好きこそモノの上手なれ

ほぼ百合成分100%(リリカルな感じ)で構成されております。但し過度の期待は禁物です。




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想い続けること :: 2012/03/12(Mon)

本当にそれは片想いだったのだろうか。
もしかしたら、言葉にしていたら
今とは違った景色を、2人で見ることが
出来たのかもしれない・・・・・。


そんな感じの小ネタです。





■   □   ■   □   ■   □


高校時代、私はこの後一生かけても、今以上に誰かを好きになる事なんてないんじゃないかって言う位の恋をした。好きで好きでたまらなくて。彼女の近くを通り過ぎるだけで心臓がバクバクとして、もしかしたら聞こえちゃうんじゃないかって言う位ドキドキしていた。

私よりも低い声。低い体温。私よりも高い身長。華奢な身体。長い髪、赤い瞳。全てが愛おしくて仕方なかった。彼女と言葉を交わす度、視線が絡む度、私の体温は確実に1-2度は上がっていたと思う。

ずっとこのままだったらいいと何度思ったことか。このまま時が止まってしまえばいいと何度神様に祈った事か。けれど、そんな事が叶うはずもなく。私の恋は、卒業と言う形であっけなく終わりを迎えてしまった。

「勇気」がなかった為に、ただ自分の心の中に留めておく事しか出来なかった私の恋心。ごめんね、結局あなたを解放してあげることが出来なかった。大きく膨らんで、今にも弾けてしまいそうだったのに、最後の一歩がどうしても踏み出せなかった。結局私が出来た事と言ったら、みんなで交換しあったサイン帳の隅に、小さく小さく「あなたが好きでした。N」と残す事だけ。

きっと気が付かない。
お願い気が付いて。

相反する想いはどちらも正直な気持ちだった。








あれからもう何年が過ぎたかな。
私はあの時以来、誰かを好きになる事はない。だって私の心の中にはまだ彼女がいるんだもん。
本当は忘れようとした。辛くて、苦しくて、どこにも吐き出せなかった想いは、ただ私の心を乱した。会えなくなって寂しすぎて、毎日泣いていた。泣いて泣いて、一生分涙を流したんじゃないかって位泣いて。泣くのに疲れてやっともういいやって思ったんだ。忘れようとすればするほど苦しくなる。諦めようとすればするほど辛くなる。だったら、もう新しい恋はしなくていいから、私はずっと彼女の事を想って生きよう。ただ彼女の事だけ考えて生きよう。そう、思った。






「おい、高町!」
「はい!」
「今日からウチの課に配属になるヤツだ。面倒見てやってくれ!」

上司から呼び止められて振り向いた。

「え?」

そこにいたのは一人の女性。

「本日付で、刑事課特務班の配属になりました」

私よりもホンの少しだけ身長が高くて。

「よろしくお願いします」

長くて綺麗な金色の髪で、吸い込まれそうな程の赤い瞳。

「・・・・・・・久しぶりだね」

あの頃とちっとも変わらない、低くて耳に心地いい声。

「なのは・・・・・やっとキミに会えた」
「う、そ・・・・」


神様、この世の中のどこかにいるかもしれない神様。これは夢ですか?私があまりにも哀れだから、私が焦がれて止まない彼女の幻を見せてくれたのですか?

「なのは」

頬に触れるあなたの手が少し冷たくて、それがとても気持ちよくて。夢でもいいからもう少しだけ、このままでいさせて下さいとひたすら心の中で呪文のように唱え続けた。













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テーマ:魔法少女リリカルなのは - ジャンル:アニメ・コミック

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  2. | comment:0
<<正真正銘のラストwww | top | 遅くなりましたぁ。お返事ド━━m9(*'д`*)━━ン!!>>


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