好きこそモノの上手なれ

ほぼ百合成分100%(リリカルな感じ)で構成されております。但し過度の期待は禁物です。




スポンサーサイト :: --/--/--(--)

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。


  1. スポンサー広告

OLと書いてOffice Loveと読みますww :: 2011/11/28(Mon)

先日、ついったで「落雫-rakuda-」の管理人さんのなーさんが
ちょろっと呟いていたネタを拝借しました( ;^^)ヘ..。

「隣に住んでる同じ職場のなのはさん宅に押し入って壁まで追い詰め
無理矢理キスするフェイトさん。」

なんですが、合ってるのは

「隣に住んでる同じ職場のなのはさん」と「無理矢理キスする」って
トコだけになってしまいました(爆)。
ごめんなさい。なーさん・゚・(ノω;`)・゚・ヴぅ゙ぅ゙ぅ゙ヴ 。

あーでも書いてて物凄く楽しかったんです(笑)。
そんな感じですけど、仕方ねぇ、読んでやるよって
方は続きからとどーんと行っちゃって下さい。





■   □   ■   □   ■   □



一体どれ位飲んだんだろう。正直よく覚えていなかった。

(えっと、へやの鍵・・・・・)

今にもくっ付いてしまいそうになる瞼にグッと力を込める。
ガサゴソとバックに手を突っ込んで部屋の鍵を探すがなかなか
見つからない。イライラとしながら中身がごちゃごちゃに
なるのも構わずにバックの中をかき混ぜた。

暫くしてやっと見つけた鍵を鍵穴に差し込んでドアを開け
中に入って誰もいない部屋に向かってただいまと小さく呟いた。
ひんやりとした部屋。真っ暗で月明かりさえ差し込まない部屋は
ここの住人、高町なのはの心境をそのまま表しているようだった。

覚束ない足取りでとりあえずキッチンへと向かう。
冷蔵庫を開けミネラルウォーターのペットボトルを取り出して
そのまま口をつけて勢い良く半分ほど飲み干した。
フラフラしながらリビングへと足を運び、そこで力尽きたように
ペタリと床に座り込んだ。

(恋人はいないって言ってたのに・・・・)


そんな事を思いながら膝を抱えて蹲った。着替えをする
気力さえなかった。

「フェイトちゃん・・・・」

なのはは隣の部屋の住人で同僚のフェイトの名を口にする。
それを意識したのはいつからだったのかは分からない。
気が付いたら、と言うのが一番しっくりするほど自然な事だった。。
会社でも同じ部署だったし、プライベートでも隣同士。
お互いの部屋を行き来するなんて日常茶飯事だった。
彼女の欠点も長所も知っているし、彼女もまたなのはの
欠点も長所も知っている。そんな関係だったから、いつしか相手に
向ける感情が友愛から恋愛に変わったとしても何もおかしい事では
なかった。ただ2人が女同士だったというだけの話だった。

だがそれに気がついた所でどうにかなる訳ではない。
なにしろ「普通」の感情なんかではないのだから。
けれど、フェイトも自分を嫌ってはいないと確信は持てたから・・・。
だからそれだけでいいんだと、2人の間柄はあくまでも同僚で親友、
親友と言う立場なら、どんな時でも一緒にいられる。そんな関係で
いいとなのはは思っていた、はずだった。そう、今日までは。

ずっと恋人はいないと言っていた。あまり恋愛には興味が
ないから、結婚だって考えた事はないし、恋人を作るのも
面倒だよね。と2人で冗談交じりに笑いあったはすだった。
なのに・・・・・。

それは本当に偶然だった。仕事中フェイトの携帯にかかってきた
1本の電話。いつもなら電源を切っていたはずの携帯がブルブルと
震えるのを近くにいたなのはも見ていた。
ハッとして携帯を掴むフェイト。それからディスプレイに写った
相手の名前を見て酷く優しい顔で微笑んだ。

ドキリとした。あんな表情、普段会社では絶対にしない。
嫌な予感がした。だから、ちょっとごめんねって言って席を
立って行ったフェイトをそのまま見送る事は出来なかった。

