好きこそモノの上手なれ

ほぼ百合成分100%(リリカルな感じ)で構成されております。但し過度の期待は禁物です。




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後半部分です。 :: 2011/06/03(Fri)

さて、過去拍手文の後半部分です。
例によって手直ししてません(笑)。

いきなり話が進んでいく感じがしますが
それはまぁ、拍手掲載文だったから
という事でスルーして下さい。


新しくはない文章ですが、よろしければ続きからどうぞ。










■   □   ■   □   ■   □




「なのはちゃん、フェイトちゃん自分の事、知ってるんじゃ・・・・・」

「・・・・・・うん。多分、そうだね」











「な、何が起こってるんですか?」


(参ったな、まさかこんな昼日中からこんなに派手に動くとは
思わなかったなぁ。私の誤算だ)


「フェイトちゃん。走るよ!!」


そういいながら私はフェイトちゃんを引っ張って走り出す。
追いかけて来るのは、「テスタロッサの遺産」を何としても
手に入れようとしているあの組織の連中だろう。

目的を果たすためなら人殺しだって何の躊躇いもなく
やってしまう連中。
こんな奴らにフェイトちゃんを渡すわけにはいかない。
走りながら私ははやてちゃんに救援を求めた。


「はやてちゃん、ごめんしくじった。シグナムさん達と
合流できるかな」

「20分頑張れるか?」

「なんとか。」

「ほな、例の廃ビルに向かって」

「分かった」


用件だけ話して通信を断つ。
後は、とにかく・・・・逃げる。






暫く走ると、目的の廃ビルに到着した。
シグナムさん達が来るまであと・・・・・10分。
なんとか時間を稼がないと・・・・・




はぁはぁはぁ

「大丈夫?フェイトちゃん」

「・・・・・・」

「私が、安全な所まで連れて行くからね」







「どこの誰かは知らないが、諦めて出てきた方が命を
粗末にしなくてすむと思うんだがな」

「お前が一緒に逃げてる娘を置いて出て行くだけでいい」

「お前も死にたくはないだろう」



そう言いながらこちらの出方を伺う奴ら。
そっとフェイトちゃんの様子を見ると青ざめた顔をしながらも
何かを考えているようだった。


「フェイトちゃんは渡しませんよ。それにあなた方の欲しいものも
きっと手には入りません。」

「・・・・・貴様、その娘の正体を知っているのか?」

「何の事でしょう?」

「とぼけるな。貴様もその娘とテスタロッサの遺産が
目当てなのか!!」







「えっ?なのは、さん?・・・・・今の話本当なの?」

「フェイト、ちゃん・・・・・・・・・」

「母さんの遺産が欲しいために、私に近づいたの?」

「フェイトちゃん。聞いて」

「触らないで!!」

「ーーーーっ」





フェイトちゃんからの拒絶の視線が痛かった。
けれど私はフェイトちゃんを守らなきゃいけない。


「フェイトちゃん聞いて。私の事恨んでもいいし、
憎んでくれて構わない。
けれど、今はここを逃げ切る事に協力して。奴らに
フェイトちゃんもフェイトちゃんのお母さんの遺産も
渡しちゃいけないの!」

「・・・・・・どう、するの?」

「・・・・ありがとう。とりあえず、フェイトちゃん、
そのネックレス預からせてもらってもいいかな」

「・・・・・知ってたの?」

「うん、ごめんね」

そういいながらフェイトちゃんからネックレスを受け取る。
この中に、マイクロチップが隠されている。

「テスタロッサの遺産」と呼ばれる、記憶転写型クローン人間の
研究の資料が・・・・・・。











「シグナム、ヴィータ。急いでなのはちゃんと合流して」

「了解!!」

「シャマル、万が一の為に、救急車の手配を」

「分かりました。」

「なのはちゃん、フェイトちゃんを守るために無茶しそうや」










「じゃあ、行くよ。」

「でも、なのはさんは?」

「私なら大丈夫。慣れてるからね。」

そう言って笑うなのはさんの笑顔が今は辛い。
私と一緒にいてくれたなのはさんは、全部この遺産の為
だったんだ。
あの時の言葉、嬉しかったのに、全部嘘だったのかな・・・・




