたもう一匹へと視線をむけた。

「にゃぁー」(大丈夫だよ。行こうフェイトちゃん)
「よし、早く全部集めて、なのはを元に戻そう」


そう一言呟いて、空へと飛び立った。


















「これ、だよね?」
「にゃー」(たぶん・・・・)
「まぁ、ロストロギアが分離したものだから・・・」
「にゃー」(魔力反応は?)
《先程感知したものと合致しています》
「なら間違いないかな」
「にゃん」(だね)



一人と一匹と一機。



一見すると金の髪の女性、フェイトが独り言を言っているよう
なのだが、その実、なのは(猫)とバルディッシュ(デバイス)と
意見交換していた。




「発動前だからかな?」
「にゃー」(どっちにしろ、封印しやすくて良かったね)
「ちょっと拍子抜けだけどね」
「にゃーにゃー」(けど、戦闘になるよりはいいでしょ)
「それはそうだ。まだあと5個もあるんだから
早く封印するに越した事はないからね」
「にゃーー」(そうそう、さっさと封印しちゃお)
「そうだね。バルディッシュ」
《yes,sir》











目の前の欠片に目を向ける


(全く、これのお陰で散々だ)
(さっさと封印、回収して戻らないと・・・・)












発動前という事で、油断していたのかも知れない。
欠片に近づきバルディッシュで封印しようとしたその瞬間
突然それが光り始めた。


《sir,魔力量が跳ね上がっています。》
「くっ・・・・」


目を開けていられなくて、手をかざしてその光から
逃れようとした。その僅かの隙を尽いて欠片が突然
フェイトへ向かって物凄い速さで飛んできた。


《protection》
「にゃ!」(フェイトちゃん!)


欠片がフェイトへぶつかる直前、なのはの桜色の
シールドがフェイトを守った。
だが、勢いのある欠片を抑えきれず、尚且つ
今のなのはの状態では長く魔法を制御している事も
叶わず、シールドが破壊されるのと同時にその小さな身体は
吹き飛ばされてしまった。


「なのは!!」


《Haken Form》


ホンの一瞬けれどフェイトにとっては十分な時間。
なのはの作り出してくれた僅かな時間でフェイトは
体勢を立て直し、バルディシュをハーケンフォームへと
変形させその切っ先を欠片へと振り下ろした。











カランカラン



それはフェイトの一振りで先ほどの威力は
かき消され、また小さな欠片に戻り地面に落ちた。
バルディッシュをそこにかざし封印する

《Sealing》




「はぁはぁ・・・なのは!」


肩で息をしながらバルディッシュをスタンバイフォームへと
戻し、弾き飛ばされたなのはの元へとかけよる。



「なのは!なのは・・・・」



ぐったりとしたままピクリとも動かないなのは。
そっと抱き上げて治癒魔法をかける。



「にゃ」(ん・・・)
「なのは!」
「にゃ~ん」(フェイトちゃん)
「良かった。ごめん、私が油断していたせいだ」
「にゃん」(私も同じだよ。ごめんね)


なのはを抱きしめホッと安堵する。





「それにしても、あんなに一気に魔力量があがるなんて」
「にゃん」(あれは、何をしようとしたのかな)
《融合しようとしたのかも知れません。》
「そうか、それも頭に入れてたはずなのに・・・」
「にゃ~ん」(フェイトちゃん・・・・・)
「うん、なのは。これは思っていたより厄介かもしれないね」
「にゃん」(大丈夫だよ、フェイトちゃん)


そう言ってなのははフェイトの頬をぺロリと舐める。
くすぐったいよなのは、そう言って微笑んだフェイトは
なのはを肩に乗せて立ち上がった。




「なのは、痛い所はない?」
「にゃん」(平気だよ。フェイトちゃんのお陰)
「そんな事、ないよ。でも良かったこの程度ですんで」
「にゃ」(今度は、油断しないようにしようね)
「うん、そうだね」