後になってからその時の行動を後悔したのだが、全ては後の
祭りだった。

フェイトを追って部署を出たのはは給湯室でその姿を見つけた。
中のフェイトに気がつかれないようにそっと近づいてその会話に
耳をすませた。小さな声で話していたから全ての会話を聞き取れた
訳ではないけれど、「クロノ」と優しい声で相手の名前を呼ぶ声と
「会うのを楽しみにしてるよ」と言うフェイトの弾んだ声だけは
はっきりとなのはの耳に届いた。


その後の記憶は酷く曖昧で、気が付いたら終業時間で
ハッと我に返った時には1人どこかのバーで何杯ものアルコールを
口にした後だった。



身体が軽くふわりふわりと空を漂っている気がした。
あー、夢を見ているんだろうなぁと落ちていく意識の隅で
そんな事を考えていたような気がする。そんななのはの夢の中で
携帯が鳴った。それはフェイトの携帯のメロディに似ていて
なのはは隣の部屋との境の壁に耳を近づけていた。

(どうせ私の夢なんだし、構わないよね)

相変わらずふわふわとする意識の中でそんな事を考えていた。
煩いくらい鳴り響いていたメロディがピタリとやんだ。
フェイトが電話に出たらしい。ぼそぼそと声が聞こえる。
なのはは壁に耳を押し付けてじっと聞き入っている。


「あぁ、クロノ」

そうフェイトが言う声が聞こえて、まずイラッとした。

(私の夢の中で、どうして別の男の名前を言うのかな・・・・)

次いで

「電話遅かったじゃないか、ずっと待ってたのに」

と言ったフェイトの言葉が

「遅かったね、寂しかったんだよ」

と言う恋人同士の会話に変換されて聞こえてきた。その瞬間
ブチッとなのはの中で何かが切れた・・・・。



ガチャリ

乱暴に玄関のドアを開ける。靴も履かずに隣の部屋の前まで
行って、何度もインターホンを押した。

(これは私の夢なんだよ。夢の中のフェイトちゃんは
私のものなの。他の誰にも渡さないんだから!)

酔っ払って夢と現実をごちゃ混ぜにしてしまったなのはは
ただ得体の知れない「クロノ」からフェイトを取り戻す事しか
頭になかった。


何度目かのインターホンの後、ようやく顔を出したフェイトに
なのはは掴みかかっていった。

「フェイトちゃん!!」
「うぇっ!!な、なのはっ!?」

自分の顔を見て驚いたフェィトの顔が、なのはをとても
苛立たせた。

(なんで私の顔見てそんな顔するのかな?)

「どうしてそんなに驚くの?」
「え?だって、か、顔近いよ?!」
「そんなのいつもの事でしょう?」
「ぅえぇ?い、いつものって・・・・なのは、お酒飲んできたの?」
「そんな事今は関係ないのっ!」
「関係ないって、そんな・・・・・・・ちょっ、なのはっ!」

(もう!今日のフェイトちゃん。いつものフェイトちゃんと違う。)
(変な言い訳するし、私の顔ちゃんと見ないし)
(そんなフェイトちゃんなんて、許さないんだから!!)
玄関先でごちゃごちゃと言い訳をしているように聞こえる
フェイトの手首をグイッと掴んで、勝手知ったるなんとやらで
部屋の中まで連れ戻る。
部屋の真ん中でフェイトの手を開放しながら再びなのはは
詰め寄った。

「フェイトちゃん!!」
「は、はいっ!」
「クロノって誰?」
「・・・・はっ?」

遊び無しの直球を放り込む。やましい事がなければ、すぐにでも
打ち返して、あーなんだそんな事だったのかと笑い飛ばせる
筈だった。なのに一瞬空いた間と、質問の意味がわからないと
言うようなフェイトの顔がまたなのはを苛立たせた。
そして一歩フェイトに迫れば同じように後じさる行動にも怒りが
込み上げる。

「なんで?」
「なのは?」
「どうして逃げるの?フェイトちゃん!!」
「に、逃げるって、そんな。なのは、ちょっと落ち着いて。」
「私は落ち着いてるもん!」
「けど、随分お酒飲んでるみたいだし・・。今お水持ってくるから、ね?」

