好きこそモノの上手なれ

ほぼ百合成分100%(リリカルな感じ)で構成されております。但し過度の期待は禁物です。




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その背中を守るのは、どんな時でも私でありたいと願う。後編 :: 2011/08/31(Wed)

ホント、昨日はごめんなさい。
そして今日もごめんなさい・・・あれ?(おい)

前半と後半のティストが若干違う感じが
するんですけど、気にしないで欲しいかな(笑)。

1本になるお話が、私の腕のなさから3本になって
しかも後半なんて、前中編たしたそれ以上って
どんだけまとめ下手なんだって感じです(笑)。

後半の部分が一番書きたかった部分。
だったらそこだけ書けばいいじゃんっていうのは
出来ればナシの方向で( ;^^)ヘ..。

なんかね、短く纏めようとしたら、全く
意味不明な文章になったのがそもそもの原因。

そして、1回書いた文章が消えたのも
この後編。後半gdgdになった感が否めませんが
これで完結。

本当は部分的になのはサン視点もあったんだけど
ますます長くなりそうでその辺は全カット。



仕方ないから読んでやるよって方は
続きから何卒(笑)







■   □   ■   □   ■   □




結局、何も変わらない。変えられない。



あれから、どれくらい過ぎたっけ。そんな事をぼんやりと
考えていた。


ハラオウン家 リビング。

学校も任務もない休日。フェイトはただぼんやりとしながら
自宅リビングのソファに膝を抱え、時折深い溜息を付きながら
自分の足元をただ見つめていた。


「どこかに出かけないのか?」

珍しく一緒に家にいたクロノに尋ねられた。

「うん、今日は家にいるよ。一応病み上がりだしね」

それになのはもいないから。と言う言葉は続けずに
フェイトはクロノに向かっておどけてみせる。
「そうか」と小さく残してクロノは自室に戻ろうとして
リビングのドアを開けたのだが、結局そのまま出て行かず
ドアを閉めた。

「クロノ?」

何か言う事でもあるのだろうと思い、フェイトはクロノを
見つめる。クロノはリビングのドアに背を預けたまま
じっと目を閉じ何かを思案しているようだった。
自分に用があるのでなければ声をかけても邪魔になるだけだと
思ったフェイトは、結局その後に言葉を続けることなく
再び、ソファへと背を預けた。


「お前は」

幾許かの沈黙の後、クロノか口を開く。フェイトも自分が
呼ばれたのだろうと思ったから、顔を上げてクロノを見つめる。

「お前は、いつまで下を向き続けているつもりなんだ?」
「え?」

クロノの問い掛けの意味がフェイトには分らなかった。

「なに、言ってるの?クロノ」
「お前は、この先もずっとそうやって、大切な事から
目を逸らして、逃げ続けるつもりか?」
「どういう事?私、逃げてなんて」
「逃げてるじゃないか」

逃げていると言われてドキリとした。クロノが知ってる
筈はない。私の気持ちをクロノが知ってる筈はないんだ
と必死に自分に言い聞かせる。けれどその努力は次に告げられた
クロノの言葉であっさりと泡と化した。


「なのはからも、自分の気持ちからも」
「っ!!」
「僕が気がつかないと思ったのか?」
「い、つ・・・から?」
「ん?」
「いつから、知ってたの?」

自分だって、この気持ちに気がついたのは最近だ。
もしこれでクロノがずっと以前から知っていたと
言うのなら、自分は一体どれだけ鈍感なんだろうかと
若干落ち込みながら聞いてみた。


「ずっと以前から・・・・」
「えっ?!」
「と言いたいところだが、フェイトが怪我をした少し前
位から、かな」
「う~~~~」

一瞬本気で凹んでしまいそうになったが、ニヤリと笑いながら
言葉を続けるクロノに一気に力が抜けた。なんだ、私と
変わらないじゃないか・・・・・。


「・・・・そんなに分り易いのかな、私って」
「そうだな。まぁ昔からお前の言動の端々になのはの
名が挙がっていたし、落ち込んでいるときは大抵なのはが
絡んだ事が多かったからな。僕が気がつくくらいなんだ、
はやて達はとっくに知ってるだろうな」
「あぅ・・・そう、かもね」

そう考えると何となく身に覚えがある光景が浮かんで
また深い溜息を零す。

「で、お前はこのままでいいのか?」


有耶無耶にするのは許さないとでも言うように、クロノは
また話を戻す。それに少しだけ視線を泳がせるフェイト
だったが、諦めて口を開いた。


「いい・・・・とは思っていない。けど・・・」
「けど、なんだ」
「もう、返事しちゃったかも、知れないし・・・」
「返事?何だ、なのはは誰かに告白されていたのか?」

