好きこそモノの上手なれ

ほぼ百合成分100%(リリカルな感じ)で構成されております。但し過度の期待は禁物です。




スポンサーサイト :: --/--/--(--)

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。


  1. スポンサー広告

続・見習いなんです :: 2011/04/27(Wed)

前回の「見習いなんです」の続きです。

なんだかんだで続き書いてみちゃいました。
いちゃいちゃしてませんけど、読んでみてもいいよって方は
続きからどうぞ・・・








次の日の深夜、私は再び息苦しさに目を覚ました。
なんとなく嫌な予感はしていたけれど、まさか
本当に・・・・・


「どうして、また来たのかな。フェイトちゃん・・・」


溜息混じりに問いかける。
今日は大鎌、バルディッシュだっけ?を振りかざしては
いなかったので、私の魂を刈取りに来たのではないらしい。


「なのはの嘘つき!」
「ぇっ、何突然、どうしたの?」
「昨日、嘘の道教えたモン。なのはの嘘つき」


そういいながら既に涙目になってしまっている。
いやいや、ちょっと待って。
嘘の道って、まさか・・・・・


「いけなかったの?」


恐る恐る口に出して聞いてみる。
すると、コクンと小さく頷いた。


「えーーーーーーっ!」


ビクンッ


「っと、ごめんごめん。」

危ない、また泣かせちゃうトコだった。ってそうじゃなくて。


「いけなかったって、じゃあ向こうのなのはさんはどうしたの?」
「私が時間までにお仕事できなかったから、昨日は
とりあえず予備日で、えっと持ちこたえた事になったんだって」
「・・・・・・・予備日って何?」


何だかとても現実的な言葉が出てきたので、なんとなく
予想は付いたけれど、確認の意味を込めて聞いてみる。


「時々ね、私みたいに失敗する人がいるんだって。
だから24時間はちょっとだけよゆうをみてるんだって」
「・・・・・いるんだね。失敗する人」


にゃはははは、なんて力なく笑ってみる。
なんか思っていたよりも、死神の世界って現実社会に
通じるモノがあると言うか・・・・。


物凄く緩い・・・・・よね。



「だけど、昨日ちゃんと出来なかったから母さんに
叱られちゃったよ。なのはのせいだからね」
「いや、私のせいって言われても。ちゃんと説明したでしょ」
「私だって、ちゃんとその通りに行ったもん」
「それなら着いてるはずなのになぁ」


おかしいよなぁ、とか考えて、ふとある疑問に気づく。


「ねぇ、フェイトちゃん」
「なに?」
「昨日、私の所に来たのは間違ってたんだよね」
「・・・・・そうだよ」


何でまた昨日の事言うの?ってちょっと睨まれた。
にゃははは。子供ながらに間違いだった事が
恥ずかしくなったかな。


まぁ、それは置いといていいけど


「なら、今日はどうしてここに来たの?お母さんに
ちゃんとした地図貰ってこなかったの?」
「貰ってきたよ。それにあっちのなのはのお家に
転送してもらう筈だったんだけど、気がついたら
ここにいたんだもん。」


いたんだもんって、なんだろうな仕草の一つ一つが
可愛いんだけど、やってる事めちゃくちゃだよね。


「フェイトちゃんからお母さんに連絡とか取れないの?」
「できない」
「どうして?」
「私、まだ小さいから魂刈取る呪文しか習ってないもん」
「はぁっ?」
「だから、習ってないの!!」


いや、いや。ちょっと待て。普通逆でしょ。
そりゃあお仕事関係の呪文?だっけ、あーーっ
もうこの際何でもいいけど、こっちの世界と自分たちの
世界との通信の仕方を教えるのが大事なんじゃないの?


「それじゃあ、帰るときはどうするの?」
「予定の時間になったら、転送魔方陣が出てくるもん」
「どこに?」
「ここに」


って指差した先が自分の足元。
つまりはどこにいても時間が来れば帰れるんだよと
いう事らしい。

あーー。なるほどね。迷子になる心配はないわけだ。
うーーーん。けど納得いかない。


「やっぱりここにいる理由が分からない」


そう言って腕を組んで唸っていると、その腕にそっと
小さな手が添えられた。


「なのは、私、迷惑かけてる?」


なんて下から潤んだ瞳で見上げられた。何と言うか
いけない気分になると言うか、一回この子抱きしめても
いいかなとか、一家に一人?可愛かったら死神も
いてもいいかなとか思って、慌ててフルフルと頭を振る。


死んじゃうのが自分じゃないと思ったら、急に余裕が
出てきたなぁ、なんてちょっとだけ現実逃避してみる。
だけど、状況が変わるわけでもなく、このままでいい筈はない。


「ねぇ、フェイトちゃん。今日失敗したらどうなっちゃうの?」
「わかんない。でもね、ここ来るとき、はやてにね、
泣きながら絶対に失敗しちゃだめだって言われた。」


そういえば、どうして泣いてたんだろうね?

首をかしげてるフェイトちゃんを見てちょっとだけ心配に
なった。もしかして失敗するとかなりまずいのかな・・・。



「ねぇ、フェイトちゃん。それなら急いであっちのなのはさんの
所に行った方がいいんじゃない?」
「あっ、そうだよ。もうなのはが沢山おしゃべりするから
忘れちゃってたよ!もう」
「えっ、私が悪いの・・・・」
「そうだよ!!」
「ーーーーー分かりました。ごめんなさい。」


どうぞお出かけください。そういって窓を開けた。







窓を開けた








窓を・・・・開けてあげた









窓を、開けたよフェイトちゃん。何してるの!



