好きこそモノの上手なれ

ほぼ百合成分100%(リリカルな感じ)で構成されております。但し過度の期待は禁物です。




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知りたくて・・・ :: 2011/10/02(Sun)

何度も脳内映像はリプレイされたけど
文章になるのにはちょいと時間が
掛かりました。

こんな感じになったけど、思ってたのとは
ちと、違うかも~

だいじょうぶかなぁ?・・・


続きから~







■   □   ■   □   ■   □



『なのははね、私にとって、特別なんだよ』


フェイトちゃん、あなたは私の事を特別だって言ってくれたね。
ねぇ、だったら教えて?。フェイトちゃんの言う特別って何?


誰よりも私に優しくしてくれるって事?

だけどフェイトちゃんは誰にでも優しいよね?
ほら、今だって沢山荷物をもって大変そうだった
クラスメートを手伝って、資料室に行ってきたんでしょ?

一緒に行った彼女は、なんだかとっても嬉しそうだよ。
当たり前だよね。フェイトちゃんって物凄く人気があるんだもん。
ちょっと人と違う事をしている私達は、学校を休みがちで、
たまに学校に来るとすぐにフェイトちゃんの周りには人だかりが
出来ちゃう。
フェイトちゃんは頼まれれば断らないし、困っている人を
見れば手伝ってあげちゃう。
だからフェイトちゃんの周りには沢山の人が集まるんだよね?
私にだけ優しいわけじゃない・・・・・。



それじゃあ、魔道師ランクがほぼ同じだから、戦闘訓練とか
互角に出来ちゃう事、かな。

・ ・・・・だけど、最近はフェイトちゃん。私よりも、
シグナムさんと模擬戦していることの方が多いよね?。
私が墜ちてからは、殆ど模擬戦してくれなくなったし。
心配、してくれてるんだとは思うけど、それってちょっと
寂しいよ。



ねぇ、私わからないよ。フェイトちゃんの言う特別って何?
フェイトちゃん。私が欲しいのはそんな言葉じゃないんだよ?
もっとちゃんと言って欲しいのに・・・・・。
そんな風に思うのは私だけなのかな。

ねぇ、フェイトちゃん・・・

本当はどんな風に私の事、思ってくれてるの?












(寝不足、だよね)

ぼんやりとする頭をフルフルと左右に振る。けれど全くと言って
いいほど、頭の中に掛かった靄は晴れてはくれない。
理由は分かってる。寝不足・・・・だけのせいじゃない。
ここ最近ずっと感じている事、その事を考えると他の何も
手につかなくなるし、気持ちが沈んでいく。

今までのように、フェイトちゃんの気持ちが分からない。

多分これが一番の原因。フェイトちゃんの事なら何でも
分かると思っていた。どんな些細なことでも見逃すはずは
ないって思っていた。だけど、近頃それに自信がなくなった。

ねぇ、フェイトちゃん。あなたの言う「特別」ってどんな意味を
もつの?ねぇ・・・わからないよ。もっとちゃんと言ってよ。
教えてよ。フェイトちゃん・・・・・。







「ねぇ、なのは」
「なに、フェイトちゃん」
「あのね、今日一緒に帰れなくなっちゃったんだけど」
「え?だって今朝は大丈夫だって・・・」
「うん、そうなんだけどね。ちょっと彼女と・・・・」


そう言って向けた視線の先に、1人の女子生徒がいた。
私と目が合うと、小さくお辞儀をしたその生徒は、ホンの一瞬
私を睨んだような気がした。


「彼女がどうかしたの?」
「ちょっとね、手伝って欲しい事があるって言われて・・・」
「それってフェイトちゃんじゃなきゃ出来ない事なの?」
「なのは?どうしたの?」

つい、キツイ言い方になってしまう。だってこの所、ずっと
彼女がフェイトちゃんの近くにいるんだもの。
クラスだって違うのに、どうしていつもあの子がフェイトちゃんの
隣にいるの?そんな気持ちがつい私の態度に現われてしまう。
フェイトちゃんが驚いたような顔をしてる。

「・・・・どうもしないよ。わかった。今日は私1人で
帰るから」
「え?1人?。アリサ達は?」
「アリサちゃんとすずかちゃんはお稽古だったんだって。
それに、はやてちゃんは今日は・・・」
「あ・・そっか今日は午後から」

そこまでいって困ったような顔をした。

「そっか・・・えと・・・」

どうしようか悩んでいるような顔をするフェイトちゃん。
いつものフェイトちゃんだったら、迷わずに「やっぱり
一緒に帰ろう」って言ってくれてたはずなのに。
やっぱり、最近のフェイトちゃんは、私と一緒にいようとは
してくれない。どうして・・・・。

「いいよ、フェイトちゃん。私、1人で帰るから」
「え、でも。」
「いいの。ほら、あの子待ってるよ?」
「でも」
「いいから、行って。私はもう帰るから」

じゃあ、お先にねって軽く手を振って私はフェイトちゃんを残して
ドアへと向かう。教室の後ろのドア、ちょうどあの子が立っていた
前を通り過ぎようとして私は何気なく彼女の方を向いた。
そしたら、彼女は少し俯き加減で、だけど私にはっきりと
分かるように、くすって笑った。勝ち誇ったように笑ったんだ。


