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好きこそモノの上手なれ

ほぼ百合成分100%(リリカルな感じ)で構成されております。但し過度の期待は禁物です。




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1+1 は 3 :: 2011/05/18(Wed)

えーっと、区切る場所がイマイチ・・・・。
こんなトコで?!って感じがするけど、
この後だとちょっと・・・・。

前半戦残りの大体半分くらいなんだよね。


まぁ、いいや。このまま行く。
ごめんなさいね( ;^^)ヘ..。


続きから17話です。











■   □   ■   □   ■   □




次々と語られる真実。
聞くのが怖いけれど、それでも前に進むために。

今度こそ、なのはと2人で歩いていきたいから




第17話









「お茶、入れなおすね」



そう言って、なのはが立ち上がった。
全く予想外の話に動揺を隠せなくなっていた私達への
気遣いだろうか。正直、今私の頭の中は混乱していた。
ユーノの行動は確かに普通じゃない。けれど
ユーノはなのはの気持ちがどこにあるのか知っていたのだろうか。
少なくとも自分にはないと理解していた事は予想できるのだが。


あの頃、なのはは誰とも付き合っていなかったはず。
なのに、怒りの矛先を私へと向けた、その理由・・・・。
私の想像が間違っていなければ、もしかしたら・・・・・。



「なにボーっとしてるのよ」
「えっ?!」
「さっきからなのはちゃんばっかり見てるよ。フェイトちゃん」
「えっ、いやっ、そんな事・・・・ないよ」
「いいや、絶対に見てたでフェイトちゃん」
「ーーーーーっ!」


3人が私を見てニヤニヤしてる。そんなにじっと見てたつもりは
ないんだけどな。けれど、顔が段々と火照ってきて赤くなって
きていることは自覚できた。



「おまたせ、コーヒーとキャラメルミルク、でいいよね」
「あっ、」


戻ってきたなのはの言葉に私は一瞬泣きそうになってしまった。
キャラメルミルク・・・・。なのはちゃんと覚えてたんだ。


「アリサちゃんとすずかちゃんはコーヒーでいいよね。」
「ええ」
「うん」
「はやてちゃんと、フェイトちゃん・・・はキャラメルミルクで
いいかな」
「私はどっちでも・・・・フェイトちゃん?」


何も言わず、ただ俯いている私をはやてが心配そうに
覗き込む。


「何でもないよ。私もいいよ・・・・それで。」



ありがとう。小さく告げたお礼の言葉は、けれどもしっかりと
なのはの耳に届いていて、優しい笑顔がそこにはあった。








「さて、どこまで話していたかしら」


再びアリサが口を開く


「フェイトちゃんがなのはさんを立ち直らせて、
それでユーノさんがおかしなった、言うトコやったね」


はやてがすかさず答える。


「そうね。おかしくなったとは言っても、表面上は
ずっと変わらなかったのよね」
「そうだったね、だけどなのはちゃんを見る目がなんだか
それまでのユーノ君と違って冷たい感じがしてた」
「やたらとなのはに干渉してくるようになったし・・・」


当時のユーノの様子をそう語るアリサとすずか。
これに、はやてが最もな疑問をぶつけた。


「せやけど、分からん。なんでそんな事する必要があるん?」
「だから言ったでしょ。フェイトになのはを取られると思ったのよ!」
「それは聞いた。そやけど、その頃フェイトちゃんとなのはさん
別に付き合うてたわけやないやん。ただの仲のええ友達って
考えんかったん?」
「それは、多分私のせい、だと思う。」
「どういう事?」
「フェイトちゃんが家に来てた時、一度ね、ユーノ君が私の
様子を見に来た事があったの。フェイトちゃんが塾に
出かけていた時なんだけど。」



なのはの様子が落ち着いてきて、食欲も出てきた辺りから
フェイトは、なのはを安心させる意味でも塾には行こうと
考えていた。だから冬休みの後半からはなのはの家から
塾へと通うようになっていたのだった。


「そんな時にユーノ君が様子を見によってくれたの。
その時にね、私言っちゃったんだ。」









『なのは、元気そうで安心したよ』
『ごめんね、心配かけて』
『いや。僕は何も出来なかったけどね』
『そんな事ないよ。今こうして私がいるのは
みんなのお陰なんだよ』
『はははは、みんなの、と言うよりもフェイトの
お陰なんじゃないかい』
『それはっ・・・・』



