好きこそモノの上手なれ

ほぼ百合成分100%(リリカルな感じ)で構成されております。但し過度の期待は禁物です。




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忘れないで・・・ :: 2011/09/18(Sun)

辛い時も悲しい時も、傍にいること忘れないで・・・・・


ちょっとしんみり。







■   □   ■   □   ■   □


艦を降り、一番先に見つけたのは、

「なのは・・・」
「おかえりなさい。フェイトちゃん」
「ん、ただいま」

愛しい彼女の出迎えの言葉。
私は再びその言葉を聞けた事に、情けない事に涙が零れた。


1ヶ月。今回の私の任務期間だ。
極秘の任務。その為、この1ヶ月の間はなのはに通信は
おろか、メールすらも出来なかった。
唯一2週間に1度、時間にしてホンの10分。その時だけは
音声のみの通信が許可された。


「なのは、元気だった?」
「うん、フェイトちゃんは?」
「私も元気だよ。」
「ちゃんとご飯食べてる?」
「あははは、もちろん。ちゃんと食べてるし寝てる。心配
しなくていいよ。」
「心配は、するよ。フェイトちゃんの事だから」
「そ、だね。うん。ごめん」
「謝らなくていいよ。元気ならそれでいいんだから」


いつもと変わらない会話。食事と睡眠の心配をされ、そして
無事の帰還を約束して通信を終える。
そして私はまた戦場へと戻るのだ。


今回のような任務は初めてではない。決して納得している訳では
ないけれど、それでも誰かがやらなければならない事なんだ。
そう自分に言い聞かせてまたバルディッシュを振るう。







そうして終えた任務。私は身も心も疲れ果てていた。
なのはに心配をかけてはいけないと、ただただ
それだけを考えていた。












通信の時のフェイトちゃんの力のない声に胸騒ぎがした。
今回の任務が極秘で、連絡も思うように付けられないという事は
出かける前から言われていたからそれ程心配してはいなかった。
ただ、厄介な事になりそうだと、無意識に零したその言葉が
重く胸の中に残った。
だから、久しぶりにフェイトちゃんからの通信が入って
自分の名前を呼ばれた時には思わず涙が零れてしまった。
音声のみの通信で良かったと心から思った。

差しさわりのない会話を続ける。決して心が篭っていない訳では
ないのに、何故かその声音は重い。何かを必死に堪えているような
そんな感じさえした。

「予定通り帰還出来る筈だから。そしたらたくさん話しをしよう」
「うん、そうだね。待ってるから。無茶しちゃだめだからね。」
「あはははは、了解しました・・・・あぁ、時間だね。それじゃ」
「うん、またね」

そう言ってフェイトちゃんから通信を切った。
相変わらず胸の痞えは残ったままだった。

























「フェイトが帰ってくる」

そう、クロノ君から連絡があった。どうして?って思ったけれど
続く言葉で納得した。

「迎えに行ってやってくれ。頼む」
「クロノ・・・君?」
「すまんな。僕から詳しくは説明できない。
ただ、フェイトが苦しんでるんだ」

迎えに出るのに理由なんてどうでも良かった。
彼女の無事な姿が見れるなら仕事をサボったって構わない。
それをしないのは、フェイトが困った顔をするから。
ただそれだけの理由なのだから。

だけど、「フェイトちゃんが苦しんでる」のなら自分が
何もしないでいられる訳がない。
きっと苦しい理由は打ち明けてはくれない。
極秘の任務なのだ。責任感の強い彼女が進んで規律に背く事を
するはずがない。だけどそれでも構わない。
ただ、その傍にいる事で彼女が安心するのなら、その為の
拠り所となろう。そう心に決めた。






艦を降りた彼女は疲れきった顔をしていた。
私を見ると、驚いてそして嬉しそうに笑ってくれた。
けれど、どこかぎこちない。


「お帰りなさい。フェイトちゃん。」


沢山出迎えの言葉は用意していたのに、口をついて出たのは
いつもと変わらない言葉。結局何一つ労いの言葉は出てこなかった。
















なのはの姿を見つけて、驚いて。だけどやっぱり嬉しくて
つい笑みが零れた。艦の中では、全く笑えなかったのに。
どうしてここになのはがいるのか不思議だった。
まだ仕事中のはずだ。仕事をサボってまで出迎えなくて
いいからと以前何度もお願いした。

「出迎えは嬉しいけど、その為に仕事をサボるのはよくないよ。」
「だけど、無事な姿を少しでも早く見たいんだもん。」
「でも、そのせいで仕事が残っちゃったら、どうするの?
結局帰り遅くなっちゃうでしょ?それに私も困っちゃうよ」
「ぅぅ。・・・・・ごめんなさい」
「もう、サボっちゃダメだからね」
「はーい・・・・・にゃはは」
「あはははははは」

それ以後なのはは仕事をサボってまで出迎えるという事は
しなくなった。フェイトも少し寂しくはあったけれど、でも
家に帰れば一緒にいられるのだから、それ程問題ではなかった。






思いがけずなのはがいて、出迎えの言葉を聞いたら
つぃと頬を涙が零れ落ちた。泣くつもりなんてこれっぽっちも
なかった。なのに、どうして?

見るとなのはも泣きそうな顔をしている。
けれど、なにも言わずただそっと涙を拭われた。
頬に触れたなのはの掌が温かかった。




「ただいま、なのは」

特別な言葉はいらなかった。ただ無事を伝えたいだけだ。
辛い事悲しい事これからもきっと沢山ある。
けれどそれでも私には戻る場所がある。だから私は戦える。



「おかえり、フェイトちゃん」

言葉を飾る必要なんてないんだよね。ただあなたの無事な姿を
見れた。それだけで神様に感謝したいくらいなんだから。
辛い事も悲しい事も、残念だけどなくなる事はきっとないんだと
思う。だけど、ここがあなたの帰る時場所だからと知っていて
欲しい。そして私が帰る場所もあなたの所なんだと忘れないで
欲しい。

2人でならきっと乗り越えられる。
ううん、2人でどんな事でも乗り越えていくんだよ。


ねっ、フェイトちゃん。
















えっと、何が会ったんでしょうね( ;^^)ヘ..。
いや、あのね。もっと説明しとこうかと思ったけど
なんかそれって邪魔なんじゃないかって
思っちゃって・・・だからこんな風に訳もわからず←



フェイトちゃんの任務。今回は犯人の逮捕では
なかったという設定でした。
直接説的な描写は避けたかったんです。
だから曖昧にしたまま( ;^^)ヘ..。

でも、ここまで読んでいただいて
ありがとうございます。



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テーマ:魔法少女リリカルなのはStrikerS - ジャンル:アニメ・コミック

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