好きこそモノの上手なれ

ほぼ百合成分100%(リリカルな感じ)で構成されております。但し過度の期待は禁物です。




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Happy wedding :: 2011/06/09(Thu)

こんばんわ。
はい、今日はタイトルまんまです。捻りも何もありません。
以前頂いたリクで幸せ結婚式って言うのがありまして。
今回はそれでいってみます。

が、しかし。長いです。いつもの私ならこの量は
3つに分けます( ;^^)ヘ..。
なんですが、何故か今日は一気に上げちゃえって
気分になってます。

もう少し、余計な部分を削ってスマートにとか
読み手の皆さんに親切な文章で、とか
考えたのですが、端折るのももったいない気がして
なりません(笑)。

そんな訳で、20KBほどありますが、バッチこいって方は
続きからどうぞ。

あっ、それと。皆様脳内補完の準備はよろしいでしょうか?
私の文章ではきっと細部までは伝えきれないと思います。
だから、きっとここだなって言う部分で例のポスターを
思い出してくださいね。


それにしても、我が家では王子様のはずのフェイトちゃんが
ちょっとわたわたしています(笑)







■   □   ■   □   ■   □



六課が解散してからおよそ半年後、私はなのはに
プロポーズした。


本当はもっと早くにそうしようと思っていたんだけど、
六課解散とほぼ同時位に私の方に長期の出張が
入ってしまったり、なのはも管理外世界での教導が
入ったりと、タイミングが悪かったというか・・・・。


いや、決してチャンスがなかったわけじゃないんだけど、
こう・・・ね。いい雰囲気になっても心の準備が
出来てなかったり、ここだって言うときに限って
邪魔が入ったりね。この場合大抵邪魔するのは
はやてなんだけど。

ある意味凄いよね。なにかそういうアンテナがあるのかな?
あったとしたら、一度見てみたいな。きっと何本も
立ってるんだろうなぁ・・・・・。



と、とにかくね。やっとね、半年も後になっちゃったけど
なのはにプロポーズしたんだ。














久し振りに2人揃ってとれた休日に、私となのはは
ちょっと季節はずれだけど、海を見に行こうかという事に
なって、なのはの手作りのお弁当をもって私の運転する車で
ドライブに出た。

残暑が厳しいとは言っても、流石に海に入るには少し
肌寒い季節になってきていたせいか、海にいる人はまばら
だった。

2人肩を並べて、最近のなのはの教導の事とか、
私が任務で出かけていった世界の、空や景色が綺麗だったとか、
ヴィヴィオの学校での事とか、そんな他愛のない話を
しながら海岸沿いを歩いた。


急に吹いた海風になのはの髪が靡いて、それが太陽の光に
照らされてキラキラと輝いて見えて、ちょっと見惚れて
しまったり、そうしてぼんやりしていた所をなのはに
見つかって慌てて誤魔化したり。



お昼は日陰になった岩陰で、海を見ながらなのはの手作りの
お弁当を食べた。本当にゆったりした時間。
今度はヴィヴィオも一緒に連れてこようねって話もした。


そうして、ずっと真上の方にあった太陽も、今ではもう
随分と低い所まで降りてきて、キラキラと輝いていたそれも
少しずつ、オレンジ色に染まり始めた頃。


「なのは」
「ん?」


海を見ながら私はなのはを呼んだ。


「結婚、しようか・・・・」


ホンの一瞬ピクリと揺れた肩。


「私は、なのはとヴィヴィオの一番近くにいたい。
この先、ずっと。どんな事があっても。だから・・・」
「・・・・・フェイトちゃん。」
「うん?」
「ありがとう。私も・・・フェイトちゃんとずっと
一緒にいたい。どんな時も、どんな事があっても
ずっと傍に、いたい。」
「・・・・なのは。」


水平線へと近づく赤く色づいた太陽に照らされた
なのはが、とても綺麗で。
その蒼い瞳から零れ落ちそうになる雫を必死に
堪えている様子がとても可愛くて。
そっとなのはの肩を抱き寄せた。ぎゅっと
抱きついてくるなのはを、私も腕に力を込めて抱きしめ返す。
そして、もう一度耳元でさっきの言葉を繰り返した。


