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好きこそモノの上手なれ

ほぼ百合成分100%(リリカルな感じ)で構成されております。但し過度の期待は禁物です。




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コタツは所謂睡眠導入剤ww :: 2012/01/21(Sat)

雪国では、実は殆どコタツは使いません。
コタツだけでは寒くて大変だからなんですけどww。

そんな訳で、家にコタツを置いた事がないほのかです。
こんばんは。

でも、コタツに入っていると眠くなって、それでもって
気持ちよくて抜けられなくなるんですよね( ;^^)ヘ..。

今日はそんなコタツのお話です。


興味のある方は、続きからどうぞ






■   □   ■   □   ■   □



カタン

「?」

小さな音が耳に届く。何の音だろうかと、ノートを写していた手を止めて、目の前で一緒に勉強をしていた筈の彼女を見た。

「あっ」

思わず出てしまった声に私は咄嗟に口に手を当てる事で何とかそれ以上声を出さない事に成功する。

(疲れてたんだね。ずっと任務と学校とで休みなしだったから)

フェイトはコタツに入って一緒に勉強していたなのはを見つめながらそんな事を考えていた。


小さな音は、シャープペンシルがなのはの手からコタツテーブルへと落ちた音。学校帰り、コタツを出したんだよ。とフェイトが言うと、なのはが嬉しそうに「じゃあ、今日はコタツで課題をやろうよ」と提案してきた。特別問題はなかったのでなのはの提案にフェイトはもちろんと答え、今に至る。


なのはの課題用のノートを覗き込む。初めの内はいつものなのはらしい丁寧な文字で、とても見やすく整理されていた。けれど、後半の部分は、一見しただけでは正直何を書いているのか分からない、俗に言うミミズの這ったような文字と言うヤツだった。

(これ、きっとなのはも何を書いていたのか分からないよね)

くすくすと声を出さないようにして微笑むフェイト。その間もなのははゆらゆらと身体を揺らしながら深い眠りへ入り込もうとしているようだった。


(このままじゃなのは風邪引いちゃうなぁ)

そう考えて、エアコンのスイッチを入れる。コタツもあるので、それ程温度は高く設定しなくてもいいだろう。


(なのはも人の事言えないのになぁ)

その寝顔を見ながらフェイトは思う。つい先日もなのはに叱られたばかりだった。普段は学生という事もあって長期の任務や、連続での任務は入らない。けれど、お正月明け。何故かミッドで流行り出した性質の悪い風邪が、事もあろうか本局で猛威を振るった。隊員、バックヤード問わず多くの人間が罹患していた。もちろん医療班の手をかりて迅速に対応に当たっていたのだが、その忙しさに今度はその者達がダウンしてしまった。治癒魔法を効率よく使いこなせるモノがいなくなり、患者の多くは自力で直さなければならなくなった。それは数少ない執務官にあっても例外ではなかった。

事件は待ってはくれない。けれど、それを捜査する執務官が圧倒的に足りなくなってしまった。必然的に召集がかかるのは風邪に罹っていない者達。つまりフェイトへとその多くの仕事が舞い込んでくることとなってしまったのだ。

そんな事情を知ってしまっては、学校だからなんてフェイトの性格上絶対に口にしないわけで。結局新年早々、短期の異次元世界への捜査任務。ミッド地上での犯罪者の追跡など立て続けに任務へと赴いていた。それこそ冬休み後半は全部それに費やしたといっても過言ではないほどだった。

そんな無理をしていれば、当然疲れはたまってくる一方で。久しぶりに海鳴に戻ってなのはに会いに行けば、一瞬にして不機嫌さを前面に出したなのはに、強制的にベッドへと連行されてしまった。


「フェイトちゃん、最近ちゃんと寝てないでしょ?」
「ぅ、ぇ~~っと・・・・その」

普段の優しい蒼の瞳は、その瞬間穏やかな気配は為りを潜め、嘘は絶対に通じないと思わせるほどの迫力でフェイトを睨みつけていた。


「・・・・・・えと・・・・・・ごめん、な、さい」

だから素直に謝って、折角会いに行ったと言うのに、フェイトはその日、結局なのはのベッドで一日寝ていることにしたのだった。




ゆらゆらと大きくなのはの身体が揺れ始める。昨日まで、正確には今日の深夜までなのははミッドで任務に当たっていた。戻って殆ど眠れないまま、学校へとやってきたのだ。

なのはに言わせれば、「任務開け直後は、気持ちが高揚している事が多いから、なかなか眠気がやってこない」らしい。まぁ、それも分からなくはないのだけれど。それでもやっぱり疲れを取るには、ちゃんと睡眠をとらなければいけないわけで。だから今、2人で課題をしている最中に、睡魔が最強になってやってくることになるのだ。

とりあえず、この場合は具合が悪いという事ではないので、多くは心配などしないのだが・・・・・。


(あの体勢はちょっと危ないか・・・)

そう考えたフェイトは、静かにコタツから出て、ベッドに置かれているシーツをとって、船を漕いでいるなのはの隣へとすっともぐりこんだ。

揺れているなのはを包み込むようにして抱きしめて、そのまま2人一緒に横たわる。持ってきたシーツをなのはが冷えないようにその肩口まで隠れるようにしてかける。クッションに頭を落とし、なのはの頭は自分の腕がしっかりと支えていた。所謂腕枕とか言うヤツだ。

(へへ、ちょっと嬉しい)

思わず、眉尻が下がる。あえて抑える必要もないので、顔は緩んだままの幸せ一杯のフェイトがそこにいた。


「あ・・・ふぁ~」

なのはの寝顔を見ていたら、欠伸が零れた。まぁ、今回任務はなかったとは言え、最近まで忙しかったのもまた事実。だからフェイトはこのまま睡魔に身を委ねようと思った。なのはと一緒に。


「なのは、課題は起きてからまた一緒にやろうね」

そう小さく声をかけて、その額にそっと自身の唇を触れさせた。

ーーーーーおやすみ、なのは

そう言ってフェイトも静かに瞼を閉じ、夢の世界へと旅立っていったのだった。


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テーマ:魔法少女リリカルなのは - ジャンル:アニメ・コミック

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