楽しそうに、フェイトの事を口にしたユーノに全く警戒心など
持たずに、なのははユーノへと打ち明けていた。



『フェイトちゃんは、みんなとちょっとだけ違うんだよね』
『・・・・どういう事?』
『親友・・・ともちょっと違って、もう少し近い存在と言うか』
『・・・・親友よりも近い?』
『うん、なんだかね、安心するの。ずっと傍にいたいって
思うし、傍にいて欲しいと思ってる』
『なのは、それ、フェイトには言ったの?』
『えっ、言ってないよ。そんなの。恥ずかしいじゃない。』
『・・・・そうなんだ』



少しだけユーノの声が強張っているような気がした。けれど
次の瞬間にはまたいつもの優しい笑顔に戻っていたから
その時は気にも留めなかったのだが。








「多分あの時の会話をユーノ君は勘違いしたんじゃないかな」
「ホンマに勘違いなん?」
「はやて・・・・」
「はやてちゃん」
「なのはさん、フェイトちゃんの事、ホンマに好きやったんと
違うの?」
「はやてちゃん・・・・」
「なのはさんのそんな心の中の気持ちに気がついたから
ユーノさんがおかしくなったんとちゃうの?」



ユーノの勘違い。なのははそう言うけれど、ちゃんと知りたい。
なのは、キミの偽りのない想いを教えて欲しいよ。



「なのは・・・・。私、も・・・知りたい。教えて欲しい」



ポツリポツリとなのはに向けて言葉をかける。



「フェイトちゃん・・・・・。」
「私は、ずっと自分だけが辛い思いをしてるんだと思ってきた。
だから、今こうして話して貰っている事が想像を超えすぎてて
正直、物凄く混乱してる。だけど、なのはもずっと辛い思いを
してて・・・・なのは、一人ぼっちでいたのに・・・・。
ねぇ、なのは。もう辛い事抱え込まないで。お願いだから、
私にも半分分けて・・・」






『ねぇ、なのは。なのはの悲しみ、私少しだけど分かるよ。
だからね、我慢しなくていい。泣きたいときは泣いて。
さびしい時はさびしいって言って?私にもなのはの想い、
半分分けて・・・・』






あの時の言葉が蘇ってくる。私はフェイトちゃんのこの言葉に
救われたんだ。そして、今もまた・・・・・



俯いていた顔をあげて、なのはは話し始めた。



「あの頃の私は、フェイトちゃんに対する自分の想いが
妹に向けるような、家族に持つのと同じような感情だと
思っていたの。だからユーノ君に言った時は、本当に
自分の気持ちにまだ気がついていない時だった。」
「けど、ユーノはなのは自身ですら気がついていない
心の奥の部分を直感で感じたんでしょうね」
「そうだね・・・・私はずっとフェイトちゃんと一緒にいて、
沢山助けて貰って、安心できるそんなフェイトちゃんの傍が
心地よかった。」
「・・・・・」
「なのはが好きだよ。大切だよって沢山言ってくれてた
フェイトちゃんの言葉も、姉のように慕ってくれているから
なんて考えてたんだ。」


全部、本当の気持ちだったんだね。
そう言ってなのはがふわりと微笑んだ。
私は恥ずかしくてキョロキョロと視線を彷徨わせていたら
目が合ったはやてにニヤリと笑われてしまった。
顔に身体全体の血液が集まってくるような感じがして
恥ずかしかった。ちょっとなのはを睨むと、困ったような
顔をして、ごめんねって声には出さずに謝られた。




「私がフェイトちゃんの事を好きなんだって自覚したのは
それから少ししてから」
「冬休みがあけてすぐの頃かな、ユーノ君が度々
家に訪ねてくるようになったの。」
「えっ?ユーノが?。だけど、なのはそんな事一言も
言わなかったのに・・・」
「どこかに行ったとか、そんなんじゃないの。ただね
元気にしてるかとか、困ったことはないかとか、そんな程度
だったから、特に話題にすることもなかったんだけど・・・」
「ある日ね・・・・・・私が一人家にいる時にユーノ君が
やって来て、美味しいコーヒーが手に入ったからって、
一緒に飲まないかって言われたの。」
「・・・・家に上がったの?」



