好きこそモノの上手なれ

ほぼ百合成分100%(リリカルな感じ)で構成されております。但し過度の期待は禁物です。




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はやてちゃん、おめでとう! :: 2011/06/04(Sat)

昨日の文章への拍手の数字が、見た事ないモノになってて
ビックリ(^^;ゞ。

鈍感フェイトちゃんは皆様の琴線に触れたのかしら。
めっちゃ嬉しいです。私、調子に乗っちゃいますよ?。
だけど、これの反応が良過ぎて、続けて書いてたモノが
なんだか、心配・・・・。


と、今日ははやてちゃんのお誕生日ですね。
えっと、そっちは何も用意しとらんかった(-_-;)。
m(_ _)mゴメン。はやてちゃん。

今日はとりあえず、昨日行ってた通り、男装フェイトちゃんを
出しときますね。
男装シリーズってことで、これと言ったタイトルはないです(笑)。
それと、思った以上にフェイトちゃんがいじめっ子テイストで
仕上がってしまいました。書いてる分にはめちゃくちゃ
楽しかったのですが・・・・。


フェイトちゃんの事、いじめっ子のままにしておくのはイヤなので
ネタが浮び次第、たまに更新します。

とりあえず、拍手から下げた1本目を続きにのせてます。
次のお話は、この後の記事で・・・・。









■   □   ■   □   ■   □




「ちょお、季節はずれやねんけど転校生を紹介するよ~」
「入ってきてええよ」

ガラッ


ザワザワしていた教室の空気が一瞬にして感嘆の
溜息へと変わる。
扉を開けて入ってきたのは、亜麻色の髪をサイドアップにした
蒼い瞳の少女だった。


「高町なのはです。短い間ですがよろしくお願いします。」


短い間・・・・。


そう、今は10月しかも高校3年の、だ。
どう考えたって転校生のくる季節じゃない。
こんな季節に転校してくるのは、訳ありか
純粋に家庭の事情か。

まぁ、どちらにしても深く関わらず、当たり障りのない
付き合いをしていれば無難だろう、教室内の誰もが考えた。









「そしたら、ハラオウン。そこ隣り、今日から彼女の席やから」
「はい、分かりました。」
「ほな、高町さん。彼、フェイト・テスタロッサ・ハラオウン君が
このクラスの委員長やねん。とりあえず学校のわからん事は
彼に聞いてな」
「・・・・・・わかりました」


ざわざわざわ


クラス担任の八神はやての発した言葉で、たった今まで
この転校生へは係わり合いになろうとしなかった生徒、特に
女子達がざわめきだした。



(ちょっと、ハラオウン君の隣よ。)
(彼と近づくチャンスじゃない?)
(それなら彼女を取り込まないと。)
(誰が彼を射止めても恨みっこ無しだからね)



「えっと、高町です。よろしくお願いします。」
「こちらこそ。ハラオウンだ」


男性にしては少し高めの声に、ごく近くの女生徒達は
うっすらと頬を赤くして、その声に聞き惚れている。


(なんか、面倒なクラスに来たような気がする)


なのはは思った。できれば残り約半年。
何事もなく卒業したいのに。
チラリと隣を見る。綺麗な顔をしている。
とても男子には見えない。

色白で、金糸のような金髪は陽に当たると
文字通り金色に輝いて見える。赤い瞳は
見つめられればそれこそ、吸い込まれるようで。
男子生徒にしては華奢な体つきに見えるが
今時の高校生は、脱いだら割と筋肉質、なんて
結構多いようなので、彼もそうなのかもしれない。
きっちりとした詰襟の制服が彼の色の白さを
際立たせているようだった。


(休み時間は覚悟しておいた方がいいかな)



やがてやってくるだろう休み時間の騒動を想像し
なのはは気づかれないように溜息をついた。














「疲れた・・・・・」


なのはは今、人気のない階段の踊り場にいた。
予想していた通り、休み時間の度に周りに
生徒たち、特に女子、が群がって、トイレにすら
立てない状態だった。


「ねぇねぇ、高町さんはどこから来たの?」
「えっと・・・・海鳴市から」
「へぇ、それって随分遠いよね」
「そう、だね」
「足りない教材とかあったら言ってね。今から全部
揃えてたら大変だし。わりと先輩とかが残していったの
つかえるんだよ。」
「そうなんだ。ありがとう」
「あっ、それでさ」
「この辺のね・・・・・」
「あの先生ってさ・・・・」


