好きこそモノの上手なれ

ほぼ百合成分100%(リリカルな感じ)で構成されております。但し過度の期待は禁物です。




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この際タイトルなしでもいいかな(-_-;) :: 2011/07/11(Mon)


梅雨明けしたらしいっす。
去年より1週間ほど早いとか。


本日は中編です。

タイトル・・・・いっそナシの方向で( ;^^)ヘ..








■   □   ■   □   ■   □


まず、今日のなのはちゃんの行動を思い出して?


そう言われて私は病院を出て家にやってきた。
まさか、自分が飛んで家に戻るだなんて誰が
想像しただろうか。


「あるんだね。ホントにこんな事が」


なんだか不思議な感覚だった。



『ええか、タイムリミットはなのはちゃんが
この状態になってから24時間。つまりもう後
20時間ってトコや。その間に今日自分にあった
事を思い出して。こんな事になった原因が必ず
あるはずやから。』
『思い出したらどうするの』
『思い出して、その時の気持ちに引きずられたら
もう戻ってはこれんよ』
『それって私が消滅するって事?』
『せやね。タイムリミットは関係なくなる』


ゴクリと喉がなる。背中につぃと汗が流れ落ちるのが
分かった。


『けど乗り越えられたら、ちゃんとなのはちゃんは
身体に戻れるはずやから』


頑張り。そう言って私の背中を押してくれた。
はやてちゃんは病室に戻って、精神の離れた私の
身体を護ってくれるらしい。横から死神がやってきたら
大変やから・・・なんて言ってたけど、ホントかな。
まぁ、それは考えないようにして、今は兎に角
身体に戻る事だけ考えよう。





そうしてやってきた自宅。
なんだか妙に懐かしく感じてしまった。


(今朝、家を出たばかりなのにね)


可笑しくなってつい笑いが零れてしまう。


朝はいつも通り家を出た。

「いつも通り・・・・・あれ?なんか違う気がするな」

とりあえず家を後にしていつもの通学路を飛んでみた。

「飛んで行くっていうのも何だか新鮮」

いつもは歩いて行く通学路。まぁそれが当たり前の
事なんだけど、飛んでいるとなんだか違った風景に
見える。とそこである事に気がつく。


「あれっ、私今日ここ通ってないね」


いつもの通学路を飛んで見て、今日は何故か
違う道を歩いていた事を思い出す。こっちの道は
少し、遠回りになる道だった。
いつもはアリサやすずかと一緒に登校するので
別の道で待ち合わせをして登校するのだが・・・


「なんで、こっちの道を選んだっけ・・・・・」

疑問を抱いたままその道を飛んだ。
特に何も思い出すことなく、気がつくと目の前には
学校が見えてきていた。


「学校に着いちゃったね・・・・」


そう思った次の瞬間、胸がチクリと痛んだ。


「えっ?何?」


この痛みが何なのか分からないまま、とりあえず
校舎の中に入ってみる。当然夜中なのだから
辺りは真っ暗・・・・・のはずなんだけど、自分の
目で見ている光景は日中の学校での風景そのものだった。

「どういう事なんだろう。これって・・・・」

まぁ、今まで信じられない事を次々と体験して
しまったので今更目の前の事を疑っても仕方がない。
きっと私の中の奥底にある本当の事が今目の前に
現れているのだと思った。


そのままずっと今日の自分を振り返ってみる。
そういえば今日はぼんやりとしていたと言うか
考え込んでいたと言うか、よく先生に注意されたな
と思い出す。


「何でだっけなぁ・・・・」


今までこんなにぼんやり考え事なんてなかった気がする。
そんな風に思うものの、一向にその理由は思い浮かばない。


そんな風に考えている間に、目の前の光景は昼の時間に
なろうとしていた。いつものように3人でご飯を食べる。
アリサに午前中のぼんやりを怒られたり。それをすずかに
慰めてもらったり、どちらかと言うといつもの3人の
光景そのもの。ただ、その後の行動が違っていた。


1人の生徒が教室を出て行った。それを見ていた私は
何かを決心したようにして、その彼女のあとを追う。

それを見ている「私」は次第に息苦しくなるのを感じていた。


「あの人は・・・・・・・そ、うだ。思い出した」


私が追っていった生徒。
フェイト・テスタロッサ・ハラオウン。
この学校で彼女を知らない人はいないと言うくらい
有名な彼女。成績は常に上位でスポーツ万能。
そんな事を全く鼻に掛ける事無く、優しい彼女。
私はそんな彼女に普通の友達に向ける感情とは違うものを
抱いていた。