あの欠片はたまたま発動があの時で目の前に
いた私に融合しようとした。
もしあれが、何かに融合してしまっていたとしたら・・・・・・。

今回はたまたまこの程度の戦闘で済んだが次はこうは
行かないだろう。むしろ戦闘は避けられないと
考えた方がいい。できれば、なのはには戦闘に
加わって欲しくはないけど・・・・・・。
そうも言ってられないかな。



「行こうか、なのは」
「にゃん」(うん)



けれど、今は残りの欠片を見つけなきゃ。
そう思いながら、再びなのはと歩き出すフェイトであった。
























「はい、どうぞ」
「ありがとう」


差し出された食事にホッと息をつく。
先日の欠片の封印から数日たっていた。


フェイトとなのはは2個目の欠片がこの街の近くに
ある事を掴み、人気のなくなる時間帯まで辺りを
調べて回っていた。



バルディッシュで微弱な魔力を辿りながら、管理局の
監視の目をかいくぐって進むのは容易ではない。
いっそ飛べるものならこれほど苦労はしないのだが・・・・。


「この男のせいだ・・・・」
「にゃん」(フェイトちゃん・・・・)


テレビには最近メキメキと頭角を現し始めた
管理局の魔道師の姿があった。


フェイトの呟きに、なのはが苦笑する。


「にゃー」(今は、欠片に集中しなきゃ)
「分かってるけど・・・・」



何の因果か、執務官である自分が、局から追われる立場に
なっていることにも腹が立つ。


「なのはだって、そんな姿になっちゃって」
「にゃん」(そうだけど、でもちょっと楽しい、かな)
「えーーっ、なんで?」
「にゃ~ん」(だって、フェイトちゃんの肩に乗ると同じ目線になれるし)



にゃ~んと擦り寄ってフェイトの手に頭を擦り付ける。
それを見てフェイトがなのはの喉元を摩ると気持ちよさそうに
目を細める。それを見てフェイトも


(まぁ、こんなに素直ななのはも可愛いんだけど・・・)


とは思っているのだが、何だか口には出しにくい。





そんな会話をしながら食事をしていると、いつの間にか
店内には人が居なくなっていた。



《なのは》
「にゃ」(囲まれてるね)
《もう、面倒だなぁ。》
「にゃん」(フェイトちゃんってば。)
《結構早かったね、見つかるの》



なのはと念話で会話しながらそんな事を考えていたら
一人の見知った人物が店に入ってきた。



「やほーっ。フェイトちゃん」
「・・・・・・はやて、か」
「ほいほーい。将来有望な捜査官の八神はやてですぅ」
「・・・・シャマル、だね」
「正解。」



シャマルがいるのなら自分達が見つかったのも合点がいく。
だけど、ここで捕まるわけにもいかないんだよね。



「店の中だと迷惑がかかっちゃうから、外にでようか」
「せやね」


ごちそうさま、と声をかけ食事代をテーブルの上に置く。
チラリとなのはに目を向けるとフェイトの後ろをトコトコと
付いてくる。



「何人くらいいるの?」
「さぁ、何人やろねぇ」
「はは、教えられないよね」



店から離れて、広場へと移る。
するとサーッと数人の局員がフェイトを取り囲んだ。


「・・・・・少ないね」
「そやろか」
「私って思っていたほど力を信用されてないのかな?」
「そんな事ないやろ。うち等がいるからやと思うで」


そう言って視線を向けた先には



「シグナム・・・・」
「久しいな、まさかこんな形でお前に会う事になるとはな」
「そうですね」


ふっと笑みがこぼれる。



「なぁ、フェイトちゃん」
「なに?」
「大人しく付いてきてくれたら嬉しいんやけど」
「行くと思う?」
「アカンやろなぁ」


くくくとはやてが楽しそうに笑う。その間にも周りにいる
局員はじりじりとフェイトとの間合いを詰める。






「にゃーーーーーー」(フェイトちゃん)



ピリピリとした空気を突き抜けるような鳴き声。
フェイトの真上からなのはが飛び降りてきた。
それと同時に、周りの局員そしてはやてとシグナムにも
なのはのバインドが発動する。




