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好きこそモノの上手なれ

ほぼ百合成分100%(リリカルな感じ)で構成されております。但し過度の期待は禁物です。




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見習いなんです :: 2011/04/25(Mon)

いい感じのタイトルが思いつかなかったので、いっそ小ネタでも
いいかなって思ったんですが・・・・。


来月から書こうと思っている文章の「プロローグ」とか「予告」
とか、上手く文章を纏めれたらその内アップするかもしれません。
けれどあまり期待しないで待ってて(笑)



それでは、続きからよく分からなくなった文章です。
それでもイイよって方は続きへGO





深夜、胸の息苦しさを覚え、目を覚ました。
薄暗い部屋の中、自分以外は人など
いないはずなのに、うっすらと開けた視線の先では
持ち主の身長の優に2倍はあるであろう大鎌を
振りかぶった少女がその切っ先を私に振り下ろそうと
していた。



「にゃぁあぁぁあああああ」
「ぅわっ」


あまりの事に飛び起きたら、私の胸の上にいた
少女はなす術もなく私の上から転げ落ち、見事に
頭から床に落ちてしまった。


「ったぁーーーーっ」
「だっ誰!」


頭を摩りながら起き上がり、少女は再び鎌を持ち直し私に
向き直る。

カーテンを開けたままにしていたのか部屋にはうっすらと
月明かりが差し込んでいた。目が慣れてきたところで
目の前にいるのが5.6歳位の少女である事に気づく。

途端にさっきまでの驚きやら恐怖やらはどこかに引っ込んで
次に沸いて出てきたのは好奇心。



黒いマントに黒の服?。
金髪に赤い瞳。
手には大きな鎌


(金髪ってありなのかどうかは分からないけど、もしかして)


「しにがみ・・・・・・さん?」


ピクリと肩が震えた。


「・・・・・・ど、どうして目が覚めちゃったの?」
「えっ?どうしてって」



死神かと尋ねたら、それには返事をくれず、
逆に何故起きたのかと尋ねられた。


「どうしてって、苦しかったし・・・・」
「だけど、仕事が終わるまで絶対に起きないからって言われたよ」


ウルウルと涙目で訴えられてしまった。


「言われたよって言われても・・・・」



こちらも返答に困ってしまって、


「えっと、誰に言われたのかな」
「・・・・・母さん。」
「えっ、お母さんいるの!」
「うっ、えっぇ・・・・」
「ぁあぁぁ、ちょっ、ちょっと待って。お願い泣かないで」


つい大きな声を出してしまったら、ついにその瞳から
大きな雫が零れ落ちてしまった。


「ごっ、ごめんね。大きな声出しちゃって」
「うっ、ひっく・・・えぐっ・・・・」


(あーーーん、どうしよ。どうなってるの。私、何かした?)


どれだけ嘆いてみても今の自分は小さな子供を
いじめている様にしか見えず、このままほぉって
おく事も出来ず、とりあえずその子を抱き上げて
膝の上に座らせた。



「えっと、ちょっとお姉ちゃんの質問に答えてくれるかな?」
「・・・・・何?」
「あの、ね・・・その」
(ストレートに聞いちゃってもいいのかな)
(ああ、もう何だってこんな事、どう考えたって鎌持ってたし)
(あれ、しか思い浮ばないんだけど・・・・)
(って、そういえば鎌は?どこ行った?)


この少女がさっき私に向かって振り下ろそうとした大鎌が
跡形もなく消え去っていた。


「ねぇ、さっきの大きな鎌、どこにいったの?」


われながらおかしな質問だなとは思ったけど、とりあえず
気になった事を口にしてみた。


「あぁ、バルディッシュならここにいるよ」


そう言って開いて見せてくれた掌には、金色の台座に
納まった金の宝石が煌いていた。


「えっ?これなの?」
「うん、そうだよ。お仕事がない時はいつもこうだよ」
「お仕事?」
「うん、えっとね。死んじゃう人の魂を刈り取るお仕事」


さらっと言ってのけた台詞に思わず固まった。


(やっぱり、この子死神なんだよね。)
(死んじゃう人の魂って・・・・・・)
(えっ、嘘。私、この若さで死んじゃうの~)
(だってまだ、やりたい事一杯あるのに)


「ねぇ、あなた・・・・・・」
「あっ、フェイト。私フェイトだよ」
「フェイトちゃんがここに来たって事は私、死んじゃうの?」
「うん、そうだよ」


(うんって、そんなに軽く言わなくもいいじゃない。)
(少しくらい同情してくれるとか、可哀想だねとか)


17歳の乙女が自分よりもはるかに小さい子供に
対して言う愚痴ではないとは思うが、相手が
死神だと思うと、それほど罪悪感も浮ばない。


「でもね」


話を続けるフェイトちゃん


「魂を刈取るまで、目は覚めないから私でも
大丈夫って言われてたのに・・・・」
「私、目覚ましちゃったね」
「・・・・・うん・・・・・・・どうしてかな」


名前だってちゃんと確認したのに、そういいながらポケットから
小さなノートを取り出した。そこには今日の日付と、多分
死んでしまう予定の時刻。対象になる人物の名前と年齢・・・・


(ん?)