ワイワイ、がやがや。


これだけ私が取り囲まれて身動きが取れなくなっていると
言うのに、隣の委員長だといった彼は動く気配すらない。
少しくらい、この騒ぎを落ち着かせてくれてもいいものを。
はっきり言って、私の所に来るのではなく、明らかに
彼目当てで来ている生徒もいるのだから。

その証拠に私に一つ質問してはすぐに隣の彼へと
言葉をかける。それに応える彼に見つめられて
バカみたいに顔を赤くしているんだから。


恨みがましく彼を軽く睨む。それに気が付いた彼は
こちらの意図に気づいているだろうに、さわやかに
にこりと微笑んでいるだけだった。


(こいつ、絶対に裏の顔がある)


なのはの経験上、こういう顔で笑うやつに限って
裏では人に言えないことをしていたりする。


(あまり関わらないほうがいいかな)





そうして、午前中一杯の休み時間は無駄に
女生徒達に潰されていった。












そろそろ午後の授業が始まる。いつまでもここに避難
している訳にも行かないだろう。


(そろそろ戻ろうか)


そう思って階段を降りたのだが・・・・・


(あれっ、どっちに行くんだっけ・・・・)


転校初日。ろくに校内を案内して貰わないうちに
他の生徒から逃げ出すために教室を出た。
それが不味かったのだろう。教室へはどこから
行くのか分からなくなってしまった。


(参ったなぁ。転校初日からサボるのはまずいよ)
(でも、闇雲に動き回っても、事態はよくならないだろうし)


困った。そう思って頭を抱えていたら、見覚えのある
後姿がなのはがいる場所の先の廊下を曲がっていった。


(あれって、委員長だよね)


転校初日で誰の顔も覚えてはいないけれど、あの
金髪はさすがに忘れない。


(ラッキー、きっとあっちが教室棟なんだ)


そう考えてなのはは彼の向かった方向に小走りで
着いていった。


「ハラ・・・・」


名前を呼ぼうとして、それより一瞬早く彼がどこかの
部屋に入ってしまった。まだ教室棟ではないので
ここは、教材の資料室か、あるいは特別教室なのか
どちらにせよ、資料を運ぶのなら手伝って、恩を
売っておこうとなのはは、その部屋の中へと入っていった。


部屋は薄暗く、明るい所から入ってきたなのはは一瞬
その暗さに視界を塞がれたような状態になってしまった。
足元がおぼつかなくて


ガシャン!!


すぐ目の前にあったバケツに蹴躓いて転んでしまった



「ーーーーったぁ」
「誰だ!!」
「あっ、ごめん。実は・・・・」


音にビックリして奥の方にいた彼が飛び出してきた。
慌ててなのはが弁解しようとその顔を上げて、



彼と目が合った瞬間・・・・・・・・・・・・固まった。



よほど慌てていたのだろう。学生服のボタンがきちんと
止まっていなかった。そこから見えた身体には




「・・・・・・・む、ね?」



きっちりとさらしを巻きつけられた、どこからどう見ても
それは女性の胸にしか見えないものがそこにはあった。



小さく呟いたなのはの言葉に、今度はフェイトが慌てた。



「あっ」


慌てて後ろを向いて、ボタンを止める。
それから何事もなかったかのように振り向いて。

けれどその目は、今見た事を忘れろと
脅しているようで・・・・・。



「あなた・・・・・女の子だったの?」
「・・・・・」


無言のまま一歩また一歩と詰め寄られる。
なのはもその気迫に自然と一歩ずつ後退する。
だが、狭い部屋の中、いずれは壁にぶち当たる。

そうして壁まで追い詰められて、フェイトは両手を壁につき
なのはの身体を囲い込む。その目は細められなのはを
睨みつけている。


「今見た事、忘れてくれないかな」
「・・・・・どうして・・・・」
「忘れて、くれるよね」


にこりと微笑みながら言ってはいるものの、その目は
真剣そのもので・・・・・。


「キミも、訳ありでここにきたんだ。穏便に卒業したいよね?」
「どうして、それを・・・・」
「気が付かない?ここの学園長の名前覚えてる?」
「・・・・・クロノ・ハラ、オウン」
「そう、僕の兄だよ」


そう言ってニヤリと口端を歪める。


(やられた。)


恩を売るどころか逆に弱みを握られた、そう思った。


「安心していいよ。話すつもりはないから」
「・・・・・・本当に?」
「もちろん、キミが今見た事を忘れてくれるなら」
「・・・・・分かった。約束する。だから、お願い」


私の事も忘れて。
そう、懇願する事しか出来なかった。










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テーマ:魔法少女リリカルなのは - ジャンル:アニメ・コミック

  1. 男装フェイトちゃんシリーズ
  2. | comment:0
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