好きこそモノの上手なれ

ほぼ百合成分100%(リリカルな感じ)で構成されております。但し過度の期待は禁物です。




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徳さんお疲れ様でした。 :: 2011/08/21(Sun)

タイトルは別に意味はないよ(笑)。
けど24時間テレビ見てる最中に思いついた文章でございます。


昨日の訪問者数がなんだか予想外で驚いた。
何かの間違いかな。でも、嬉しい。
ほんと、足を運んで下さる皆様に感謝感謝です。



続きに文章ですけど、ネタばれになっちゃうから
どうしようか悩んだけれど、読んでから元ネタの
イメージぶち壊しじゃん・・・とか言われると
マジ凹みしそうなんで、最初に断っておきますね。


今年の夏、再結成した3人組の女性グループの歌が
ネタ元でございます。
もし彼女たちの歌う曲のイメージを壊したくない方は
この先読まないほうがいいかも知れません( ;^^)ヘ..。


仕方ねぇな。許してやんよって方がいらっしゃいましたら
続きからどぉーんと進んでくださいまし・・・。













■   □   ■   □   ■   □



夏休みもあと10日となったある日、私は母さんから
ある事を告げられた。

「う、そ・・・。そんな。」
「ごめんなさい、フェイト。急に決まった事であなたにも
相談出来なかったの。あなた1人をここに残してなんて
行けないから・・・・」
「・・・・平気だよ。母さん、そんな顔しないで。
わたしも母さんと離れ離れなんてイヤだから。一緒に行くよ」


すまなそうに私を見つめる母さんに、大丈夫だから、
心配しなくていいよ、と笑って見せた。

だけど本当は行きたくないって叫びたかった。
彼女と離れるなんてイヤだと泣いてしまいたかった。

そんな事、大好きで寂しがりやの母さんに、言える筈ないのに。
結局、私は自分の気持ちを無理やり押し込めて笑う事しか
出来なかった。
















机に置いていた携帯が、親友からの着信を知らせる為に
音楽を奏でる。慌ててキッチンからリビングへと戻り
ピッと通話ボタンを押した。


「あっ、なのは?」
「う、ぅん。」
「今、平気?」
「大丈夫だよ。どうかした?」
「あのさ、週末の花火大会なんだけど、今回は2人で
行きたいなって思うんだけど、どうかな?」
「2人だけで?」
「うん、イヤ?」
「全然、イヤじゃないよ。でもいつもアリサちゃん達と
一緒だったから、今度もそうかなって思ってたから、
ちょっとビックリした。」
「そっか、皆とはいつでも遊べるけどなのはと2人っきりなんて
なかなか新鮮かなって思ったんだけど、それに多分会場に行けば
合流出来るだろうし」
「うん、それもそうだね。いいよ、一緒に行こう」
「へへへへ、ありがとう。なのは」
「?フェイトちゃん、何かあった?」
「えっ?何かって?」
「あっ、えっと、なんとなく声に元気がないかなって」
「そんな事ないよ、今日暑かったから、そのせいかな?」
「フェイトちゃん、暑いの苦手だもんね。」
「うっ、こんなに暑かったら誰だってイヤだよ」
「にゃはは、そう言う事にしておこうね」


もう、なんてちょっとだけ拗ねたような声が可愛いなぁって
思ったけどこれ以上からかって本気で拗ねちゃうと困っちゃうから、
ごめんねって謝った。

それから待ち合わせはいつもの2人の秘密の場所で時間は6時。
そう約束して電話は切れた。




後になってなのはは、どうしてこの時、もっとフェイトに
問い詰めなかったのかと、死ぬほど後悔した。









「なのは・・・・」

通話を終えた携帯を見つめながらさっきのなのはの言葉を思い出す。


『元気がないかなって・・・』

ドキッとした。やっぱり会って約束しなくて良かったと
胸をなでおろした。会っていたらきっとなのはにはわかってしまう。
そんな気がしてならなかった。
こんな時はなのはの勘の良さは困るなと前髪をくしゃりと
かき上げながら、グッと涙を堪えた。









そして、当日。

「なのは」
「フェイトちゃ~ん」

手を振って走って来るなのはを迎える。


「なのは、危ないよ・・・って・・・ほら、もう!」


転ぶから走らなくていいと叫ぼうとした矢先、足元を
もつれさせてなのはがバランスを崩した。慌てて駆け寄って
転ぶ寸前でその身体を受け止める。

「だから言ったのに、相変わらず、あわてんぼうだね。
私がいなかったら転んでたよ?」

クスクスと笑って見せると、真っ赤な顔をしたなのはが一言呟いた。
それを聞いた私は、何故か顔を背けて火照った顔をなのはに
見られないようにする羽目になってしまった。