「あなた・・・・」
「さようなら、高町さん」

私に挨拶をした彼女は、すぐにフェイトちゃんの方へと歩み寄った。

「ハラオウンさん。私達も行きましょう?」

そう言って親しげにフェイトちゃんの腕をとる。
そのまま腕を絡めようとするから、私は思わず叫んでしまった。

「やめてっ!!フェイトちゃんに触らないで!!」





「なの、は?」
「あ・・・・・」

驚いた顔で私を見るフェイトちゃん。そんなフェイトちゃんを
見て私は急に怖くなった。

「ごめ・・・ごめん、なさい・・・」
「あ、ちょっ。待って、なのは!!」

ただ一言やっと絞りだすようにして謝罪の言葉を残し、
私はその場から逃げ出した。
今はただ、フェイトちゃんから離れる事しか頭になかった。








全力で廊下を走りぬけ階段を降りる。そのまま靴も履き替えずに
外に飛びたした所でグイッと腕を捕まれた。

「はぁはぁはぁ。ちょ、ま・・て。な、のは。はぁはぁ」
「なん、で・・・・・どうして、追いかけてくるの?」
「だ、て・・・なのは。泣いてる・・・」

必死になって走ってきたのに、あっさりとフェイトに
掴まってしまった。泣いている事を指摘されて私は
フェイトちゃんへと背を向ける。

「・・・泣いて、ないよ。そんな事あるはずな・・・っ!」

泣いてない、そう強がっていた私の後ろからフェイトちゃんが
抱きついてきた。思わず息を飲む。これは・・・一体?

「ご、めん・・・なのは。私、なのはの事泣かせるつもりなんて
なかったのに。ただちょっと確かめたかっただけなのに・・・」
「たし、かめる?」
「うん、私・・・・・なのはの気持ち、知りたかっただけなんだ」
「私の、気持ち?」
「私、なのはの事特別だって言ったよね?」


フェイトちゃんの言葉を聞いて私は黙ってただ頷いた。

「それ言った時、なのは何だか困ったような顔をしたから」
「え?」
「だから、もしかしたら、今まで私が感じていたなのはの
気持ちって、本当は単なる勘違いだったのかなって、思っちゃって」
「えっ?ちょ、ちょっと待って。勘違いってなに?」

思わずフェイトちゃんの腕を振り払って私は身体ごと
彼女の方へと振り返る。今のは、そのまま私が思っていた事だ。
ずっと思い悩んでいた事だ。どうしてそれをフェイトちゃんが
言っているんだろう。

「私、なのはの事好き、だから。みんなとは違う特別な人だから・・」
「私だって、フェイトちゃんの事好きだもん。
私、今まで何回も言ったよね?フェイトちゃんが好きなんだって」
「うん、聞いた。最初は私と同じ気持ちの「好き」なんだって
思ってたんだけど、私が打ち明けた時の顔が凄く困った顔に
見えたから、もしかしてなのはの「好き」は友達としての「好き」
だったんじゃないかって思い始めたら、どうしても確かめないと
いられなくなって・・・・」
「そ、んな・・・・私、てっきり・・・・」
「てっきり、何?」
「だっ、て。フェイトちゃん。特別だって言うだけで、
ちゃんと言ってくれないから・・・・。フェイトちゃんの言う
特別って、結局「友達の中でも特別に仲がいい」って言う
意味なのかと思って・・・・・。ずっと私とは距離置いてたし」
「あれはっ!!その・・・もし、なのはも私の事好きなら
その・・・少しは気にしてくれるはずって思って・・・。」


と段々とフェイトの声も小さくなっていく。
どうやら私達2人は、たった一言が足りなかったせいで
こんなにも悩んで、苦しんでいたらしい。
なんだかここ数日、寝不足にまでなっていた自分が酷く
滑稽に思えてならなかった。

「はっ、なんだぁ・・・」
「ぅわっ、ちょ、なのは」

カクンと足の力が抜けてそのまま地面にしゃがみこんだ。
フェイトちゃんは慌てて私を抱きとめようとしたけど
間に合わなくて、一緒になって地面に座り込んでいる。


「なんだ・・・・同じ、だっんだ。」
「なのは・・・・」
「ちゃんと、同じ気持ちだったんだ」
「うん、そうだね。」
「フェイトちゃん・・・・私、フェイトちゃんが好き」
「私も、なのはが好きだよ。なのはは特別なんだよ」
「にゃはは、特別は・・もういいかな。」
「え?・・・あ、・・・そうだね。ははは」


涙はもうすっかりと乾いて、今はもう笑顔しか出てこない。
あんなに言葉にする事の大切さを身をもって体験していたと
言うのに、肝心な時に忘れるなんてね。
フェイトちゃんと2人額をくっ付けながら笑いあう。
もう大丈夫。ちゃんと伝えたし、伝わった。
だからもう二度と確かめようなんて考えなくてもいいんだ。



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テーマ:魔法少女リリカルなのは - ジャンル:アニメ・コミック

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