こくりと首を縦に振ってそれを肯定した。
それで、お前がおかしかったのかとか、そんな事しょっちゅう
じゃないかとかブツブツと呟くクロノ。聞こえてるよ、クロノ。
なんだかまた気持ちが沈んで行きそうになった時、待てよ?、
と言うちょっと驚いたような言葉を発しクロノがこちらを向いた。



「・・・フェイト、お前もしかして、なのは気持ちが
どこに向いてるのか気がついてないのか?」
「そんなのっ!!分らないよ、だって・・・・」

段々と小声になって、最後には音にすらならなかった。
そんな私を見てクロノが盛大に溜息を付いた。

「僕も鈍感だと良く言われるが、フェイト。お前も酷いぞ」
「なっ、クロノには言われたくないよ!」
「そうだな、僕もフェイトには言われたくない・・・・全く」

「本当は口止めされてたんだ。」と小声で呟いてから
「これは僕の独り言なんだが」と言葉を続けた。

















本局訓練施設。
私は今、その施設の入り口にいる。

(ここになのはがいる)

クロノから話を聞いた後、私はいてもたってもいられなくなって。
クロノの助けをかりて、ミッドに来ていた。

今、なのははここで模擬戦闘の訓練をしたているはずだった。








§

「お前が怪我をしたあの日、僕は一番最初になのはに連絡したんだ」

独り言だといいながら、私にも良く聞こえるように少し声高に
話すクロノ。

「病院に駆けつけたなのは、青ざめた顔をしていて、ぐっと
泣くのを我慢しているように見えた。」
「・・・・・・」
「真っ先に僕の所に来て、どうしてこんな事になったんだと
詰め寄られたよ。戦闘は想定外の事で人員も不足していたと
正直に話した。そしたらなのはは、そこまで考えるのが
指揮官の役目だろうと言ったんだ。そして」


ここまで話して一旦言葉を切った。そしてその時の様子を
思い出しながら何故か苦笑していた。


「本当はなのはもそこまで言うつもりはなかったんだろうが、
どうしても我慢できなかったんだろう。涙を必死に堪えながら
はっきりと言ったよ。」


『私がいたら、絶対にフェイトちゃんの後ろは獲らせなかった。
フェイトちゃんを絶対に傷つけさせたりなんてしなかった。
フェイトちゃんの背中を守るのは、私だけなのに』


「はっきり言って、そんなのはなのはの我侭だ。いつでも
なのはとフェイトが同時に任務に付くことなんてありえない。
だが、なのはにとってはお前は大事な、大切な存在なんだなと
思い知らされた。」
「・・・・・・」
「フェイト、お前はいつまでなのはの背中に守られている
つもりなんだ?お前がなのはと一緒にいたかったのはそう言う
事なのか?」
「わた、し・・・・・・・・なのは」

違う。そうじゃない。私はなのはの背中を見ていたかった
わけじゃない。なのはの隣にたって、共に歩みたかったんだ。
二人で一緒に強くなりたかったんだ。

私は、いつの間にこんなに自分の事しか考えられなくなって
いたんだろうか。なのはを好きだと自覚したときから、
なのはに嫌われたくなくて、その事ばかりに気が向いて
大事な事を見逃していたんだ。きっとなのはにも気が付かれて
いたはずだ。私がおかしい事に・・・・。

クロノの言うとおりだ。いつまでも下を向いたままじゃ
何も見えない、何も始まらない。なのはに胸をはって
キミを守ると言えるはずもない。

だから・・・決めた。

「クロノ、私行ってくるよ」
「ああ、」


なのは、私ちゃんと伝えなきゃいけない事があるんだ。
だから行くよ。


§





そっと施設の中に入る。
訓練場では2対2で模擬戦闘をしていた。
私が中に入ったのとほぼ同時に、大きな爆音と共に桜色の
魔力光が弾けて、消えた。
しーんと静まりかえるその場所で、爆煙が晴れていく。
中央にレイジングハートを構えて立つなのは。その後ろには
地に膝を付いて蹲っている彼がいた。

そう、彼の今の姿こそが、さっきまでの自身の姿だと
フェイトは思った。


そんなフェイトをなのはが見つけて、一瞬驚いて、けれども
すぐに嬉しそうな顔をして近づいてくる。

「フェイトちゃん!!」
「なのは、お疲れ様」
「どうして執務官服なの?」
「ちょっと、大事な用事が出来てね」
「用事?」
「うん」

そうなのはに返事をしながら、私はあの青年へと近づいて行く。
気配に気が付いて顔を上げた彼は、私を見て一瞬驚いたような
顔をしたけれど、すぐに笑顔になって、「キミか」と小さく呟いた。