ぅぅう、なのはのばか。










花火大会は盛大だった。さすがこの街最大の花火大会と
言われるだけの事はある。会場で合流出来るかと思っていた
アリサ達とは、結局会えず仕舞いで。
携帯で連絡すればよかったんだけど、なのはも私も、なぜか
そうする気にはならなかった。

数千発の花火を見上げながら、私達は将来の夢を語りあっていた。
いつもの私達なら恥ずかしさが先にたって、ふざけてしまう事も
今日は何だか真面目に話してしまった。それはきっと、わたしが
真剣に話したからだろうなと、後になって思った。






花火大会も終わった帰り道

「あーあ、夏休みもお終いだなぁ」
「そうだね、宿題は終わったの?」
「後は夏休みの想い出っていう絵日記だけかな」
「私も一緒だ」
「にゃはは、何書くの?」
「ははは、多分なのはと一緒かな」
「せーの、で一緒に言って見ようか?」
「いいよ」
「「せーのっ!花火大会」」
「にゃははは」「あはははは」
「やっぱり一緒だね、楽しかったもんね。」
「うん・・・・・凄く、楽しかった。」


2人で話しながらの帰り道は、あっという間に、
分かれ道までたどり着いてしまった。

「じゃあ、また学校でね、フェイトちゃん」
「うん、また学校で」

じゃあねと手を振ってそれぞれの家へと向かう。
なのはの姿が少し小さくなった頃

「なのはぁ」

フェイトがなのはを呼んだ。

「なぁに、フェイトちゃん!」

なのはが声を張り上げる。

「・・・大好きだよ・・」
「えっ?何?ちゃんと聞こえないよ~」
「呼んでみただけぇ!」
「もう、フェイトちゃんってば」

あははははとなのはに背を向けて走り出そうとしたら、


「フェイトちゃ~ん」
「なぁに」
「呼んでみただけだよぉ、じゃあ学校でね」


にゃははと笑ながら走り去るなのはを、その姿が見えなくなるまで
フェイトは見送った。





なのは、ごめんね。
大好きだよ・・・・













2学期、始業式。

「おはよう、なのは」
「おはよう、アリサちゃん」
「おはよう、なのはちゃん」
「おはようさん、なのはちゃん」
「おはよう、すずかちゃん、はやてちゃん」
「なぁなぁ、フェイトちゃんからのメール見た?」
「見た見た、サプライズの用意するから先に行くってやつでしょ?
呆れちゃうわよね。サプライズって言ってる時点でサプライズじゃ
ないでしょうに」
「ホンマよね、時々うっかりさんなんよね、フェイトちゃんは」
「でもでも、わかっててもビックリする事かも知れないし。」
「そうだね、きっとなのはちゃんを驚かせたいんじゃないかな」
「あー、それはあるかも知れん。ナイスな読みやね。すずかちゃん」


そんな事をワイワイと話しながら、私達は学校へと向かった。
そこでまっていたのは、確かにフェイトちゃんの残したサプライズ。
だけどそれは、最低のサブライズだった。




「突然の事なんだが、テスタロッサが転校する事になった。
お母さんの仕事の関係で海外に行く事になったらしい。
皆に見送られると、泣いてしまいそうだと言っててな、
会わないで行く事を許して下さい。と言っていた。」



先生の声が酷く遠くから聞こえた。
先生は何を言っているのかな?
だって約束したよ?学校で会おうねって。
花火大会の後に約束したもん。



『サプライズがあるから先に学校にいくね』


フェイトちゃん、サプライズってこれなの?
こんなサプライズ、ちっとも嬉しくないよ。
あっそうか、これから何処かから出てくるんでしょ。
きっとそうだ。
もう、フェイトちゃんってば、今回はちょっと笑えない
サプライズだから、ちょっとだけ叱っちゃおうかな。


なのはが、フラフラと立ち上がって、ドアに向かって歩き始めた。



「高町?」
「先生・・・」
「どうかしたのか?」
「わた、し・・・フェイトちゃんを迎えに行って来ます」
「何を言って」
「だって!!・・・・こんなサプライズなんて、信じない。
きっとどこかに隠れてるんだもん!だからフェイトちゃんを
連れてくるの!!」


