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けどやっぱりごまかしかしらwwww。
早いもので来週末はクリスマスですよ、みなさん。
プレゼント予定はもう決まりましたか?。
私にはサンタさんがやってくるのでしょうか( ;^^)ヘ..。
さて、来週のイベントには、せめて1本しっかりあげたいなと
思う訳で、けれどそれでなくても今月は更新できてないのに
申し訳ないなとかおもったり。
そんな思いもありまして、ちらほらと妄想していた小ネタで
ちょっと繋ごうかな、何て姑息な手段に出ました。
長い文章にならないウチのサイトのキャラたちをちょいちょい
もってこようかな・・・・・と言う願望(笑)。
まぁ、期待せずにいてもらえたら嬉しいですね。
小ネタなんでヤマオチなしのものばっかりなんですけどね。
時間つぶしのお供になったら嬉しいです。
では続きから、そんな小ネタをお届けしますwwwww。
■ □ ■ □ ■ □
小ネタ
「なのはっ!!」
「えっ?」
突然呼ばれた自分の名前よりも、その声に驚いた。え?だって今日はまだ任務のはずじゃあ・・・。そんな疑問を持ちながら振り向いた私だったけれど、目に入った満面の笑顔のフェイトちゃんを見たら、もうそんな事なんてどうでも良くて。今日は会えないと思っていたから、予想に反して朝から会えた事が嬉しくて。フェイトちゃんがこっちに来るのを待ちきれなくて今来た道を戻ろうと振り向いた。そしてそのまま走り出そうと1歩踏み出したその時
「あっ・・・」
「なのはっ!!危ないっ!!!」
「ふぇ!にゃあぁぁああああああああ・・・・あ?」
たった今一段高いところに上がったばかりだという事を失念していた。早くそばに行きたくて、フェイトちゃんばかりに目が行ってしまっていたから、足元の段差を踏み外した。グラリと身体が傾ぐ。残念な事に掴まれるモノも場所もない。踏ん張ろうとした足も宙に浮いたままだ。あーーー痛いだろうなぁなんて他人事の様に思いながらやってくる衝撃に耐えようとギュッと目を瞑った瞬間。私の体は地面に叩きつけられた激痛ではなくて、ふわりと甘い香りのするものに優しく抱きとめられていた。
「っぶなかった・・・・なのは、お願いだから気をつけて」
ぎゅっと私を抱きしめるその身体が小刻みに震えていた。ごめんなさい。私の不注意で、凄く心配かけちゃって。そう声をかけて震えの止まらないその身体にギュッとしがみ付いた。
「けど、良かった・・・・・間に合って」
私を抱きしめたままそう小さく零したフェイトちゃん。あれ?そういえば・・・・・。
「ねぇ、フェイトちゃん」
「ぇ・・・・何?」
暫くは2人で安堵の息を零しながら抱き合っていたんだけど、急に声音の変わった私に気が付いたフェイトちゃんは一瞬ピクリと肩を震わせて、ギュッと私を抱きしめる手に力を込めた。
「あのね」
「ぅん」
もう私が何を言おうとしているのか検討をつけているのか、帰ってくる返事がとても心許ない。それでも言わなきゃいけない事だから、私は心を鬼にして口を開く。
「私の不注意で転びかけて、フェイトちゃんが間に合わなかったらきっと怪我してたと思うんだけどね・・・」
「・・・ぅん」
「魔法、使っちゃダメだよね?」
「っ!」
あの時、呼びかけられて振り向いた時、フェイトちゃんはまだ校門を抜けたばかりの所にいた。そしてその後、私がバランスを崩して倒れかけた時も、僅かに視界に入った彼女は、まだ50mほど離れた場所にいた。けれど、倒れる寸前私を抱きとめてくれたのは間違いなくフェイトちゃんで・・・・・。ギュッと目を瞑る直前、耳に届いた聞きなじんだ「声」はどうやら気のせいではなかったようだ・・・・。
《sonic move》
抑揚のない声。そうフェイトちゃんの相棒。バルディシュの声。
もう、フェイトちゃんってば。私の不注意な上にこうして助けてもらってあれだけど、それはダメだと思うよ、やっぱり。私がその事を言った途端、えっと、その、だってと忙しなく口が動く。おまけに視線も私には合わせてくれなくてキョロキョロと宙を彷徨っている。もう、フェイトちゃんッてば。
自分で切り出しておいてあれだけど、折角カッコよく決めてくれたんだから、そんな事大した事じゃないよとかなんとか言って最後まで決めてくれてたらいいのに。ホント肝心な所が抜けちゃってるよ。なんてその原因を作った事なんてとっくに棚上げにしてしまった私はフェイトちゃんに気が付かれないように一つ息を吐いた。
「見られちゃったら大変だったんだよ?」
「うん」
「緊急時以外で、しかもここ学校だし」
「・・・・ぅん」
私の言葉一つ一つに小さな子供のような返事を返すフェイトちゃん。けれど私を抱きしめる腕はギュッと力を込めたままだった。
「・・・・・でも」
ホンの少しの沈黙の後。ポツリとフェイトちゃんが口を開いた。それは耳を澄まさないと聞こえないような声で。なのはの事助けられたから、叱られるのなんて何でもないよ。そう言ってにこりと微笑んだ。それはそれは見惚れてしまうような笑顔だった。
「っ!!」
あーーーーっ!!もう!!。そんな顔で言われちゃったらもう何も言えないよ。おまけにその笑顔に見惚れてたなんてもっと言えない。真っ赤になったと思われる顔を見られないようにギュッとその首筋にしがみ付く。このままだと何だか悔しいから私も後一つだけ言っておこうと思った。取っておきのヤツをね・・・・・。
少しだけしがみ付く手に力を込めて・・・・・。
「フェイトちゃんありがとう。大好きだよ」
その耳元でフェイトちゃんに聞こえるようにそっと囁いた。
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テーマ:魔法少女リリカルなのはStrikerS - ジャンル:アニメ・コミック
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