「フェイトちゃん?」

「・・・はい」

「このバッジをつけた私の仲間を探して。
きっと保護してもらえるから。」

「私が出て、奴らが私を追い始めたら、あの階段から
下に行くんだよ。いいね。」

「・・・・・」

何も言ってはくれないけど、頷いてくれたのを確認して、
私は飛び出す。今の私はフェイトちゃんの上着を着ていた。
代わりにフェイトちゃんには私のジャケットを。

私をフェイトちゃんと誤解させるために、あのネックレスを
首から下げる。わざと奴らに見せ付けるように。


「いたぞ、追え。」


あいつ等の動きを確かめながら、少しでもフェイトちゃんから
離れるように。少しするとフェイトちゃんが階段に
向かうのが見えた。それを見届けて、私は方向を変える。


男の背後に回りこみ、一人、また一人と倒していく。
拳銃を抜いた一人のその懐に一瞬早く入り込み、
鳩尾に膝を打ち込む。倒れこんできたその顔を今度は
思いっきり蹴り上げた

男の拳銃を取り上げ、こちらにむかって
発砲しようとしている奴らの肩を狙って打ち抜く。


あと一人


そう思った時、背後から声がかかった。
ハッとして振り向いた瞬間にわき腹に焼け付くような痛みが走る。
その衝撃で後ろに飛ばされるが、すぐに体制を戻して、
物陰に身を隠す。焼けるような痛みの中、フェイトちゃんの事だけが気がかりだった。







