好きこそモノの上手なれ

ほぼ百合成分100%(リリカルな感じ)で構成されております。但し過度の期待は禁物です。




スポンサーサイト :: --/--/--(--)

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。


  1. スポンサー広告

甘い甘い・・・ :: 2012/01/25(Wed)

糖分が絶対的に足りません。だれか甘いの下さい。
とりあえずの応急処置として、甘目のものを上げておきます←。


沢山の拍手いつもありがとうございます。


続きから、微糖テイストでwww








■   □   ■   □   ■   □



「じゃあ、エイミィ。お願い」
「はいはーい。でもさフェイトちゃん」
「なに?」
「今から行っても、授業終わってる時間でしょ?転送は学校じゃなくて、自宅の方がいいんじゃないのかな?」
「いいんだ。この時間ならまだ一緒に帰れると思うから」

誰と、とは敢えて口にしない。ただ笑っただけ。けれどそれだけで十分だった。

「そっかそっか。いいねぇ若い子は」
「エイミィだってまだ若いでしょ。仕事も終わりなんだからクロノと食事にでも行ったらいいのに」

とチラリと艦長席にいるクロノを見る。すると余計な事は言わなくて言いと苦虫を潰したような顔をしていた。

「コラコラ、大人をからかうもんじゃあないよ~。さっ、準備できたよ。フェイトちゃん」
「は~い。じゃあフェイト・テスタロッサ・ハラオウン。帰還します。お疲れ様でした」

おどけたように話すエイミィも心なしか頬が赤い。こちらを振り向く事もせずに転送の準備が出来たと告げられた。なんだかそんな2人の反応が可愛らしいと思ってしまった。


(絶対に2人には言えないよね。私も早くなのはに会いたくなってきたよ)

そんな事を考えながら、転送ポートへと急ぐ。殆ど間を置く事もなく転送が開始された。











「えっと、ごめんなさい」

勢いよくガバッと頭を下げた。こればかりは何回繰り返しても慣れる事はない。けれど、曖昧にしておく事なんて出来ないのだから仕方がない。

なのはの目の前にいる男子生徒はガックリと項垂れたまま静かになのはに背を向けて屋上を後にした。


けれど、こんな事をしている最中だったと言うのになのはの表情は何だか明るい。近くに親友達がいたのなら、この笑顔の意味を瞬時に理解して、そして呆れたような顔をしたのだろうが、幸か不幸か今この場にいるのはなのはただ1人。そして・・・・・



「おかえりなさい。フェイトちゃん」


誰もいない筈の屋上。けれど、実はもう一人。帰ってきたのはいいけれど、まさに告白の真っ最中だったために直ぐに出ることの出来なかったその人。フェイト・T・H

「えっと・・・・ただいま」

罰が悪そうに頬を掻きながらゆっくりと姿を現した。

「なんか・・・ごめんね。変なタイミングで帰ってきたみたいで」
「にゃははは、平気。私としては断るためにここに来たようなものなんだし」
「いや、それでも・・・ね」

過去に自分がこの場所でなのはに告白をしたと言う経験があるせいか、とても他人事とは思えない。いや、まぁだからと言ってなのはを譲る気はこれっぽっちもないし、本当なら呼び出しそのものを握り潰してしまいたい程にはヤキモチも妬いている。

(そんな事なのはにはいえないけどね)

と心の中でだけ付け足しておく。

「それにしても・・・」
「なに?」
「最近、また増えたんじゃない?呼び出し」
「えーー、そんな事ないよ。でもそれを言うならフェイトちゃんの方が絶対に多いと思うんだよね」

なんて、とんだとばっちりだ

「いやいや、だってなのは今週私が知ってるだけでもこれで3人目だよね?絶対になのはの方が多いよ?ちょっとは・・・さ」
「・・・ちょっとは?なに?私、全部断ってるよ?知ってるでしょ」
「いや、まぁそれは知ってる・・・けど」
「けど?・・・・何?ハッキリ言ってくれないと分からないよ?」

そう言って上目遣いで見上げてくるの止めてくれないかな。なんていうか、色々と我慢がね?。うーん、どうしようかな。

なんて必死に考えをめぐらせている最中になのはから「あっ」って言う声が上がった。「何?どうしたの?」って首を傾げて聞いてみたら・・・・。なのはったら、一体誰からその話聞いたの?私、皆に黙っててって言ったはずなのに!!


