好きこそモノの上手なれ

ほぼ百合成分100%(リリカルな感じ)で構成されております。但し過度の期待は禁物です。




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使い古されて・・・るかな? :: 2012/01/16(Mon)

とある方の絵を見ていたら、ぶわぁっと書きたくなって出てきた文章です。
えっと、絵のイメージ壊しちゃってたらごめんなさい。
決して悪気はなかったんです(つ□`。q)≡。私に腕がないだけなんです。

いちお、ブログに乗っけてもいいよ~って許可貰いましたから晒しますw
ちなみにその絵はこはぐら様のものです。
どの絵も素敵なんですよね。全然使い古してなんてないと思うんだww

短編です。
なのはさんの視点で進みます。
絵のイメージを壊したくない人はこのまま戻る事を推奨します。
ではでは、続きから。どうぞです、




■   □   ■   □   ■   □


「離して」
「イヤだ。」
「離してよ・・・・私の事なんて放っておいて」
「出来ないよ、そんな事。」
「どうして?簡単でしょ。この手を離してくれればそれで
「イヤだって言ったよ?」」


こんな風に言い合うつもりじゃなかった。ホントはニッコリ笑って「おめでとう」って言うつもりだったのに。だけど、私の心は・・・・呆れるくらい正直だった。







『なぁ、知ってるか?』
『何を?』
『ハラオウン執務官、結婚するらしいぜ』
『え?ホントか、それ?』
『ああ、何でも同じ執務官で相当な切れ者らしくてさ・・・』


食堂で聞いたこんな会話。自分の耳疑った、単なる噂だと思いたかった、だけど。フェイトちゃんはどこにいても目立つ存在だったから。その容姿もそうだけど、執務官としてもエースと称されるほどの期待を寄せられた人で、私の・・・・・大好きな人。きっと彼女なら誰もが見惚れるほどの、綺麗なお嫁さんになるんだろう。


・・・・・・けど。


(お願い。ただの噂だよね?誰かそうだって言ってよ!)






小学3年生の時に初めて出会った。綺麗で優しい目をしているのに、何だか凄く悲しそうな目をしてて。その理由が知りたくて必死になって呼びかけた。そんな戦いの中で私は気が付いたんだ。どうしてこんなにあの子の事が気になったのか。一人ぼっちは悲しい、私はそれを良く知ってる。フェイトちゃんの目は、ずっと寂しい、悲しいって言ってた。だからその悲しみや寂しさを分け合えたらって思ったんだ。

友達になりたい。心からそう、思ったんだよ。


初めて私の名前を呼んでくれたのは、離れ離れになってしまうそんな時だったけど、それでも凄く嬉しかった。やっと友達になれた瞬間だったから。

再会したのはやっぱり戦いの場で。私を守ってくれたフェイトちゃんの背中、凄く大きくてそして強かったよ。
それから何度も一緒に戦った。フェイトちゃんと一緒ならどんな敵にだって負けない自信があったんだ。

私が怪我をしてしまった時も、フェイトちゃんはずっと傍にいてくれた。痛くて辛くて苦しい時もフェイトちゃんは自分の事の様に思ってくれて、それがどんなに心強かったか。どんなに嬉しかったか。だから私こうしてまたお仕事出来てるんだと思う。



私ね、フェイトちゃん。
ずっとずっとフェイトちゃんの事好きだよ。こういう気持ちおかしいかなって前から思ってたけど、だけどね、自分に嘘は付きたくなかったから。それに好きって言う気持ちを大事にしたかったから。告白する勇気はなかったけど、この気持ちずっと持っていようって決めたんだ。
フェイトちゃんの笑ってる顔が大好きだから、私は傍でその笑顔を見ることが出来たらそれでいいって、そう思っていたのに・・・・・。






見かけたのはホントに偶然だった。その日は地上本部に用があって午後から出向いていた。打ち合わせも終わり帰ろうとロビーを抜けようとして、私はよく知る人の後姿を見つけた。

(フェィトちゃん・・・・帰ってきてたんだ)

大好きな人の姿につい顔が綻ぶのが自覚できて慌てて表情を戻す。辺りをキョロキョロと見渡して、近くに誰もいない事を確認してホッと息を吐いた。

(にゃはは、失敗失敗)
(フェイトちゃん、この後オフになるのかなぁ・・・)


もし予定が合えばこの後食事でもしたいなぁ。なんて軽い気持ちで彼女の後を追った。けれど、すぐにそれは後悔へと変わった。

一度立ち止まった足は、地面に縫いついてしまったかのように動いてはくれなくて、見ていたくなんてないのに視線は大好きな彼女と、そして近い将来彼女の生涯のパートナーになるといわれている人物に向けられたままになってしまった。

楽しそうに笑う彼女。時折頬を赤らめて目の前の人を見つめている。とても優しい目をしていた。不意に彼が笑いながらフェイトちゃんへと顔を寄せていった。


「いや!」

思わず声が漏れる

「え?なのは?」
「っ!!」
「どうして、ここに?」
「あ、ごめっ。その・・私、えと・・。お」
「あっ、なのは?!待って」


声に驚いてこちらを向いたフェイトちゃんが、それが私だと気づくと今度はちょっと困ったような顔をした。それを見たら私は何だかいたたまれなくて、自分でもよく分らない事を口にしながら、あろう事かこんな状況なのに「おめでとう」と口にしようとしていてハッとした。
もう、ここにはいられなくて、フェイトちゃんが止めるのも聞かずに2人から逃げ出した。