「もう、諦めたほうがよさそうですよ」



突然、場違いなほどの穏やかな声が聞こえた。
そっと声のした方へ顔を向けると、そこには・・・・・


「フェイトちゃん・・・・」


フェイトちゃんの腕をねじ上げ、得意気に笑っている男がいた。


「全く、私が来なかったら逃げられていたじゃないか」

「役に立たない連中だ」

「さて、お嬢さん。君の持っているチップを渡して貰おうか」

「・・・・くっ」





両手を挙げ物陰から出て、男の前に出る。

「チップを渡す代わりに、フェイトちゃんを返して
もらえませんか?」

「それはムリな相談だね。われわれの研究には、
この娘も大事な資料なんだからね」

「それに、君に選択の余地はないよ。自分の状況を
分かっているのかな?」


正面にはフェイトちゃんを捕まえている男と、
拳銃をこちらに向けている男が一人。
そして背後にはさっき倒し損ねた最後の男がいた。


「ふぅ、そのようですね・・・・・。私の、負けです」

「では、チップを渡してもらおうか」





ゆっくりと腕を動かす。


「でも」


首からネックレスを外す。


「私、諦めが悪いんですよね」


そして


「もう、2人とも遅い!!」



そう言い放った直後に男のいる方とは反対の方へ
ネックレスを投げる。と同時にフェイトちゃんに
向かって走り出した。

ネックレスを追って視線が外れる。その僅かの隙に
フェイトちゃんを助け出す。その間に拳銃を構えていた男は
ヴィータちゃんが、背後の男はシグナムが押さえつけていた。



「すまん、まぁだが間に合ったんだから許せ」

「もう~・・・・。大丈夫だった?フェイトちゃん。
ごめんね、怖い思いをさせて」

「・・・・なのはさん、血が」

「ん?。ああ、これはあいつ等の血だから、大丈夫。
私はかすり傷だけだから」

「そう・・・・」

フェイトちゃんが視線を合わせてくれない。仕方ないよね。
それにこれで仕事は終わりだ。



後からやってきたはやてちゃんにフェイトちゃんを託す

「じゃあ、後お願い。はやてちゃん。フェイトちゃんの事と
研究の事。これがチップだから。」

そう言って私はネックレスから外していたマイクロチップを渡す。
それから、投げてしまったネックレスを拾って
フェイトちゃんへと返す。

「大事なものなのに投げちゃってごめんね。ありがとう。」

そう言って私はフェイトちゃんに背を向けた。

「なの・・・・・」

フェイトちゃんが何か言いかけてたけど、私は振り返らなかった。
はやてちゃんがフェイトちゃんを連れて行ったのを確認して・・・・・




私は、崩れるようにその場に蹲った。







「「なのは!!」」

「バカが、無茶苦茶しやがって。何がかすり傷だよ。」

「ん・・・・・ご、めん。・・・・・・・・ちょっと・・・失敗、した」



そのまま私は、意識を失った。











「フェイト・T・ハラオウンさん」

「はい?」


下校途中、突然女の人に声をかけられた。


「あなたは・・・・・」

「あっ、覚えててくれはった?」

「当たり前です。まだあれから一週間しか
たっていないんですよ・・・」




そうだ、あの現実ではなかなか信じられないような体験を
してから、まだ一週間しかたっていなかった。
それなのに、私の周りでは、何事もなかったかのように
ごく普通の日常が戻っていた。


「何か、用ですか?」

「なんや、随分冷たい言い方やね」

「・・・・帰りますよ」

「ちょっ、ちょお待って。今日はスカウトにきたんよ」

「はぁ?スカウトって・・・・」

「これ、何か分かるよね」

「それは・・・・」


それは、あの事件の発端となったマイクロチップ。
クローン人間・・・・つまり私についての研究の資料。
二度と関わりたくなかったのに・・・・・




パリン



「えっ、ちょっ・・・何してるんですか?」

「ん~~~?。壊した」

「壊したって・・・・それがどれだけ重要なものか
分かってるんですか?。きちんと研究されれば
世の中の役に立つ技術だってあったのに」

「せやね、けどよう知ってるね。」

「・・・・それは、私の母さんの研究で・・・」

「それだけやないよね。フェイトちゃん、このチップの中身
知っとったやろ?」

「そ、それは・・・・」

「このチップな、何重にもロックが掛けられとった。
うちの技術者が話しとったんやけど、自分たちが
解除する前に、誰かが一度、ロックを解いてるって」

「それができるんは、フェイトちゃん。あんただけや」

「なのはちゃん言うてたんよ。フェイトちゃんよう勉強できるって。
本当は家庭教師なんて必要ないくらい。本当はもっと専門的な
事も出来るけど、出来ない振りをしてるって。」

「それと、記憶力も相当なもんやって」

「フェイトちゃん、このチップの中身、全部覚えとるよね?」

壊れたチップを掲げ疑問系で問いかけては来るけれど
限りなく断定に近い問いかけ。
私は俯いて口を噤む。


「ウチの技術班のモンがな、フェイトちゃんの頭脳が
欲しいっていっててな。フェイトちゃんの諸々の事情も
考えたら、ウチで働いたら、万事収まるんやないかなぁって」

思ったんよ。そう言って屈託なく笑う。
この人、本気で言ってるのかな。

けど、そこには・・・・彼女がいる。


「あなたの所には、なの・・・・・あの人がいるから・・・・」

「ん?。あの人?・・・・・あぁ、なのはちゃんの事?」

「それやったら大丈夫やよ。なのはちゃんは多分
もうすぐいなくなる思うから」

「えっ?」

「一人足らなくなるから補充するとも言うかな。」

そういいながらニヤリと笑った。

「辞めるんですか・・・仕事」

「いんや、そうやなくて・・・・・せやねぇ。多分あと何日も
もたんのと違うかな」

「えっ?どういう事?」



嫌な感じがする。聞いたらいけないような。だけど確認
しないともっと後悔してしまうような・・・・・。




「はやてさん!!どういう事なんですか?」




「・・・・なのはちゃん、今病院におるよ。あの時、やっぱり
撃たれてたからね。せやのに無茶しよって。撃たれてから
あんだけ動いたら、いかんやろ?いっつも無茶しとったからね
生き急いでるって言うか。きっと長生きできんねって話してた
ばっかりやったのに。」

