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好きこそモノの上手なれ

ほぼ百合成分100%(リリカルな感じ)で構成されております。但し過度の期待は禁物です。




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調子にのったよ。翌日談なのよぉ♪ :: 2011/12/02(Fri)

ってな訳で、先日のOLさんの後日談ならぬ翌日談(笑)。

はい、調子にのりましたm(_ _)m。
でもまたまた、楽しかったですよ( ̄ー ̄)。

視点がコロコロ変わって読みにくかったらごめんなさい。
しかも後半にむけて若干フェイトちゃんがヘタレていってる
気がしなくもない。

うーん、これはもしかして私だけが楽しかったりするのかな(^^;ゞ
まぁ、それならそれでもいっか(爆)。

な感じですが、よろしければ続きから








■   □   ■   □   ■   □



お願い。
誰か、夢だって・・・・・夢を見たんだって、言って。




「ぅ・・・ん。」

ああ、昨夜はちょっと飲みすぎたよね。
少しずつ覚醒していく頭でそんな事を思った。

―――好きなの

言葉を飾る余裕なんて全然なかった。
今の私の正直な気持ちだった。夢の中で、だったけど。
しかも、お酒の力を借りて。情けないよね。

―――傍にいて。ずっと私の傍にいてよ

笑っちゃう。随分と自分勝手な話だ。フェイトちゃんに恋人が
いるのなら、それは口にするだけ空しい事なのに。
フェイトちゃんは私を見てないんだよ。



いっそ忘れられたらどんなに楽か・・・・・。

・ ・・・・・とここまで考えてふと違和感に気づく。


(あれ?・・・・私)

ずっと伏せていた目を開けると、まず視界に飛び込んできたのは

「おはよ♪、なのは。ぐっすり眠れた?」
「っ!!な、な、な・・・ふぇ、ふぇ・・ふぇぇええぇぇぇえ?」


そのまま歌でも歌いだすんじゃないかっていう程ご機嫌な
表情をしたフェイトちゃん。突然目の前に現われた
フェイトちゃんに訳がわからず慌てて身体を引こうとして、
けれどそれがピクリとも動かない事にまたしても焦る。

「えっ?なに、これ。えっどうなってるの?。ちょっ、まっ、やっ」

それが腕枕をされていたせいだと気づくはずのない私は
そのフェイトちゃんの腕の中でじたばたと暴れた。

「わっ、なのは。待って。落ち着いて。大丈夫だから。ねっ」

驚いたフェイトちゃんは暴れる私の体をギュッと抱きしめながら
大丈夫だからと耳元で囁いた。

「―――っ!!」

覚えのある言葉に一瞬呼吸をするのも忘れる。
フェイトちゃん、今・・・・なんて?
そう考えた瞬間。昨夜の事がフラッシュバックで蘇ってきた。



―――なのは、落ち着いて。

それは昨夜。夢の中でフェイトが自分に向けて言った言葉。



「なのは?大丈夫」

急に動きを止めた自分の顔を覗き込むフェイト。
その心配げな顔が、たった今思い出したばかりの顔に重なった。



―――なんで逃げるの?
―――好きなの!フェイトちゃんじゃなきゃダメなの
―――おかしいのはフェイトちゃんだよ
―――そばにいてよ。ずっと一緒にいてよ


だって、あれは・・・・・ゆ、め。
ち、がう・・・・・私・・・・ちゃんと覚えてる。


昨夜は普段と違う飲み方をした。
哀しくて。
辛くて・・・・。
お酒を飲んで忘れようって思った。
だけど結局忘れる事なんて出来なくて。

家に帰ってきてぼんやりとしていたら、携帯がなったんだ。
フェイトちゃんの部屋で。「クロノ」って言うのを聞いて
わたし・・・・・。

そうだ、ここは・・・・・フェイトちゃんの部屋だ。

わなわなと身体が震える。

私は、ここで何をしたの?
フェイトちゃんに・・・・何をっ!!


