好きこそモノの上手なれ

ほぼ百合成分100%(リリカルな感じ)で構成されております。但し過度の期待は禁物です。




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1+1 は 3 :: 2011/05/10(Tue)

フェイト、はやて それぞれの視点で。

少しずつ少しずつ進んでいきますが・・・なにか?


亀の行進中ですが、それでもよろしければどうぞ。










■   □   ■   □   ■   □




私は、やっぱり逃げているのだろうか・・・・。


けれど、これ以上傷つきたくないと心が叫んでいた。





第10話





なのはに偶然再会した日の翌日、ともすればそのまま
沈んでしまいそうになる気持ちを何とか奮い立たせて
学校へと向かった。
本当は学校なんてどうでもよかった。
ただ、今は一人になりたかったから。
けれど、昨日ははやても一緒で、はやてにだけは
これ以上心配をかけたくなくて。


いつもの待ち合わせ場所、いつも通りの挨拶。
他の生徒が見てもきっとその変化には気がつかない
くらいのはやての表情にすこし苦笑いになる。



「おはよう、フェイトちゃん」
「おはよう、はやて。・・・昨日は」
「なぁ、フェイトちゃん」


私が言いかけた言葉を遮って一瞬早くはやてが私を呼ぶ。


「・・・・何?」
「今日、学校が終わったら・・・・なのはさんトコに行こう?」
「・・・・どうして?」
「どうして?てフェイトちゃん。なんで急にいなくなったんか
とか、今までどこにいたんかとか。聞かなアカン事あるやろ」
「ないよ、何も」



はやての言葉を否定する。今更会ってどうしろと言うのか。
なのはの中に私はいないのに、それを改めて確認するのは
さすがに辛い。それに、はやてはワザと言わないけど



「見たでしょ。はやてだって」
「・・・・・・なに、を」
「なのはの・・・・子供」
「そやけど」
「なのはは・・・・結婚して子供を生んだ。それが唯一つの
事実だよ。」
「せやけど、フェイトちゃん」
「今、なのはは幸せなんだ。なら私にいう事なんて何もないよ」
「そんなん・・・・・・嘘や」
「はやて?」
「なんでまた嘘つくん?ホンマは聞きたくて仕方ないはずやん。
そうやって目の前の現実から逃げて。耳を塞いで・・・・」
「はやて!!・・・・・・・お願いだから、もう・・・」
「フェイトちゃん・・・・・・」



はやての言うとおり私は逃げてる。
目の前の現実から、なのはが帰ってきているという現実から。




だけど・・・・




見たくないんだ。なのはの隣に自分じゃない誰かが
寄り添っている所なんて。見ていたくない・・・・・。












「はやて」
「なに?」
「私、今日はやっぱり帰るよ」
「えっ?なんで?」
「本当は昨日寝れなかったんだ。正直ちょっとキツイ」
「フェイトちゃん・・・・」
「はやてと直接話したかったから・・・話したら少し楽になった」
「フェイトちゃん」
「今日は帰って大人しく寝てる事にするよ。先生には風邪でも
ひいたって言っておいて」
「あっ、フェイトちゃ」



最後まではやての目を見ずに言い切って、来た道を戻る。
これじゃあ、はやては心配するに決まってる。
けれどやっぱりこのまま学校には行く気になれなかった。








(矛盾してるよ・・・・)





分かってた。どれだけ綺麗事を並べても私はなのはを
忘れてはいない。むしろ昨日再会してしまった事で
蓋をした筈の想いが暴れてる。今ここでなのはに会ったら
自分がどうなってしまうのか分からなくて、怖かった。





私はどうしたらいいのだろうか



















朝、いつも通りに待ち合わせ場所に来るのか不安で
たまらなかった。家にじっとしていられなくて
いつもよりも随分早い時間に待ち合わせ場所に向かった。



フェイトちゃんを待ってる間、昨日の事を考えていた。



(なのはさん、いつこっちに戻ってきてたんやろ)
(それにアリサさん達、なんでなのはさんとの事、
フェイトちゃんに言わへんかったんやろか)
(なのはさんに口止めされてたんかな)
(あの子はやっぱり、なのはさんの子供、なんやろか・・・)



分からない事だらけで気持ちが悪かった。
このままでいい筈がない。絶対に。、


(今日、学校の帰りになのはさんに会いに行ってみよか)
(フェイトちゃんを連れて。嫌がるやろけど)
(会ってちゃんとぶつけたらええんよ)




そんな事を考えていたら、待ち合わせの時間になったのか
フェイトちゃんがやって来た。せやけど・・・・・・



(寝とらんのやろね。あの顔は・・・・)



「おはよう、フェイトちゃん」
「おはよう、はやて。・・・昨日は」
「なぁ、フェイトちゃん」


朝の挨拶を交わす。そしてフェイトちゃんが何かを
言い始める前に私は口を開く。




「今日、学校が終わったら・・・・なのはさんトコに行こう?」






切り出したのはいいものの、案の定フェイトちゃんには
断られてしもうた。だめなんかな。私はフェイトちゃんの
力には、なれへんのかな。



今日は帰るというフェイトちゃんを止める事も出来ず
私は、ただその背中を見送った。










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  1. 2011/05/10(Tue) 23:38:01 |
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