私の問いになのはが小さく頷く。
なのはの手が小刻みに震えていた。アリサやすずかも
どこか緊張した様子だった。
私はこの後の話を聞くのがとても怖かった・・・・・。















おいしいコーヒーが手に入ったんだけど、そう言って
ユーノが自宅を訪ねてきた。


『久し振りになのはの入れてくれたコーヒーを飲めるね』
『そんなに持ち上げても何も出ないよ』
『失礼な、正直な気持ちだよ。』
『ぷっ』
『あはははははははは』


ユーノ君の持ってきてくれたコーヒーは本当に美味しくて、
2人で他愛のない話で盛り上がって。ふっと会話が途切れた時
ユーノ君が「そういえば」と何かを思い出したように呟いた。



『なのは、最近フェイトと会ってる?』
『フェイトちゃんと?最近は会ってないかな。もうすぐ
試験だし、散々迷惑かけちゃったから、今は勉強に
集中して欲しいし。』
『そうなんだ・・・・』
『フェイトちゃんがどうかしたの?』
『いや、何か、恋人が出来たみたいだから、なのは、何か
聞いてるかなって思って・・・』
『えっ?・・・こい、びと?』
『あれ?、その様子だと知らなかったみたいだね』
『本当なの?』
『この間偶然フェイトの家の前を通りかかったんだ
そしたら2人で手をつないで出で来るのが見えたから・・・・』
『家から・・・なんだ、それクロノさんじゃないの?
フェイトちゃんのお兄さん』


僅かに声が震えていた。そうだ、自分の勘違いだと
ユーノが言ってくれるのを只管祈っていた。けれど


『彼なら僕も知ってるよ。違うよ、赤い髪の青年で
フェイトよりも少し背が高かったかな?』

仲良さそうだったから恋人かと思ったけど、僕の勘違いかな。


そう言ったユーノの言葉はもうなのはの耳には届かなかった。



フェイトに恋人が?・・・・全く予期していなかったユーノの
言葉になのはの頭の中は真っ白になってしまった。













「そんな、でたらめだよ!!」
「でも、あの後私も見ちゃったんだ、フェイトちゃんと
仲良さそうに手を繋いで歩いてる彼の姿を」
「あれはっ!・・・確かに手を繋いだけど、だけど
そんなんじゃないんだ、恋人だなんて。そんなんじゃ・・・・
それに、彼にはあの時ちゃんと恋人がいたよ。」
「そ、う・・・だったんだ」


悲しそうな顔でなのはが笑う。ちゃんとフェイトちゃんに
聞いてたら良かったのにね。そう小さく呟いた。



「フェイトちゃんとその人が一緒に歩いているのを
見かけた後、私、ユーノ君の所にいた。ショックを
受けている自分に驚いて、誰かに話を聞いて
欲しかったのかもしれない。」
「ユーノ君の所に言って、話をしているうちに気がついたんだ。
どうして自分がこんなにショックを受けているのか。どうして
見知らぬ相手に嫉妬しているのか」
「なのは・・・・」
「ああ、私。フェイトちゃんの事好きなんだなぁって思った。
妹みたいとか、親友だからとか、そんなものじゃ全然なくて、
一人の女の子のフェイトちゃんが好きなんだなぁって・・・・」


でもね、気がつくのが遅かったんだ・・・・・。
そう言ったまま、何かに耐えるように口を閉ざしてしまった。
話すべきかどうか悩んでいるようにも見えたし、泣きたいのを
堪えているようにも見えた。


「なの」
「ユーノ君と話しているうちにね、私何故だか眠くなっちゃって」


心配になってなのはに声をかけようとしたけれど、
それを遮ってなのはは話を続けた。



「・・・・気が、ついたら、知らない部屋のベッドの上で・・・・。
そこには・・・散らばった私の、服が、あって・・・・。
隣には・・・・・ユーノ君が、眠ってた」
「ーーーーーーッ!」
「私の下半身に残るだるさが・・・・そこで、何があったのかを
証明している・・・・みたい、で。「なのは!」」
「もういい、もう話さなくていい!。ごめん。こんな事。
こんな辛い話をさせて・・・ごめん」
「フェイトちゃん・・・・ふっ・・・ぅぅ」


もう、じっとしていられなくて力一杯なのはを
抱きしめた。なのはの肩が小刻みに震えていた。
声を殺して嗚咽を漏らすなのはをただ抱きしめて
あげることしか出来ない自分が、情けなかった。




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  1. 2011/05/19(Thu) 00:45:28 |
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