好きこそモノの上手なれ

ほぼ百合成分100%(リリカルな感じ)で構成されております。但し過度の期待は禁物です。




スポンサーサイト :: --/--/--(--)

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。


  1. スポンサー広告

我、守護スル者也 其の壱 :: 2011/07/01(Fri)

ちょっと思いつきでやっちゃった感満載なんですけどね。
多分ちょっとだけ続きます。長編まではいかないんだけど
なんだか主従の関係で何処までいけるのか試してみたく
なりまして(-_-;)。


あぁ、だけど途中で挫折したらごめんなさいm(_ _)m。
とりあえず、毎日更新はちと難しいですけど、
だって、初めてストックなしで出しますんで(笑)。

だったら書き溜めたら?って言うのはなしの方向で(^^;ゞ
時には勢いだって必要かもって事で・・・。

一応以前の短編の「守護人」のその後からのお話です。


では、どう転ぶかわからないけど、それでもいいぜって
言う寛大なお方はどうぞ続きから。







■   □   ■   □   ■   □



2年前、私は護るべき主を護り切れず、怪我を負わせ、
封ずる者としての大切な力、その身に宿すリンカーコアに
大きなダメージを負わせてしまった。

自分の力を過信した結果が、最悪の事態となってわが身に
降りかかって来た。だから二度とこんな事が起こらないように
私は強くならなければならなかった。

主が、なのはが平穏無事に日々を過ごせるように・・・・。
あの時取り逃がしたあいつを私が封印して、そして再び
傍でなのはを護っていく為に。





なのはの元を離れ半年ほどたった頃、私は夜天の王と
その守護騎士達に出会った。彼女達に出会った事が
私の運命を大きく変える事になるなんて、この時は
思いもしなかった。


彼女達の元で訓練を重ねて、この半年で私は自身の魔力値が
これまでの倍に膨れ上がった事を知る。
これなら、今度こそ、あいつを封印できるかも知れない。
そう思ったら、私は私の主、なのはに会いたくなった。
傍を離れるとき私に関する全ての記憶は封じてある。
だから、再会したとしても主が私を私だと認識する事は
ないだろう。だがそれでもなのはにひと目会いたいと思った。


訓練の合間に、なのはの住む街に降り、学校帰りの
なのはを待った。友人達と楽しそうにおしゃべりしながら
歩くその姿は、フェイトが叶えてあげたかった姿そのもの。
そして、フェイト自身の願いも叶った暁には、なのはの封印を
とき、再びなのはを護るものとして傍にいようと、改めて
心に誓い、その場を後にした。


けれど、現実はそんなに甘くはなかった。





「今、なんて言ったの?はやて」
「・・・・封印には、封ずる者の力が不可欠やと、そう言うた」
「そ、んな・・・・そんなのダメだ。私は、主を護るために
こうして強くなった。封印だって私一人の力で「できん」」


私一人の力で出来るはずだ・・・そう言いたかった言葉は
はやてのたった一言で遮られてしまった。


「守護するものは、あくまでも主を守護する事に徹し、
封ずるものは、その身の守護をもっとも信頼する守護者に
預ける。そうして初めて封印は強固なものとなり、彼のものを
永劫封ずることが出来る・・・・・それが守護と封印の掟や」
「どう、して・・・私は、なのはを二度とあんな危険に
晒したくなんてないのに。だから強くなろうとしたのに!!」
「フェイトちゃん。フェイトちゃんは強うなったよ。シグナムが
太鼓判を押しとったからな。あの烈火の将が認めた強さなんよ。
自分の力を信じ。ちゃんと主を護りきるだけの力をその身に
宿しとるんやから。」


