好きこそモノの上手なれ

ほぼ百合成分100%(リリカルな感じ)で構成されております。但し過度の期待は禁物です。




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読書の秋、食欲の秋、そして・・・・ :: 2011/09/17(Sat)


人物設定はVividを参考にしてもらえたらいいかも。
でも、一致するわけじゃないですよ。
雰囲気だけ感じてもらえれば( ;^^)ヘ..。



続きからです・・・・。



■   □   ■   □   ■   □



じっと前を見つめたまま動かない一人の執務官。
その表情には、僅かに緊張が見える。
今日の任務は絶対に成功させなければならない、そんな
思いが全身に表れているようだった。


今日のフェイトの任務、それは捕らわれた子供たちを
無事に救出すると言うものだ。
しかも最悪な事にその中には大切な娘ヴィヴィオも
含まれていた。


(待ってて、ヴィヴィオ。必ず一番で助けてあげるから)

ヴィヴィオとて、管理局屈指のエース2人の娘。
そう簡単に捕まるはずなどなかったのだが、まだまだ
子供。強力なAMFの前では普通の子供と一緒なのだった。


突入の時間が迫る。
フェィトの額からひと雫の汗がつたい落ちた。







バァーン。

突然のピストルの音。だが、それが合図だったかのように
フェイト以下隊員達は一斉に駆け出した。






















「なぁ、なのはちゃん」
「なぁに!!はやてちゃん!!」

周りの歓声ではやての声がよく聞こえなくて大声で
聞き返す。はやてはそんなのはにも苦笑いを零し
さっきよりも少し大きな声で話を続けた。

「フェイトちゃんのテンションおかしない?」
「そう?」
「なんや、目が血走っとるもん」
「にゃははは、仕方ないかな。フェイトちゃんヴィヴィオの
学校行事に参加するの初めてなんだもん」
「そうは言うたかて、初等科の運動会やん。せやのに・・・」


そう、本日はヴィヴィオの通う、ザンクト・ヒルデ魔法学院
初等科の運動会なのだ。
これまでずっと間が悪い事に任務と重なってしまい
入学式はおろか授業参観にすら参加できずにいた。
その時のフェィトの様子を思い出しながらなのはは
はやてを見る。


「私ね、シャーリーとティアナに叱られちゃったんだよね。」
「・・・・・何かしたん?」

はやては嫌な予感がした。

「うーん、あのね。本当は今日も危なかったんだって。
だけど、絶対に運動会に出る気でいたから、フェイトちゃん
かなり無茶したらしくて・・・」
「無茶って?・・・」
「犯人のアジトに単身で突っ込んじゃったんだって」

ホント無茶し過ぎだよねぇ・・・・なんて。
そんな笑顔で言う事ちゃう!!

(何やねん、この2人。ほんまに無茶しぃやわ。
シャーリーもティアナもそら怒るわ)

「一応聞いとくけど、犯人。無事に捕まえたんよね?」

無傷で・・・とは言わないでおく。

「それは、もちろん。そうなったフェイトちゃんが
凄いのははやてちゃんも知ってるでしょ?」
「そら、まぁ。けどそんな無茶。私はなんぼフェイトちゃんでも
絶対にさせへんよ?例えその後に何があったとしても・・・や」
「だよねぇ・・・今回の指揮官。はやてちゃんだったら
良かったのに」


ねっ。なんてさわやかに笑顔作らんといて!!
もし、それで運動会出れへんかった時の被害を
考えたらそら恐ろしいわ。
これがなのはちゃんが絡んだ何かでも厄介やから困るんよね。

決めた!!

(これからは何もない時にフェイトちゃんに応援たのも。
うん、絶対にそうしよ)

と何故か小さく胸元で拳を握りこんでいるはやてをなのはは
不思議そうな顔で見つめていた。。




それから少しして

「あっ、はやてちゃん。次だよ。フェイトちゃんの番だよ!!」
「おっ、せやね。折角きたんやから応援はしっかりとするよ~」
「フェイトちゃ~~ん!!頑張ってぇ」
「フェイトちゃ~ん。しっかりやでぇ」

そんな声援を受け、フェイトのミッションがスタートしたのだった。

















ピストルの合図と共に走り出す。
本当は飛んで行った方が絶対に早いんだけど
ここはAMFフィールド内(学院の敷地内、魔法禁止)。
肝心な(ゴールテープを切る)時に力がなくなったんじゃ
なのはに会わせる顔がない(ご褒美のキスがもらえない)から
今は自分の体力だけがカギ。


シールド(ネット)の隙間を通り抜け、足場の悪い道(平均台)を
抜ける、そこはもう既に戦場だった。


「フェイトママ!!こっちこっち」
「ヴィヴィオ!!待ってて、今行く」

小さな檻(ダンボール)の中に閉じ込められたヴィヴィオを
救い出した。


「行こう、ヴィヴィオ。なのはが待ってる」
「うん、行こう」

ヴィヴィオの手を取り走る。周りではまだ檻(ダンボール)と
格闘している隊員(父兄)達が複数いたが、フェイトは
何よりもまずヴィヴィオを安全な場所(ゴール)まで
送り届けたかった。



