好きこそモノの上手なれ

ほぼ百合成分100%(リリカルな感じ)で構成されております。但し過度の期待は禁物です。




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もしもの話 :: 2011/06/22(Wed)

タイトルは考え中。

もしもこうなってたら?なお話です。

もしも、スカリエッティの目的がフェイトを手に入れるため
だったら・・・・。

一度は逮捕されたはずのスカリエッティだが、実は周到に用意
されていた罠、だったとしたら?な感じになっております。


本編中をいじくるのは嫌だと言う方は回れ右を推奨します。
全然平気、ばっちこいって方は続きからどうぞ。


昨日のうちにあげたかったのに・・・







■   □   ■   □   ■   □



スカリエッティのアジトへと乗り込んだ
フェイトとシャッハ。襲い掛かってくる
ガジェットの群れをそれぞれの愛機と共に
破壊していく。

1機破壊すれば群れになっているガジェットは
連鎖反応を起こすように爆発する。
そうして少しずつフェイトはスカリエッティへと
近づいて行った。

だがフェイトは気がつかない。破壊されたガジェット達から
飛び散った破片のような粒子。それらがフェイトの身体に
付着していた事に・・・・。





苦しい戦いだった。スカリエッティの言葉に心が
折れそうになった場面もあった。けれどエリオやキャロの
励ましに自分を取り戻し、セッテ、トーレを倒し、そして
ついにスカリエッティをも逮捕することが出来た。



だからフェイトは油断してしまった。




アジト崩落を食い止めホッと息をつく。と同時に全身に
立っていられないほどの重圧が掛かった。


「なっ!!」


不意打ちだった。
それがなんなのか瞬時に理解したフェイトは必死に
魔力を練り上げようと集中する。しかし手遅れだった。
ガジェットを破壊した際に付着した無数の粒子。
あれは、対フェイト用に開発された極小のAMF装置だったのだ。

体が地面に沈みこむのではないかと思うほどの重圧が
フェイトを襲っていた。さらに間の悪い事に今のフェイトは
真・ソニックフォームのまま。襲ってくる衝撃はそのまま
生身のフェイトを傷つけているに等しかった。


「くっ・・・」


それでもフェイトは立ち上がろうと腕に力を込める。
だが、その努力も空しく、目の前が霞んでいく。
伸ばした腕の先にはスカリエッティ。


「やっと、私の所に帰ってきたね。フェイト」


スカリエッティの不敵な笑みと共に吐き出された言葉。
その言葉を聞いて、フェイトの意識は闇の中へと落ちていった。











シャーリーは焦っていた。


アジトの崩落を食い止め歓喜の声を上げた瞬間、
目の前のモニターの映像が乱れた。
そして、その僅か前に一瞬だけ見えた光景。
フェイトが何か見えない力によって押さえつけられるように
地に伏した光景。
それが頭から離れない。そして嫌な予感が拭えない。

見間違いであって欲しい。そんな思いを込めて
シャーリーは叫んだ。


「エリオ!!お願い急いで。急いでフェイトさんの所へ!」



お願い、フェイトさん。無事でいて下さい。













フェイトさんが連れ去られましたーーーーーー


はやての元に連絡が入ったのは、ヘリでアースラへと
帰還する途中での事だった。突然通信画面が開き
シャーリーが必死に涙を堪えながらそう報告した。
フェイトと言う名前に眠っていたはずのなのはが敏感に反応する。


「フェイトちゃん?ーーーーー」
『なのはさん・・・・』
「シャーリー、どういう事!」
「ちょお、落ち着き、なのはちゃん」
「落ち着いてなんていられない!どういう事、シャーリー!」
『・・・・罠、だったんです』
「なっ!」


罠、その言葉を聞いたなのははいきなり立ち上がって
ヘリから飛び立とうとした。


「アカン!なのはちゃん!」

慌ててはやてがなのはを掴まえる。


「離して!!はやてちゃん!行かせて!」
「アカン!今のなのはちゃんが行った所で返り討ちにあうだけや」
「そんなのやってみなきゃわからないよ!。お願いだから離して!」