「少し、お時間をいただけませんか?」
「僕かい?」
「はい」
「ちょっ、フェイトちゃん!!」

なのはが慌てて間に入ろうとする。けれど、それを無視して
彼を見る。

「構わないよ。」
「フェイトちゃん!!どうして・・・」
「ありがとうございます。それと、なのはも一緒に」
「えっ?」
「分かった」
「いいよね、なのは」

ちらりとなのはを見たけれど、少しだけ泣きそうな顔になっていた。
ごめん、なのは。けどちゃんと言っておきたいから。
彼から了承をもらって私たち三人はある部屋へと場所を変えた。


「ここって・・・・どうして?フェイトちゃん」
「うん、ちゃんと話すよ。けど少しだけ待ってて」

そうなのはに言ってから、体ごと彼に向き合う。
一度大きく深呼吸した。

「なのはの事、諦めてください」

最初から本題をぶつけた。なのはがはっとしているのが
その気配で分かる。そして彼もまたそんな私の言葉に一瞬驚いて
けれどすぐに真顔になって

「キミはもう少し控えめにモノを言うのかと思っていたんだが」
「すみません。でも回りくどい話をしに来た訳ではないので」
「そうだな。僕も同感だ」

といって笑った。なんだかさっきから、落ち着き払っているのが
物凄く気になるけれど、今はそんな事より・・・

「・・・・なのはの事、諦めてくれるんですか?」

もう一度さっきの言葉を繰り返した。

「高町の気持ちはどうでもいいのか?」
「そんな事はありません。ちゃんとなのはにも私の気持ちを
伝えます。けれど、その前にはっきりさせたいんです。
あなたじゃ、なのはを守れないから。なのはの背中しか
見ることが出来ないあなたに、なのはの背中を守るなんて
出来ないから。」
「まるでキミなら出来ると言っているように聞こえるが?」
「守ります。私はなのはを、なのはの背中を守ります。
きっと私にしか出来ない。その役目は私にしか出来ないんだ」

きっぱりと言い切った。もう後には引けない。なのはも驚いた
顔をしながらも、じっと成り行きを見守っているようだった。


「なんだ、こんなにはっきりと自覚してるんじゃないか」
「え?」

さっきとは全く違った表情になった彼がなのはを見ながら
そう言った。

「これじゃあ、僕が口を出す隙なんてないよ。」
「あの、なにを言って・・・」
「いや、もう僕の役目は終わったって言うことだよ。
後は二人で話すべき事だ。そうだろ高町。」
「はい・・・・。あの、本当にごめんなさい」
「いいさ、もともと無理だって言われていたことだしな」
「なのは?どういう事?」
「フェイトちゃん・・・・」


なんだか二人だけで納得しているみたいだけど、私にはさっぱり
話が見えてこない。そうしている間にも、彼はじゃあな、なんて
手を振って部屋から出て行ってしまうし・・・・。あれ?
って事は、諦めたって事でいいのかな?

「なのは?」
「あのね、フェイトちゃん。私フェイトちゃんに言わなきゃ
いけない事があるの」
「あ、あのね。それ、私の話の後じゃ・・・だめ?」
「うん、どうしても言っておきたいの。それを聞いてから
フェイトちゃんのお話を聞かせて」

そういうなのはの顔はなんだか青ざめていて、辛そうだった。
出来れば、私が先に言いたかったんだけど、なのはは頑なに
自分の話を聞いてほしいと言い張った。

「分かった。いいよ。なのは。だけど、それは本当に
なのはが言いたい事なの?そんな顔して。言いたくない事は
無理にいわなくても・・・」
「そうじゃないの。ちゃんと言わないと、私も先に進めないの」

だから、お願い。そういってなのははポツリポツリと
話を始めた。


「あのね、フェイトちゃん。今日この部屋を選んだ理由って、
私がここで告白されてたから、だよね?」
「あっ、ぅ、うん。そう、だよ。ごめんね、なのは。
私はここでなのは達を覗いてた。最低だよね」

その時の事を思い出して少し落ち込む。すると慌てたように
なのはは、そうじゃないの、と話を続けた。

「本当はね、知ってたんだ。フェイトちゃんが見てるの」
「え?嘘・・・」
「本当なの。あの時、あそこに写るフェイトちゃんが
見えたの。だから私、少しだけフェイトちゃんの事、試したんだ」

