好きこそモノの上手なれ

ほぼ百合成分100%(リリカルな感じ)で構成されております。但し過度の期待は禁物です。




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男装フェイトちゃんシリーズ~今日はポッキーの日~ :: 2011/11/11(Fri)

1が並ぶからって随分と盛り上がれる日本って
平和だよね( ´艸`)ムププ。


って事で定番のポッキーネタ。
久しぶりの男装で、キャラ崩壊しかけているような
気もしなくはないけれど、まぁ問題はないだろうって
事であっぷですよ。

ちょっと短いけど許して~










■   □   ■   □   ■   □



昼休み、クラスメートに掴まらないうちにと、昼食を食べて
すぐにこの屋上にやって来た。幸い誰もいない。
なのははゆっくりとフェンスまで歩きそこに背を預けた。


(空が、高い・・・・・。)

両手をグッと空へと向ける。秋晴れの今日は随分と空が高い所に
あるような気がする。


「11月か・・・・。もう1ヶ月が過ぎたんだね。
早い・・・のかな?」




なのはがこの学校に転校してきてからもう既に1ヶ月が過ぎていた。
卒業までの半年、短い間だけと挨拶したのはつい先日の事のようだ。
だが、僅か1ヶ月とは言うものの、中身はなかなかに濃い1ヶ月
だった。


同じクラスの委員長の正体が実は女の子だったとか、その委員長の
企みにまんまと引っかかって、強引にキスされた所をスクープされ
校内新聞に掲載されるや否や、噂は尾びれ背びれをつけて
広がって、今では学校公認のカップルとまで言われてしまっている。
どんなに違うと言い張っても

「なのはは照れ屋なんだよ。あんまり騒がないでやってくれるかな」

なんてニコリと微笑めば、なのはの否定なんてあっさりと
なかった事にされてしまう。
特に女生徒なんかは簡単に騙される。なのは自身一切肯定は
していないのに、委員長の「僕の一目惚れなんだよ」って言う
いかにもうそ臭い台詞を真に受けて、いつの間にか、私は
フェイト・T・Hの恋人と言うありがたくもない指定席を
頂いてしまっていた。全く持って不本意極まりない。










「はぁ・・・・・・・」
「そんなに溜息ばかりついてると、幸せが逃げるって知ってた?」
「・・・・・・・はぁ・・・」


背後から聞こえた声は振り返るまでもなく、たった今まで
考えていた人物のもので。認識するのと同時にもう一度
これ見よがしに大きさの溜息をつく。


「一体誰のせいだと思ってるの?」
「まさか、僕のせいだと?」
「それ以外に誰がいるっていうの?しかも折角あなたの
取り巻きから逃げて来たのに、あなたがここにいたらそれも
ダメになっちゃうじゃない。」


あの喧騒からやっと逃れて屋上に来たというのに、その一番の
原因であるこの人がここにいたのでは、折角の静かなひと時も
台無しだと冷たく言い放つ。
すると、それは心外だと彼女が言い返してきた。


「どう言う事?。どうしてあなたにそんな事、言われなきゃ
いけないの?」
「全く・・・・。前にも言ったはずだよね。キミは自分を見る
周りの目を知らな過ぎるって。確かに始めの頃は私が
目的だったかも知れないけど今じゃあ、あの集団の半分以上は
キミと話したい子達なんだよ?。ここにくるまでに一体何人の
女の子に、「高町さんは一緒じゃないの」って言われたか
知ってる?私の方こそ、いい迷惑なのに」




そう言いつつも、それすら楽しんでいてそうで、本当に
このフェイトという人間は、その真意を読み取らせない人だと思う。
まぁ、本当にただ単純に面白がっているだけかもしれない
けれど・・・



「で、あなたは何しにここまで来たの?」
「ん?用がないと屋上に来たらいけないのかな?。ここにいるのに
キミの許可が必要なの?」
「べ、別にそんな訳ないじゃない。勝手にすれば?」
「そうだね、そうさせてもらうよ。」



と言うや否や、なんの躊躇いもなく、私が立っている場所の隣に
腰を下ろした。それからポケットに入っていたらしい、お菓子を
取り出し封を切ってそれを食べ始めた。



「あなた、それ・・・・・・」
「ん?あぁ、ここにくる途中に貰ったんだ。ずっとポケットに
入れておくのも邪魔だからね。」
「・・・・それ、貰った時、何か言われなかった?」
「何か?別にこれと言って・・・・・・・。あっ、そうだ。」


と何かを思い出したように私の顔を見て、それから


「人が悪いなキミも。知っていたのならそんな回りくどい言い方を
しないで、ハッキリ言えばいいのに。」
「なっ、だ、誰があなたなんかと!!」
「はい、」
「へっ?」
「いや、これ。欲しかったんでしょ?」


といって差し出したのは箱に入っていた2つの内の1つ。

「これくれた子が高町さんとどうぞ、って言ってたんだ。
すっかり忘れてたよ。」
「・・・・・・これ、何か分かってて言ってる?」
「何ってポッキーだよね?。箱見ればわかるよ。それくらい。
何?、バカにしてるの?」
「いや、そうじゃないけど、きょ・・・ううん、なんでもない。
・ ・・・・ありがと。」
「おかしな事をいうね。キミも。」


今日が何の日か知っているのか、と尋ねようとして、やめた。
本当に知らないのならわざわざ知らせる必要はない。
仮に知っていて、知らない振りをしているのなら、自分が
気をつければいい事だ。そう思ったなのはは差し出された
ポッキーを素直に受け取った。



封を開ける。中身はいたってオーソドックスなポッキーだった。
1本咥えポキッと小気味好い音を立てながら咀嚼する。



(うん、久しぶりに食べると美味しいかも。)

なんて、ポッキーの甘さと誰にも邪魔されない時間に浸りながら
なのはは完全にフェイトに対する警戒を解いてしまった。

2本3本と消化して残りが2本になったその時、足元から
もう終わりかと呟く小さな声が聞こえた。


何の気なしに・・・・・本当に自然に身体が動いていた。


2本の内の1本を咥え、最後の1本が残っている袋をフェイトに
差し出すために、顔をフェイトに向けた。


その瞬間・・・・・




グイっ!

と腕を強く引っ張られた。



ふぇ?

急な事に驚いておかしな声が出た直後に



ポキッ・・・・・・・・・・・ン、んぅっ?!

・・・・・・・

ぺろっ




完全になのはの油断だった。


フェイトはなのはが自分に向いた瞬間をねらってその腕をとり、
なのはの咥えているポッキー目がけて顔を近づけた。


まずいっ!!


なのはも咄嗟に顔を背けようとしたけれど、間に合わず。
ポッキーにかじりついたフェイトはそのままなのはの唇を
奪ってしまった。


離れ際、おまけとばかりに唇を舐められて、なのははフェイトに
嵌められた事に気づく。


「今日が何の日か知らないと思った?だとしたら、キミも
まだまだだね。じゃあね、美味しかったよ。色々とご馳走さま。」



あっさりと自分に背を向け、ヒラヒラと手を振りながら屋上を
後にするフェイト。おそらくこの為だけにここにやって
来たのだろう。

「くーーーーーーーーーーっ!!ばかぁぁあああああああ!!」


なのはは悔しさのあまり大声で叫んでいた。既に屋上には
なのは1人しか残されてはいない。
けれど、怒りの矛先を失ったなのはは、硬く閉ざされた扉に
向かって、思いつく限りの暴言を吐き続けていたのだった。











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