「そん、な。なんでそんなに冷静でいられるんですか?
仲間なんでしょう。命を預けた仲間なんでしょう?。」

「せやよ。私らはお互いに命を預けて仕事しとる。せやけど
自分の命も、大事に出来んヤツに、人の命預けられる?」

「そんなん、私は怖くてようできん。」

「ふ、ふざけないで。なのはさんは、私を守ってくれた。
命がけで守ってくれた。私に、私でいていいって言ってくれた。
そんな、そんな・・・・・」

「・・・・・・・病院はどこ?」

「ん?」

「なのはさん・・・・なのはの病院はどこ!!」

「もう、無駄やと思うけどな」

「うるさいっ!病院を教えて」

「あそこ」



指をさした先に見える病院。あそこは確か・・・・





「聖祥大附属病院」














病院の玄関を駆け抜けようとして、あの時にいた女の人を
見つけた。
白衣を着てるって事は、この病院の人?
慌てて、後を追ってグイッとその腕をつかむ。


「きゃっ」


突然の事にバランスを崩して小さく悲鳴をあげた。
けどそんな事に構っていられない。


「なのはの病室はどこ?」

「えっ?」

「お願い、なのはの病室を教えて」

「・・・・・・507よ。でも、今は」

何か言いかけてたけど、最後まで聞いていたくなくて駆け出した。
途中誰かから廊下を走るなって言われたけど、そんなの知るか。
今は、一刻も早く彼女の元へと行きたかった。









「はやてちゃん、あれでいいんですか?」

「ええんよ。こうでもせんと、後味が悪くてしょうもないからな」

そう言ってはやては笑う。

「あっ、けどスカウトの話はホントの事なんよ。」

「へぇ~そうなんだ。うちの技術班も思い切った事
言い出しましたね」

「たまには、ええんやないの」

「ですよね」

「さて、私らもなのはちゃんのトコにご機嫌伺いに行こか」

そう言ってニヤリと笑った。














(507だ)

中からは物音一つしない。本当にここでいいのだろうかとも思う。
けれど、いつまでもここにはいられないから、そっとドアを開けた。










「あれっ?フェイトちゃん。・・・・・どうしてここに?」

「・・・・・えっ?」

「ん?よくここが分かったね。・・・・元気だった?」

「・・・・・危ないって・・・・・」

「えっ?」

「何日ももたないって・・・・言ってたのに」

「?、何の事?」

「いなくなるっていうから、私は・・・・・・」


目の前には、ベッドに座り、本を読んでいるなのはがいた。
確かに、点滴はしているし、病衣の隙間からは包帯も見える。
ケガをしたのは間違いないようだが・・・・

近くまで言ってじっとその瞳を見つめて、
そっとその頬に触れてみた。

「温かい・・・・・・生きてた・・・・・・うっ・・あっ・・・・・うぅ・・・・」

「なのはーーーーっ・・・うわぁぁぁぁぁあああ」

なのはの身体にしがみ付いて、こらえ切れなくなって泣いた。
誰かが入ってきたような感じもしたけど、もうどうでも良かった。
ただ、なのはが無事だった、それたけで もう・・・・・。

「なのは、もうあんな無茶しないで!自分の事も大事にして。
これからは、もう私が無茶なんてさせないから!」

うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁん。なのはぁ~~~~~。










「いやぁ、良かった良かった。これからはフェイトちゃんも
私らの仲間やね」

「・・・・・・・・」

「おっ、何睨んどんの?」

「酷いよ、嘘つくなんて」

「ん~?私は嘘なんて1個もいっとらんよ。
なのはちゃん、いっつも無茶しよるから。
きっと早死にするでぇっていっつも言うとるし。
ホンマにもうあかんかなぁって思ったもん。
嘘なんていうとらん」

「~~~~~~~っ」

「フェイトちゃん、諦めた方がいいよ。はやてちゃんには
誰も勝てないんだから」




「なのは・・・・・・」

「・・・・・ぅん。」

「本当に無事で良かった。」

「心配かけてごめんね。ありがとう」











政府直属の秘密組織

「特別機動捜査部隊第6課」

通称 機動6課

表には決して出してはいけない事件
それらを迅速に解決するために設立された。謎多き部隊
今だ全員の素性は不明。
そこに、さらに新しいメンバーを加え、
彼女たちはこれからも平和を守るために
頑張ってくれるのだろう。











おしまい。ありがとうございました。
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テーマ:魔法少女リリカルなのはStrikerS - ジャンル:アニメ・コミック

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