好きこそモノの上手なれ

ほぼ百合成分100%(リリカルな感じ)で構成されております。但し過度の期待は禁物です。




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罰ゲームという名のリクエスト(笑) :: 2011/05/08(Sun)

すっかり日にちがたっちゃいましたが以前「HALF of half」の92さん
から貰ったバトンをついうっかり放り投げちゃったので( ;^^)ヘ..
罰ゲームと言う名のリクエストを投下します。



なんかちょい長めな上に、改めて読み返したら
何となく、纏まっていないような気もしないでは
ないのですが、手直しし始めると、かなり手を
入れちゃいそうなので、このまま上げちゃいます。


「やきもち」


内容も、そのものズバリです(笑)


では、続きからどうぞ。






私は多分、今でも毎日彼女を好きになってる。
けれど、彼女は私ほどには、私の事、気に留めてないんじゃ
ないかなって思う時がある。







『なのは、あと1時間くらいでミッドにつくから』


そう通信をもらってから、私は殆ど仕事の内容が
頭に入ってこないほど、そわそわと1時間が
過ぎていくのをひたすらに待っていた。



フェイトが長期任務についてから3週間。
極秘任務ではなかったので、通信はマメに
入れていた。通信の度に「愛してるよ」「大好きだよ」
と言うなのはに対して、フェイトも私もだよと
言葉は返してくれるけれども、モニターの向こうで
「愛してる」とも「好きだよ」とも言ってはくれなかった。


照れ屋な彼女の事だから、真っ赤になった顔を見て
ちゃんとその気持ちを理解しているから、嬉しくは
あるのだけれどやっぱり言葉にして欲しい時もあって。
だから今日、ミッドへ帰ってくる彼女に存分に甘えようと
考えても許して欲しいとなのはは思うのであった。


きっとフェイトも自分に会うのを楽しみにしてくれている
筈なのだから。






「フェイトちゃん!」
「なのは!?」
「おかえりなさい」
「うん。ただいま、なのは。迎えに来てくれたんだね。」
「だって、早くフェイトちゃんに会いたかったから」



私もだよ。そう返事が返ってくるのを当然の事のように
待った。だけど、帰ってきたのは


「ごめん、なのは。」
「えっ?・・・・・どうしたの?」
「実はこの後、今回艦で一緒だった人たちと食事に行く事に
なっちゃったんだ」
「・・・そう、なんだ」
「なのはは、まだ仕事だろうなって思っていたから」


ごめんね。
そういって謝るフェイトちゃんに、私は笑って大丈夫と答える。


「にゃはは、実は私もちょっと仕事残しちゃってるから」
「えっ、そうなの?」
「顔が見たくて、ちょっとだけ抜けてきちゃっただけなんだ」
「もう、ダメだよなのは。」
「にゃははは、ごめん」



行かないで、油断すればすぐにでも出そうな言葉を必死に
飲み込む。フェイトちゃんには、フェイトちゃんの付き合いが
あるのだから・・・・そう自分に言い聞かせて。



だけど・・・・・



フェイトちゃんは平気なの?
ずっとモニターごしにしか会えなかったんだよ?・・・・・。


私は・・・・・平気じゃないよ?
本当はこのまま帰ってずっと一緒にフェイトちゃんと
いたいのに。どうして艦の人達なの?




今日は、フェイトちゃんと一緒にいたい。



そう言えば、フェイトちゃんは分かってくれるかも
知れない。けれど、それは私が頼んだから。
フェイトちゃんが願った事じゃない。



ねぇ、フェイトちゃん。私、今でも毎日フェイトちゃんの事
好きになってるよ。フェイトちゃんは違うのかな。


好きでいてくれてるのは分かってるんだけど、どうしてだろう。
なんだか今日は胸が痛いよ・・・・・。



















「はぁ・・・・」

時刻は10時を回ったところ。結局なのははフェイトと
別れた後、僅かに残した仕事は全く手に付かず
諦めて定時には帰宅していた。


「フェイトちゃん・・・・」


今日はフェイトと2人だと考えていたので、夕食には
腕を振るってフェイトの好きなものを用意しようと
下ごしらえまでしていたのだか、結局それらには手をつけず
冷蔵庫の中に入ったまま。

フェイトが帰ってきているのに、1人で食べなければ
いけないと思うと、食欲もなくなってしまって、結局なのはは
食事もとらず、帰ってきてすぐにシャワーを浴びて
ひとりソファに座ってぼんやりと外を見つめていた。


空には金色に輝く満月が浮んでいた。






「フェイトちゃん、寂しいよ。」
「フェイトちゃんは、なのはでなくてもいいの?」
「フェイトちゃん・・・・・」


膝を抱えて蹲る。
ともすれば、今一緒にいるであろう艦の人達の事を
恨んでしまいそうになる自分がいる。

別にずっと帰ってこないわけじゃない。
食事が終われば自分の所に帰ってくれるはず。
そう理解しているのに、艦の人たちにフェイトを
とられてしまった様な感覚にはまってしまいそうになる



フェイトちゃんは、私だけのモノじゃない。
フェイトちゃんは沢山の人に信頼され、愛されてる。
フェイトちゃんはみんなの事が大好きだから・・・・・。


独り占めは出来ない、しちゃいけないと思えば思うほど
寂しさが募る。知らず知らずのうちに頬を冷たい雫が
伝っていた。











身体を揺すられる感覚で目が覚めた。


(・・・・・私、寝てた?)


