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好きこそモノの上手なれ

ほぼ百合成分100%(リリカルな感じ)で構成されております。但し過度の期待は禁物です。




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好きだから触れたい、触れられたい :: 2011/10/23(Sun)

なんとか形になったかなぁって事で予約投稿です。
リリマジ開場の時間に合わせてみました(笑)。


ずっと文章なしで、それでも来てくれてた皆様、
ありがとうございます。

私、今日は帰っても多分パソコン開く元気は
ないとおもうので、報告などは月曜日以降って
事でご勘弁を。

それでは続きからどうぞ






■   □   ■   □   ■   □


「ねぇ、なのは。どうして欲しいの?」
「ん・・ゃあ、いじ、わる・・・しないで」
「でも、言ってくれないと分らないよ?」
「っ!!」

既にそこは充分すぎるほどに濡れていて、後はもう
彼女が触れてくれれば、それだけで達してしまいそうなほど
だと言うのに。
ただ、じっとそこを見ているのだから、分っているはずなのに
あえてどこに触れて欲しいのかと問い掛ける彼女。

触れて欲しい、今すぐにでも。
心はそれを求めて止まないが、僅かに残る羞恥心が
その言葉を口にすることを躊躇わせる。
そんななのはの逡巡を見抜いているのか、フェイトは
ホンの一瞬、視線をなのはに向けた。
いつもの穏やかな赤い瞳は、今はなのはが欲しいと
その情欲を隠すことなく真っ直ぐに蒼の瞳を射抜く。
すぐに落とされた視線は再び濡れそぼった秘所へと
向けられ、そして


「ふっ」

と息を吹きかけられた。

「ひゃっ!!だっ、め。ぁあ」
「ねぇなのは。凄いよ。まだ触ってもいないのに・・・」
「ふぇ、ふぇい・・・ちゃん、いわ、ないで」
「どうして、凄く可愛いよ」

息を吹きかけられた辺りがひくひくと蠢いて、そこは淫らに
フェイトを誘う。なのはがどれだけ口を噤んでいても身体は
フェイトを求めて止まない。

そうしている間もフェィトの手は休むことなく、なのはの
胸を揉みしだき、時折つんと尖ったその頂きを指で摘んだ。

呼吸が乱れ、意識が霞む。自分は何を躊躇っているのか。
相手は他ならぬフェイトなのだ。全てを彼女に委ねて
快楽に溺れてしまえ。

どこからともなく頭に響く声を聞いた気がした。


「なのは・・・」

熱を持って耳元で囁かれた声に、楔となっていた羞恥心は
跡形もなく消えていく。

「ふぇいとちゃんが、ほしいの。お願い・・・」

その言葉にフェイトの口端が僅かに上がる。
そして・・・・・・












ピピピピッ!!ピピピピッ!!ピピピピッ!!

「ぅわっ!!!」

突然鳴り響いたベルの音に、一瞬で目が覚め、なのははベッドから
跳ね起きた。
「はぁはぁはぁはぁ」

たった今まで、本当にフェイトがここにいたのではないかと言う
くらい鮮明に思い出される映像。
自分の身体のそこかしこにフェイトが触れていったような
そんな錯覚さえ感じさせるほどだった。

(なん、でこんな・・・・夢?)

記憶に残る僅かな感覚に一瞬ふるりと身体が震える。
と同時に感じる違和感。なのははそれの正体がなんなのか瞬時に
理解しそして

「っ!!」

シーツを跳ね飛ばし、一目散にお風呂場へと駆け込んだ。
冷たいシャワーを頭から被る。ほんの数分前まで火照っていた
身体は一瞬にして冷えていった。いくらか落ち着いた頭で
なのははシャワーを浴びたまま左手で自身の秘所にむけて
指を伸ばした。