「なのは、結婚しよう。絶対に幸せにするから」
「うん・・・。私も、幸せにするからね」





3人で、幸せになろうね・・・・・。





そうして2人、静かに誓いの口付けを交わした。
















プロポーズからひと月ほど後ーーーーー





「フェイトちゃ~ん。お風呂いいけど、仕事の方はどう?」


家へ仕事を持ち帰って、書斎でデータのまとめやら、
各協力機関への提出書類なんかを作成している最中に
なのはから声がかかった。


「えっと、もうちょっとかかりそうだから、先に入ってて
いいよ。」
「そう?。ヴィヴィオも宿題が終ってないって必死に
なってたから・・・・じゃあ私、先に入っちゃうね」
「うん、ごゆっくりどうぞ」


そう言って、なのはは書斎を後にした。
暫くドアを眺めてから、いいチャンスだと思って
やりかけの仕事を一旦中断して、私はヴィヴィオの
部屋へと向かった。





コンコン


「は~い」
「ヴィヴィオ、入ってもいいかな?」
「フェイトママ?、どうぞ~」


ヴィヴィオの了承を貰って部屋の中に入る。


「なのはママと一緒にお風呂に入ったんじゃなかったの?」
「うん、ちょっとまだ仕事が残ってたからね」
「そうなんだ・・・・・それで?どうかしたの?」
「実はね、ヴィヴィオに相談、というか、協力して欲しい事が
あってね」
「協力?」
「そう、あのねーーーーーー」


私はある計画の協力者になって欲しいと、ヴィヴィオに
以前から考えていたことを話し始めた。























限られた時間しかなかったから、大まかな内容しか
話せなかったけど・・・・。


「どうかな、ヴィヴィオ」
「どうかなも、何も。凄く素敵だよ!」


やや興奮気味に話すヴィヴィオ


「あんまり大きな声だしちゃダメだよ」
「あっ、ごめんなさい」


そんなヴィヴィオを微笑ましく思いながらフェイトは続ける。


「じゃあ、手伝ってくれる?」
「もちろん。でも、フェイトママ。」
「ん?」
「なのはママに気が付かれないで準備なんて、凄く難しいよ」
「ぅっ・・・・。そうなんだよね」


そう、そこが一番の問題なのだった。もともとなのはに対しては
隠し事が下手なフェイト。自然に振舞おうとすればするほど
ぎこちなくなったり、また、なのはにしても、ことフェイトに関しては、
鋭すぎる程の観察眼を持っていた。


「だからね、今回はこの子達にも協力してもらう事にした。」


そう言ってポケットから取り出したのはーーーーーー。



「バルディッシュ。それに、レイジングハート・・・・」
「協力してくれるよね。二人とも」



そう言ってそれぞれのデバイスに声をかける。



「yes sir」
「・・・・・yes」


バルディッシュは兎も角、レイジングハートに自身の主を
欺けとは、フェイトでなくては言えない所業である。
若干の沈黙をフェイトがどう受け取ったのかは分からないけど、
そんな様子を見ていたヴィヴィオはレイジングハートに
申し訳ない気持ちで一杯だった。



「ねぇ、フェイトママ」
「なに?」
「いっその事、はやてさんにもお願いしたら?」
「それはダメッ!」


ヴィヴィオの提案は即却下。


「そ、そんなに力込めなくても・・・・」
「はやてに話したら、どんな事になるか・・・考えたくないよ」
「ああ、まぁ。分かるけど・・・・でも・・・・」


それでも、フェイトがなのはを騙すのよりは
ずっと確実だという事を知っているヴィヴィオ。
しかし、フェイトの言う事も間違いではないから
始末が悪い。


「それにね。予定の日は今から1週間後なんだ」
「えっ?そんなに急なの?」
「その後、私に長期の出張が入っちゃったからね」


そう言って苦笑するフェイト。


「それにね、元々なのはとも派手な事は止めようって
話していたことだし、私はヴィヴィオがいてくれれば
それでいいんだよ」
「フェイトママ・・・・・。」
「はやて達には、ちゃんと後で報告するし・・・・まぁ
ちょっとはいじけちゃうかも知れないけどね」


そう言って悪戯っぽく笑うフェイトを見ていると
ヴィヴィオもそれ以上は何も言えなかった。


「分かった、フェイトママがそれでいいなら。」
「うん、ありがとうヴィヴィオ」
「なのはママをビックリさせちゃおうね。」
「ははは、そうだね」





そんなこんなで娘と2機の協力の下、フェイトのある計画が
進められようとしていた・・・・・。












だかしかし、フェイトは知らなかった。
何度となく八神家に泊りがけで遊びに出かける程
はやてとは仲良くなっているヴィヴィオは、はやてに
とある任務を命じられていた事を・・・・・。

















