好きこそモノの上手なれ

ほぼ百合成分100%(リリカルな感じ)で構成されております。但し過度の期待は禁物です。




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日常、きっと日常、多分・・・日常 :: 2011/10/07(Fri)

小ネタの括りでもいいかと思うんだけど。

とりあえず短編にしておきました。

ごくごく日常のことだと思うんだ。
この2人にしたらね(笑)。


原稿でお疲れ様の皆様にホンの少しの
疲労回復の助けになれば嬉しいかな・・・

なんて偉そうな事をいいました。
ごめんなさい。



それでは、続きからどうぞ。








■   □   ■   □   ■   □



教室の窓から見上げる空は、昨日までの雨がまるで夢の中の
出来事だったのではないかと思わせるほどの青空。

朝の冷たかった空気も太陽が高くなるにつれ次第に
暖められ、窓際に座っている生徒にとっては苦行とも
言える時間帯となっていた。

今の授業は社会。
それでなくても眠気が容赦なく訪れるこの席で、物静かに
歴史を語る先生の口調はある意味、子守唄と言っても
いいのではないかと、この窓際の席に座る少女
フェイト・T・Hは思っていた。


(参ったな、気持ち良すぎて眠くなってきちゃった)

と顔を若干俯け欠伸をかみ殺す。
せめて午後、最初の授業が数学や英語ならまだ耐えられて
いただろうと考えてしまう。
いくらマルチタスクが人並みはずれて優秀だとしても
当の本人が寝てしまったのでは全く意味がない。
仕方なくフェイトは何か別の事を考えて気を紛らわせようと
視線をある少女へと向けた。

よくよく考えれば、この行為は非常に危険で、いつもの
フェイト・T・Hであったならば、後にやってくるだろう
事態を容易く予期することが出来るはずだった。

しかし運悪く今日のフェイトは寝不足で、その上この陽気。
眠気のせいで正常な思考回路とはいえない状況である事に
残念ながら気が付いていない。その為、自分の斜め後ろに
座っている捜査官の存在を完全に失念してしまう事となった。



頬杖を付いて、自分よりも前に座っている少女、高町なのはを
見つめる。今月に入ってからの席替えで、なのはの方が
2列ほど間をはさんで、1つ分前の席へと移動していた。
今までとは逆のパターンといっていい。
そんな彼女を見る目は、まさに恋人へと向けるそのもので。

先生の話を聞きながら、時々メモを取るようにして机に向かう
なのは。動くたびにサイドポニーにした髪がゆらゆらと揺れる。
たまに顔に掛かる前髪が気になるのか、時々指でつまんで
長さを確かめている。

(そういえば、なのは髪のびたもんね)

そう言って自分の髪へと指をからめる。
真剣な表情で授業を受けるなのはを見つめながら、フェイトは
無意識のうちに昨日の事を思い返し始めていた。
この頃になると、マルチタスクなどと言うすばらしい才能は
全く役になど立っておらず、フェイトの思考、視線、関心は
すべて高町なのは、即ち恋人へと向けられていた。









昨日は、自分以外の家族は全員ミッドでの任務についていた。
海鳴でフェイトが1人になる時は、余程の事がない限り
なのはがフェイトの家に泊りに行く事が、いつの頃からか
当たり前の事となっていて着替えなどは、一泊程度なら
全く不自由しないように一式そろえられていた。

朝出かけるときに両親には話していたので、学校の帰りなのはは
真っ直ぐフェイトの家へと帰っていた。


一緒に課題を片付け、夕飯も一緒に作る。それを2人
テーブルを挟んで向かい合って座り、今日一日の出来事を
話しながら食べる。同じクラスなのだから、起こった出来事も
全部知っている事なのだが、こうして2人きりになって
話すのは、学校にいるのとはまた違った楽しさがあった。

食事が終わると、なのはが先に立ち上がり片づけを始めた。

「ねぇ、フェイトちゃん。」
「なに、なのは」
「私、ここ片付けるから、フェイトちゃん先にお風呂
入ってきていいよ?」
「えっ?、いいよ。私も一緒に片付けるよ。その方が
早く終わるし。それに、どうせなら一緒にお風呂入りたいし・・・」

と最後の方は少し声が小さくなってしまう。
あー、とか、うーとか言いながら、赤くなった顔を
背けつつ、それでもチラリとなのはの反応を伺う。
なのはも一瞬照れたような顔をして、仕方ないなぁなんて
いいながら、にゃははと笑いを零す。

「なのは・・・・」

そんななのはの反応が可愛らしくて、洗い物をしている
なのはの隣に立ちそっとその腰を抱き寄せた。

「ふぇ、フェイトちゃん?」

驚くなのはに構わず、フェイトはそのままなのはの唇を塞ぐ。

カシャン

なのはの手からコップが落ちた。


「あっ・・・」
「もう、フェイトちゃん・・・・」
「えと・・・・ごめん。つい」

幸い割れる事はなかったけれど、危ないからねとなのはに
優しく叱られ、ごめんとフェイトは我慢できなかった自分の
行為を謝罪した。










(あの時のキスってリンゴの味がした・・・)