そう言いながら走り出そうとするなのはをアリサが後ろから
抱きついて引き止めた。


「離してよ!!。アリサちゃん、私行かなきゃ」
「どこに行くっていうのよ!!」
「決まってるよ!きっとフェイトちゃんはあそこにいるんだ。
私を驚かせようって隠れてるんだよ!!」
「そんな事あるわけないでしょ、フェイトはもう飛行機に乗って、っ!!」
「アリサちゃんの嘘つき!!」

そう言って力任せにアリサを突き飛ばす。

「アリサちゃん!!」

慌ててアリサに駆け寄るすずかを見下ろしながら

「すずかちゃんもフェイトちゃんはいないって言うの!」
「なのはちゃん」

嘘だもん、フェイトちゃんが私に何も言わないでいなくなるなんて、
そんな事ある筈ない。

キッと2人を睨みつけて、再びドアへと向かう。

「なのはちゃん」

静かな声がなのはを呼び止めた。

「はやてちゃん」

振り向いた先にいたはやての目は真っ赤だった。

「これ」

そう言って差し出したのはなのは宛の手紙。

「みんな、貰ったんよ、会わないでいく代わりに手紙を
残して行ったんや、フェイトちゃんらしいサプライズやないか」

そういいながら差し出す手紙を見て、違う、こんなの
全然フェイトちゃんらしくないよと言おうとして、叶わなかった。
なのはの身体が傾いでいく。周りでは、なのはの名を叫ぶ
クラスメートの声が響いていた。
なのはは遠のく意識の中で、はやてやアリサ、すずかの
なのはを呼ぶ声だけを聞いていた。




フェイトちゃんーーーーーー











目が覚めて最初に思ったのは、酷い夢を見たと言う事。
けれど首を巡らし枕元におかれた手紙を見つけ、あれが
夢ではなかった事を認識した。

その手紙を乱暴に握りしめ、なのはは誰にも何も告げずに
保健室を後にした。そしてそのまま学校からも姿を消した。















なのはは街を一望出来る高台に来ていた。
ここはフェイトとなのはの秘密の場所。
なのははそこにある大きな木の根元に座りこんでいた。

視線の先にはフェイトからの手紙。なのはは読もうかどうか
悩んでいた。これを読んでしまうと、フェイトがここにいない事を
認める事になる。頭では理解している。けれども心がそれを
受け入れてくれない。
だから、どうしても手紙の封を切れないでいた。


どれ程そうしていただろうか。
ふと気が付くと、あれほど高い場所にあった太陽が、
あと少しで地に沈んで行こうとしていた。
ずっと俯いていた顔を上げて、握りっぱなしだったフェイトの
手紙を広げた。
そして、静かに封を切った。




『高町 なのは 様


こんな風に、なのはに手紙を書くことになるなんて
正直、考えた事もなかったよ。

あの日、なのはと花火大会に行った日の2日前に
母さんから打ち明けられたんだ。
母さんが研究者だって事はなのはにも話してあったよね。
今、母さんが手がけている研究が、これ以上日本にいても
成果は上がらないって研究所の偉い人が決めたんだって。
だから、もっと設備の充実した海外に行って、研究を
進めることになったんだって。

出来るなら、私だけでも日本に残りたいって考えたんだよ。
でもね、母さんの事も1人に出来なかったんだ。
強いけど、寂しがりやな母さんを1人には出来ないって
思ったんだ。

なのはが私にとって、ただの親友だったなら、こんなに
悩んだりはしなかったんだ・・・・。

ごめんね。なのは。本当はなのはと離れ離れになるなんて
考えてなかったから、ずっと傍にいる事が出来るんだって
思っていたから、こんな事言うつもりなかったんだ。

あの花火大会の帰り道。私が叫んだ言葉聞こえてた?。
あれが私の気持ち。気が付いたらなのはの事そんな風に
思ってたんだ。もし、聞こえてなかったなら、それでも
いいんだ。

だからね、私の名前を読んでくれるその声で、さよならって
言われるのだけは嫌だったんだ。だからこんな風に黙って
行く事にした。ごめんね。なのは。

今はまだどれ位海外にいることになるのか分からないんだ。
でもね、私一生懸命勉強して、母さんの研究の手伝いを
するよ。私の夢、なのはに話したよね?その夢を叶えて
一日でも早く母さんの研究を完成させるんだ。