2人の言い争う声にスバルとティアナも目を覚ます。


「スバル、ティアナ!2人もなのはちゃんの事押さえて!!」
「「はっはい!!」」


事情は分らないが、とにかく部隊長の指示通りなのはを
取り押さえようとする2人。


「離して、お願い。行かせて!フェイトちゃんの所に行かせてっ」

悲痛なまでの叫びはヘリ中に響く。


「くぁっ・・・・・・シャ、シャマ・・・・ル?」
「ぅわぁっ!」


突然苦しそうな表情をするなのは。そしてなのはの胸から
飛び出した1本の腕・・・・。
シャマルがなのはのリンカーコアをその手に包み込んでいた。
それを見て驚くスバルとティアナ。


「なのはちゃん。ごめんなさい」
「・・・ど、し・・・て。いか・・・せ、て・・・・く・・な・・・の」


フェイトちゃん・・・・・


薄れ行く意識の中、なのははただフェイトの名を呼んでいた。















「で、なのはは今どうしているんだ?」

シグナムがシャマルへと尋ねた。

「なのはちゃんは今は医務室で治療中よ」
「そうか。大丈夫なのか?」
「私がしたのはリンカーコアに少しショックを与えた
だけだから、それほど体に影響はないわ。あるのは
ヴィヴィオとの戦闘による魔力の消費。それから
ブラスターを限界を超えて使用した事による
肉体的ダメージね」
「はっきり言ってそっちの方がまずい状態じゃないか」

ヴィータが眉間に皺を寄せながら呟く。
気まずい沈黙が3人の間に落ちた。





プシュー

エアーの抜ける音がして扉が開く。


「皆集まっとるな」
「はやてちゃん」
「主」
「はやて・・・」

入ってきたのは、機動六課部隊長、八神はやてとリイン。
そして副官のグリフィスとシャーリー。


「ほんなら、早速状況を確認するよ」

はやては3人が頷くのを見て話し始めた。

「情報が少ないんで、正確な所はまだ確認は
とれとらんのやけど、ロッサに捕まったウーノの
証言とあとはシャーリーのデータ解析とを
照らし合わせて、わかった所までを説明するな」


淡々と事務的に話し始めるはやて。
それにじっと耳を傾ける騎士達。


今回のミッド襲撃の裏には隠されたもう一つの目的が
あった。これはナンバーズの中でもアジトに残っていた
3人しか知らされていなかった内容。
それが、「プロジェクト・フェイトの最高傑作。フェイト・T・Hの奪還」

予めフェイトが自分を逮捕するためにアジトに足を踏み入れる
だろうと予測しての計画。もし万が一、思惑が外れてフェイトが
このアジトにやってこなければ、それは実行される事のなかった
計画だった。


「フェイトちゃんの為にもと思てた結果がかえって最悪の
事態を招いてしまった・・・・私の責任や」
「それは、違います、主。今回の事はテスタロッサ自身が
望んだ事でもあったのです。誰か1人に責任があるような
そんな問題ではありません。」
「シグナム・・・・せやね。今は責任云々言うとる場合や
ないしな。何としてもフェイトちゃんを取りかえさな」


そう言ってグッと拳を握りしめた。


「それにしても、テスタロッサを連れ去るなんて芸当
よく出来たもんだな」


ヴィータが信じられないといった風な口ぶりで話す。


「それは、私から説明します」

シャーリーが前に出て話しながらモニターを開く。
それはフェイトがアジトへ突入してから連れ去られるまでの
映像だった。シャッハと2人ガジェットを破壊しながら進んでいる。

ここで一旦シャーリーが映像を止めた。


「この映像を拡大してみて気がついたんです。このガジェットは
破壊されると体内から粒子が飛び散っています。この粒子が
実はAMF装置になっていたんです。しかも重力操作型です。」
「何?こんなに小さな粒子がか?」
「はい、そうです。おそらく今回フェイトさんを捕えるため
だけに開発されたものだと思います。その証拠に、アジトには
粒子を搭載したと思われるガジェットと起動スイッチが放置
されていました。」
「フェイトさんがガジェットを破壊するたびに、その体に
粒子が付着します。その数は数百かあるいは数千か」
「体に付いているだけの状態ではそれはただのゴミの
ようなものですが、起動スイッチで装置が起動すると
全ての粒子からAMFが発生します。そしておそらく
同時にフェイトさんにはかなりの重圧が掛かったのでは
ないかと思われます・・・・」
「なっ・・・・・・」
「そうです・・・・いくらフェイトさんでも・・・・」
「意識をなくしてしまった状態では、バインドも維持
できません。スカリエッティはそこまで計算していたのだと
思います。」