ピッ


「あっ、はやてさん、あのねーーーーーーー」






















そして、計画実行当日。


ひやひやした部分も多々あれど、なんとか準備は間に合って
今日という日を迎えられて、フェイトは信じられない
気持ちで一杯だった。


(一番まずいと思ったのは、今日なのはに仕事が
入りそうだった事だよね)
(でも、代わりに誰が行ったんだろ?)
(なのはもよく知らないって首を傾げてたからなぁ・・・)
(まぁ、いっか。それよりも・・・・)



代わりに任務へついてくれた誰かに感謝しつつ、フェイトは
今日の主役のなのはを目的地へと誘い出そうと動き出した。









「なのはー。ヴィヴィオと3人で行きたい所があるんだけど・・・」
「3人で?」
「そう、3人で。ねっ、ヴィヴィオ」
「うん、行こうよ。なのはママ」
「そうだね。たまには3人でお出かけしようか」
「やったー!!」


なのははまだ気がつかない。
フェイトとヴィヴィオは2人そっと顔を見合わせて
微笑んだ。






「ねぇ、フェイトちゃん。どこ行くの?」
「ん~。秘密。」
「え~~。なんでぇ」
「着いてからのお楽しみ。」
「お楽しみだよ~。なのはママ」
「えっ?ヴィヴィオも知ってるところなの?」
「うーんと、行くのは初めてだけど、どこに行くのかは知ってる」
「えーっ、な~に、それ。もう2人して、ずるいよっ」
「あはははははは」


車の中で、なのはは少しだけ口を尖らせながら、
けれども楽しそうな顔をして会話を楽しむ。
それからホンの5分ほどで、目的の場所が見えた。
車は静かに駐車場へと入る。
そこから見える建物を見て、なのはが息を呑むのが
分かった。


「フェイト、ちゃん・・・・ここって。」
「そう、教会・・・・。ここで今日私達の結婚式をあげるんだ」
「えっ?」
「ねぇ、早く行こうよ。2人とも。」


驚いて言葉の出なくなったなのはに考える間を与えずに
ヴィヴィオがその手を引く。私も大事な荷物を一つ掴んで
車を降り、2人を追いかけた。
この後、どれだけなのはが驚いてくれるかな、そんな事を
こっそりと考えながら。








教会の入り口までやってきて、扉を開けようと手を伸ばす、。
と、それより一瞬早く中から扉が開いた。
まさか中から開けられるとは思ってもいなくて、
伸ばした手が行き場をなくして宙を彷徨っていた。
そして、そこから現われた人物に私は言葉を失った。



「遅かったやん。みんな待ちくたびれとるよ」
「はやてちゃん!?」
「はやてっ!!」


管理局の制服に身を包んだはやてが、ニヤニヤと
しながら近づいてくる。私がわたわたしているのを横目に
なのはへと近づいて。


「なのはちゃん。おめでとさん」
「うぇっ、あっ、あり、がとう?」
「なんや、疑問系なん?」
「えっ、だって・・・」
「あははは、まぁええわ。それに、ここにおるんは
私だけやないんよ」


ほら、そう言って指差した先にはーーーーーー。


「・・・・・アリサちゃん。すずかちゃん」
「遅いわよ2人とも。さっさと準備しないと」
「えっ?準備って何?それに2人ともいつ、こっちに・・・」
「ああ、もう。そんな事は後でいいから」
「すずか、なのは、お願いね」
「うん、わかった。じゃあ、なのはちゃん行こう」
「えっ?、う、うん」
「フェイトはこっちよ」
「えっ?私も?!」
「当然でしょ。早くしなさい」
「ちょっ、いたっ、痛いよ。アリサ」



フェイト自身も何が何やら全く現状を理解できず、
どうなっているのか必死になって頭を整理しようと
しているうちに、何故かなのはだけがすずかに
連れ去られてしまった。


着替えって、何?