そのまま玄関を駆け抜けようとして、一瞬足が止まる。

「雨だ」

いつの間にか空は厚い雲に覆われ、雨が降り出していた。
空が自分の代わりに泣いているんだと思った。


「なのはっ!!」
「っ!!」

背後から呼ばれた声に我に返り、私は雨の中を駆け出した。










「なの、はっ。待ってってば」
「はぁはぁはぁはぁ」

走り出して暫くして私は結局フェィトちゃんに追いつかれてしまった。

「なんで、逃げるの?私、何かしたのかな」

グイッと左手を掴まれて、フェイトちゃんの方に振り向かせられた。

「な、何もないよ?にゃはは。ただちょっと驚いちゃって。ごめんね」

まともにフェイトちゃんの目を見れなかった。見てしまったら私は全てをさらけ出してしまいそうで、怖くて。ただ早くフェイトちゃんの前から逃げ出したかった。

「ごめんね、濡れちゃったね。ほら、早く戻ってフェイトちゃん」
「なら、なのはも一緒に」
「わた、私は、もう帰るから」
「だったら、送るよ。私車で来てるから」
「っ!い、いいよ。私一人で帰れるから。ね?だから離して」
「イヤだ」
「離してよ・・・お願いだから、私の事なんて放っておいていいから」
「出来ないよ、そんな事」
「どうして?簡単でしょ。この手を離してくれればそれで「イヤだって言ったよ?」」
「なのはは、私がいたら迷惑?なのはの事心配するのも迷惑?だったらそう言って」
「め、迷惑なんて、そんな事っ!!」
「だったら「違うの。そうじゃなくて。このままフェイトちゃんといたら私が迷惑かけちゃうから。全部ぶちまけてきっと困らせちゃうから。嫌なんだよ、そんなの」
「どう言う事?」
「聞かないでよ、これ以上。私はフェイトちゃんに嫌われたくないの。だから、ね?もう彼の所に戻って?」
「彼?・・・・もしかしてなのは、聞いたの?私達の噂」
「あ・・・・・」


フェイトちゃんの眉間に僅かに皺が寄ったのを見て、怒らせてしまった事に気がつく。当然だよね。プライベートな事なんだもん。友達だとは言え他人に詮索されるみたいな事誰だってイヤだよね。

「あ、ごめっ・・ごめんなさ、えっ?」

謝って許されるとは思わなかったけど、だけど謝らずにはいられなくて、ごめんなさいってそう言いかけた時、小さな声でフェイトちゃんが何かを言いかけてそれからグイって私は掴まれていた手をフェイトちゃんに引っ張られた。

「え?」

もの凄く近い所に、フェイトちゃんの顔がある。一瞬で顔が火照りだした。

「ちょ。ちか「なのははさ」」
「え?」
「なのはは、一体何年私と一緒にいるの?」
「え?」
「なのはは、誰が言ったかも分からないような噂を信じて、私の言う事は聞いてもくれないの?」
「なに、言って・・・」
「なのは、私の事何も分かってないよ」
「え?・・・ん?んん?!」

そう言ったかと思った次の瞬間、フェイトちゃんの顔が全然隙間もないくらいに私の顔の前にあって・・・・・つまり、私は・・・・・。


(え?何これ?私、・・・どうしてフェイトちゃんにキス、されてるの?)


何が何だか分らなかった。


「はっ」
「は、ふぁ・・・・」

触れていたのはホンの数秒。けれど私の思考をショートさせるには充分な時間で。ホンのちょっとだけ離れたフェイトちゃんはそれでもまだ少し怒ってるみたいで。

「こんな事をする私は嫌い?なのは」
「え?何、言って・・・」
「私、今なのはにキスしたよ?」
「ッーーー!」
「嫌、だった?気持ち悪いって思った?」

僅かにその赤い瞳が揺れて、私の返事を不安そうに待っているみたいだった。「嫌いか?」なんてそんな事、「嫌か」なんてそんな事絶対にある筈がないのに。私は全力で首を横に振った。

「そっ、んな筈ない・・・私がフェイトちゃんの事嫌いになるなんて、絶対にありえないよ」
「ん。ありがと、なのは。私もね同じなんだよ?」
「え?」
「ちゃんとなのはの気持ち、私に届いてたのに。私の気持ちもなのはに届いているって思ってたのにちょっとガッカリだよ」
「な、に?一体何を言ってるの?」
「まだ分からないかな、なのは」

わから・・・・なくは、ない・・・と思う。ううん、もう私にも分かってる。でも・・・・だけど・・・・。何かを答えようにも、フェイトちゃんの顔が近すぎて、真っ赤になった顔はいつまでたっても熱は引いてくれないし、ドキドキしてしまって言葉なんてとても出てこなかった。そんな私にフェイトちゃんは痺れを切らしちゃったみたいで

「分からないならそれでもいいよ。分かるまで何度でも」

そういいながら再び顔を近づけてくる。驚いて目を丸くする私の事なんてお構いなしにフェイトちゃんは私に2度目のキスをした。












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テーマ:魔法少女リリカルなのはStrikerS - ジャンル:アニメ・コミック

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