それをハッキリと自覚したとき、私はベッドの上から、
フェイトちゃんの腕の中から逃げるようにして転がり落ちた。













目が覚めて、一番最初に見たのはなのはの寝顔。
ちゃんと自分の腕の中に収まってくれていた事を嬉しく思った。
暫くその寝顔を堪能していたら、僅かに身動ぎしだすなのは。
ああ、もうすぐ起きるんだなって思ったら途端に心臓が
ドキドキしだした。
最初はぼんやりしていたのに、私と目が合った途端に
しどろもどろになりながらしゃべりだすなのは。
可愛いなぁって思ったのもつかの間。驚いたなのはが私の
腕の中でじたばたと暴れだした。

正直ちょっと凹んだ。やっぱり忘れてるのかと思った。
うん、やっぱり家に帰さなくて正解。なんてちょっとした
意地悪のつもりでぎゅっとなのはを抱きしめて。

「大丈夫だよ、落ち着いて」

って言ったんだ。だけど、予想していたような反応は
返ってこなくて、代わりにハッと息を飲んで大きく目を
見開くなのはがいたんだ。あまりの驚きように私の方が
びっくりして。

「なのは、大丈夫?」

そう声をかけた。
私がなのはを抱きしめたのは、覚えていなかった事に対する
ちょっとした悪戯のつもりだった。腕の中で照れてうろたえる
なのはを見れたら、すぐに笑って種明かしするつもりだった。
なのにそんな私の思いとは裏腹に、なのはの体は小刻みに
震えだして、私が驚いて一瞬腕を弱めた隙になのはは
この腕の中から転がるようにして逃げ出してしまった。

「・・・・ん・・・さい。」
「え?何?なのは?」
「ごめ・・・・・い。ごめ、ん・・・・なさい。」
「どうして、謝ってるの?なのは」
「ふぇ・・・と、ちゃん・・・・ごめん・・・・ね」
「あっ、ちょ。待って!なのは」


みるみるあふれ出す涙。何度も何度も怯えるようにして
ごめんなさいと繰り返すなのは。困惑する私を余所に
なのはは私に背を向けて部屋から飛び出していった。

「なの、は・・・・・・」

呆然とその後ろ姿を見つめて、たった今言われた謝罪の意味を
考える。

どうして私、謝られたんだろう?
別に謝られるような事されてないよ?
むしろ嬉しかった位なのに・・・・・。


とここまで考えてようやく気づく。

「ちっ・・・・・私のバカっ!」

慌ててなのはの後を追う。このままなのはを部屋に帰すわけには
いかなかった。玄関まで走りチェーンを外すのに手間取っていた
なのはを捕まえる。相変らず涙を流したままのなのはが私を見て
眉をしかめた。

「・・ダメだよ、なのは。」
「ふぇぃと、ちゃん・・・」
「このままなのはを帰せないよ」
「あっ・・・ごめ、ごめんな」
「違うんだ」

相変らず私に謝ろうとするなのは。違うんだよ、なのは。
むしろ謝るのは私の方だ。私がちゃんと言わないから。
なのはの告白で両想いなのに気がついて、有頂天になってた。
私はなのはの気持ちをちゃんと知ってるけど、なのははまだ
知らない。私の本当の気持ちを知らないんだ。

そう、なのはは「覚えていなかった」のではなくて「覚えていた」
からこそ、こうして怯えている。私にしてしまった行為で
多分私に嫌われたとか軽蔑されたとか、そんな事を考えているんだ。

「違うんだよ。なのは」
「な、にが?」
「私、まだなのはに言ってないもの」
「何を、言うの・・・」
「私がなのはに隠してた事、ずっと言い出せなかった事だよ」
「―――っ!!い、いよ。言わなくても」
「だめだよ、そんなの。ちゃんと私にもい「聞きたくないの!」」

