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好きこそモノの上手なれ

ほぼ百合成分100%(リリカルな感じ)で構成されております。但し過度の期待は禁物です。




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いつから? :: 2011/10/10(Mon)


なんかが浮んで来ました(笑)








■   □   ■   □   ■   □


「はぁ~。おなかすいたぁ・・・」
「もう、はやてさっきからそればっかり」
「せやかて、今日の練習はハードやったんやもん」
「まぁ確かに。けど試合が近いんだから仕方ないでしょ」
「それは、ようわかっとるんやけど」


部活の帰り道、私フェイト・テスタロッサは親友の八神はやてと
くたくたになった身体を半ば引きずるようにして、とぼとぼと
家までの道程を歩いていた。
それはいつもの帰り道のいつもの光景。
暫く歩くと商店街に差し掛かかる。
沢山並ぶ店先からはお惣菜の匂いが漂っていた。


「どうする?」
「せやなぁ・・・今日はコロッケなんてどやろ」
「あぁ、それいいね」

キョロキョロと辺りを見渡しながら店先に並ぶ惣菜を吟味する。
部活の帰り、2人はここでホンのちょっとだけ寄り道するのが
日課になっていた。

「やぁ、はやてちゃん。今帰りかい?」
「あっ、おっちゃん。ただいま。今日も疲れたわ」
「若いモンが何言ってんのさ。ちったぁフェイトちゃんを
見習いな」
「ははは、でも私もクタクタだよ。」
「そうかい?その割にゃさっぱりした顔してるじゃねぇか」

すっかり顔馴染みになったオジサン達との会話を楽しみながら
私とはやては目当てのお肉屋さんに向かう。


「こんにちは~。おばちゃん熱々のコロッケ二つ~」
「はいよぉ。おや、今帰りかい?」
「はい、ただいま。おばさん」
「ああ、おかえり。相変わらず綺麗だねぇ。フェイトちゃんは」
「何や、フェイトちゃんばっかり。私は?おばちゃん。」
「ん?。もちろん、はやてちゃんも可愛いよ」
「うーん、綺麗と可愛いじゃ、ちょおランクが違う気が
するんやけど・・・・・まぁええか」

自分で聞いておきながら、大して気にも留めないはやて。
まぁ、結局のところ私達はまだ色気よりも食い気。
食欲旺盛な高校生なのだった。


「はいよ、お待たせ。熱いから気をつけるんだよ」
「ありがとう」
「おおきに」

たった今揚げたばかりのコロッケを持ってお店を出る。
それを頬張りながら私達は、今日の練習がどうだったとか
今度の試合の頑張ろうだとか、他愛のない話をしながら
歩いていた。

それは、もうすぐ商店街を抜けると言う時、

「学校帰りの飲食は禁止されてるはずだよ」

と背後から声がかけられた。
ハッキリと通るこの声は・・・


「あっ、せっ、生徒会長・・・」
「ふぇ、あっ、いや・・その、これは・・」

恐る恐る降り返った先にいたのは、3年生で生徒会長の
高町なのは先輩だった。
生徒会長といえば、校内にファンクラブがあると言う
噂もある程の人物。容姿端麗、成績優秀。とくに決まった
部活には入ってはいなかったけれど、その運動神経のよさから
多くの部活動から勧誘があったと聞いている。
学校中の生徒の憧れの的と言っても過言ではい人物だった。
かくいう私も、彼女に憧れてやまない生徒の1人だったのだから。
その人が今、目の前に立っていた。

私もはやても食べかけていたコロッケを後ろ手に隠し、
しどろもどろに言葉を繋ぐ。けれどハッキリと現場を見られて
しまっているのでそれも空しい努力にしか過ぎなかった。


「・・・にゃはははは。なんてね」
「え?」
「生徒、会長?」
「美味しいよね。そのコロッケ」
「ふぇ?あっ、はっはい!」


厳しい表情から一転、ふわりと優しい笑顔を向けられて
緊張した体から一瞬で力が抜ける。
そして、その笑顔に思わず見惚れた。
慌てて返事を返したけれど、声が裏返ってしまって
とても間抜けな声が出ていたと思う。


