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好きこそモノの上手なれ

ほぼ百合成分100%(リリカルな感じ)で構成されております。但し過度の期待は禁物です。




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1+1 は 3 :: 2011/05/22(Sun)


一応あと1-2話で終わる予定なのですが、
今日のこのお話を上げちゃうと、ぶっちゃけ
ストックゼロです(^^;ゞ。

なのでちょい短めにつなぐか、一気に更新するために
ちょっと間をおくか、どうしよう・・・・。



さて本日、あの人再登場です(笑)。以外なトコから。
みんな忘れてるかも・・・・。


では続きから21話です。











■   □   ■   □   ■   □





些細な事が幸せだなって感じるの。
あなたに大切にしてもらっている実感があるから。

ずっと一緒にいたいと思うよ・・・・




第21話







「フェイトちゃん・・・・フェイトちゃん・・」
「ん・・・」


身体を揺すられる振動で目が覚めた。



「あれっ、なのは。帰ってたの?」
「うん、さっきね。それより、時間遅くなっちゃうよ?」
「えっ!今、何時?」
「もうすぐ10時」
「うわっ、やばい」


2人で小声で話しながら、急いでヴィヴィオの部屋から出る。
今日はなのはがいつもよりも帰宅が遅くなるからと言う事で
ヴィヴィオと2人、一足早くなのはのマンションへと
帰ってきていた。


なのはが用意していた夕食を食べて、一緒に遊んで
一緒にお風呂にも入った。なのはが帰ってくるまで
起きてるというヴィヴィオに、明日も保育園があるし
遅くまで起きてると、ママが心配するからと宥めて
ベッドへと連れてきたのは、たしか8時過ぎ。

結局フェイトもヴィヴィオと一緒になって眠って
しまっていたようだ。



「クロノ君にまた叱られちゃうね」


ごめんねと眉尻を下げて謝るなのはに、


「大丈夫、母さんがいるし、いざとなったらエイミィが
いるから」


そう言ってニヤリと笑う。
結局、なんだかんだと周りをやきもきとさせた2人は
今はまだ一緒には住んでいなかった。
一度、それとなくリンディ達に話はしたのだか、
クロノの「学生のうちはまだ早すぎる」と言う一言であっさりと
それは否定されてしまっていたからだ。

だが、フェイトはそれでも今はいいと思っていた。
何より、なのはと付き合う事になったと話した時に
リンディはまた可愛らしい娘が増えるかしらと喜んでくれたし
義姉のエイミィは


「フェイトちゃんみたいな可愛い妹がもう一人増えるなんて
私は果報者だよ」


なんて、よく分からない喜び方をされて、賛成してくれた。
唯一渋い顔をしていたクロノは、エイミィに何やら
耳打ちされた瞬間に「好きにしろ」と掌を返したように
あっさりと許してくれた。ただし「同棲はまだ早い」と
いう事だけは頑として曲げなかったのだが。


家族に賛成されているのに、それ以上の我侭は言えなかった。
なのはも それでいいよ と賛成してくれた事もあって
門限10時と言う、高校生のようなクロノの主張も
それほど苦にはなっていないのだった。




「なのは、ちゃんと身体休めるんだよ。」
「うん、フェイトちゃんも。勉強も大事だけど無理はしないでね」
「わかった。」
「週末は一緒にいられるんだよね」
「うん、大丈夫。それはちゃんとクロノにも話してあるよ」


短い廊下を手を繋いで時間をかけて玄関まで歩く。
どれだけゆっくり歩いても、リビングから玄関までの
廊下では高が知れた距離だったが、それでも2人は
手を繋いで歩く。


「それじゃあ、おやすみ。なのは」
「・・・・うん。」
「・・・・なのは」
「・・・・うん・・・・」
「・・・・・・手、離してくれないと帰れないよ」
「・・・・・・うん」


いつまでも握った手を離さないなのは。
フェイトはくすりと笑って、その手を引いた。
そうされる事を待っていたかのように、なんの抵抗もなく
フェイトの腕に包まれるなのは。