多くの疑問が頭に浮かび上がるが、同じように自分も
アリサに腕をつかまれて、控え室らしき所へと連れ込まれて
しまった。



「さてと、フェイトこれに着替えて」


部屋に入るなり、そう言ってアリサが指差した先には・・・・


「なっ、ど、どうしたの!このドレス」


純白のドレスがどーんとフェイトの目の前に現れたのだった。


「はやて、これは一体どういう事?」
「アリサちゃんとすずかちゃんが用意してくれたんよ」
「大変だったんだからね。はやてから連絡を貰って大急ぎで
作ってもらったわよ」
「そうじゃなくて、ちゃんとわかるように説明して!」
「しゃあないなぁ。ほんならウチの最年少エージェントを
紹介するわ」


最年少、そう言ってはやてが控え室のドアを開けて、
廊下にいたらしい誰かに手招きしている。
そうして入ってきたのは・・・・・


「ヴィヴィオ・・・・」
「へへへ、ごめんねフェイトママ。」
「あぁ、ヴィヴィオを叱ったらあかんよ、フェイトちゃん。
元はと言ったら私らのけものにして結婚式挙げよう
なんて考えたフェイトちゃんがアカンのやからね」


そう言って、ニヤリと笑う。


「別に叱ったりはしないけど・・・・もしかしてヴィヴィオ、
最初っからはやてに話しちゃったの?」
「えっとね、はやてさんに頼まれてた」
「・・・何を?」
「フェイトママが、なのはママと隠れて何かしようとしたら
教えてって」
「はやて?」


チラリとはやてを睨む。


「せやかて、フェイトちゃん。プロポーズん時も、私への
報告が一番遅かったやん?せやからちょっとした保険やんか」
「一番遅いっていっても、はやてが捜査でミッドにいなかった
からでしょう?帰ってきて直ぐ報告したじゃないか・・・」
「ここにおらんかて、通信やらメールやら方法はいくらでも
あったやん。」
「ちゃんとはやてに会って話したかったんだよ。大事な事
なんだから。」


皆よりもホンの1日報告が遅かったせいで、ここまでの
仕込みをしているなんて、全くはやてらしいと言うか、
はやて、だからと言うか。フェイトは深く溜息を付いた。


「じゃあ、アリサやすずかを呼んだのも全部はやてが
やったの?」
「そうや、時間が少なすぎて、手続きが間に合わんかったら
どうしよ思て、ちょお焦ったけどな。あぁ、他にもゲストは
おるんよ」
「・・・一体、何人呼びつけたの?」
「ん~?。まあそれは、後のお楽しみって事で。」
「もしかして、なのはに入った任務の要請も裏で手を
まわしたの?」
「あーー、あれは参ったわ。ホンマに土壇場になって
あんな依頼、ないわぁ・・・」


そう言って、コンソールを叩いて通信画面を開く。
そこにいたのは・・・・


「シグナム・・・・ヴィータ・・・・」


はやての忠実なる騎士、シグナムとヴィータだった。


『よう、テスタロッサ。感謝しろよ。あたしらがいなかったら
今、そこになのはのヤツはいなかったんだからな』
『そうだな、テスタロッサ。この貸しは模擬戦で勘弁してやる』
「2人とも・・・・」
『お前たちの晴れ姿を直に見れないのは残念だが
いずれ、主より詳細を伺うことにしよう。』
「・・・それは、出来れば止めて欲しいですけど・・・」
『はははは、それはムリな相談だな。』
「ふっ、でしょうね。」
『テスタロッサ』
「なんですか?シグナム」
『おめでとう。2人で幸せにな』
『なのはのヤツを泣かせんじゃねぇぞ』
「シグナム・・・・ヴィータ・・・・・。うん、ありがとう」
『それではな、我々も任務なのでな』


そう言ってシグナムから通信を切ってしまった。
なのはの代わりにこの二人が召集されたのなら、どこからも
文句など出るはずもない。フェイトははやての行動力に
ほとほと感心することしか出来なかった。


「さてと、納得してもらえたやろか」
「納得はしてない。今日の結婚式は私がなのはに
プレゼントしたかったものなんだから」
「ちゃんと、指輪。用意したんやろ?プレゼントは
それでええやん。なのはちゃん、きっと喜ぶよ」
「それは・・・・そうだろうけど。」
「私らかて、2人にプレゼントしたい思っただけやよ。
確かに、ちょっと裏でこそこそしとった部分はあるけどな」
「はやて・・・・」

はやての言っている事もわからなくはないのだけれど、
どうしても素直になれないフェイトだった。
そんな釈然としない気持ちのまま、目の前のドレスを
見つめていたら、隣の部屋と行き来できるようになっている
ドアから、すずかがやってきた。