ちゃんと私にも言わせて欲しい。そう言い掛けた言葉が
なのはの悲痛な叫びにかき消された。
目の前のなのはは相変らず泣いていた。

「な、のは?」
「ごめん。でもいいの。もう知ってるから。」
「知ってるって、何を?」
「フェイトちゃん、いたんだよね、恋人」
「えっ?なっ、ちょっと待って、なのは!」
「ごめんね。私鈍感で、いっつもフェイトちゃんにくっ付いて
ばっかりで。ホントは迷惑だったよね?」
「違うってば、なのは!ちゃんと聞いて!」
「ううん。違わないよ。だってあの時フェイトちゃん凄く優しい
顔で笑ってた。それに嬉しそうだったよ」
「あの、時?」
「うん、昨日会社で・・・電話貰ってた」

きのう?・・・会社で?・・・・

「あっ!!」
「だから、ね。もういいの。私が昨日言った事、出来れば
忘れて欲しいんだ。私もね、すぐにはムリ、かも知れないけど
フェイトちゃんの事・・・」

なのはがまだ何かを言ってるけど、私は別の事を考えてた。
「昨日」「会社」「電話」それから昨日なのはが口にした

「クロノ・・・・」
「っ!!」

私が呟いた名前になのはの肩が揺れる。
そっか、そういう事だったんだ。どうしてクロノの名前が
出てきたのか不思議だったんだ。
なるほど、確かに昨日、自分でそう口にした。
だけど、なのははあの程度の事で、クロノを恋人だと思ったって事?
全く、勘違いにも程があるよ・・・・なのは。
ガックリと肩を落とす。その弾みでなのはを捕まえていた手が
離れた。

「あっ」

それを見たなのはから小さな声が漏れ、そして再び私に背を
向けようとする。慌てて私はドアに手を突いてなのはの行く手を
阻む。

「ダメだってば。ちゃんと私の話を聞いて。なのは」
「っ!いや。聞かない。知ってるって言ったじゃない!
聞きたくないよ。いやなの!!」

頑なに私の話を聞こうとしないなのはは両手で耳を塞いでしまった。
なのはは私が直接目の前で話す言葉よりも、偶然聞いた確証のない
言葉の方を信じるのかと思ったら何だか無性に腹がたった。

「なのはっ!!」

だから耳を塞いでいた両手を少し乱暴に外し、そのままドアに
押し付けた。

「ちゃんと聞いてってば!。」

それでも尚、いやいやと首を横に振り続けるなのはに、私の頭の
どこかでプチッと何かが切れる音がした。

(ああ、そう。これだけ言っても私の話は聞きたくない訳だ)
(いいよ、それならそれで。聞きたくないなら聞かなくても・・・)

違う方法で分らせてあげるから・・・・・

押さえつけていた両手を離す。
僅かにホッとした表情をしたなのはに気がつかない振りをして
その頬に両手を添えた。
何をされるのかと不安な顔をするなのはにニコリと微笑んで
私はグイッとなのはの顔を上向かせ無防備になったその唇に
齧り付くようにキスをした。

「んぅ・・・んん!」

驚いて私の胸を何度も叩くなのはを無視し、漏れる言葉すらも
飲み込んでその唇の感触を味わう。角度を変え何度も何度も。
どれ位そうしていたのか分らない。
気が付いたら私の胸を叩いていたはずのなのはの両手は
力なく私の服の裾をつかんでいるだけだとなっていた。
 
30秒とも1分とも感じられた時間。もしかしたらもっと長かった
のかもしれないが、流石に苦しくなってきたフェィトが、やっと
なのはを解放する。

「―――っ。はぁはぁ」
「はぁはぁはぁ」

なのはは離れた途端、ドアに背を預けたままズルズルと
玄関に座り込んでしまった。
呆然とした顔で私を見上げるなのはの傍によって、同じ視線まで
腰を下ろす。それからゆっくりと、なのはの目を見つめながら
私はなのはに対する自分の気持ちを話し始めた。