「なのは、離れたくなくなるから、我慢してたのに」
「・・・・・ごめん」
「謝らなくていいよ」


そう言ってそっとなのはの顎を持ち上げて触れるだけの
キスをする。


「なのは、週末はずっと一緒にいようね」
「うん、楽しみにしてる」


それじゃあ、お休み。
そう言葉を交わしてなのはの部屋を後にした。















「お祭り?」
「そう、お祭り」
「もう、そんな時期なんだね」
「だからね、一緒に行こうよ、フェイトちゃん」
「私は構わないけど、なのはお店は?」
「大丈夫、一日くらい早く閉めても問題ないよ」
「そっか、ヴィヴィオも喜ぶだろうね」



去年は結局いろいろあっていけなかったお祭り。
今年はフェイトちゃんとヴィヴィオと3人で
見に行こう。そう思ってフェイトちゃんを誘った。
フェイトちゃんは二つ返事でいいよと言ってくれた。
にゃはははは、楽しみだな。お祭り。







当日。


「おまつりだぁ~」
「ヴィヴィオ、迷子になったら困るから、ちゃんと手を
つないでてね」
「はぁーい」


本当に分かってくれているのか、露店の見えるところまで
来た途端にヴィヴィオがキョロキョロと落ち着きなく
なってしまった。わからなくはないんだけど。私も実は
物凄く楽しみにしてたから。



「ふふ、なのはと同じだね」
「えっ?」
「初めてなのはと来た時もあんな感じだったよ」
「えーーーっ、もっと落ち着いてたでしょ」
「いいえ、同じです」
「ぷっ」「にゃはははは」


2人で思わず吹き出してしまった。ヴィヴィオが
きょとんとした顔を私達を見上げている。


「ねぇ、まま。きんぎょさんがいるよ」
「そうだね。」
「あれ、やりたい」
「えーっ、ヴィヴィオはまだ無理だと思うよ~」
「やりたい、やりたい」


繋がれた両手をブンブンと振りやりたいとせがむ
ヴィヴィオ。


「よしっ、じゃあ、みんなで1回ずつね」
「うん!!」


元気な返事を返してくれて、満面の笑みを浮かべている。
がんばれよ、おじょーちゃん。そう言って渡された
ポイを不思議そうに見つめるているヴィヴィオに


「見ててね、ヴィヴィオ。こうやるんだよ」


そう言って気合をいれて金魚に向かう。
金魚が固まっている所を狙い、ゆっくりと狙いを定めて。



「まま、がんばれ」
「なのは、ゆっくりね」
「任せてーーーー、よしっ」



なんて勢いのいい掛け声と共に水の中へ。
金魚の泳ぎに合わせてすーっとポイを移動させ
金魚を紙の上に乗せて・・・・・いまだっ!
タイミングを合わせてポイを持ち上げる


「あっ、やった」


ヴィヴィオの歓喜の声を聞いて、喜んだなのはは
ついうっかりお椀を見失ってしまった。
そのホンのちょっと間に勢い良く尾っぽで和紙を破り
なのはをチラリと見て(なのは談)金魚は逃げていってしまった。


「あ~~~」


ヴィヴィオの落ち込んだ声。
くすくすと小声で笑うフェイト。


「残念だったなぁ、ねぇちゃん」


ニヤニヤと笑うおじさん。
悔しい、もの凄~く、悔しいです。けど、もう一回
やっても同じ結果のような気がするし、ここは
もう、フェイトちゃんにまかせちゃおうっと。


「じゃあ次はフェイトちゃんの番だよ」
「えっ?私もやるの?」
「もちろん」


そう言っておじさんにお金を渡す。


「あんまり金魚すくいは得意じゃないんだけどな」


なんて言っておきながら・・・・










「なんか、納得いかない・・・・」
「なのは・・・・」


ヴィヴィオの手には赤い金魚が3匹入った袋が一つ。
結局フェイトは2匹と、何故かヴィヴィオも1匹
掬い上げるという結果に終わってしまっていた。
ブツブツと文句を言いながら歩くなのは。
どうしてヴィヴィオに掬えて私はないの?とかなんとか
独り言を呟いていたが