「みんな、なのはちゃん。用意できたよ・・・・
あれ?フェイトちゃんはまだ着替えてなかったの?」
「フェイトは、まだウジウジとしてるわよ」
「なっ!・・・・そんな言い方しなくたって・・・・」
「ふふふふ、ねぇフェイトちゃん。なのはちゃんのドレス姿
見てみない?」
「えっ?・・・・」


それは、甘美な誘い文句だった。私の扱い方をよく
熟知しているといってもいいくらいに・・・・。
目の前にある純白のドレス。これを着るとか着ないとか
以前になのはのドレス姿は見たい。私はそんなすずかの
誘惑の言葉に負けてフラフラと、今すずかが出てきた
ドアへと向かう。後ろでははやてとアリサが何だか
ガサゴソしてるけど、もうそんな事に構ってなんて
いられなかった。
そしてすずかに連れられて、隣の控え室に入った瞬間。
私は、瞬き一つ出来ずに固まった・・・・。



「・・・・・・・」
「ふぇ、フェイト、ちゃん?」


なのはが私を呼んでる。


「・・・・・・・・」
「ふぇーいーと、ちゃん」


返事、しなきゃ・・・・・


「もう、フェイトちゃん?!」
「ぅえっ!うわっ。びっくりした。」


ぼんやりとして返事をしない私に痺れを切らしたのか、
少し強めの口調で私を呼んだなのはの顔が、すぐ目の前に
あって、私はおかしな声を上げてしまった。


「・・・・・なのは」
「にゃははは、えっと、どうかな。へんじゃない?」


照れ笑いをしながら話すなのはをじっと見つめる。
私に用意されていたドレスは純白で、胸の部分が大胆に
カットされていた。ウエストラインも多分私の身体に
ピッタリ合うようになっていたのではないだろうか。

そして、今目の前にいるなのはのドレス。
淡い桜色はなのはの魔力光を表しているのだろう。
こちらも胸元が大胆にカットされていて・・・・っていうか
大胆すぎないかな。これ・・・・
ウエストラインも、なのはの華奢な腰周りにピッタリと
フィットしていて、そのウエスト辺りに
デザインされた大き目のリボンが、なのはの可愛さを
強調しているようだった。


「なのは・・・・」
「フェイトちゃん?」


フラフラとその色香に誘われるようになのはに近づく。


「凄く、綺麗だ。」
「えっと。。。ありがと。にゃはは、ちょっと恥ずかしいかな」
「恥ずかしがる事なんて何もないよ。とってもよく似合ってる」



そう言いながらなのはの腰に手を回す。
もう、周りは目に入らなかった。
目の前にいるなのはにキスしたくてたまらなかった。
回した腕に力を込めて、それとは反対の手でなのはの
顎を捉える。



「えっ?ちょっ、ちょっと待って、フェイトちゃん」
「やだ、待たない」


なのはの言葉を遮り、今正にキスしようとしたその時






「いい加減にしろーーーーーーーっ!!」


バシッ!!!


アリサの怒号とともに後頭部に鈍痛が走った。


「ーーーーーーったぁ。何するのさ、アリサ!」



殴られた所を摩りながら、アリサを睨む。
若干涙目なのは仕方ないと思う。


「何するか、ですって!。散々人を待たせておいて
あんたら2人はキスぅ!?。こっの、ばかチンがっ」
「まぁまぁ、アリサちゃん。それだけなのはちゃんが
綺麗だったって事だよ。ねっフェイトちゃん」
「ぅっ、その・・・・まぁ・・・・うん。」
「あっははははは。わっかり易いなぁ。フェイトちゃん。」
「はやて・・・・」
「ほんなら、フェイトちゃんも着替えてくれるよね?」


そう言ってあのドレスを指差す。


「フェイトちゃん。私もフェイトちゃんのドレス姿、見たいよ」
「なのは」
「あれは、私達からのプレゼントなの。今更、いらないなんて
いわないわよね」
「アリサ」
「2人のドレス姿、私達に見せて?フェイトちゃん」
「すずか」
「2人の事、ずっと待っとる人たちがまだおるんよ。
やから、もう覚悟決めたって」
「・・・・はやて」