「なっ!」
「ごめんね、はやて。私達まだ捕まるわけに行かないんだ」



そう言って、バリアジャケットを纏っていたフェイトは
なのはをつれてその場から姿を消した。












「すみません。逃げられてしまいました」


モニターの向こうにははやと騎士達の上司であるレティ提督。


「・・・・ワザと逃がしたの?」
「まさか」
「そうかしら・・・・。」
「せやかて、私らハラオウン執務官を捕まえろって
言われましたけど、他にも協力者がいるって聞いてませんでしたよ」


どういう事ですか(猫だったとは言わない)、はやての質問に
レティ提督は苦虫を潰したような顔で答える


「私だって詳しい事は知らされてないのよ。
ただハラオウン執務官を早急に確保しろって上からの通達
だったんだから」
「そんな曖昧な情報でうち等駆り出されたんですか?」
「そういう事ね、貴方達なら旨く動かせると思ったんじゃない」


一番使いづらいのにね。そう言ってニヤリと笑う。



「とりあえず、このまま追って頂戴。」
「・・・・ええんですか、私らで」
「貴方達以外に適任なんていないわよ。さっさと片付けなさい」
「了解しました。・・・・ありがとうございます。提督」



そう言ってモニターは切れた。画面が落ちる寸前
最近美味しいワインを飲んでないわぁと言う大きな独り言を残して。



















先程の広場から然程離れていない場所にある一軒のホテル。
ここにフェイトとなのはは滞在していた。
間もなく日付が変わろうと言う時間。
椅子に腰掛けじっと空を見つめる



「おいで、なのは」
「・・・・・」(・・・・・)


タンッとフェイトの胸元へと飛びつくなのは。
フェイトはそんななのはを抱きしめ、シーツでその身をくるむ。



時計の針は23時59分。



カチャリ



テーブルの上のデジタル時計が0時をさしたその時
なのはの身体がフェイトの腕の中で桜色の光に包まれた。
フェイトはただじっとそれを見守る。


桜色の光が小さくなる頃



「フェイトちゃん」
「なのは」



元に戻ったなのはが、何も身に付けぬまま
フェイトの腕の中にすっぽりと収まっていた。





















「・・・・少しは慣れた?」
「・・・慣れる訳ないよ。」
「ごめんね、フェイトちゃん」
「なのはが謝る事でもないよ」
「そうなんだけど」


ホンの5分。再びなのはが桜色の光に包まれ始めた。


「なのは」


フェイトはそんななのはの唇にそっと触れるだけのキスを落とす。







光が収まる頃再びなのはは猫の姿にもどっていた。



「にゃ~」(フェイトちゃん)


ペロリ。フェイトの瞳に滲む涙を舐めとるなのは。







なのはだけが猫の姿になったのも、0時から僅か5分間だけ
人間の姿に戻るのも、理由は分からない。
それでも今は分離してしまったロストロギアの欠片を求めて
進むしか2人には道は残されていなかった・・・・・。












さて、なのはさんに何があったんでしょうか?
私にも分かりません(笑)。

なんとなく猫に・・・・というか動物にしたかったと言う。
こんな時は便利アイテム「ロストロギア」の登場だ、みたいな。


はやてさんとレティ提督、ヴォルケンの面々はフェイトちゃんの味方です。
ただし、まだ事情が分かっていないので、一応捜査対象として
追ってはいるけれど、単に話を聞かせてって言う程度の追跡です。
なのはが猫の姿になってしまったのも知らない筈。。。
あっ、でもバインドで分かっちゃったかな( ;^^)ヘ..。





楽しんで頂けたら幸いです。
スポンサーサイト

テーマ:魔法少女リリカルなのはStrikerS - ジャンル:アニメ・コミック

  1. リリカル 短編
  2. | comment:0
<<後書きです | top | お待たせしました。最終話です。>>


comment

comment


管理者にだけ表示を許可する

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。