「だから、なのはが嘘の道教えたからわかんないんだってば。
一緒に行ってよ」
「はぁ?」
「一緒に行って!」
「ちょっ、ちょっと待って。おかしい。それ絶対おかしいから」
「何が?」
「だって私人間だよ。なんで死神が誰かの魂を刈取る
手伝いなんてしなきゃいけないの?」
「なのはが嘘、教えたから」
「嘘なんて言ってないって!」
「だって、なのはの言ったとおりに行ったのに着かなかった!」
「それはフェイトちゃんが迷ったって事でしょ?」
「なのはが嘘教えた」
「あーーー、もう。分かった。行くから。行けばいいんでしょ」



どれだけ言っても、埒が明かず、諦めて道案内する事にした。


「だけど、家が見えたら私、帰るからね。いい?」


魂刈取る現場になんて絶対に行かない。それだけは譲らない。


「うん、それでいいよ。早く行こうよ。なのは」


もう、なんでそんなに嬉しそうなのかな・・・・。













パジャマを着替えて、真夜中私は交差点のど真ん中にいた。
ここは昨日フェイトちゃんに右に曲がるように言った所。


「フェイトちゃん。私ここでお箸持つ方の手の方に曲がってって
言ったよね」
「うん、言ったよ。だからこっちに曲がったもん」


と言って指差した先は・・・・・・・



























「えーーーっと。フェイトちゃんって左利きだったの?」
「うん」



なんてまぁさわやかにお返事の出来る子なんでしょう。
この死神(こ)は。




























あーーー、確かに嘘教えた事になるのかなぁ。
いやぁ、左利きかもなんて考えなかったなぁ。


「ほらぁ。違うでしょ」


って、得意気に言わないでくれるかな。
おまけに何でそんなに楽しそうなのかな?


「あれっ、何でだろうね。きっと、なのはといるからかな」
「なっ・・・・」


何だろ、この子は。さり気なく言う台詞に将来の
フェイトちゃんを見たような気がした。












「ほら、ここからなら分かるでしょ?」
「うん、私にも魂のオーラが見える」
「オーラ?」
「そう、魂にはその人だけのオーラがあるんだよ」
「ふーん」
「なのはにもちゃんとあるよ。」
「へぇ、そうなんだ。」
「大事にしてね、それ」
「大事にってオーラ?」
「そう」
「大事にってどうするの?」
「なのはが一生懸命に生きればいいんだよ。」
「一生懸命・・・・でいいの?」
「うん、最期の時が来るまで精一杯」
「そ、か」
「そうだよ」
「わかった。頑張るよ」



そう言って手を振って別れた。
そのまま来た道を引き返すだけだったんだけど
何となく動けなくて。暫くそうしていたらなのはさんの
家の真上に金色に輝く光の柱が一本現れた。



そこには、フェイトちゃんに手を引かれて嬉しそうに
空へと上っていくおばあちゃんがいた。



「そっか、笑って逝くためにもオーラを大事に・・・・だね」




いつか、私がそうなった時。迎えに来てくれるのは
フェイトちゃんだったら嬉しいかな・・・・・。






金色の光の柱が消えてなくなるまで私はずっと空を見上げていた。






















そして
































「今日は、間違えなかった?」


少し舌足らずな言い回しで尋ねた。



「もちろん」
「そっか・・・・・」








あの時の小さな少女が、今ではとても綺麗な女性へと
成長して目の前に立っていた。



「まさか、フェイトちゃんが来てくれるとは思わなかったよ」
「私もね、まさかなのはの所にくる事になるとは思ってなかった」
「にゃはははは」
「ふふふふふ」


「わたし、大事にしたよ。オーラ」
「うん、分かるよ凄く。とっても綺麗な桜色だ」
「でも残念だな」
「何が?」
「フェイトちゃんはとっても美人さんになったのに
私は、おばあちゃんなんだもん」
「大丈夫。なのはは綺麗だよ。その身も魂も」
「・・・・・ありがとう。やっぱりフェイトちゃんだね」
「ん?」
「なんでもないよ。・・・・・時間はいいの?」
「私はいつでも。なのはは?」
「私もいいよ。もう皆に十分大切にしてもらったから」
「そっか、じゃあ逝こうか」
「うん」













とある日の深夜。とあるお宅の真上に金色の柱が空に
向かってそびえたった。その柱を金色の髪の死神と
亜麻色の髪の人間が幸せそうに手を繋ぎながら
空へと昇って行ったのだった。









おしまい




ここまで読んでいただいてありがとうございます。
前回の段階では続かないはずだったんですが
なんかすんごい中途半端な感じのおわりにしちゃってたもので
折角なので〆る意味を込めて書いてみました。
ついでに前回の最後の部分は今回とのつながりを考えて消してます。
m(_ _)mゴメンなさい。


皆様。いつもありがとうございます。



スポンサーサイト

テーマ:魔法少女リリカルなのは - ジャンル:アニメ・コミック

  1. リリカル パラレル
  2. | comment:1
<<拍手お返事 | top | 拍手お返事>>


comment

承認待ちコメント

このコメントは管理者の承認待ちです
  1. 2011/04/28(Thu) 23:26:22 |
  2. |
  3. #
  4. [ 編集 ]

comment


管理者にだけ表示を許可する

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。