「なのは。私も同じなんだ」
「え?」
「私もね、なのはが好きだよ。ずっと前から」
「う・・・・そ」
「嘘じゃないよ。恋人がいないって言うのもホント」
「えっ?だって・・昨日。クロ、ノ・・・・って?」
「ホントにね。まさかクロノが一番の原因だったなんて全く
予想すらしなかったんだけど・・・・」
「・・・どう、言う事?」
「クロノはね、私の兄だよ?」
「え?・・・お、にいさん?」
「前に話した事あったよね。私には兄がいるって」

その言葉に無言で頷くなのは。心なしか耳とか首筋とかが
赤くなってるように見えるけど・・・。

「そのクロノの奥さんに子供が生まれたんだ。会社に来た電話は
陣痛が来て入院したって言う連絡。我が家にとっての初めての
子供だからね。自然と嬉しい顔になってたんだと思うんだ」
「・・・・・それじゃあ・・・」
「そっ、私に恋人はいないし、なのはの事迷惑だなんて一度だって
思ったことはないよ。なのはと同じようにずっと傍にいたいと
思ってるし、私だってなのはじゃないとだめなんだ」

納得した?って言って笑ったら「うん」って消え入りそうな声で
返事を返してくれた。

「ホントにね。もうこういうのはなしにしてね?。喜んだり
凹んだり。結構しんどいんだよ?」
「ぅう・・・・・はい。ごめんなさい」

勘違いからのすれ違いがあったとは言えたった一言、
好きだと伝えることがこんなに難しいとは。
なのはがお酒の力を借りたのも分る気がするよ。
まぁ、とはいっても、なのは自身、全部夢の中の出来事だと
思っていたから告白出来たことなんだろうけど・・・・。
けどまぁ、これで私の想いも伝わったわけで、それはそれで
いいんだけど、ね?。えっと・・・これは、ちょっと。

「うん、分ればよろしい・・・・って事でさ、なのは」
「なに?」
「悪いんだけど、そろそろ着替えてくれると助かるんだけど・・・」
「えっ?」
「その・・・なんていうの。目の保養・・・じゃなくて、目の毒・・
いや。いいんだよ?それでも。私は構わないと言うか・・・・」

と私がしどろもどろになって視線を彷徨わせていると、それに
気がついたなのはがその意味に気がついて、一瞬で顔を赤くする。
昨夜なのはを寝かせる為にジャケットを脱がせ、シャツのボタンを
2つ外したのはフェイトだった。だが今現在、なのはの着ている
シャツのボタンは更に二つほど外れていて・・・・・。
恐らく酔っ払って眠ってしまったなのはが夜中に暑くなって
自分で外したのだろうが、もちろんそんな事に気がつくはずなど
ないわけで、結果・・・・なのははバッと胸元を隠しながら

「ばかっ!!フェイトちゃんのえっち!!」

と、驚くほどの大声で叫び声をあげたのだった。

















そして、今私たちは遅めの朝食をとる為、近所のカフェまで
足を運んでいた。
お腹空いてないから食べなくてもいいよ。と言うフェイトちゃんに
朝食はちゃんととらないとダメだよって軽くお説教。
だってね、放っておくとフェイトちゃん夕食までコーヒーしか
飲まないとか平気でしちゃうんだもん。
平日はそれでも仕事があるから食べてるけど、その仕事が
忙しかったりすると、あっさりと食事を抜くから心配。


「もう、フェイトちゃん。もっと食事に興味をもってよ」
「でも朝は本当に食欲がないんだよ?それに一食食べなくたって
全然問題ないよ?」
「そういう問題じゃないんだよ。そんな不規則な食生活してたら
体壊しちゃうでしょ?」

しかも、そんな不健康な食生活のはずなのに、出るトコは
ちゃんと出てるんだもんなぁ。絶対不公平だよ!!
ってある所に目が釘付けになる。シャツのボタンをいくつか外した
胸元は、その谷間をこれでもかと私にその存在を主張していた。
そんな私を見ていたフェイトちゃんは