「私も、よくここでコロッケ買って食べてたんだよ」
「へぇ、生徒会長もそんな事するんですね」


はやてが遠慮なしに話しかけていく。私はといえば
さっき笑いかけてくれたその笑顔に釘付けになってしまって
微動だにできなくなってしまっていた。

「生徒会長って言ったって、去年までは私もあなた達と
同じだったんだし。学校帰りにこの商店街ってもう誘惑だらけ
なんだもん」
「ああ、それ良く分かります。私達もそうやから。
なっ、フェイトちゃん」
「うぇっ!あ、ご、ごめん。何?」
「何やの、話きいとらんかったんか?。この商店街は誘惑が
いっぱいや、っちゅう話や」
「あぁ・・・。ぅん。そうだね」


声をかけられて、ハッとして我に返る。
はやてが呆れたように私を見ていたけれど、この時の私には
もうはやてはどうでも良くなってて、ただ目の前の生徒会長に
見惚れてぼうっとしていただけだった。


「ねぇ、大丈夫?」
「わっ!」

不意に目の前に生徒会長の顔が現われて思わず仰け反る。
私を覗き込むその瞳に思わず吸い込まれそうだ、とか
考えていたら


「隙ありっ!!」
「えっ?」

どこかで聞いたような言葉をかけられたと思った瞬間
生徒会長は、私のコロッケにパクリと食いついた。

「ん、おいしっ」
「なっ、なっ・・・・・こっ、これ・・・・・」
「にゃははは、ご馳走様」


目の前にあるコロッケが一口分減っている。
それはさっきまで私が食べていたものだから、当たり前の事だけど
「食べかけ」な訳で、それに噛り付いたという事は・・・・


(かっ、かっ、間接き、す!!!・・・・・)

脳内はもう既に沸騰しっぱなしだった。たった今、目の前で
悪戯が成功した子供のように笑うこの人が、可愛くて・・・。


私はその食べかけのコロッケを見つめたまま、暫くその場を
動けなかった。


























「ふ~ん。フェイトちゃんってば、その頃から私の事が
好きだっの?」
「好きって言うか、この頃は憧れてた・・・かな」
「じゃあ、その憧れがいつ好きに変わったの?」
「っ///。そんなのいつだっていいでしょ。」
「えーーーーっ。知りたい、知りたい、知りたっんぅ・・・」


とあるマンションの一室。2人の女性が古いアルバムを
開きながら昔話に花を咲かせていた。
自分の事をいつから好きになったのかと問いかける声は
全てを分かっているのに、敢えて言って欲しいと強請る。
それを知っているもう一人、フェイト・テスタロッサは
その手には乗らないとばかりに、強引にその口を塞いでしまった。


「ぷはっ・・・。ずるいよフェイトちゃん」
「なのはも、でしょ?」

くすくすと笑うその表情はしてやったりとにやけていた。

「むぅ、言ってくれてもいいんじゃない?」
「そんなに昔の事、忘れちゃったよ」
「えーーっ、酷い。それって結構大事な事なのに」

酷い酷いと口を尖らせて拗ねて見せる。
それを見ていたフェイトは仕方ないなとばかりになのはに
近づいていく。

「いつ、好きになったのかなんて、もう忘れちゃったよ。
だって私は、今でも毎日毎日なのはを好きになってるんだから」

鼻先が触れ合う程に近づいて、じっと目を見つめながら
告げられる言葉。至福の時。なのはは満足そうな顔で
微笑んだ。

「私も、だよ。フェイトちゃん」







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テーマ:魔法少女リリカルなのは - ジャンル:アニメ・コミック

  1. リリカル パラレル
  2. | comment:0
<<おっへんじぃ(*^-^*) | top | お返事ですよ>>


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