好きこそモノの上手なれ

ほぼ百合成分100%(リリカルな感じ)で構成されております。但し過度の期待は禁物です。




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1+1 は 3 :: 2011/05/13(Fri)

文章の長さが毎回定まらない( ;^^)ヘ.

〆のイメージは頭にあるのに、そこまでまだ文章が
追いついていってないと言う(笑)。
たどり着くまでに長くなると、繋がらないくらい
設定がやばい事になりそうなんだけど(笑)


文章の構成がまだまだなってないなぁと思う日々orz

さっ、がんばろ(笑)


続きから12話更新です。










■   □   ■   □   ■   □





幸せだった頃を思い出す。
心が温かくなるようなそんな錯覚。



私の本当の願いは・・・・・




第12話







「フェイトちゃん、向こうに金魚すくいがあるよ。行こう。」
「ちょっ、待って。なのはさん」
「あっ、綿あめ。美味しそうだね、一緒にたべようか。」
「えっ、金魚は?」
「もちろん、やるよ。ねぇねぇ、フェイトちゃん。楽しいね」
「なのはさんって、こう言うの好きだったんですね。」
「えっ、フェイトちゃんは楽しくないの?」
「あっ、そうじゃなくて、お祭りとかって、段々
足が向かなくなるから。」
「あぁ、そうかもね。けど、私は好きだよ。賑やかなのは好き。」
「私は、なのはさんと一緒だから余計楽しいです。」
「えっ?」
「あっ、えっと変な意味じゃなくて、その~」
「にゃはははは。私も同じかな。」



私と一緒で楽しいといって赤くなったフェイトちゃんが
可愛くて、それを見て私も何だか照れちゃって。
でも不思議。フェイトちゃんといると落ち着くって言うか
安心って言うか。


兎に角ホッとするんだよね。
フェイトちゃんの持ってる雰囲気とかなのかな。
あっそうだ、今ならフェイトちゃん聞いてくれるかな・・・・・



「ねぇフェイトちゃん。」
「何ですか。」
「あのね、前から思ってたんだけど、その敬語やめない?」
「えっ?」
「何か他人行儀みたいだし。」
「でも、年上のなのはさんに」
「それっ!」
「どれ?」
「プッ」
「?何ですか?」


つい噴出してしまったら、フェイトちゃんに睨まれちゃった。
真剣な表情のフェイトちゃんが少し眉間に皺を寄せてる。


「ゴメンゴメン。序でにそのなのはさんって言うのもやめない?」
「えぇっ!」
「そんなに驚く事かな。だって敬語使われると、
遠慮されてるみたいで、嫌なんだもん」
「えっと、じゃあ、なんて呼んだら・・・・」
「なのはでいいんじゃない?」
「えっ。な、なな、なの、は?」
「うん、そう。」
「でも」
「でもじゃないよ。今から、敬語禁止ね。
ついでになのはさんって呼んだら返事しないからね。」
「そんな、なのはさん。」



ちょっと意地悪かなって思ったけど、この位思い切って
言わないと、きっとフェイトちゃん、直してくれないし。
年上って言っても、結局は一緒に学校へは行かないわけだし、
先輩後輩の関係って言うのともちょっと違う感じがしてたから
いいよね。それで。
あとは、フェイトちゃんが決心してくれるだけ。
そう、考えて私は先に歩き出した。




(実はやりたいのがあったんだよね。)


待って下さいって言う言葉を背中で聞いて、
私は目的の場所まで急ぐ。



(あっ。あったあった。やってみたかったんだ。射的。)



「なのはさん、これやるんですか?」
「・・・・・おじさん、一回ね。」



フェイトちゃんには返事をせずに、お店にいたおじさんに
お金を渡して、コルクと銃を受け取る


コルクをつめて、狙いを定めて・・・・・



パン!

コルクは的のはるか上。
うーん、狙いはいいと思うのに・・・
とかブツブツ言いながら二つめ




パン!

今度は全く別の方向へ飛んでいった。


「ねぇ、なのはさん。」
「・・・・・・・」



(よし、今度こそ)


パン!

(あっ、ちょっと当たったよ。なのに倒れないなぁ。)


「ねぇおじさん、これちゃんと、落ちるのかな。」
「あたりめぇだ。ねぇちゃんに才能がねぇんだよ。
がはははは」




(むぅ。悔しい。よし、次こそ)


パン!