なのはを気遣うフェイトの言葉全てが、なのはと別れる為の
言い訳に聞こえていた。

いやだ

ちょっと待っててねと背を向けるフェイトが、そのまま自分の
前からいなくなる錯覚に陥った。

いやだよ

だからなのははフェイトを引き止めようとその腕を掴み、自分の
方へと引き寄せ、そして

「んっ!んん!、なのはっ!」

勢いに任せてその唇を奪った。あまりの突然の事にフェイトが
驚いてなのはの両肩を押し戻すと、バランスを崩したフェイトが
たたらを踏みながら後じさる。それを見たなのははフェイトが
倒れないように手を掴み、そしてそのまま壁に追い詰め両手で
フェイトの体を囲いこんでしまった。

「なのは、どうしたの?今日のなのは、おかしいよ?」
「おかしいのはフェイトちゃんだよ!!」

そう言って叫んだなのはの瞳から涙が一粒こぼれ落ちた。

「えっ?」

驚いて、涙の零れた頬に触れようとするフェイトの手を掴んで
それを壁に縫い付ける。

「どうして?ねぇ、どうしてなの?こんなに好きなのに。
どうして私じゃだめなの?」
「なのは?何・・・・言って」
「ずっと一緒にいてよ。今までみたいに私の傍にいてよ。」
「なのは・・・・・」
「好きなの。フェイトちゃんじゃなきゃだめなの・・・
渡さない。フェイトちゃんは誰にも渡さない。クロノって人に
だって絶対に渡してなんてあげない!」

フェイトちゃんは私のものなんだから。そう言って再びなのはの唇がフェイトの唇に重なる。けれどそれはさっきのように勢いに
任せたようなものではなくて。優しく、愛しむようになのはの
想いのすべてをのせたような、そんな甘くて・・・・・
切ないキスだった。















夢をみているのかと思った。
壁際に私を追い詰めて、泣きながら私を好きだと告げるなのは。
そして気がついたら、大好きななのはと2度目のキスをしていた。








なのはの様子がおかしいのには気がついていた。
午後の仕事も何だか上の空のようで。けれど声をかければ、
ちゃんと答えるし、仕事だってそれなりにこなしていたから
気のせいかなとも思ったんだけど。
ただ、ぼんやりと考え事をする様子を見かけることも多くて。
だから今日は一緒に帰ろうって声をかけたんだけど寄る所が
あるから先に帰っててと言われたんだ。

それなら仕方ないねって別れて、私が帰宅したのは19時過ぎ。
そして今は23時。
いつもならとっくに聞こえてくる筈の隣の物音が今日に限って
聞こえてこない。フェイトは部屋の壁に背を預けながら隣の部屋、
なのは部屋の玄関が開くのを今か今かと待っていた。

それから30分ほどしてやっと帰ってきたのか、玄関の開く
音がして、廊下を歩く音や冷蔵庫を開ける音を聞いて
ああ、やっとなのはが帰ってきたなってホッとしたんだ。


(でもこれって、もしかしてストーカーかな)

なんて、壁に押し当てていた耳を放し、ちょっとだけ自己嫌悪。

(でも、気になるんだもん。仕方ないよね)

と勝手に納得して、さてと腰を上げようとした時に急に携帯が
鳴り出した。慌てて携帯をとって表示されたディスプレイの
文字を見て一つ溜息が零れた。

(もう、クロノ。連絡が遅すぎるよ)

そんな事を考えながら通話ボタンを押しした。

「もしもし、クロノ?」
「うん、遅かったじゃないか。待ってたんだよ」

電話の相手、クロノ・ハラオウン。私の義兄だった。
二言三言話していたら隣のなのはの部屋のドアが乱暴に閉じる
音が響いて、そしてすぐにウチのインターホンが鳴り響いた。
状況からいってなのはだって思ったんだけど、いつものような
インターホンの押し方じゃなくて、なんていうかイライラして
何度もボタンを押してるみたいなそんな感じで。だから慌てて
クロノとの会話を打ち切って急いで玄関に向かったんだ。

ドアを開けた途端、グッと顔を突きつけるなのは。
あまりの近さに驚いて思わず腰が引けた。
それをなのはが責めるようにして私に突っかかってくるから
顔が近いからだよって言ったら、今度はいつもの事でしょって
言われた。

(え?いつも?・・・・私達こんなに近くに寄った事なんて
なかったよね?)