「うっぅうううう・・・わぁぁぁあああああああ!!」

ぬめりとした感触にじかに触れ、さっきまで見ていた夢を
思い出し、なのはは堰を切ったように泣き出してしまった。

(どうして?私、あんな夢。私あんな風にフェイトちゃんの事
見てるの?)
(私は、こんなに酷い事を・・・・私は、汚い)


夢で見たような事を自分は望んでいるのだと痛感する。
あんなにも綺麗な心を持ったフェイトを、なのはは夢の中で
穢れた人間に変えてしまったような気がしてならなかった。

「私は・・・・・汚い・・・・・。ごめんね。フェイトちゃん」







1週間前、なのははフェイトに告白された。
9歳の頃に出会ってからもう4年になる。いつそんな風に
気持ちが変わったのかは分からないけれど、だけど
なのはの事を1人の女の子として好きなんだと、そう言われた。

自分と付き合って欲しいといわれ、思わず泣いてしまった。
だって、自分もずっと同じ気持ちでいたのだから。
臆病な自分はそれを口にする事が出来ず、けれどフェイトの事は
他の誰にも取られたくなくて。矛盾する気持ちをずっと隠し続けて
きたのだから。

「なのは、泣かないで」
「だって、嬉しいんだもん」
「私も嬉しいよ。なのはと同じ想いでいたんだもん」
「フェイトちゃん、私ずっと一緒にいてもいいの?」
「もちろん。ずっと傍にいて欲しい。私もなのはの傍にいたい」

そう言って優しく抱きしめられた。

「なのは、好きだよ。私と恋人として付き合ってくれる?」
「ありがとう、フェイトちゃん。私も大好き。フェイトちゃんの
恋人に、なりたいです。」

泣きながら見上げてくるなのはにフェイトはゆっくりと顔を
近づけて触れるだけのキスをした。





思えば、あれがキッカケだったのだと思う。
あの時フェイトに抱きしめられて、キスをした。
初めて触れたフェイトの唇は柔らかくて、何故だか甘い気が
した。それからもっとフェイトに触れたくなって、そして
もっとフェイトに触れて欲しいと思うようになった。

けれど、自分とフェイトは女の子同士。男女のそれとは違う。
自分が触れて欲しいと思っているほどにはフェイトは意識
していないのではないかと思ってしまった。
その証拠に登下校に手は繋いだり、相変わらずふざけて
抱き合ったりはするものの、2人きりになってもあの時以来
フェイトはキスする事もなかったから。

それでもフェイトは平気なように見えたし、なのはも初めの内は
それでいいと思っていた。けれど、ある日夢を見た。フェイトと
キスしている夢だった。目が覚めて、その感触の残った唇に
なのははやはり、自分はフェイトを求めているのだと思い知った。

体育で着替える時や、不意にフェイトに触れた時、気持ちが
昂ぶって押さえられなくなっていく事に気が付くと、なのはは
容易にフェイトに触れられなくなった。あんなに無意識のうちに
繋いでいた手でさえ、意識して繋がなくなってしまった。

それでもフェイトは何も言わなかった。どうしたの?とも
聞かなかった。だからきっとフェイトは違うんだと思った。
自分の汚い感情を隠さないと、フェイトの傍にはいられない。
出来るだけフェイトに触れないように。できるだけフェイトの
肌を見ないように。そんな風に思いつめるようになっていた。

そんな時にみた今朝の生々しい夢。
裸で抱き合って、自分はフェイトに与えられる快感に身を
委ね様としていた。快楽に溺れたいと口にしようとしていた。
フェイトの唇が自分の乳房に触れ、フェイトの指が自分の中を
掻き混ぜる、そんな淫らな夢。
自分の欲望。抑えきれない欲求。
そんな自分が許せなかった。



お風呂場から出て部屋へと戻る。途中で桃子に声をかけられたが
具合が悪いから学校を休むと一方的に伝えそのまま部屋に篭った。
ベッドの上で膝を抱え、うな垂れたままただ一刻も早く今日と言う
一日が終わってくれる事を願っていた。