そう言ってシャーリーは口を噤んだ。


「ありがとう、シャーリー。こんな短時間でこんだけの
情報をまとめてくれて。」
「いえ、私にはこれしか出来ませんから・・・・」
「そんな事あらへんよ。シャーリーがおらんかったら
AMF粒子の事もわからんかったやろうしな」
「八神部隊長・・・・・」
「心配せんでも、必ずフェイトちゃんは助け出す。今は
ここにおらんけど、なのはちゃんやって同じ事言うはずや。」


これに、この子等もおるしな。
そう言って騎士達を見る。


「そうだ、まかせておけ。」


シグナム、ヴィータ、2人が力強く頷いた。









翌日。再び部隊長によって集められた機動六課隊長陣。


「なのはちゃん・・・・・」
「私なら大丈夫。」
「ほな・・・・・」


短く会話を交わし、そしてモニターを開く。
そこにいたのは・・・・


「ジェイル・スカリエッティ・・・・・」


フェイトを連れ去った張本人だった。
そして、スカリエッティの隣には・・・・


「フェイトちゃん!!」


ヴィヴィオの時と同様に、椅子に座らされ両手両足を
拘束されたフェイトがガックリとうな垂れてモニターに
映し出された。
思わずモニターへと駆け寄るなのは。


「フェイトちゃん!、フェイトちゃん!!」


ゆりかごの時のヴィヴィオと決定的に違うのは、フェイトの
頭に取り付けられた無数のコード。
時折聞こえるフェイトの苦しそうな声。おそらく微弱な電流が
流され続けているに違いなかった。


「機動六課の諸君、ごきげんよう。今日は一先ずお礼を
言わせて貰おうと思ってね。私の最高傑作を返してくれて
感謝するよ。ときに高町なのは。君にもとても感謝しているんだ。
彼女がこれほどまでに美しくなれたのは、間違いなく君の
お陰だろうからね」


そう言いながらうな垂れていたフェイトの顎を掴みその顔を
上向かせる。フェイトの苦痛に歪んだ表情が露になる。


「フェイトちゃん!!」

なのはが叫ぶ

「スカリエッティ。私はあなたを許さない!必ず、必ず
フェイトちゃんは取り戻す。あなたになんか、絶対に渡さない!」

そう言って叫ぶなのはの声に、ピクリとフェイトが反応する。
そして薄っすらとその瞳を開けた。


「な、のは・・・・なのは。わた、しは・・・大丈夫・・だよ。
し、ん・・・ぱぃ、しない・・・で。私は、負け・・ない。はぁはぁ・・」
「フェイトちゃんフェイトちゃん!!」
「私は・・・わた、し・・・だから。必ず、かえーーーぐっぅわあああぁ」


最後まで言い終わらない内に、フェイトが悲痛な叫びをあげた。
スカリエッティの手から伸びた真っ赤な爪がフェイトの肩を
貫いていた。次いでパチパチと音を立てて流された電流が
フェイトを襲う。


「ぅわぁぁぁああああぁぁああぁぁああ」
「止めて!もう止めて!!フェイトちゃんを傷つけないで!」
「ふふふふ、あははははははは。いや実に愉快だね。
高町なのは。君のその憎しみに満ちた瞳が実に良い。
次に会うのが非常に楽しみだ。その時には、フェイト共々
丁重にお出迎えしよう。その時を楽しみにしていてくれたまえ」


そう言い残して一方的に通信は切れた。


「リイン、どやった。場所は特定できたか?」
「ダメです。通信障害が酷くて特定できません・・・」
「そうか・・・けど諦めたらアカン。必ず、必ずフェイトちゃんを
助けだすんや。せやろ、なのはちゃん。」
「・・・・はやてちゃん。大丈夫。絶対助けるよ。・・・絶対。」


はやてとなのはの言葉にその場にいた全員が
力強く頷いたのだった。





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テーマ:魔法少女リリカルなのはStrikerS - ジャンル:アニメ・コミック

  1. リリカル 短編
  2. | comment:1
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  1. 2011/06/22(Wed) 12:30:16 |
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