って思っている間にもなのははどんどん近づいてきて・・・。
そしてあれっ?て思ったんだ。なのは・・・・・

「お酒飲んできたの?」
「そんな事今は関係ないのっ!」
「関係ないって、そんな・・・・・・・ちょっ、なのはっ!」

なのはから漂う匂いは間違いようもないアルコールのそれで、
しかも潤んだ瞳は半分眠ってるんじゃいなのかなと思わせる程
とろんとしていた。だからお酒を飲んできたのかと尋ねたんだけど
それが気に入らなかったのか、今度はなのはに引っ張られて
部屋の中に連れ戻されてしまった。

まぁ、玄関先で話してるって言うのもあれだったんで
それ自体は構わなかったんだけど、次になのはの言った言葉に
またしても私はポカンとする事になってしまった。


「クロノって誰?」
「・・・・はぁ?」

たっぷり10秒は間があいただろうか。

(今、なのはクロノって言った?)
(えっと・・・クロノの話ってした言あったっけ?)
(兄はいるって言ってた気がするけど、名前は・・・どうだったかな)

などと考え込んでいると、またしてもグイッとなのはが
その顔を近づけてくる。

(いや、その嬉しいんだけど、なんていうのかな。そんな目で
見られると恥ずかしいって言うか、へんな気分になるって言うか)

なんておかしな事を考えていたら、どうして逃げるのかと更に
詰め寄られた。

(いや、あのねなのは。逃げるんじゃなくて、ち、近い、んだよね)
「に、逃げるって、そんな。なのは、ちょっと落ち着いて。」
「私は落ち着いてるもん!」
「けど、随分お酒飲んでるみたいだし・・。今お水持ってくるから、ね?」


なんとかなのはを落ち着けようと、水を持って来るからとなのはに
背を向けたその直後。グイッと腕を引っ張られたと思った次の
瞬間には私の目の前にはなのはの顔があって、あろう事か私と
なのはの唇がくっ付いていた。
何が起こったのか分からなかった。ただメチャクチャ焦ったのは
事実だった。なのはの肩を押しやってしまう程には私の頭の中は
パニックだった。
それでもなのはは落ち着く様子はなくて、バランスを崩した私を
壁まで追い詰めて両手で私を囲い込んでしまった。
お酒のせいだとは理解できる。だけど、それにしたって・・・。

「なのは、どうしたの?今日のなのは、おかしいよ?」
「おかしいのはフェイトちゃんだよ!!」

なのはに問い掛けた言葉はなのはの叫びとなって私に返ってきた。
しかもその瞳には大粒の涙を溜めながら。こんな時だって言うのに
綺麗だなって思って、その涙に触れようと伸ばした手をなのはに
掴まれて壁に縫い付けられてしまった。
そして吐露されるなのはの気持ちに私は信じられない思いで
耳を傾けていた。

「どうして?ねぇ、どうしてなの?こんなに好きなのに。
どうして私じゃだめなの?」

(えっ?なのは・・・今、すき・・って言った?)

「ずっと一緒にいてよ。今までみたいに私の傍にいてよ。」
「好きなの。フェイトちゃんじゃなきゃだめなの・・・
渡さない。フェイトちゃんは誰にも渡さない。クロノって人に
だって絶対に渡してなんてあげない!」

(あれ?またクロノ?。ああ、でも今はそんな事どうでもいいや。
なのは、今私の事好きっていった、よね?。傍にいてって。
誰にも渡さないって・・・・)

泣きながら内に秘めていたであろう想いを言の葉にのせて
吐き出すなのは。アルコールのせいだとは分っている。
でも、それがきっと今までなのはにかけていた強力なブレーキを
外したんだと思った。きっかけはよく分からないけど多分クロノだ。

信じられない思いと嬉しいと言う思いとか入り混じる。
そんな事を思っていたら、誰にも渡さないと言うなのはの
囁きとともに、再び触れた熱を持ったままのなのはの唇。
甘い、と思った。それから幸せだと・・・・そう思った。














どれくらい触れ合っていただろうか。不意に掴まれていた手が
落ちた。それと同時になのはが崩れるようにして沈んでいく。

「ちょっ、わっ、な、なのは!なのは?!」

それに焦ったのはフェイトだった。さっきまでの幸せな気分が
一転した。目の前で脱力して倒れこんでいくなのはを咄嗟に
その腕の中に抱え込む。なんとか床との直撃を免れてホッと
息をついて、ペタリとそのまま床に座り込んだ。
それから、そっとなのはの顔を覗き込む。