彼女が・・・・好き。


それは、アリサやすずかに向ける親友のそれとは違う
恋心。彼女の事を考えるとドキドキして、たまに
話しかけられると嬉しくて。最初はただそれだけで
良かった。けれど、段々と自分の事をもっと見て欲しくて
自分だけをその瞳に写して欲しくなって堪らなくなった。

だから、今日私は彼女に伝えようと思ったんだ。



「そうだ、私彼女に告白したんだ・・・・。」








----------------------------------------

昼食後、教室を出た彼女を廊下で捕まえた。




「あの、ハラオウンさん?」
「なに、えっと・・・高町さん」
「あ、あのね。ちょっと話したい事があるんだけど
えっと、屋上に付き合ってもらえないかな」
「ココじゃあ、ダメなの?」
「出来れば、2人だけになれる所がいいから」


そう言う私に彼女は快くいいよと言ってくれて、
2人で屋上に向かったのだった。




「で、話って何?」


屋上に上がって直ぐに彼女が振り返って尋ねてきた。
なんだかその表情がいつもの優しい彼女とは違って
ちょっと戸惑った。


「あの、ね・・その、私ね」
「ストップ」
「えっ?」
「あのさ、もしかしてキミも私の事好きだとかいうクチ?」
「えっ?」


くしゃりと前髪を掻き揚げて、私を見たその瞳は
いつもの優しげな赤ではなくて、まるで憎いものでも
見るような鋭いものだった。


「全く、私に何を求めているのか分からないけど
そういうの気持ち悪いよ?」
「そ、んな」
「悪いけど、私、女の子と付き合うつもりなんてないし
恋愛の対象に女の子は考えられないんだ」


気持ち悪い・・・そう言われて目の前が真っ暗になった。
確かに私のこの気持ちは普通とは違う事はわかっていた。けれど、普段の優しい彼女からそういう言葉が出るなんて
思ってもいなくて、堪え切れなくてポロポロと涙が
溢れるのを止められなかった。


「全く、泣けばいいと思っているのかな。あっでも
これで恨まれたら堪らないんだよね。ねぇキスの
一つでもしたら綺麗に諦めてくれる?」

なんてニッコリと微笑みながら私に近づいてくる。
そんな事をいう彼女が許せなくて、なによりそんな
彼女を好きになった自分が許せなくて・・・。

顎に添えられた彼女の手を乱暴に払って、私は
屋上から逃げ出すように走り去ったのだった。




------------------------------------------------




「そ、うだ。思い出した。私彼女に告白しようとして」


酷い事を言われて、苦しくて、辛くて。
そのまま午後の授業には出たくなくて、屋上から
逃げ出した勢いのまま学校からも逃げ出したのだった。


ズキンっ

「くっ・・・」


胸が痛んだ。
ずっと悩んで、それでもこの気持ちを伝えたくて。
だから今日私は決心したんだ。告白しようって。
朝、いつもと違う感じがしたのは、そんな思いが
あったから。


だからあの時、1人で教室を出て行く彼女を追ったんだ。
一生懸命考えて、受け入れて貰えなくても、想いだけは
伝えたくて。

なのに、好きだと言葉にする前に大好きな彼女から
気持ち悪いと言われてしまった。
舞い上がっていた気持ちが一気に冷水を掛けられた
ように冷えて行き、後に残ったのは羞恥と失望と後悔と。
だからこのまま消えてしまいたいと思ったんだ。


すぅっと手が透けて見えた。
ああ、これが消滅するって事なのかなとぼんやりと
思ったその時


『なのはちゃん!!』


頭の中にはやてちゃんの声が響いた。


『負けたらアカンよ。乗り越えるんやろ』


「はやて、ちゃん・・・」


『それで全部やないよ。ちゃんと周りを見て』


「えっ?だって・・・・」


はやてに言われて、屋上に残されたフェイトの方に
目を向けた。そこには、先ほどなのはに酷い事を
言い放った時とは打って変わった表情のフェイトが
ぼんやりと空を眺めて・・・・泣いていた。




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テーマ:魔法少女リリカルなのは - ジャンル:アニメ・コミック

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