「いけーーーー!!フェイトちゃん。あと少しだよーーっ!」
「今やっ!!。後ろ振り向いたらあかん。走りぬけぇ!!」




後ろから続々と隊員(父兄)達が続く。その先頭を切って
走り抜けたのは・・・・・・・・。



『ゴーーーーーール!!。一位は高町ヴィヴィオチーームで~す!』

アナウンスが鳴り響く。


「やったよ!!ヴィヴィオ。1位だ!!」
「フェイトママ、凄い!やったね!!」


満面の笑みでヴィヴィオを抱き上げて喜ぶフェイト。
本日のミッションを無事にやり遂げた瞬間だった。





















「今日はお疲れ様、フェィトちゃん」
「なのはもね。朝早くからお弁当作ったり、大変だったね。」

なのはに麦茶のコップを差し出しながら、その隣へと
腰を下ろす。

「ありがと。ううん、楽しかったよ。全部。
フェイトちゃんのカッコいい姿も見れたしね」
「そう?・・・・・・それは良かった。」
「フェイトちゃんこそ、任務明け直後で平気?」
「私なら大丈夫。ヴィヴィオの嬉しそうな顔を見てたら
疲れなんてどこかに行っちゃうよ」
「それもそうだね」
「・・・・・・・」



「ねぇ、ヴィヴィオは?」
「寝ちゃった。お風呂入ってすぐ」
「そっか・・・・・なのは?」
「ん?」


フェイトはなのはの手からコップを取り上げる。
なのはに向き合ったフェイトはその腰を静かに抱き寄せた。


「私、今日頑張ったでしょ?」
「そうだね」
「ご褒美・・・欲しいな」
「にゃははは」

ヴィヴィオが寝ていることを確認して、フェイトはなのはへと
近づく。そのままご褒美になのはの唇を頂こうとして

「ちょっと待ってね、フェイトちゃん」

とニコリ。それはもう極上の、けれど危険の伴う笑みを浮かべた
なのはの指がフェイトの唇をやんわりと止めていた。
それを見たフェイトは無意識のもと、何故か僅かに身を引いていた。

「な、何・・かな。なのは?」
「私ね、シャーリーとティアナに叱られちゃったよ?」
「えっ?いや、それは・・・その・・・」
「どうして無茶しちゃうのかな?」

言葉はとてもしおらしく、ん?なんて小首をかしげながら
フェイトを見つめる。これは、返事如何ではご褒美どころの
話ではなくなってしまう。ここは慎重に、慎重に言葉を選んで
言い訳を始めるフェイト。


「あ、あのね。確かに、その、1人で突入はしちゃったけどっ!!。
でもね、そのお陰で貴重な証拠データ処分されずに
すんだんだよ?!。応援を待ってたら、間にあわなかったって
言われたんだから!!」
「でも、補佐官のティアナの事も待てなかったって、どうして?」
「えっと・・・・その・・・・」

(言えない。運動会の事しか頭になくてティアナの事、すっかり
忘れてたって、口が裂けても言えない・・・・。)


しどろもどろになるフェイトに向かって更に笑みが深くなる。

「フェイトちゃん、ご褒美。お預けだね。」
「うぅぅぅ・・・・・・・はぃ」

いっそ口にしてしまおうかとも思ったけれど、言っても結局
叱られる事になりそうで、渋々諦めるフェイト。

(うっ。なのはのばか。ちょっと位大目にみてくれてもいいのに)

とは思っても無茶をしたのも単独行動をとったのも自分。
フェイトは仕方なくガックリと肩を落として立ち上がる。

(もういいや。寝ちゃお)
「なのは。先に寝るね」

そう声をかけてなのはに背を向けた。その姿は運動会で
1位をとった時とはまるで違い哀愁漂って見えた。


(もう、フェイトちゃんってば判り易いんだから)

苦笑しながらなのははフェイトを呼び止めた。

「フェイトちゃん」
「ん?なに、なの」

ちゅっ・・・・・

小さなリップ音と共になのはの顔がすぐそこに見えた。

「えっ?何、どうして?・・・・」
「にゃは。私がしたかったから。」
「なのは。」
「ホントに今日はカッコよかったよ?。フェイトちゃん。
惚れ直しちゃった。」
「ぅん」
「でもね、無茶はやっぱりダメだよ。」
「ごめん。もうしないから」
「ん。よろしい。今日の頑張りに免じて許してあげる。
さっ、寝よう。フェイトちゃん」

にゃはは、と笑みを零しながらなのははフェイトの手を
引いた。その手をフェイトは引き止める。

「ん?」
「ねぇ、なのは・・・・・・・・もう一回・・・・・」

顔を赤くしながらもう一度とねだるフェイト。
一瞬目を丸くするなのは。けれどそれはすぐに
笑顔へと変わっていった。

「仕方ないなぁ・・・・1回だけだからね」

そう言って顔を近づける。

「うん、1回だけ」

フェイトはなのはの手を引き寄せ、腰を抱く。



静かに触れ合う唇。




1回だけ・・・・・。




そう言って2人は深く深く口付けを交わすのであった。


















この後はもちろん大人のスポーツの時間です←


最後までお付き合い、ありがとうございます。




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テーマ:魔法少女リリカルなのはStrikerS - ジャンル:アニメ・コミック

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