好きこそモノの上手なれ

ほぼ百合成分100%(リリカルな感じ)で構成されております。但し過度の期待は禁物です。




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こんな時は :: 2011/05/28(Sat)

具合の悪い時は、そんな感じの文章が浮びます。
しかも、前にも同じネタで書いたと言う・・・・。


まぁ、いいよね。
早い話が、安心していいんだよって言う事で。


SS用のフォルダの中に「男」ってのがあって一瞬ビビッた。
何の事はない、男装フェイトちゃんの話だったんだけど
何だよ、男って・・・・って思ったもん。

続きちょいちょい書いてますが、もう少し掛かるかな(^^;ゞ
長い目で待って欲しいかも。


続きから、短編にしようか小ネタにしようか迷って小ネタに
した文章です。










■   □   ■   □   ■   □




思えば、今日は午後から幾らか調子は悪かった。
時折ずきりとする頭痛がその警告だったのだと思う。
いや、と言うか長年の経験から明かにその兆候は
これからやって来るだろう一つの症状を如実に表していた。



けれども、今日は事務仕事だけで定時に終れる事は
間違いなかったので、持ち歩いてる常備薬でとりあえず
応急処置としたのだか・・・・・。



(やっぱり、あんまり効かなかったなぁ・・・・)



部屋に戻ってからも治まる事のない頭痛になのはは
うんざりとしてしまっていた。
けれども、と気持ちを引き締める。

今日は久し振りにヴィヴィオが八神家へ泊りがけで
遊びに行く事になっていた。もう少ししたらはやてが
ヴィヴィオを迎えに来るはず。
そんな時に眉間に皺を寄せたような顔をしていては
ヴィヴィオはもちろん、感の鋭いはやてにはすぐさま
指摘されてしまうだろう。


そうすれば、ヴィヴィオは折角楽しみにしていた
お泊りも、自分を心配して「行かない」なんて言い出すかも
しれない。そんな事は絶対に避けておきたいところだった。




「ヴィヴィオ~。そろそろはやてちゃん迎えに来る頃だよ」


そう声をかける。とほぼ同時位に家のインターホンが来客を
告げる。


「やっはー。なのはちゃん。ヴィヴィオは準備ええかな?」
「うん、大丈夫。今日はよろしくね。はやてちゃん」


なんて挨拶を交わしていると、奥の方からバタバタと
駆け出してくるヴィヴィオ。


「そんなに慌てなくても、大丈夫だよ」
「だって、だって~」
「ははは、ほなヴィヴィオ、行こか」
「は~い。じゃあ、なのはママ、言ってきま~す」
「はい、言ってらっしゃい。はやてちゃんの言う事
ちゃんと聞いてね」


は~い、と言う返事はもう既に遠くから聞こえてきていた。



無事に走り出した車を見届けて、なのはは深く溜息を付く。



(なんとか誤魔化せたかな・・・・)



そんな事を考えている間も頭痛は止む事無く、とりあえずと
腰掛けたソファから立ち上がる気力もなくなっていた。

不幸中の幸いと言うか、何と言うか。本当なら今ここには
フェイトもいるはずだったのだが、2日前にかかった緊急招集の
せいで、今日も多分帰れない、と連絡が来ていた。


フェイトに余計な心配を掛けなくてすむ、と思う反面、
こんな状態で、一人で部屋にいるのは寂しいとも思ってしまう。
そんな暗く沈んでいきそうになる自分の思考を無理やり
浮上させて、今日はもう寝てしまおうとなのはは寝室へと
向かった。













ふと、目が覚めた。辺りは当然真っ暗。サイドテーブルに
置いてあるデジタル時計だけが僅かに明かりを放っていた。

時間はまだ深夜だった。


おかしな時間に目が覚めたモノだと思ったが、次いで
ブルッと震えた身体に何故か合点がいった。


(まずいなぁ、熱上がってきたのかな)


何となく節々も痛いような気がする。頭痛もあまりよくは
なっていないようだ。なんだかこの真っ暗な空間に
たった一人取り残されてしまったみたいで、急に怖くなった。
心細くて、涙が出そうになってしまう。


「ふぇいと、ちゃん」


ここにはいない愛しい人の名を呟いた。
呼んだ所でどうとなるものではない。
彼女はまだ捜査の真っ最中だろう。そんな彼女に
心配を掛けないように、連絡もしないで、こうして
早めにベッドへと潜り込んだと言うのに・・・・。



「なのは、大丈夫?」
「えっ?」


一瞬幻聴だろうかと思った。
具合の悪さと心細さとで居るはずのない彼女の声が
聞こえたのかと思った。
けれども次いでやって来た感覚にそれが
夢や幻ではない事を知る。
そっとなのはの額に触れられた掌は、少しだけひんやりとして、
気持ちよかった。


「ど、して・・・・」
「ん?」
「フェイトちゃん、仕事は?」
「ああ、大丈夫だよ。ちゃんと終ったから」


そう言って優しく頭を撫でてくれる。


「はやてからね、連絡があったんだ」
「はやてちゃん?」
「そう、夕方のなのはの様子がおかしかったって」
「・・・そ、なんだ」


やっぱりばれてたんだ、そう力なく笑う。
フェイトもはやてだからね、と、さも当然だよとでも
言いたげに口元を緩める。


「さっきね、シャマルがきてたんだ。ヴィヴィオが
眠った頃を見計らって来てくれたんだよ」
「そっか。結局みんなに心配掛けちゃったんだね」
「大丈夫だよ。どうしてなのはがそうしたのか、みんな
ちゃんと分かってたから。」
「・・・・うん」
「なのは?」
「ん?」
「今日はずっとこうしててあげるから、もう眠って?」


そう言ってフェイトは、なのはの手を握る


「でも、フェイトちゃん。フェイトちゃんも疲れてるでしょ?」
「私は大丈夫だよ。ずっと徹夜だったわけじゃないから」
「ホントに?無理、してない?」
「ふふ、それはなのはに言われたくないな」
「あーぅ・・・・」


全く説得力のないなのはのセリフにフェイトが笑う。
そんな会話をしている間も、繋いだ手とは反対の手が
ずっとなのはの頭を撫でてくれていた。
その心地よさに次第に遠のく意識。


「ふぇぃと、ちゃん。」
「ん?」
「ぁ、りがとぅ・・・・」



さっきまでの心細さや、寂しさは今はもうなくなっていて。
触れてくれている掌がいつまでも温かくて・・・・。

明日起きたら、一番最初に会えるのがあなたで良かったと
安心して眠りにつくなのはであった。




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テーマ:魔法少女リリカルなのはStrikerS - ジャンル:アニメ・コミック

  1. 小ネタ
  2. | comment:1
<<もう少し、だと思う(ーー;) | top | お返事です>>


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  1. 2011/05/29(Sun) 23:40:30 |
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