「・・・・・・眠ってるの?」

さっきまでの潤んだ瞳は今はもう瞼の裏に隠されてしまっていて、
なのはから聞こえてくるのは規則正しい、寝息のみだった。


「もう・・・・・。なのはぁ」

ホッとした思いと、なんでこのタイミングで眠れちゃうのかなと
言うなんとも遣る瀬無い思いとが入り混じる。
けれど、それでも嬉しいとつい先程までのなのはとのやり取りを
思い出す。
さっき触れそびれた頬にそっと手を添え、目尻に残る涙を優しく
拭う。それからなのはの唇を親指で「すっ」となぞり、そして
自分の唇を同じようにしてなぞった。

「なのは、私嬉しいよ。なのはも私と同じ気持ちでいてくれて」

眠るなのはをギュッと抱きしめる。僅かに残るアルコールの匂いに
混じってなのはの匂いがした。





















ってな感じになりました(笑)。
酔っ払いなのはさん降臨です。
なのはさんは、ずっと夢だと思って動いている訳です。
多分、2人が恋人同士って言う夢でも見た事が
あったんでしょうね(笑)

ちなみにクロノ君は、フェイトちゃんに
「今日中には産まれるらしい」と言う
電話をしていました。
そして「さっき産まれたぞ」って言う電話を
夜中にしたわけです(笑)



この後にちょっとだけおまけのお話です。




















おまけ


「ぅ・・・ん」

抱きしめていたなのはが僅かに身動ぎした。
起きたのだろうかとその顔を覗き込んだのだが、生憎とその気配は
なく。まぁ、あれだけ酔っ払ってしまえば、朝まで起きることは
ないだろうなとフェイトは苦笑う。

(明日が休日でよかったよ)

とホッと胸を撫で下ろし、それからさてどうしようかと考える
素振りをした。

(このままなのはを部屋に連れて行って寝かせるのは簡単
なんだけど、朝起きて今日のことが全部夢だった事にされるのは
困るんだよね)

と言う事で、フェイトはなのはを自分のベッドまで運んだ。
とりあえず寝かせて。それからスーツのジャケットだけを
脱がせて、シャツはボタンを二つほど外すだけにしておく。
その間できるだけなのはのその部分には視線を向けないように
手元にだけ意識を集中させた。
それからスカートへと手をかけて・・・・・・やめた。

(色々我慢出来なくなりそうで怖いよ、なのは)

皺になるかも知れないけれど、今日のところはスカートは
このままで。そうしてやっとなのはにシーツをかけた。

やれやれと一息ついて、フェイトはなのはの部屋へと向かった。
案の定鍵など掛かってはいなかったので、部屋に投げ出されていた
鍵を掴み、それでなのはの部屋に施錠する。

(これで、よしっと)

うんと一度頷いて、フェイトは部屋へと戻った。
部屋に戻り鍵をかけチェーンをはめてなのはの眠るベッドへと
足を向ける。相変らず穏やかな顔で眠っていた。

(なんていうか、言うだけ言ってすっきりしたような顔にも
見えるんだけど・・・・なのはさん)

とちょっとだけ恨めしそうにその頬をつつく。
気持ちが落ち着けば落ち着くほど、目の前で眠っているなのはに
一言も二言も言っておきたい事が浮かぶ。
何しろさっきは一方的に責め立てられたようなものなのだから。


(でも、まぁ・・・・・へへへへへ)

明日の朝が楽しみだと思った。
自分のベッドで眠るなのはの隣に潜り込む。
そっとその頭を持ち上げて首の下に腕を通し、そして自分の胸元に
抱きかかえるようにしてなのはを両手で包み込む。

(夢なんかじゃないんだからね、なのは。明日起きたらもう一度
ちゃんと聞かせてもらうね。それから私の話も聞いて欲しいんだ。)

へへっと悪戯っぽく笑うフェイト。
その視線の先には、静かに眠るなのは。
フェイトはその額にそっと口付ける。
おやすみ、なのは・・・。
いい夢が見れるといいな・・・・・・・。









スポンサーサイト

テーマ:魔法少女リリカルなのはStrikerS - ジャンル:アニメ・コミック

  1. リリカル パラレル
  2. | comment:0
<<ぬふふふのお返事♪ | top | お返事>>


comment

comment


管理者にだけ表示を許可する

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。