好きこそモノの上手なれ

ほぼ百合成分100%(リリカルな感じ)で構成されております。但し過度の期待は禁物です。




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なんとか間に合った、のか? :: 2011/11/22(Tue)

いいふーふの日にちなんだのかどうかは自信がない(笑)。

けどまぁ、何となく思いうかんだものがこれ。
学パロ放り投げてこっち書いて、これでまた
少しうp日ずれるかな(笑)。


フェイトそん視点で突っ走れ~。なんてな


続きから短い小ネタで(笑)







■   □   ■   □   ■   □



幸か不幸か、この日に長期航行から帰還した私は、どうしても
今日はなのはと一緒に過ごしたくて、滅多に家に仕事は
持ち込まないんだけれど、今日は特別だからと自分に言い聞かせて、
途中まで纏めた資料の明日一番に必要となるものだけ自宅の端末に
転送して私は事後処理の仕事を切り上げた。

予めなのはには、今日は早く帰れるからと言っていたので
定時に仕事を終わらせて帰宅していたなのはは食事の
準備を済ませて私を待ってくれていた。


久しぶりのなのはとの食事は楽しくて。
色んなお喋りをしながらなのはの手作りの料理を平らげた。
食事の後は2人で一緒に後片付けをして、それから
一緒にお風呂にも入った。お風呂上がりはなのはの淹れてくれた
コーヒーを飲みながらリビングでゆったりとした時間を過ごす。
なのはの隣でなのはと同じ時間を・・・・・・。


けれど、こういう楽しい時間ほど経過するのはあっという間で、
さすがに持ち込んだ仕事を片付けてしまわなくてはならない
時間になってきていた。



「ごめんね、なのは。私ちょっとだけ仕事してくるね」
「うん、私の事は気にしなくていいから。お仕事頑張ってね」


なのはに一言断りを入れてリビングを後にする。
こんな風に後ろ髪を引かれるくらいなら、ちょっと位無理してでも
向こうで片付けて来た方が良かったと、今更な事を考える。


(やめよう。今考えることじゃないし。急いで終わらせて
なのはの所に戻ればいいだけだから)

そう自分に言い聞かせて私は端末を開いた。






10分後。私は仕事部屋で1人頭を抱えていた。


(どうしてこんな初歩的なミスをしたんだろう)

何度見返しても、どのフォルダを探しても目当てのデータが
見当たらない。
途中まで確かに纏めていたはずだった。それを確認して
データをこっちの端末に転送したのだと思っていた。
なのに、いま自分の目の前のモニターに映し出されたデータは
纏められたものではなくて、その元になっていたデータ。
つまり、纏められていないデータだったのだ。

明日、朝一番で必要な書類だった。頭を抱えている場合ではない。
元データがあるのだから、気を取り直して纏めなおせばいいだけだ。
そう、いつもならそう切り替えて、すぐにでも仕事に取り掛かる。
けれど・・・・・何のために今日はあの時間に帰宅したと言うのか。

他人が聞けばくだらない理由かもしれない。けれど、フェイトに
とっては、大切な事だった。これを最初から纏めるとなると
今日の残りの時間全て使っても間に合わないかも知れない。
だからと言って、こちらを投げ出してなのはとすごそうとしても
きっとなのはは仕事をするように言うだろう。
そう、そして私はまた肩を落としながらこの部屋に戻ってくる事に
なるんだ。


(自分のミスなんだよね。だったらちゃんと自分で挽回しないと)

終わらないと決まった訳じゃない。そう気を取り直して
フェイトは集中するべく一度目を閉じて、そして仕事へと
頭を切り替えた。




カタカタとコンソールを叩く音だけが部屋に響く。
あれから1時間ほどか、気が付いたら11時を回っていた。
出来上がった書類と残りの書類を見比べる。なんとかギリギリ
今日のうちに終わるだろうかと考えて、ふわりと漂う香りに
気が付いた。

(いつの間に・・・・)

フェイトのデスクの隅。書類の邪魔にならない場所にちょこんと
置かれたマグカップ。そこからキャラメルミルクの甘い香りが
漂っていた。カップの下には小さなメモ。そこにあったのは
見覚えのある文字の優しい言葉。

思わずフェイトは立ち上がりかけて、すぐに腰を下ろした。

(終わらせよう。なんとしても今日中に)


カップを空にして、再びモニターに向かう。
今日が終わりを迎えるまであと30分となっていた。








ピッ

今度こそ間違いのない様にデータを保存する。念のために
バルディシュにも記録を頼んでフェイトはモニターを閉じる。
デジタル時計の文字盤は00:10 を知らせていた。

(・・・・12時過ぎちゃった)

どうにも遣る瀬無い思いのまま、リビングへと足を向ける。
きっとなのははまだ私を待ってくれている。
そう確信していたから。


カチャリ

ゆっくりとドアを開ける。その音に気が付いたなのはが
キッチンから顔を出した。

「お疲れ様、フェイトちゃん」
「ぅん・・・・・なのは、ごめんね」
「え?何が?」
「なのはと一緒にいたかったんだ。だから早く帰ってきたのに。
けど、結局自分のミスで・・・・」

どう言葉を続けたらいいのか分からなかった。
もしかしたら私だけが拘っていたのかも知れないし。
そんな風に考えて俯いていたら、そっと頬になのはの手が
ふれた。少しだけ冷たい手だった。


「フェイトちゃん」
「ん」
「まだ終わってないよ?」
「えっ?」
「まだ今日は終わってないよ」

ほら、と言いながら差し出したのは、いつもリビングに
置かれている時計。そこに刻まれていた文字は

《11:45》

「えっ?だって私の」

そう言って驚いて時間を確認しようとした手を止められた。

「いいから。この時計はまだ11月22日なんだから。
それでいいんだよ」
「なの、は?」
「あと少し、いい夫婦の日を楽しもう?。お酒でも飲む?」

そう言って悪戯っぽくなのはは笑う。
だから私もつられて笑ってしまった。

(ああ、参った。やっぱりなのはには適わないや・・・・)


私は幸せ者だなぁと改めて思った。だから私は言葉で伝えよう。


「お酒はいいや・・・・・・・ねぇ、なのは?」
「ん?」
「大好きだよ・・・・・ありがとう」


なのはへ、心からの感謝を込めて。








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テーマ:魔法少女リリカルなのは - ジャンル:アニメ・コミック

  1. 小ネタ
  2. | comment:0
<<べ別に、寒かっただけなんだからね | top | お返事です♪>>


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