「なのは、どこ見てるの?目がエッチだよ?」

なんてくすくす笑いながら頬杖をついていた。

「なっ、べ、別に。フェイトちゃんの胸なんて見てないもん」
「私、胸なんて言ってないよ?」
「ぁっ・・・むぅっ」

なんてニヤニヤしながら、けれど凄く幸せそうな顔でそう言った。







食事を終えると

「なのは、これからどうしようか?」

ってフェイトちゃんに尋ねられた。

「今日?」
「うん、どこか行きたいトコとか、やりたい事とかある?」
「フェイトちゃんは?何かあるの?」
「私?私はなのはのしたい事でいいよ」
「私だってフェイトちゃんのしたい事でいいんだけど」
「「・・・・・・・」」

2人して見つめ合う。言っる事は2人とも同じ。
私はフェイトちゃんが良ければいいし、フェイトちゃんも
私がよければそれでいいって言う。これじゃあいつまで
たっても決まらないよね。それならって私が提案したのは

「ねぇ、」
「ん?」
「私、フェイトちゃんと一緒にいたい。」
「うん、いるよ」
「そうじゃなくて。フェイトちゃんと2人だけでお部屋で
過ごしたい・・・・それでもいい?」
「・・うん、そうだね。今日は2人きりでいようか」
「うん。ありがとう」

私ね、話したい事聞きたい事、たくさんあるんだよ?。
うん
聞いてくれる?
いいよ。
フェイトちゃんも教えてくれる?
どんな事が知りたいの?
あのね・・・・・。



どこにも行かなくてもいい。何も欲しくない。
ただ一緒にいたい。恋人同士になれた今日は
ずっと2人だけで過ごしたい・・・・です。

























手を繋いで部屋に戻る。どっちの部屋にする?ってなのはに
きいたら「フェイトちゃんの部屋がいい」って言うから
なんとなくどうしてって聞いてみた。そしたら少し照れながら
「だってね」って話した理由は私の顔を真っ赤にするほどの
破壊力を持っていて。

「なのは恥ずかしいよ」

ってちょっとだけ言い返したら

「フェイトちゃんには負けてるよ?」

なんて涼しい顔で言い返された。うっ、なんか悔しい。
だから私は仕返しに、どうぞって言って部屋に通したなのはを
後ろから抱きしめて、驚いて振り向いたなのはにキス、したんだ。
今度は一方的なキスなんかじゃなくて。私となのはと2人の
「好き」が込められた幸せなキス。
触れるだけのキス。すぐに離れて見つめ合って。なのはが私の
腕の中でくるりと向きを変えて遠慮がちに腰に手を回してくるから。
私もなのはをギュッと抱きしめて、もう一度、今度は長い長い
キスをした。






それから私達はたくさん話をした。私の家族の事。
なのはの家族の事。好きな食べ物、好きな音楽。
好きな場所。楽しかったこと、悲しかったこと。
知ってる事もたくさんあったけど、知らない事もまだまだ
たくさんあって。

どっちが先に好きになったのかって話になった時は
2人とも「絶対に私が先だから」って譲らなくて。
結局最後は2人して、同じ時でいいよねって笑いあった。

時々ふっと落ちる沈黙も全然苦痛なんかじゃなくて、隣にいる
なのはの存在をもっともっと感じられて幸せだった。
見つめ合って、手を握って。そして時々キスして。


夕食はなのはが作ってくれた。昨日迷惑かけちゃったお詫び
なんていうから「全然迷惑なんかじゃないよ」って言ったんだけど
それじゃあ私の気がすまないって言われちゃうと何もいえなくて。
こういう所はなのはって結構頑固なんだね。でもなのはの料理が
おいしいのは知ってたから、まぁいいかってそんな感じで
なのはにお任せにしちゃった。