「なぁ、フェイトちゃん。」
「なに、はやて」
「なのはちゃんのトコ行くん?」
「うん、ちょっと様子を見てこようかなって思ってるよ。」

珍しく任務以外で学校を休んだなのはをフェイトは心配していた。

「そか、なら私は遠慮しとこかな」
「え?一緒に行かないの?」
「私が一緒やと話し難い事もあるやろ?」
「・・・別にないよ、そんなの」
「阿呆、私にまで嘘ついてどないすんの?」
「はやて?」
「ずっと気になっとった癖に」
「・・・気が付いてたんだ」
「当たり前やん。捜査官を舐めたらあかんよ?」
「・・・・怖いね。・・・はやて、私何かしたのかなぁ?」
「何か、て?」
「分からないから聞いてるのに・・・・」

なのはの様子がおかしい。そうフェイトは気が付いていた。
1週間前、なのはに告白した時はとても喜んでくれて
知らされたはやてやアリサ、すずかに冷やかされながらも
なのはは嬉しそうに笑っていた。
けれど、ふと気が付いたらなのはは手を繋がなくなっていた。

もう中学生なんだし、そんな気分の時もあるだろうなと思ったから
フェイトもそれについては特に何も言わなかった。
時々フェイトはなのはに、あの時みたいにキスしたいなと
思うようになったけれど、なのはのよそよそしい態度から
なんだかそれを口にする事も出来ずに、ずるずると今日まで
来てしまっていた。


「そこんとこもちゃんと聞いてみたらええんと違うの?」
「でも、なのは具合が悪くて休んでるんだよ?」
「1日寝とったら少しくらいは話せるやろ」
「そうだけど・・・・」
「兎に角、一度ちゃんと話しぃ。言葉にせんと伝わらん事
あるって知っとるやろ」

そう言ってニカッと笑った。

「そう、だね。うん、とりあえず行ってみるよ」
「せや、まずは会わん事にはどうにもならんからね」
「うん。それじゃ、はやて。私先に帰るから。
アリサ達に言っておいて」
「ああ、心配せんと。はよ行き」

しっしっとはやてに追い立てられ、フェイトは教室を出て行った。





「大丈夫そうなの?はやて」
「ん?なんや聞いとったん。声かけてくれたらよかったんに」
「冗談。面倒事はごめんだわ」
「せやかて、心配やからこうして来たんやろ?わざわざ」
「ふん。うるさいわね・・・・大体あの2人、おかしな所で
鈍感だったり、臆病だったりするから。こんな面倒くさい
状況を作ってしまうんでしょう。あんた達、大人に混じって
仕事しているわりには、そっち方面での成長って見られないわよね」
「アリサちゃんとすずかちゃんが成長し過ぎとちゃうの?」
「なんですって!!」
「あっ、ちょっ・・・暴力反対。のーー!。すずかちゃん助けてっ」

遅れて教室に入ってきたすずかの背に隠れるはやて。
それを見たアリサがちっと舌打ちをした。

「アリサちゃん?ダメだよそんな事しちゃ」
「ふん、はやてが余計な事言うから・・・」
「アリサちゃん?」
「うっ・・・・悪かったわよ。もう!さっさと帰るわよ」

と言い捨てて教室をあとにする。
なのはとフェイトが付き合い初めてから少しずつ
ぎこちなくなっていく様子に気がついてはいたものの、敢えて
口は挟まず、見守っていたのだが結局事態は悪いほうへと
転がってしまったようだ。

「大丈夫だよ。あの2人なら」

すずかの言葉にアリサとはやては静かに頷いた。









なのはの家にやって来たフェイトは、今その本人の部屋の前に
立っていた。桃子になのはが1日部屋から出てこないと聞いて
ますます心配になるフェイト。

「なのは?私だけど、入るね」

シンと静まりかえった室内からは何の返事も返ってこない。

(寝てるのかな?)