今、自分がどこにいるのか一瞬わからなくなる。


「なのは?」
「あれ・・・・フェイトちゃん?」
「なのは、何かあった?」
「えっ?」
「だって・・・・」


そう言ってフェイトの指はなのはの目じりに溜まった涙を
拭い取る。


「あっ、ち、違うの。これは、その・・・・」
「なのは?」
「ちがっ、ちが、うんだ・・・よ」



フェイトの顔を見て安心したのか、それとも
見られたくなかった涙を見られてしまったせいなのか。
なのはの瞳からは、自分の意思とは関係なく
涙が零れ落ちた。それを見たフェイトは慌てて
なのはを抱きしめる。


「なのは、どこか痛いの」

フルフルと頭を横に振る。
いけない、フェイトちゃんが心配するのに・・・・



「仕事で嫌な事あった?」

もう一度横に振る。
どうしても涙が止まってくれない・・・・・



「なのは・・・・もしかして・・・・私の、せい?」

ちがうの、そうじゃない。
私の・・・・我侭だから・・・・・
パッと顔を上げてフェイトを見つめる。
その赤い瞳は不安そうに揺らいでいた。
それを見ていたら、しまっていたはずの言葉が
口をついて出てきてしまった。


「ちがう、の・・・・フェイトちゃんの顔見たら・・・」
「うん?」
「あのね、ホントはね・・・・今日、ずっと・・・会えるの
楽しみに、まっ・・てた・・の。」
「うん」
「だけど、・・・・ふぇ、とちゃ・・ん、艦の人と・・・」
「・・・・ぅん」
「いか、ないで・・て。そんな事、言ったらいけないって」
「なのは」
「わかって・・・・・たのに。私、フェイトちゃんをとられた
気が・・・・して・・・・」



流れる涙はもうどうしようもなかった。



「ずっと、モニターごしにしか、会えなくて、」
「私が・・・愛してるって、言っても、フェイトちゃんは
「うん」って言うだけで・・・」
「もしかしたら、私だけがこんなにフェイトちゃんを
求めてるけど、フェイトちゃんはそうじゃ・・・ないのかな
とか考えたら、凄く、凄く寂しくなっちゃって・・・・」
「にゃははは、ごめんね、こんな事・・・ダメだよね」


フェイトちゃんは、私だけのフェイトちゃんじゃないのに。
止まらない涙は諦めて、流れるままに。
ふわりと微笑んでなのははフェイトを見つめた。






「なのは、ごめん」
「えっ、あっ、えと、どうしたの?」


話し終わると同時にフェイトにきつく抱きしめられた。


「ごめん、なのは。本当は私の方がずっとずるいんだ」
「えっ?」
「なのは、ホントはね・・・・・その、怒らないでほしいんだけど、
迎えに来てくれたあの時、一番に抱きしめて、そのまま
家に連れ帰ってしまいたかったんだ。だけど、もしかしたら
仕事残しているのかも知れないって思っちゃってて。」
「抱きしめて、まだ帰れないって聞くと、きっと私、立ち直れなく
なると思っちゃって、本当はあまり行きたくなかったんだけど
食事に行かなきゃって話したんだ。」
「もし、なのはが行かないでって言ったら、すぐに食事は
断るつもりだった。だけど、なのは、仕事だって言うし・・・・」


いいながら少しずつ頬が赤くなっていく。


「出張中もね、ずっと好きだって、愛してるって言いたかったけど
それを言うと、なのはに触れたくなっちゃうし、色々とその、
我慢、できなくなるんだよね。だから、ずっと言うの我慢してたんだ」
「なのに、なのははいっつも、愛してるって言うし・・・」


今度は少し頬を膨らませて。


「飛んで帰って来たいのを我慢するのって大変なんだよ。」



知らないでしょ・・・・なんて。



少しだけ拗ねたフェイトを見ていたら
いつの間にかなのはの涙は止まっていた。


なんだ、フェイトちゃんも一緒だったんだ。






「あのね、なのは。私もいつだってなのはを求めてるよ?」
「出張中だって、どんな時だって。なのはを私だけのモノに
しておきたいと思ってる。」
「フェイトちゃん・・・・うん、ありがとう。にゃははは、ごめんね」
「ううん、いいんだ。私もいけなかったんだし。」


そう言って二人笑いあう。


ずっとフェイトちゃんが好き。毎日恋してる。
そしてそれは私だけの一方的なものじゃなくて
フェイトちゃんもそう思ってくれていた。


なんだ、艦の人たちに妬きもちやく必要なんて
なかったんだよね。







「ねぇ、フェイトちゃん。何か飲み物作ろうか?」


ホッとしたら、なんだか喉が渇いてしまって、
キッチンへと向かおうとフェイトに背を向けた瞬間
後ろから抱き締められた。


「なのは、今はいいよ。」
「ぁんっ・・・ふぇ、いとちゃん・・・」


そのまま首筋をぺロリと舐められて、おかしな声が
出てしまう。


「言ったでしょ、ずっとなのはを求めてるって」
「私、ずっと、今この時まで我慢してたんだよ。」


だから、いいよね?なのは。
いいながらなのはをフェイトは抱き上げる。
フェイトを見上げる蒼の瞳は既に潤んでいて。


2人の長い夜の始まりだった・・・・・













92さん。こんな感じになりましたが、いかがいでしょうか?






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  1. 2011/05/09(Mon) 21:23:59 |
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