楽しい時間が過ぎるのはあっという間で、時計の針はもうあと
少しで今日が終ることを示していた。


「明日、仕事だね」
「そうだね。」
「もう、帰らないといけないよね」
「・・・そうだね」

本当は帰したくなかった。帰るっていっても隣の部屋に行くだけで
遠くに行くわけじゃないのに。一日中一緒にいたのに、まだ一緒に
いたいって、そんな事を思ってる私って我侭かな。
そんな思いの私とは違ってなのはは案外あっさりとしていた。

「よし、じゃあ帰るね」
「うん」

そう言って立ち上がった。

「明日は一緒に会社に行こうね」
「うん」
「今日は楽しかったよ」
「うん」
「ちゃんと朝食食べないとダメだからね」
「うん」
「・・好きだよ。フェイトちゃん」
「うん」
「もう、そんな顔しないの。」
「・・・・うん」

きっと今の私は情けない顔をしているんだろうなって思った。
まさか隣の部屋になのはを帰すだけで、こんなに寂しくなるなんて
思わなかったんだ。

「フェイトちゃん」
「ん」
「キス、していい?」
「ぅん・・・・・なのは」

玄関でさよならのキス。

「じゃあ。また明日ね」
「うん。また明日」





パタン

静かに閉じたドアがなんだか私となのはの仲を邪魔しているように
見えて仕方なかった。






部屋の真ん中で一人ポツンとテレビを見ていた。
もう寝なきゃいけないのに、全然眠くなくて。

(なのははもう寝たのかな)

なんてさっき帰したばかりのなのはの事を思う。
想いを告げる前はこんな時間が当たり前だった。
なのに想いが通じた途端、一人の時間がもの凄く寂しくなった。
そんな時

カタン

と隣で物音が聞こえた。

(なのは、起きてるの?)

そう思った時には私はテーブルにあった鍵をつかみ部屋を
飛びだしていた。
隣のなのはの部屋のインターホンを押す。殆ど時間をおかずに
なのはが顔を出した。

「・・・フェイトちゃん」
「なのは」

驚いたことになのはの格好は私の部屋から戻った時のままで。

「えっと、どうしたの?」
「ぅえっ?あ、えとその・・・こ、コンビニにね」
「コンビニ?行くの?こんな時間に?」
「いや、その・・・・そう!行こうとして部屋を出たんだけど
財布忘れちゃってね」
「うん」
「で、部屋に戻ろうとしたんだけど、鍵なくしちゃったみたいで」
「鍵?なくしたの?」
「ぅ・・うん」

言いながら馬鹿な話だと思った。いくらなんでもこんな時間に
コンビニはないし、鍵もポケットに入ってる。カチャカチャ音が
なってるんだもん。なのはにだって分ってるはずだ。


「だ、だからね。今日は・・・その・・・・・」
「うん」
「・・・・えっと、ここに、なのはの部屋にいてもいいかな?」
「・・・・鍵は失くしたままだと大変だよ?」
「うん・・・きっと明るくなったら、見つかると思うから」
「そう?」
「ぅん」
「そうだね。じゃあ明日早起きして一緒に探そうか?」
「うん」



今日だけだから。
誰に言うでもなくそう言い訳した。
嬉しいとか楽しいとか幸せだとか。一度に経験しちゃったから
心が追いつかないだけなんだ。明日になったらきっといつも通り。
だから、今日だけは、一緒にいたいんだ・・・・・
















あれ?もしかして更に尻切れトンボ?
まぁ・・・いっか(脱兎)

















そんでもって更に後日談的な妄想。


結局2人とも近くに住んでいるからこそ離れ難くて
結局、一緒に住める部屋を探すんです。
んでもってその隣室がはやてさん、とか。

最初内緒していた2人の関係も、結局ははやてさんには
バレバレで。毎日のようにからかわれては
追っかけまわすフェイトさん・・・・とか(笑)。

なんか最初のネタからかけ離れた?かな・・・。





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テーマ:魔法少女リリカルなのはStrikerS - ジャンル:アニメ・コミック

  1. リリカル パラレル
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