なのはの部屋には何度もお邪魔した事のあるフェイト。
少し待ってみたものの返事が返ってくる様子はない。
もし具合が悪くて寝ているのなら、顔だけ見て帰ろうと
思い、フェイトはドアに手をかけ部屋へと入った。


カーテンは締め切られたままで、何だか空気もどんよりと
していた。明るい所から入って来た為、余計に暗く
感じる室内に思わず部屋に入ったところで立ち止まってしまった。

そんなフェイトが目にしたのは、ベッドに寝ているなのはでは
なく、膝を抱え込んで眠っているなのはだった。

「ぇ?なのは?」

そんなフェイトの驚きの声にビクリと反応するなのは。
フェイトはゆっくりとベッドへと近づいて行って、もう一度
声をかける。

「なのは?」
「っ!!ふぇ、フェイトちゃん!どうして。」

2度目のフェイトの声にガバリと顔を上げ驚くなのは。
ついフェイトから逃げるようにシーツを頭から被りベッドの中へと
潜り込んでしまった。

「えっ?なのは?どうして・・・・」
「何しに、来たの?フェイトちゃん」

フェイトの戸惑う声には応えず、なのはは口を開く。
だがシーツは被ったまま、フェイトを見ようともしなかった。

「・・・・なのはが学校休んだから。・・・心配だったんだ」
「もう、大丈夫だから。明日はちゃんと学校に行くから。だから
今日はもう帰って。フェイトちゃん」

シーツを被ったままくぐもった声で捲くし立てるように話す
なのは。

「なのは、ねぇ顔出してくれないかな」
「――っ。ダメだよ。その・・・風邪っ、風邪が移ったら
大変だし、私も明日には学校に行くんだから。ねっフェイトちゃん。」
「・・・・ねぇ、なのは・・・」

フェイトがなのはの名を呼びながらそっとシーツの上から
その体に触れる。ビクリとなのはの身体が強張るのをその
指先から感じたフェイトは、それ以上動けなくなってしまった。

「なのはは・・・・・」

シーツの上からと言えど自分の身体に触れるフェイトの手に
身体が強張る。このまま触れられていたら自分はフェイトに
何をしてしまうのかと恐怖に意識が向いてしまう。だから
なのはは気が付かなかった。僅かに震えるフェイトの声に。





なのはの身体からフェイトの手が離れた。と同時になのはの
身体からも力が抜ける。フェイトはそれをじっと見つめていた。



「なのはは、そんなに私に触れられるのが嫌?」
「え?」

予想もしていなかった言葉になのはの動きが止まる。

「ごめんね、なのは。もういいから。そのままで聞いてね。
なのは、私と恋人になった事後悔してるんだね。なのは
私の事ちょっとずつ避けてたでしょ?。本当は気づいてたんだ。
だけど、それは恥ずかしがってるだけだって思ってた。
・ ・ううん違う。そう思いたかったんだ。なのは優しいから。
ずっと我慢してたんだね。ごめんね、一杯辛い思いさせて」

なのははフェイトが言っている言葉を理解できないでいた。

(えっ?何、後悔?我慢って何?フェイトちゃん、何
言ってるの?)

「もう大丈夫だから。ごめんね、もう恋人になってなんて
言わないから。私、なのはに・・・ちか、づかないように
する・・から。だから、なのは「違う!!」」

身体が勝手に動いていた。フェイトちゃんが泣いてる。
そう頭が理解したのと同時に被っていたシーツを払い
フェイトの言葉を遮って叫んでいた。

「違う!、そうじゃない。私が・・・私のせいなの!
私は汚れてるの。そんな私がフェイトちゃんの傍にいたら、
フェイトちゃんが穢れちゃう。そんなのいやなの!。」
「なのは?」
「私、フェイトちゃんを穢したいわけじゃない!。
そうじゃないのに、なのに私の心がフェイトちゃんに触れたいって、
触れて欲しいって」
「なのは!!」
「フェイトちゃんは悪くない!フェイトちゃん悪くないの!
悪いのは私。全部私なの!だから、わた、ん、ンぅっ?!・・・」