「フェイトちゃん、この間告白されてたよね?」
「あーー、うん。でも私もちゃんと断ったよ?それに全部なのはに言ってるでしょ?」
「うん、聞いた。でもね・・・私に言ってない事あったよね?」
「ぅぇっ?!・・・な、ないよ。そんなの。全部」
「き・い・て・な・い・・・・のもあったよね?」
「・・・・・・ぅ・・・・わ、ぁ・・・はぃ。ありました」

はい、降参です。そんなに好い笑顔で聞かれたら、それはもう全力で降参しますよ。はい。嫌、別にね後から落ちるあれこれが怖いとか、そんなんじゃないんだよ。ただね、わざわざ事を荒立たせる事はないって言うね。それだけなんだよ!!


「たまたまね、仕事で本局行った時にその、言われたんだ。けど断ったよ。もちろん。別に隠す積もりじゃなかったんだけど、ほらタイミングを逃したら何だか話そびれちゃってて。その内に私も忘れてたって言うか・・・」
「ふーん・・・」
「あれ?なんか疑ってる?」
「別に」
「だったらなんでそんな顔してるの?」


なのははさっきからむくれっぱなしで。いや、確かにね、黙ってたのは悪かったなぁって思うけど、本当に忘れてたんだよ?言い換えれば、その程度の出来事だったんだもん。私としては。だからなのはが気にしちゃうような事なんて全然ないのにな・・・。

「なのは、私の事見て?」

私の言葉に渋々と言った風にしてやっと目を合わせてくれる。それに少し安堵して、一歩なのはに近づいた。なのはまでの距離残り30cm。

「私、いつだってなのはの事しか考えてないよ?なのはに言い忘れていた事だって、ホントに些細な事で私の記憶にすら残らないような小さな事だったんだ」
「・・・・・」

なのはの顔から少しだけど拗ねた様子がなくなったのを確認して残りの30cmを踏み込んだ。

「今日だって、この時間ならまだきっと学校に居ると思ったからここに転送してもらったんだ。少しでもなのはの傍にいたいから」

ゆっくりとなのはの腰に腕を回してそっと抱き寄せた。なのはもそれに逆らうことなくピタリと寄り添ってくれている。

「どうしたら、笑ってくれる?なのは」
「・・・・・・・して」
「ん?・・・聞こえないよ?」

嘘、本当はなんて言ったのかは、その唇の動きで分かってた。だけど、ちゃんとこの鼓膜を震わせて欲しくて、聞こえない振りをする。


「なのは・・・どうしたら笑ってくれる?」

もう一度同じ言葉を繰り返す。

「・・・・・」
「なのは?」
「・・・す・・・して」
「ん?」
「ーーーーーんもう。フェイトちゃんのばかっ」
「えーっ、んむっ、んんン?!」
「ばかっ、もう知らない!!」
「・・・・・・・・・・わっ、ちょっ、ちょっと待って。なのは!!」

ちょっと意地悪しすぎたみたいだ。2回目もワザとらしく聞き返したら、思いっきり「ばかっ」って叫ばれた。しかもその勢いで、結局なのはに唇を奪われてしまった。

あうぅ。こんな筈じゃなかったのに。失敗だよ。もうちょっと甘いキスがしたかっただけなのに。

と、とにかく。なのはを追いかけなきゃ。


「待って、なのは!。ごめんってば。ちょっと待ってよ、なのはぁ」


屋上から走り出してしまったなのはの後を追いかける。途中はやて達に見つかって呆れられたような声をかけられたけれど、とても相手をしている余裕はなかったから手を振るだけにしておいた。



だめだよ、なのは。キミは私からは逃げられない。ほらもうキミの背中が見えてきたよ。手を伸ばして、キミを捕まえて、この腕の中に収めたら、飛び切り甘いキスのお返しをしてあげる。だってその為に授業の終わった学校に転送してもらったんだから、ね。



だから・・・・・・・

「つっかまえーーーーーーたっ」






スポンサーサイト

テーマ:魔法少女リリカルなのは - ジャンル:アニメ・コミック

  1. リリカル 短編
  2. | comment:0
<<お返事です♪ | top | なんて言ったらいいんだろう>>


comment

comment


管理者にだけ表示を許可する

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。