好きこそモノの上手なれ

ほぼ百合成分100%(リリカルな感じ)で構成されております。但し過度の期待は禁物です。




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ユー達まだそんな事やってたの? :: 2011/09/11(Sun)

前回のなのはさんver.っぽくしてみた(笑)

なんかちょっとなのはさん暗くなったけど。
ゴメンネ(^^;ゞ。


続きからです。








■   □   ■   □   ■   □



なんで?

どうしてよ!!

こんな時に限って、はやてちゃんってば、



『あーー、なのはちゃん。ホンマ申し訳ないんやけど
これから本局行って来てくれへんかな?』
『えっ?これから?』

驚くなのはを見ぬ振りをしてはやては言葉を続ける。

『ほんまはリインが行く予定やったんやけど、地上本部で
手違いがあったらしくて、まだ戻ってこれへんって
連絡があってな。』
『・・・それって、今日じゃなきゃいけない事なの?』

と普段のなのはらしからぬ言葉が出る。
いつもなら例え時間外になろうが仕事だと思えば
二つ返事で承諾するのだが、今日だけは・・・・。


『あっ、何か外せん用事とかあったんかな?せやったら
フェイトちゃんに』
『ううん、大丈夫、私が行くよ』
『ええの?』
『うん、私がいく、から』


なのはが無理ならフェイトに、と言いかけたはやての言葉を
遮って、自分が行くからと告げる。堪忍と再び謝罪の言葉を
口にするはやてに、「大丈夫だから、行って来るね」と一言
残して部隊長室を後にした。




今日は先に帰っているはずのフェイトをどうしても部屋に
留めておきたいわけがなのはにはあった。





とりあえず、本局の用事が済んだら、そのまま六課には
戻らず、部屋に戻るからという約束をはやてに取り付けて
なのはは六課を後にした。










想像していた以上に時間がかかってしまって、なのはは
焦っていた。夕食をとる時間はもうとっくに過ぎてしまっていた。
焦りと苛立ちから冒頭のなのはの愚痴へと繋がるわけだが
どれ程愚痴を零しても時間は戻らない。
兎に角早く部屋へと戻りたかった。




「ただいま!。フェイトちゃん・・・・・・・・・・・?」

勢いよく部屋へと駆け込んで、中にいる筈のフェイトへと
声をかけたのだが、戻ってくると思っていた返事が
何時までたっても戻ってこない。どうしたのかと思って
部屋を見渡したが、直ぐ目に付く所に目当ての彼女は
いなかった。


(おかしいな。今日は先に戻るからって連絡もらってたのに)


うーん、と首を傾げて、そして直ぐに疑問は解ける。


(いた・・・・。なんだ・・・・)


にゃはははと小さく笑みを零し、フェイトへと近づく。
フェイトはベッドで気持ち良さそうに眠っていた。


(あー、また制服着たまま)

寝ているフェイトの格好を見て思わず苦笑が零れた。
リボンタイを外してベッドサイトへ放り投げ、制服の
上着だけ脱いでシャツのボタンを上から二つほど
外しただけの格好。

フェイトはここ数日、深夜まで仕事が続いていた。
そろそろ隊員達の疲れもピークだし、なにより
疲れた頭では能率も良くないからという事で
今日は定時よりは少し遅い時間で、けれどいつもよりは
早い時間に帰ってきていた。

部屋に帰ってホッとしたのか、張り詰めていた緊張の糸が
自室に戻った事で切れたのか、いずれにせよホンのちょっと
仮眠をとろうとしてのこの格好なのだろうとなのはは予想した。


「フェイトちゃん」

寝るにしてもなんにしてもこの格好じゃ、疲れも
取れないだろうから、ちゃんと着替えた方がいい。
そう思ってなのははフェイトへと声をかけた。

けれどフェイトは身動ぎ一つせず、眠っている。

「ねぇ、フェイトちゃん」
「ぅーん・・・・・」

僅かに声を漏らし寝返りを打つものの起きる様子はない。
と寝返りを打ったフェイトの胸元になのはの視線が釘付けになる。
ボタンが外されたそこから見える白い肌。少しシャツをずらすと
豊かな胸の谷間が見えた。