必死になってフェイトが名を呼んでも、興奮して叫び続ける
なのはには届かない。フェイトはなのはの肩を掴み強引に
その言葉と一緒に唇を塞いだ。








「・・・・・・ごめん、けど落ち着いた?なのは」
「ひっく、うっ・・ごめ、ごめんなさい。私・・わた、し」
「なのは、ねぇなのは。私の目見て?なのは」

諭すように優しくゆっくりとなのはに語り掛けるフェイト。
ずっと下を向いていたなのははゆっくりと顔をあげて、
それでも躊躇いながらフェイトを見つめた。

「ああ、やっと、なのはに会えた」
「うっ、ふぇいとちゃん・・・」
「うん、なのは。ちゃんと話してくれるよね。」
「でも・・・」
「なのは、言葉にしなきゃ想いは伝わらないよ。私は
ちゃんと私の気持ちを伝えたいし、なのはの気持ちも知りたい。」
「フェイトちゃん・・・でも」
「私は、なのはが好き。これはどんな事があっても変わらないし、
誰にも変えられない。もし、なのはが私の事好きじゃなくなっても
それでも、私の気持ちは変わらないんだよ」
「私だって!・・・私だって、フェイトちゃんの事・・好き。」
「そう?良かった。へへ、ちょっと安心した。」
「フェイトちゃん・・・あのね、私・・・・」


何度も口を開きかけては閉じ、顔を上げては俯き、を繰り返す。
フェイトはそんななのはの言葉をただじっと待っていた。
そうしてやっと重たい口を開き始めるなのは。

「私ね、ずっと・・・フェイトちゃんに触れたいって思ってた。
それから、フェイトちゃんに触れて欲しいって思ってた。」
「うん」
「けどね、フェイトちゃん。あの時・・・・・キスしてから、
その・・・全然触れてくれなくなって・・・・そんな時に
夢を見たの」
「どんな、夢?」
「・・・・・・・」
「なのは?」
「・・・フェイトちゃんとキスした夢」
「そっか。」

それを聞いて僅かに笑みが零れる

「フェイトちゃん?」
「ん、何でもない。ごめん」
「うん・・・それで、ね。それが頭から離れなくて、ずっと
フェイトちゃんとキスする事ばかり想像しちゃって。その内
フェイトちゃんの肌だとか、そういうの見てると何だか
変な気持ちになっていって・・・」
「だから、私の事避けてたの?」

そのフェイトの問いにただ無言で首を縦に振った。

「それで今日も休んじゃったの?」
「それっ、は・・・。違うの。また夢を見て・・・」
「私とキスしてた?」
「それ、だけじゃ・・・・なくて。その・・・・・もっと・・・」
「もっと?・・・えっと、その、そういう事して、たの?」

うんと小さく返事をしたままなのはは顔を上げられなく
なってしまった。そして、聞いていたフェイトもまた
口を閉ざしてしまった。

(フェイトちゃん・・・・やっぱり、こんな私なんて嫌、だよね)