これだけ、みんなに言われたら、もう何も言い返せない。
私は、三人からのプレゼントのドレスを受け取る事にした。





















「随分、時間がかかったんだな」
「クロノ・・・・。ごめん」
「なのは、とても綺麗だよ」
「ありがとう、お父さん」


私が計画していた結婚式からは、もう既に色々と崩れて
しまっていて、着替えを終えて、やっと式が挙げられると
やって来たその場所には、クロノと士郎さんが
私達を待ってくれていた。はやての言うアリサたち以外の
ゲストというのは、高町家の家族とハラオウン家の家族の
事だった。


「本来なら、バージンロードは新婦が歩いて新郎の
トコまで行くんやけど、今回はどっちも新婦さんやから
なのはちゃんは士郎さんと、フェイトちゃんはクロノ君と
歩いてな。後は、むこうで神父さんの指示に従って
くれたらええから」
「うん、分かった」
「分かったよ。はやて・・・・その、ありがとう」
「ええって、それにお礼は全部終ってから、なっ?」


そう言って軽くウインクする。


「ほんなら、私もアリサちゃん達のトコにおるから」


しっかり頑張りや、そう言って手を振って行ってしまった。






「なのは、フェイトちゃん。君達は幸せモノだな。」
「お父さん」
「これ程、一生懸命に君達の事を考えてくれる友人の事、
大切にしないとな」
「うん、そうだね」
「はい・・・・私達の宝物です」



「クロノ、今日はありがとう。仕事は大丈夫だったの?」
「まぁ、多少強引に休みをもぎ取ったからな。明日からが
大変だ。」
「そ、なんだ。何か、ごめん」
「嫌、むしろこっちを無碍にしたら家には帰れなく
なりそうだったからな」
「・・・・クロノ」



なんか、色々ごめんね。後で埋め合わせはするからね。
本当は、なのはとヴィヴィオと私の3人だけがこの場に
いるはずだった。それでも十分に幸せだと考えたから。
だけど、今こうして目の前にはクロノと士郎さんがいて。
そして、はやてや、アリサ、すすがが駆けつけてくれて。
おまけに、この扉の向こうには、私たちの事を待ってくれている
家族がいる。私達だけで、なんて随分と身勝手なことを
考えていたものだ。


《なのは、私嬉しいんだ。》
《私もだよ。フェイトちゃん》
《こんなにも私達の事を考えてくれて、仕事だって忙しいのに》
《そうだね。ねぇ、フェイトちゃん》
《ん?》
《私達、幸せにならないとね》
《もう、幸せだよ。幸せすぎて手が震えちゃってるよ》


そうなのはに念話を返して右手を目の前に翳した。
それを見て、私もだよって同じように左手を翳す。
2人見つめ合ってクスリと笑う。これまでだって
幸せだった。大切で愛しい人が傍にいる。それだけで
幸せだって思っていた。だけど、違う。そうじゃない。


なのはに会えたのは、プレシア母さんのおかげ。
なのはと友達になれたのはクロノやリンディ母さんが
私を家族にしてくれて、そしてアリサやすずかが
いてくれたから。何より、なのはがそれを望んでくれたから。
なのはと一緒に戦えたのは、はやてが私を六課のメンバーに
してくれたから・・・・・。
もっともっと、多くの人が私を、私達を見守ってくれている。
だから、私達が幸せでいる事が、みんなへの恩返しに
なるのなら、私は絶対にそれを叶える事ができると
断言できる。なのはとヴィヴィウィオがいてくれる限り。




「じゃあ、行こうか。なのは」
「うん、行こう。フェイトちゃん」



なのはと共に、この扉を開けて大切な人たちの下へ。











肝心の結婚式の前で終わっちゃいました(^^;ゞ。すみません。
なんだか、こんなバタバタした感じで書きたかったんです。

実はですね。その後はやてからのちょっとした意地悪というか
悪乗りと言うかがあった設定だったんです。
が、ここまでが長くなりすぎたので、止めちゃいました。


えっと、yukari様 こんな感じになりましたが、いかがですか?
思い描いていたのとは違っちゃったかも知れませんね。
私の力量不足です。今はとりあえずこんな感じで・・・なにとぞ。
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テーマ:魔法少女リリカルなのはStrikerS - ジャンル:アニメ・コミック

  1. リリカル 短編
  2. | comment:1
<<遅くなりましたけど、お返事です。 | top | お返事です>>


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  1. 2011/06/09(Thu) 23:52:03 |
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