「きんぎょ♪きんぎょ♪」


とはしゃぐヴィヴィオを見ていると、次第にそれも和らぎ、
結局はまぁいっかとフェイトと2人笑いあうのだった。






「ねぇ、なのは」
「何?フェイトちゃん」


露店の列もそろそろ終わりに差し掛かろうかという所で
フェイトちゃんが私を呼び止めた。
ヴィヴィオはあっちこっち動き回り過ぎて、つかれて
私の背中で眠ってしまっている。金魚は落とさないように
フェイトちゃんの手に渡っていた。


「私、やりたいのがあるんだけど」
「えっ、そうなの?」
「うん、いいかな」
「構わないよ。」
「ありがとう。」


フェイトちゃんがやりたいモノって何かな。なんて
考えていたら、割とすぐに目的の店が見つかった。
そこにいた、おじさんを見て、思わずフェイトちゃんを
見た。フェイトちゃんは小さく頷き、おじさんへと
声をかける。


「こんばんわ」
「はいよぉ・・・おっ、なんだ。あんたか」
「また、来ましたよ」
「ああ、今度はそう簡単にはいかないからよ」
「はい・・・・」


そう言ってフェイトちゃんはおじさんからコルクと
銃を受け取る。


「なのは、欲しいのある?」
「じゃあね、あれが欲しいかな。」
「わかった」



そう言って、フェイトちゃんは銃を構えた。













「また、やられたな」

そういってがははははははと笑うおじさん。
あまりの騒がしさに目が覚めてしまったヴィヴィオと
私の手には景品が二つずつ。


「でも一つ外しました」


そう言って笑うフェイトちゃん。


「おじさん、写真を一枚撮って貰ってもいいですか」


そうお願いして1枚写真を撮った。






フェイトちゃんと私とヴィヴィオ。3人が笑って映っている
写真は、今、私の家のコルクボードの一角に鎮座している。
その隣には、フェイトちゃんと景品を沢山抱えて笑っている私と
2人が笑顔で映った写真が貼られていた。














ピッ



きっかり90秒。それは非情な事実を告げる




「38.5度・・・・・。風邪だね。」
「う~~~~」
「そんな可愛い顔してもダ~メ。今日は一日ヴィヴィオとの
接触は禁止。それから絶対安静!。分かった?」
「・・・・・・・ぃ」
「聞こえません」
「・・・・は、い」
「よろしい」


シーツから目だけを出してる私を、覗き込んでいる
フェイトちゃんを見つめる。可愛いって言われても、困る。
くすくすと笑いながら、フェイトちゃんが体温計をケースへと
戻している。参ったな・・・多分疲れが原因だと思うけど。


「なのは、とりあえず病院行った方がいいから、
辛いだろうけど、着替えようね」
「・・・・ぅん」



そう言って着替えを用意してくれるフェイトちゃんを
ぼんやりと見ながら、パジャマのボタンを外す。
3つほど外し終えた所で、風邪による熱とは別の熱が
じわじわと体中を駆け上がってくるのが分かった。


「ふぇぃとちゃん・・・・・やっぱり病院行かない」
「えっ?どうして。」


振り向いて疑問の声を上げるフェイトちゃん。


「ちゃんと診てもらって、クスリ飲んだほうが早く
よくなるし、ヴィヴィオにうつしたら大変なんだよ」


うん、わかってるよ。そんなのよく分かってる。
だけどね・・・・・これはちょっと、まずいと思うんだ・・・。



「だって・・・・・」
「ん?」
「・・・・・・フェイトちゃんのせい、だもん・・・」
「えーっ?。どうして私のせいで病院行かないーーーー。あっ」



ゆっくりとパジャマの前を肌蹴る。外気がちょっと寒くて
震えちゃったけど、フェイトちゃんにはちゃんと伝わったみたい。


「あーーーー、っと・・・・は、はは、はははは」
「もう、笑い事じゃないの。付けすぎ・・・・」


なのはの心臓を中心に咲いた綺麗な赤い花を見つめながら
フェイトは乾いた笑いを零し、なのはは力なくベッドへと
沈んでいったのだった。











時に泣いて、時に笑って。当たり前の日常が
とてつもなく大切な時間であると、その身をもって
体験しながら、なのは、フェイト、ヴィヴィオの
3人は幸せに過ごしていた。








ーーーーーーーーーそうして月日は流れ


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テーマ:魔法少女リリカルなのはStrikerS - ジャンル:アニメ・コミック

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