「あっ!」
「おっ」


今度はさっきよりぐらついた。けれど、しばらく揺れたあと、
なのはをあざ笑うかのように、もとの位置に戻ってしまった。



「なのはさん。無理ですって。」

(むぅ、フェイトちゃんまで。もう、絶対に落とすんだから。)



私が意地になって、構えると、すぐそばで大きな
溜息が聞こえた。


「もう、頑固なんだから。貸して、なのは。」
「うぇ、う、うん。」


突然のフェイトちゃんの呼びかけに、固まってしまった。
自分が言い出した事とは言え、何と言うか・・・
「なのは」そう呼ばれると少しだけドキリとした自分に
気がついて、驚いた。



フェイトちゃんはと言うと、業を煮やしたのか、私からコルクと
銃を奪い取ると、



「あれが欲しいの?」
「う、うん。」
「そっか。」



そう言って、的に鉄砲を向け、ほとんど狙いを定めずに
放ったコルクは、次の瞬間には、なのはが狙っていた
景品をものの見事に撃ち落としていた。





「はい、なのは。」


そう言って笑うフェイトちゃんが何だか凄く綺麗で
どうしてだか照れくさくてすぐに返事を返せなかった。


「なのは?」
「うぇ・・あっ。」
「大丈夫?なのは。はい、どうぞ。」
「あ、ありがとうフェイトちゃん。凄いね。たった一発で。」
「あれは、だいたい落ちないように細工されてるんだよ。
ちょっとした、コツさえわかればいくらでも、落とせるんだ。」
「ほんと?じゃあ、あれも落とせる?」


なのはが指差した先には、赤い小さなガラス玉のような
ものがついたアクセサリーだった。


「うん、大丈夫だと思うよ。」
「じゃあ取ってくれる?」


そう言ってフェイトちゃんにお願いしたら、何だか
赤い顔をしながら、小さな声で任せてって言ってくれた。




その後はもうフェイトちゃんの独壇場だった。



宣言通り、やっぱり一発で落としてくれて。
残りのコルクも全て私の言った景品を落としてくれた。


さらに隣にいた男の子にお願いされて、一つ景品を
落としてあげて、気がついた時には、周りは物凄い
人だかりができてしまっていた。



「ねぇちゃん、もう勘弁してくれ」


そう言ったおじさんの一声に大きな拍手がおこった。






「あ、あの、すみません。」


そう言って、人が粗方散らばった頃、フェイトちゃんが
おじさんに謝っていた。


フェイトちゃんが悪いわけじゃないよ、そう言おうとしたら、
おじさんがその大きな手でフェイトちゃんの頭を撫でた。
驚いて目を見開くフェイトちゃんにおじさんは、


「俺は長い事この仕事してるが、これだけ見事に
景品を持っていかれたのは初めてだ。」


私の手の中にある景品を見ながら楽しそうに言った。


「次は負けねぇからよ。」


そう言って、記念だからと一枚写真を取って貰って、
その場を後にした。






「それにしても、凄かったなぁ。フェイトちゃん」
「それ程でもないよ」
「そんな事ないよ。おじさんだって感心してたし」
「あのおじさん、少し正直過ぎなんだ。他の所は
もっと落ちにくくしてあるのに」
「どこであんなに上手くなったの?」
「あれはね、兄さんに勝ちたかったから」
「へっ」


意味が分からなくてきょとんとしてたら、フェイトちゃんが
ちょっと言い辛そうに説明してくれた。


「昔ね、今日みたいなお祭りに兄さん、クロノと一緒に
来てね。兄さんが魔法みたいに射的で景品を
沢山落としていたのを見て、かっこいいなぁって思っちゃったんだ」
「それで・・・・まさか練習したの?」
「・・・・・・・うん、した」
「・・・・・・どうやって?」
「駄菓子屋さんでおもちゃのピストル買って。隠れて」


くすくす笑いながら話すフェイトちゃん。なんだか楽しそう。


「朝から晩まで練習して、次の日また一緒に行ったんだ。」
「で、どうだったの?」
「全然ダメ。たった一日で上手くならないよ」
「だろうね。」
「だから悔しくて、次にどっかでお祭りがあるまでに
上手くなるって密かに誓ったんだ」
「・・・・・フェイトちゃんも結構負けず嫌いだね」
「ふふふ、そうだね」
「で、結局勝てたの?」
「だめだった。」
「そっか。上手いんだね。お兄さん」
「違うんだ。クロノも万が一にも負けたくなかったんだよ」


だから、私とは行かなくなったんだ。
そう言って笑った。















あの時の楽しそうな顔、今でも覚えてる。
幸せだった頃の思い出。




「まま?」


少しの間ぼんやりとしていた私をヴィヴィオが
呼び戻してくれた。


「うん?」
「ヴィヴィオもお祭り、行きたい」
「そうだね。今度、来てみようね」
「やったー」


飛び跳ねて喜ぶヴィヴィオを見ながら、相変わらず
私はフェイトちゃんの事を考えていた。



あの日、帰りの途中でユーノ君と会った。彼が一緒に
行くはずだった人だと言ったときのフェイトちゃんの
強張った表情。あの時既にフェイトちゃんは私の事を
好きだと思ってくれていたんだろうか。

もし、そうだとしたら、私は随分長い間フェイトちゃんを
苦しめていた事になる。どれ程謝っても許しては
もらえないだろう。もっと早く自分の気持ちに気がついて
いたら。いや、気がついた時にちゃんとフェイトちゃんに
向き合っていれば、今の2人の関係は違ったものに
なっていたのだろうか。



(今更、遅いよね。私にはもうフェイトちゃんの想いに
答えられる資格は・・・・ない)






なのはもまた、遠い過去の後悔に縛られていた。








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テーマ:魔法少女リリカルなのはStrikerS - ジャンル:アニメ・コミック

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