全部話して、気持ちは大分落ち着いたけれど、何も言ってくれない
フェイトにやはりなのはの気持ちは沈んでいく。
そんな時フェイトが何かを呟いた

「え?」

思わず顔を上げ聞き返すと、そこには口を押さえ、顔を
真っ赤にして嬉しそうに微笑んでいるフェイトがいた。

「フェイトちゃん?」
「私も・・・」
「え?」
「私も、なのはと同じなんだ」
「え?同じ?」
「うん、同じ事考えて、そして、我慢してた」
「う、そ・・・・」
「嘘じゃないよ。本当の事だ。女の子同士だからそんな風な
気持ち持つのっておかしいのかなってずっと思ってた。」
「あ・・・・私もだ」
「ね?なのは。そんな事を考えてる私は汚れてる?なのはの事
穢しちゃってるかな?」
「そんな、そんな事ないよ。フェイトちゃんは綺麗だもん。
私だって。穢されてなんか・・・・あっ」
「うん、そうだよね。私もそう思うよ。」
「でも、私、夢の中で・・・・」
「凄いことしてた?」
「ぅん・・・・ってフェイトちゃん!!」
「うわっ、痛いよ。なのは。」
「フェイトちゃんが、変な事いうから」
「全然変な事じゃないんだってば。好きならきっと自然と
そうなってくるものなんだと思うんだ。だから、なのは。
もう悩まなくていいよ。我慢しなくていいよ」
「フェイトちゃん。」
「私も、もう我慢するのやめるから。ねっ?」
「・・・・うん。」
「私達、ちゃんと話せば良かったね。もっと早く打ち明けてたら
こんなになのはも苦しまなくてすんだのに」
「なんだか、馬鹿みたいだね。」
「そうだね」


好きになればなっただけ、その人の事をもっと知りたくなって
そしてもっと深く触れ合いたくなる。
それは異性との恋愛でも同性との恋愛でも変わる事のない事実。
だから、


「ね、なのは」
「うん?」
「キス、していい?」
「なっ!・・・っと・・・うん」

一瞬驚き、フェイトを見つめる。そこには期待に胸を膨らませ
なのはの返事を待つフェイトがいた。
我慢しなくてもいい、その言葉がなのはの心を穏やかにする。
だから返す返事はもちろん

「うん、私も、キス・・・・・してほしい」



おしまい





























おまけ

「なんだかホッとした。」
「私も、でも、なのは。もうちゃんと休んだ方がいいよ」
「えっ?どうして?」
「どうしてって・・・・・なのは、気が付いてないの?」
「えっ?」
「ねっ、なのは。もしかして朝からずっとそのままでいたの?」
「あ、うん。そのシャワー浴びて戻ってからずっと」
「はぁ、もう!だめだよなのは。」
「何が?」
「だから!熱、あるんだってば!風邪引いたんだよ?」
「ふぇっ?そんな事、あっ」

フェイトに言われて気が付く。そういえばさっき叫んだ辺りから
なんだかふらふらするような・・・・・。
てっきり夢のせいで体が火照っていると思っていた。
朝、冷たいシャワーを浴びた後、きちんと髪も乾かさないまま
部屋に戻り、いつの間にか寝入ってしまったため、どうやら
風邪をひいてしまったらしい。


「あ、どうしよ。フェイトちゃん」
「とにかく、ちゃんとベッドに戻って!」
「うん」
「それから、体温計は?」
「机の引き出し・・・」
「うん、じゃあこれね。それから私桃子さんから氷枕
借りてくるから、おとなしく寝ててよ」
「はぃ・・・」
「あと、なにかほしい物ある?」
「・・・・・・・しい」
「え?ごめんちゃんと聞こえなかった」
「・・・ここにいて欲しい・・・・」
「・・・なのは。うんいいよ。なのはが眠るまでいるから」
「ん・・・・・。フェイトちゃん」
「何、?」
「ありがとう・・・・」
「もういいよ」
「うん・・・・・・・・・大好き」
「うん、もう知ってる。」
「ん・・・。」


額に置かれたフェイトの手が気持ちいい。
なのはは静かに目を閉じる。
またあんな夢をみるのだろうか?
そんな不安が一瞬頭を掠めた。けれどももしまた同じような事が
あったら今度はちゃんとフェィトに話そうと心に決めていた。
触れたいし、触れられたい。二人とも気持ちが同じなら
自ずと答えもついてくるだろう。

多分、それは遠くない未来の話だと思うから・・・・・。








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テーマ:魔法少女リリカルなのは - ジャンル:アニメ・コミック

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  2. | comment:0
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