「ねぇ、フェイトちゃん」
「なに?」
「名前の脇に書いてある数字ってこの人の年齢って
事だよね」
「うん、そうだよ」


意気揚々と答えるフェイトちゃん



(ちょっと待て、何かな、この98って)
(どうやったら17と98を間違えるのかな)
(私ってそんなに老けてる?って場合じゃないよね)


「あのね、フェイトちゃん。ここにある高町なのはって
間違いなく私と同じ名前なんだけど、私の年って17なんだよね」
「えっ!」
「ここ、ちゃんと見た?98って付いてるでしょ?」
「あっ」


途端に真っ青になるフェイトちゃん


「どうしよう、間違えちゃった」


(間違えちゃったで魂刈られちゃったら、泣くに泣けないよ)
(それにしても、この子のお母さんってのも無茶させるなぁ)
(もしかしたら、既に間違いを起こしちゃったりしてないよね)


恐る恐る尋ねてみる


「ねぇ、フェイトちゃん」
「ん?」


若干声に元気がないけど、この際気が付かない降りをする


「フェイトちゃんってこれ、何回目のお仕事なの?」
「・・・・・今日が初めて・・・・」
「あぁ、そうなんだ」(良かったぁ。人違いで死んだ人がいなくて)
「母さんが、今日の仕事は私でも簡単だからって・・・・」

(まぁ98歳が相手じゃ、ね・・・・)

「それにしても、随分小さい時からお仕事するんだね死神って」
「あのね、ずっと魂の管理局ってひとでぶそくなんだって」
「人手不足・・・・・ね」
「だから、小さいウチから、お仕事できるようにしてるんだって」


(それで人違いで魂刈られたくはないよな・・・・)
(さて、そんな事より、早く引き取ってもらわないとな)
(さっき驚いたのがバカみたいだ)



「それじゃあ、ここにはもう用はないでしょ」
「ちゃんとフェイトちゃんのお仕事頑張ってね」


そう言ってフェイトちゃんを送り出そうとしたのだけれど
何やら困った表情のまま私の顔をじっと見つめている。


「な、なに。どうしたの?」
「・・・・・お家、わかんない・・・・」
「はぁ?」
「こっちの人のおうちわかんない!」
「そんな事言ったって・・・・ホントにわかんないの?」
「・・・・・・ぅん」


(全く、なんで私が死神の手助けなんかしてるんだろ)
(もう、こんな小さな子に死神の仕事させるお母さんが
全部悪い。)


半ば自棄気味になっていたのだろう。
フェイトの持っていたノートをひったくるように取り
何か情報がないか開いてみた。すると
ご丁寧に住所がきちんと載っていた。
今日亡くなる予定のなのはさんは幸か不幸か、
この家からそれほど離れていなかった。


「あのね、フェイトちゃん」
「うん。」

(ああ、そんな期待を込めた目で見ないで。)


「この家を出て右に曲がってね」
「?右?」

(えっ、まさか。左右の呼び方って人間と死神って違うのかな)


「うーーーんと、どうしよ・・・・・・・・・あっ。そうだ」
「あのね、フェイトちゃんご飯食べるときお箸とか茶碗とか
使うの?」
「あーーっ、酷い。私だって箸くらい使えるもん」

(ああ、それは一緒なのね)

「ごめんごめん。じゃあね・・・・・」


フェイトの抗議など右から左に流してさっさと道順を
説明する。
一通り説明し終えて(案外簡単だった)、窓辺にたって
フェイトちゃんを見送る事にした。


「本当にここから行くの?」
「うん。ありがとう。なのは」
「ああ、まぁ貴重な体験だったと思うことにするよ」


私の言葉にきょとんとするフェイトちゃん。


(あーー、この子は間違いの意味には気が付いてないんじゃ)
(これじゃあ、そのうち絶対に人違いで魂刈っちゃうんだろうなぁ)


もしかしたら近い将来そうなるかも知れない誰かに
ご愁傷様と心の中で手を合わせなのははフェイトを
見送った。



「さーてっと。まだ夜中だよね。寝よ寝よ」


そう呟いてベッドへと潜り込んだ。






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テーマ:魔法少女リリカルなのは - ジャンル:アニメ・コミック

  1. リリカル パラレル
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