好きこそモノの上手なれ

ほぼ百合成分100%(リリカルな感じ)で構成されております。但し過度の期待は禁物です。




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今しか出来ない事 :: 2011/08/23(Tue)

またも、とある曲がヒント。

ファンの方がいたらごめんなさい。

とある柑橘系です。



続きからどうぞ








■   □   ■   □   ■   □



なのはが自室で夏休みの宿題に取り組み始めて直ぐに
外でチリンチリンという音が響いた。
この音、何の音だっけ?なんてぼんやりと考えたものの
それがまさか自分を呼んでいる合図だとは思わずに
そのまま机に向かって再びペンを走らせた続けた。

チリンチリン、チリンチリン
「なのはーっ」
「えっ?・・・・・・フェイトちゃん?!」
「うん」

再度音が響いて、次いで大好きな彼女の、自分を呼ぶ声が
聞こえた。慌てて窓を開けて身を乗り出すと、そこには
ジーンズにTシャツというラフな格好をして、自転車に
またがったフェイトがいた。


「ねぇ、なのは。今出られる?」

そう聞かれて、ダメだなんて言える筈もなく。いや
寧ろ、全く言うつもりもなく。

「大丈夫だよ。」
「じゃあさ、ちょっと海、見に行かない?」
「いいけど・・・・それで?」

となのははフェイトの乗っている自転車を指差す。

「うん、ちょっとルール違反だけど、なのは後ろ、立てる?」
「そりゃあ・・・もちろん。」
「はは、じゃあ決まりね。」

動きやすい格好でね。というフェイトの声を聞きながら
私は、フェイトと2人自転車に乗って出かけるべく部屋を
後にした。





自転車が風を切って走っている。

「フェイトちゃんって自転車、ちゃんと乗れたんだね?」
「あーー、酷いな。乗れるよ、そんなの。」
「だって、普段殆ど乗らないじゃない?見た事なかったし」
「それは、なのはだって同じでしょ?」

なのはの方が乗れなかったりして。なんて言うから
スピードが緩んだ時を狙って後ろからホッペを
ギュッとつまんでやった。

「痛いよぉ、なのはぁ」
「失礼な事を言った罰です」
「えーーーっ。なのはだって言ったのにぃ」
「きーこーえーまーせーん。」

なんて、風の音が大きいからいつもよりも少しだけ
大きな声で話す。凄く新鮮だった。


「なのは、もう直ぐ海だよ。」

そう言ってフェイトが向けた視線の先、そこには大きくて
広い、蒼く澄んだ海が見えた。

「この坂を下りたら直ぐだよ。一気に行くからしっかり
つかまっててね」

と言うや否や、フェイトが一度グイッとペダルを漕いだ。
すると自転車はそのまま坂道を物凄い勢いで下って行く。

「ふぇ、フェイトちゃん!!ちょ、危ないよ!!」
「あはははは、平気だよ、しっかり掴まっててね!!」
「わかったぁ!!」

そう返事を返し前を見る。空を飛んでいる訳では
ないのに風を切って進んでいるのが、物凄く楽しくて。
けれど前方に見える海の蒼さが、空の蒼さと重なって
やっぱり空を飛んでるみたいだなぁ、なんて考えていた。


「ねーっ!!なのはぁ!!」
「なぁに!!フェイトちゃん!!」

ずっと黙っていたフェイトに呼ばれてなのはは返事を返す。
随分とスピードが出ているので、耳元で風がごうごうと
鳴り響く。しっかり集中していないと、フェイトの言葉を
聞き逃しそうだと、聞くことに意識を集中させた時


「あいしてるよーーーーーーーっ!!」


なんて、前の方からとても楽しそうな声が降ってきた。
一瞬その意味を考える。いや、意味はちゃんと分かっている。
けれど、フェイトが、今、それを叫んだという事実がなのはの
思考を一瞬止めて、それから一気になのはの体温は跳ね上がった。


「えっ?・・・・ちょ、なっ、何言って」
「あいしてるよーーーーーーっ!!」


再び叫ばれたその言葉に、なのはは真っ赤になって俯いて
ギュッと力を込めてフェイトの肩を掴む事しか出来なかった。。







「もう、フェイトちゃんってば、何考えてるの?」


海にたどり着き、今は2人ベンチに腰掛けていた。


「何って?」
「さっきの、その・・・・あ、あい・・・」
「あいしてるーーーーってヤツ?」

くすくすと笑いながらなのはの顔を覗き込む。
先ほどから全く変わらずなのはの顔は耳までもが
真っ赤だった。

「私の気持ち、だよ。」
「それはっ・・・・知ってるけど・・・・」
「ははは・・・・今日ね、私任務だったでしょ?」
「あっ、そうだよね。あれ?って思ってはいたんだけど・・・」
「それがね、一応行ったんだけど、何だかあっさりと
片づいちゃって、」
「うん」
「行って2時間ほどで帰れたんだ。」
「そうだったんだ」
「でね、帰りは家に転送してもらう筈だったのに、何かの
手違いで学校の屋上に転送されちゃって。」
「それはまた・・・災難で。」
「ははは、だよね。で、呆然として屋上から景色を見てたんだ。
そしたら遠くの方に海が見えてね、それから自転車に乗ってる
カップルが見えたの。あー、青春だなぁって思っちゃって」
「で、フェイトちゃんもやってみたくなったの?」

まぁ、そんなトコかな。と人差し指で頬をポリポリと掻く。

「だってさ、私達3年生で、中学を卒業したらミッドに
引っ越すでしょ?きっと向こうに行ったら私もなのはも
今まで以上に仕事が増えるだろうし。学生らしい事って
今しか出来ないんだなって思ったんだ。そうしたら
じっとしていられなくなった。」

学生らしい事したくなったんだ。そう言ってフェイトちゃん
は笑った。
あー、そうだよなぁって思った。今しか出来ない事、
学生にしか出来ないこと。勉強であったり部活動だったり。
友達と一緒にご飯食べたり、遊びに行ったり。
そんな何時でも出来そうな事。だけど、私達にとっては
「今」しか出来ないそんな事。だから私もそうしようって
思った。


「ねぇ、フェイトちゃん。帰りはフェイトちゃんが
後ろに立ってね?」
「なのは?」
「私もね、さっきのあれ。やってみたいから」


そう言って笑ったら、フェイトちゃんは一瞬きょとんと
して、それから分かったって言って微笑んだ。











ここまで読んで頂きありがとうございます。

えーっと。

学校から海が見えるか分かりません。
海に行くまでに坂道があるのかわかりません。
海にベンチがあるのかわかりません。


ようするに、多いに捏造されているという事です(笑)。
その辺は大目に見てくださいm(_ _)m。

皆様のコメントや拍手ポチっは私の元気の源です。
いつもありがとーーーーっ


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テーマ:魔法少女リリカルなのは - ジャンル:アニメ・コミック

  1. リリカル 短編
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