だから2人で封印しろと・・・そう言うのか?はやて、君は。


「ち、がう・・・そうじゃないんだ。私は、一緒に戦うために
強くなったんじゃない!一人でもあいつを封印する力が欲しくて
強くなったんだ。それに、主、なのははもうあの頃のような
力は使えない。リンカーコアに傷を、負ってしまったから。
・・・・私のせいで・・・・・。」
「フェイトちゃん、どんだけ強くなったかて、一人で戦ったって
力の半分も出せへん。力は信頼する者がいて初めてその威力を
発揮するんや。」
「・・・・それは、君達の事?夜天の王、八神はやて」
「そうや、私らは皆強い絆を持っとる。私は騎士達に背中を
預け、騎士達は私を信じてその力を使う。そうして初めて
全力の力がだせるんや」
「・・・・そんな事、私達には無理だよ。はやて。」
「そんな事あらへん!!」
「あるんだよ!!。私のせいで力を失ったなのはが
私に背中を預けるなんて、そんな事あるはずがない。それに
封印砲は膨大な魔力を使用するんだ。今のなのはにそんな事
させられない・・・。」


はやて、君達の絆の強さは、嫌と言う程知ってるよ。
それが強さの、力の源だと言うのならきっとそうなのだろう。
だけど、私達は違う。
私は、なのはを護れなかった。その事でなのはは私を責めは
しなかったけど、そのせいで力を失ったのは事実。
もう一度、私に背中を預けてっていっても、簡単にはいかないんだ。


きっと方法はあるはずだ。必ず探し出す。
私一人でも封印できる方法を・・・・。













はやてと言い合ってから1週間が過ぎた。
私は、その間ずっとはやての屋敷の地下にある書庫に
篭っていた。この書庫には多くの時代の文献が残っていた。
どうやってこれらを集めたのか、その経緯はよくは分からない。
けれど、シグナムが言っていた。

「この書庫で探せないものは一つもない。もし、ここで探せないの
ならば、それはこの世に存在しないと言う事だ」


と。はやてが何も言わずに私にここを開放しているのは
おそらく、はやてが言う手段しかないと私に分らせる為。
けれど、私は諦めるわけにはいかなかった。




この1週間、食事や睡眠を殆ど取らずに調べて、あと、残す棚は
僅かとなった時。私は違和感に気が付いた。


(あそこの棚は全部確認したはず。なのにどうして1冊だけ
残っているんだろう・・・)


不思議に思って、その棚に近づいた。近づいてますます
おかしい事に気がつく。ここにあったのは、本の巻数の並んだモノ
ばかりだったはず。手にとって見たときも、巻数を確認し文章にも
おかしな繋がりなどなかった記憶がある。なのに1冊だけ
この場に残っている・・・・何故?。


けれど、その本に何かがある。そう直感した。
理由は分らない。疲れきった自覚のあるフェイトは
それが自身の見落としによるものなのか、第三者によって
なされた故意によるものなのか、そんな冷静な判断など
出来なかった。だけど、確信めいた直感だけがこの本を
確認しろと告げていた。


そして、フェイトはその本を手に取った。















バタバタと廊下を走っていた音が部屋の前まで来て止まった。
と思った瞬間にガチャリと乱暴に開けられた扉から顔を出したのは
1週間ぶりに見るフェイトの憔悴しきった顔。
その顔を見て一瞬眉を顰めるが、すぐにいつもの飄々とした
表情にもどし口を開く。


「何や、随分久し振りやね。フェイトちゃん。もうここには
おらんのかと思っとったわ」
「・・・見つけたよ。はやて」
「何の事や」


はやての皮肉めいた言葉にも、動じることなく、むしろ
勝ち誇ったような顔を見て、はやては嫌な予感がした。




「なのはがいなくても、私一人で封印する方法」


見つけたんだ。その表情は晴れ晴れとしていて。次に
出てくるはずの言葉を一瞬なくしてしまったはやてであった。



スポンサーサイト

テーマ:魔法少女リリカルなのはStrikerS - ジャンル:アニメ・コミック

  1. リリカル パラレル
  2. | comment:0
<<神様の贈り物? | top | お返事なんです>>


comment

comment


管理者にだけ表示を許可する

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。