ゴクリと喉がなる。左手をそっと首筋へと伸ばす。
けれど、触れる直前でその手を止めた。
なのははそのままじっと何かを考えているようだった。


「ねぇ、フェイトちゃん。」

眠り続けるフェイトに構わずなのはは話し始めた。

「今日一緒にいた女の人、誰だったの?」









昼時、偶然見かけた光景。
フェイトがなのはの知らない女性と楽しそうに話していた。
フェイトの交友関係をなのはが全て把握している訳では
ないのだから、知らない友人がいても不思議ではない。
不思議ではないのだが、何故かなのはは気になって仕方なかった。

どうして、彼女はそんなにフェイトちゃんに触れるの?
どうしてフェイトちゃんは彼女に触れられても平気な顔してるの?
どうしてそんなに優しい目をして彼女を見るの?
どうして?どうして?どうして・・・・・。


きっと私みたいに親友と呼べる友人で、スキンシップだって
人より大げさなだけ。手を繋ぐのと同じ感覚なんだと
そう思い込もうとして悉く失敗した。

そんな感じで午後からの仕事は殆ど手につかなかった。
そんな時だ、フェイトからいつもよりも早く帰るから
夕飯は一緒に食べれるよ、と連絡があったのは。

嬉しくなってつい表情が緩む。けれど昼の光景がまた
頭に浮んで再び気持ちが沈む。きっとただの親友だ。
私達みたいに古い親友。仲間。そうやって1人悶々と
考え込んで、いっそ本人に聞いてしまえと、そうなのはは考えた。


軽い感じで、いつもの会話のように

『お昼に会っていたのは誰だったの?』と。













「フェイトちゃん。あの女の人、誰?友達なんだよね?」

眠るフェイトからは答えは返ってこない。当然だ。


(ふっ、バカだな私。起きてたって聞けるはずなんてないのに)




「フェイトちゃん。起きてよ。そんな格好で寝てたら」

風邪ひくよ。そう言おうとした。肩を揺すって、眠る
彼女を笑いながら起こして。

『仕方ないなぁ、フェイトちゃんは。』
『んん・・・あーおはよ。なのは』
『もう、何言ってるの?これから寝るんだよ?にゃはは』

そう笑い飛ばすはずだった・・・・・なのに。




さっきフェイトに触れる寸前で止まった手が再び動き出す。
親指の腹でそっとフェイトの唇をなぞり首筋へと掌を当てる。

「フェイトちゃん。起きてよ。
そんな格好で寝てたら・・・・・襲っちゃうよ?」


ポタリポタリと雫が零れる。


親友だと自分に言い聞かせてきた。
親友のままずっと傍にいようと心に誓った。
それ以上を望んではいけない。
望めばきっとフェイトちゃんは離れていってしまう。
それだけは絶対にいやだ。

想いを告げられなくても、傍にいられれば幸せ。
私は、フェイトちゃんの傍にいられるだけで幸せ。


そう自分に暗示をかけるようにしてフェイトの
傍に居続けた。なのにたったあれだけの事で
かけた暗示が解けかかってしまうほど、なのはの
フェイトに対する想いは強くなっていた。




グッと歯を食いしばる。そしてふぅと一つ息を吐き出し
フェイトに触れていた手を離す。


「フェイトちゃん。ごめんね。私どうしたらいいのかな。
フェイトちゃんに嫌われたくないのに。このままだったら
いつかフェイトちゃんを傷つけちゃいそうで怖いよ」

零れた涙を拭い、なのはは静かにベッドから離れた。


プシューっとエアの抜ける音がして開いたドアは直ぐに閉じた。
再び部屋には静寂が訪れる。






もぞりと起き上がる人影。
自分の唇をそっと指でなぞる。


なのは・・・・・私は・・・・・。











『友達になるの、凄く簡単。名前を呼んで。』
『な、のは』
『うん、うん』
『なの、は』
『うん・・・・フェイトちゃん』


あの時から私の中の特別はたった一人しかいなかった。
けど、なのはは?
告げてもいいものかどうか分からなかったから。
傍にいられればいいと思っていたから。
だけど・・・・・




「なのはっ!!」


正解がどれかなんて分からない。
けれど、今なのはを追いかけないと絶対に後悔する。
それだけは分かったから、私は必死になのはを追いかけた。


追いかけてなのはを捕まえて、それからなんて言ったら
いいんだろう。

どうしよう、全くいい言葉が思いつかないんだけど、
とりあえず、これだけは言っておこうかな・・・



「我慢しないで、襲っちゃってもいいんだよ?」















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テーマ:魔法少女リリカルなのはStrikerS - ジャンル:アニメ・コミック

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