それは絶対。そうだな・・・・・。10年後。
きっと10年後には帰ってくる。約束するよ。
だからね、その時の約束をしよう。


10年後の8月。あの花火大会の日に、なのはと私の
秘密の場所で。時間は6時。

待ち合わせだよ。

もしも、なのはが覚えていなくても、それでもいいよ。
もしもなのはが私の事なんてちっとも気にならないなら
それでもいいよ。
でも、私はきっと忘れない。いつまでだって忘れない。
だから、今はさよならって言わないで行く事に決めた。


泣くかな?なのは。
泣き虫だもんね。なのはは。
泣かせちゃう事には謝るよ。ごめんね。なのは。

でも、もう一つの言葉は、今度会えた時に言うよ。
ちゃんと、なのはの目を見て言いたいから。

だからね、やっぱりさよならは言わない。
その代りに・・・・


行って来ます。なのは。10年後に会える事を楽しみに。

フェイト・テスタロッサ』



ポタリ、ポタリと雫が落ちる。
手紙を胸に抱きしめながら、小さな肩を震わせて・・・。
声を殺しながらなのはは泣き続けた。

「フェイトちゃん、フェイトちゃん。フェイトちゃん!!」

搾り出すように漏らす名前は、今ここにはいない人。
花火大会の帰り道、フェイトが叫んだ言葉は確かに
なのはの耳に届いていた。けれど、それは親友に向けた
言葉だろうと思っていたから。それでも嬉しくて。
同時にちょっと恥ずかしくて。

「聞こえないよ~」

なんておどけて見せた。あの時私も同じだよと叫んでいたら
フェイトはここに残ってくれただろうか?・・・・・。

きっと、それでも変わらなかったとなのはは思う。
優しくて、人の気持ちを一番に考えて。お母さんが大好きな
フェイトが、その母を悲しませるような事をするはずなど
ないと知っていたから。



グイッと涙を拭う。真っ赤になってしまった瞳が元通りに
なるには、もう少し時間が必要だろう。けれど、前を
見据えるなのはの瞳にもう悲しみは残ってはいなかった。


「フェイトちゃん。私も私の夢を叶えられるように頑張る。
今度あった時に恥ずかしくないようにたくさん頑張るよ。
約束だからね。フェイトちゃん10年後。その時になったら
私もフェイトちゃんに伝えたい。聞いてくれるよね。だから
今は・・・・・・・いってらっしゃい。フェイトちゃん」



遠くの空を見つめながら、なのはは笑顔でそう心に誓った。
小学生最後の夏のそんなちょっと悲しかった思い出。


























そして10年後・・・・・・・。



空港には1人の女性。
チラリと時計を見る。時刻は4時を少し回ったところ。
ホッと息を付き、ふっと僅かに微笑んだ。

「大丈夫。ちゃんと間に合った」

そう小さく呟いて、コツコツと靴音を響かせながら
空港を後にした。





























「なのはちゃん、行くん?」
「うん、行くよ。もちろん」
「行かないわけがないでしょうが」
「そうだよね」

くすくす、ニヤニヤと笑う親友達を横目になのははカレンダーに
つけた印に目をやった。

今日は、この街最大の花火大会のある日だった。




「行って、一言言わないと気がすまないからね」
「なんや、そっちの一言かいな。私はてっきり・・・」
「てっきり、何?」


ニッコリとなのはに笑いかけられて、いいえ何でも
と引きつった笑いを返すはやて。


「じゃあ、後で必ず合流するわよ。一言言ってやるだけじゃ
絶対に済ませないんだから」

そう言ってドンっとテーブルに拳を叩きつけたアリサ。

「ほどほどにね」

と笑うすずか。そんな彼女らを残してなのはは席を立つ。


「じゃあ、行くね」
「ええ、」
「しっかりな」
「頑張って」

3人三様に声をかけられてなのはは目的の場所へと向かう。


















あの夏の出来事からちょうど10年目。










長かったけれど、あっという間だった10年。
話したいこと、聞きたい事沢山あるんだよ。
でも、まずはそうだな・・・・大切な想いをキミに伝えよう。
その瞬間まで、あと少し・・・・・・・。
















おっと、ここまでたどり着きましたか。
ありがとうございます。
苦情は出来れば、オブラートに包んで
頂けたら嬉しいです( ;^^)ヘ..。



まさかの小学生設定でした(笑)。
小学生にしようか中学生にしようかずっと
悩んでいたんですけど、絵日記の行を
書いているときに、これは中学には
ないよね・・・って事でまさかの
小学生設定になりました( ;^^)ヘ..。

絵日記の辺りを削除する事は一切考えなかった(笑)。


楽しんで頂けたら幸いです。





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テーマ:魔法少女リリカルなのは - ジャンル:アニメ・コミック

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