思い出しながらフェイトはそっと自分の唇を親指でなぞる。
その事をキスした後でなのはに言ったら、デザートにリンゴを
食べたんだから当たり前でしょと、くすくすと笑いながら
言われた。



片付けの後は、約束どおり2人でお風呂に入った。
さすがにお風呂でその・・・色々するのは風邪をひいたら
いけないからって事で、我慢して。
そういえば、なのはに

「フェイトちゃん、また胸大きくなったでしょ」

と若干怒られ気味に言われた事を思い出す。
冗談半分で

「なのはが沢山触ってくれるからだよ」

って言ったら、一瞬で顔を真っ赤にして、「ばかっ」て言いながら
湯船に顔を半分くらい埋めてしまった。
それがまた可愛くて、「おぼれちゃうよ?」ってくすくす笑ったら
思いっきり顔にお湯をかけられた。

「私のだって、フェイトちゃん沢山触ってるのに」

とか言いながらそっぽを向いたなのはの耳とか首が真っ赤
だったのは、絶対にお風呂に入っていたせいだけじゃないと
思うんだ。


(ほんと、なのはは恥ずかしがりやさんなんだよね)

思い出してつい頬が緩む。




なのはがまたノートになにやら書きこんでいる。
そして、それは唐突に目に入った。
なのはが下を向いた時、髪がさらりと首筋を流れ、たった今まで
隠れていた場所が露になる。
フェイトはその首筋にあるものから目が離せなくなった。


(まさか・・・あれ・・・・)


ホンの一瞬だったから、見間違いかもしれないと思いつつ
それが、間違いなどではない事を誰よりもフェイト自身が
知っていた。


たまたま見えただけのそれは、ちゃんと計算されたはずの
場所だった。多分なのは本人も気がついていないはずのそれ。
制服と髪とで上手く隠れる場所だったはずなのだが・・・・。

(そっか。見えちゃう場合もあるんだ・・・・・)

と考えながらつい自分の首の、その場所あたりに指で触れた。



(昨日は、凄く、その・・・・久しぶりだったから・・・・)

と思考は段々と夜の行為へと移りはじめていく。




今日が学校なのは2人ともよくわかっていた。
仕事をしているせいで、学校を休みがちになる事が多い為
出席できる日は、具合が悪い場合を除いてできるだけ
学校へ行こうと決めていた。

だから、本当はそんな事をする筈ではなかった・・・・のだが。



なのはが久しぶりに隣で眠るんだという事を意識したら、お風呂で
色々我慢たした事だとか、お風呂上りのなのはの匂いだとかが
これでもかとフェイトを誘い始めた気がした。


(なのは、可愛かった・・・・)


結局ガラスのように脆かったフェイトの理性は、部屋に戻った
途端に砕け散り、フェイトはなのはをベッドへと押し倒していた。









「ふぇいと、ちゃん・・・明日、がっこ・・・・」
「わかってるよ・・・わかってるんだけど」

止まれないんだ。呟いた言葉は果たしてなのはに届いて
いたのだろうか・・・・・。















濡れた唇や潤んだ瞳。
フェイトの手で、唇で声を震わせるなのは・・・・・


ふぇいとちゃん・・・・

なのは・・・



目を閉じ、今まさになのはと口付けを交わそうとしたその時











コツン

フェイトの頭に何かが当たった。
と同時に目の前にカサリと紙くずらしきものが転がってきた。



「?」



紙が飛んできたのは、自分の斜め後ろ。
すぐにそれが誰からのものか理解した。
理解はしたのだが、深くは考えなかった。
だからフェイトはなんの躊躇いもなくくしゃくしゃになっていた
紙を広げ始めた。

















「んなっ!!///////////」


思わず大きな声が漏れた。あわてて口を塞ぐ。
けれど予想以上に大きかった声は、授業中のシンと静まり返った
教室に実によく響いた。一斉にフェイトに視線が集まる。
当然その中にはなのはのものも含まれる。
一瞬にして顔に体中の血が集まった気がした。


「ふぇ」
キーンコーンカーンコーン・・・


なのはがフェイトを呼ぼうとしたのと同時に授業を終える鐘が
なった。先生の「じゃあここまで」という声とほぼ同時に
フェイトは逃げるようにして教室から飛び出していった。






それを自分の席から不思議そうな顔をして見ていたなのはと、
お腹を抱えるようにして笑い転げるはやて。

「フェイトちゃん・・・」
「プッ、ふっ・・・あっははははははは、あかん。最高や。くくっ。
なんやのフェイトちゃん、ふふ、あっはははははは。
あかん、もうあかん。お腹がいたい・・。くくくくっ」















『授業中やで・・・・・・・フェイトちゃんの、す・け・べ』



















その後フェイトは暫く教室には戻ってこなかった。










はやてちゃんの1人勝ちヾ(≧∇≦*)/


















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テーマ:魔法少女リリカルなのは - ジャンル:アニメ・コミック

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