あそこ、と指差した場所には何故か鏡があった。

「試した?なんで」

率直な疑問をなのはに告げる

「・・・・もしかしたら、・・・・くれるかもって、思ったの」
「えっ?それって、なのは?」

だんだん小さくなっていくに声を、ちゃんと聞き取ることが
出来なくて、だけどわずかに聞こえたその言葉が私の
気持ちを落ち着かせていった。







『やきもち妬いてくれるかもって・・・・・』

そっか、そうだったのか。でもあれのお陰で私は自分の
気持ちに気がつけたんだから、なのはが気にする事じゃない。


「なのは、もういいよ。私の方こそ、長い間ごめんね。」
「フェイトちゃん」

この部屋に来たときからずっとその目に一杯涙を溜めて、
どれだけキミにつらい思いをさせていたんだろう。私は
本当に馬鹿だな。

「なのは、私は本当に鈍くて、大切なモノの大きさに
気が付くのに随分時間が掛かってしまった。きっと
その間になのは、キミは沢山涙を流したんだろうね。」
「ふぇ、い・・ちゃん」

堪えきれなくなった涙が一滴零れ落ちる。
それをそっと指で拭う。

「なのは、私は、なのはが好きだよ。誰よりも、何よりも。
私の背中を守るのは、なのはだって、そう言ってくれたんだよね?」
「っ!!それって・・・」
「うん、聞いたよ。ゴメンね。本当は私が聞くはずじゃ
なかったんだよね?でもね私は聞いて良かったって思ってる。
だって、私もなのはと同じだから。ずっとなのはの背中を
守るのは私しかいないって思っていたから。」
「フェイト、ちゃん」
「なのに、私は知らずに臆病になってて、気がついたら
なのはの背中をただ見ていただけだった。」
「そんな事、ないよ。私だって守ってもらってたよ?」
「そう?そうだとしたら嬉しいな。」
「だって、フェイトちゃんなんだよ?最初に私を
守ってくれたのは。だから私もフェイトちゃんを
守るんだって決めたんだもん。」

強くなりたいって思ったんだもん。そう言って口を尖らせた
なのはが何だか可愛くて、ついクスリと笑みが零れた。

「何?」
「ん?何でもないよ」

何でもないと言いながらも笑いの止まらない私をジトリと
にらみ付けるなのは。うん、でもねなのは。どうしてだろう。
どんなに睨まれても全然怖くないよ?

「不思議だね、なのは。」
「何が?」
「好きなんだって・・・。なのはが好きなんだって
気がついてから、ずっとね。本当はずっとなのはの事
少しだけど避けてたんだ」
「うん、知ってた。ずっと寂しかったから」
「あ、ゴメンね。でね、その今こうして改めて口にしたらね、
なのはが物凄く、その可愛いなって・・・思ったんだ」
「なっ・・・、何、いっ・・てる、の」
「はは、ごめん。でも仕方ないよ。本当の事だから。
今までも可愛いなって思った事、何度もあるのに、
好きだってちゃんと口に出したら、ずっとそうなんだもん。」
「~~~~~~」

真っ赤になって俯いちゃった。やっぱり可愛いよなのは。


「なのは、こっち向いて?」
「いや」
「どうして?」
「だって、フェイトちゃん。さっきから恥ずかしい事ばっかり
なんだもん。」
「ははは、もう言わないから。だからこっち向いて、なのは」

そう言うと渋々と言った表情で、だけど耳まで真っ赤にさせた
なのはが潤んだ瞳で私を見上げていた。



「なのは、私はキミが好きだよ。なのはは?」
「・・・・・私もフェイトちゃんが、好き。ずっと前から」
「ありがとう。嬉しいよ」


あれほど想いを告げる事に恐怖を感じていたとは思えない程
充実していた。私の体がなのはで一杯に満たされていく
ようだった。

これからも私はなのはを守っていくよ。
そしてなのはもきっと私を守ってくれる。
そうやって一緒に強くなっていこう。
そう心に誓いを立てて、何時までも泣き止まないなのはを
初めてこの腕に抱きしめた。











ここまでたどり着いて下さった、あなた。
ありがとうございます。感無量です。
こんどこの手の文章を書くときは長くする事
前提で書いたほうがいいかしら。

なのは視点、特になくても大丈夫・・・だよね?




ぶっちゃけた勢いでいいますが、実はですね
夏揮さんちで書かれていた、時期的な疑問。
フェイトちゃんが執務官になったのはいつかとか
なのはのケガの時期とか。それってまんま
ここにも当てはまったり( ;^^)ヘ..。

最初に中一って私書いてますけど、執務官としては
まだひとり立ちしてないんじゃないかなって言うのを
むりやり捻じ曲げた(笑)。
年齢詐称いいトコかもしんないよ?




毎度毎度最後まで読んでくれてありがとうデス。






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テーマ:魔法少女リリカルなのは - ジャンル:アニメ・コミック

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