好きこそモノの上手なれ

ほぼ百合成分100%(リリカルな感じ)で構成されております。但し過度の期待は禁物です。




スポンサーサイト :: --/--/--(--)

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。


  1. スポンサー広告

とある日のなのはさん~煙草編~ :: 2012/03/16(Fri)

本当は「想い~」の11話を書き上げてから出てこようとか
思っていたんですけどね・・・。

昨日と今日で来て下さっている方で過去の文章に
パチパチして下さってたみたいで、実は物凄く
テンションが'`ィ(´∀`∩になってますwww
今もそれ程上達もしてないですけどね、去年の
文章のバラつきというかが半端ないでしょう?。

σ(・_・;)で読み返してもアチャー(´・ω・`)って
思うことが多々あるんですよ(爆)。
それでもパチってしていただけるのが嬉しくて
こりゃ一本投下しようじゃないかぁとか
無駄にハイになってますwww。


以前呟き処で尊敬するサイト主様が話していた
内容でドカンと降りてきた妄想話です(≧∇≦)b 。
お2人からブログに乗っけてもいいよと了解を
貰いましたので、落としに来ました。
タイトルを見て分かるように喫煙ネタです。

どっちも煙草吸うのは許せない(`Д´)って方は
戻った方がいいかも・・・・です。
なんか書きたくなったんですもの。

んでは、それでもいいよって方は続きからどうぞ~








■   □   ■   □   ■   □



『あれ?フェイトちゃん。煙草吸うの?』
『あ、いや。これは、その。違くて、いや、違わないけど。その・・・えっと、あのね・・・・・ご、ごめんなさい!!』

初めてそれを見た時は驚いてしまって、つい思っていた事がそのまま口をついて出てしまった。別にその事でフェイトちゃんを責めようなんてこれっぽっちも思ってなかったし、むしろあの時は私の方が本当はごめんなさいって謝らないといけない状況だったりした訳で・・・。

『ぅわっ、ぁちっ!!』
『ちょっ、フェイトちゃん!!。大丈夫?!水、水で冷やして!痕になったりしたら大変だから、ねっ!』
『うっ・・・なのは~』

あまりにも慌てたフェイトちゃんが事もあろうか手で煙草を握り締めようとしちゃって、その熱さに涙目になってたっけ。幸い直ぐに煙草は放り投げられて大事にはならなかったんだけど、あんな風に慌てるフェイトちゃんを見たのは多分後にも先にもあの時だけだったと思う。




あれから、もう何年経ったんだろう。相変らずフェイトちゃんの喫煙は続いていて。だけど吸うのは限られた場所と限られた状況の時だけ。私がお願いしたって言うのもあるんだけど、もともとそれはフェイトちゃん自身で決めていた事みたいだった。私はと言うと、実は結構フェイトちゃんが煙草を吸う事に関しては嫌じゃない。って言うか、ちょっとカッコいいなぁとか思っちゃってるから私の前でなら好きな時に吸っていいよって言ってあげたくもあるんだけど、それだときっとフェイトちゃんが困った顔をしそうだから言わない。特に今はヴィヴィオもいるしね。





久し振りの平日の休暇。ヴィヴィオは学校でフェイトは先週から出張。今頃はまだ異次元世界にいる筈。2~3日前の通信でもう少しで帰れそうだと言われていたけれど、実際の所は分からない。事件なんて突発的に色んな事が起こるから、それについて一々確認はしない。それだけ2人の付き合いは長くそして深いものになっていた。

休暇と言ってもやる事はたくさんあって、仕事でなかなか出来ない掃除や、洗濯。そして食料品の買出しなんかをしているとあっと言う間にお昼は過ぎてしまう。そんななのはが数日分の買い物を済ませて帰宅すると、ポストに数通の郵便物が届いていた。買い物袋を片手に集め空いた右手でそれらをポストから取り出す。玄関を入って鍵を閉め、キッチンへ向かう途中でそれらにザッと目を通すと大半は初等部のヴィヴィオ向けの教育教材の通販のお知らせだった。

(相変らずどこから調べてくるんだろうね)

地球にいた頃、よく桃子がこう言うものを捨てていた現場を見たなぁと最近よく思い出す。なのはもフェイトも学校で与えられる教材で充分だと思っているし、それで分からない事は自分で辞書を調べるなり、図書館へ行くなりして調べれば大抵は事足りる。それでも分からない時には、自分達の所へ尋ねてくればいいと考えているので、こんな中身のよく分からないような通販の教材に手を出すような事は無かった。

なのははそれらをまとめて一旦キッチンのテーブルへと置いた。それから買ってきた食材を一つ一つ確認しながら冷蔵庫へと片付けていく。全ての作業を終えてから先程放置した郵便物へと再び目を向けた。そのままゴミ箱へ入れてしまっては住所などの個人情報が無防備にさらされてしまうので一度封を切って、住所の書かれた部分だけを細かく切り刻んで、やっと全てをゴミ箱へと捨てた。まぁ、ここまでしなくても、この家のセキュリティは半端ないほど強固なものであるので、そのへんの輩が悪さを働ける場所ではないのだが・・・・。

粗方捨てた郵便物の中で残った1通の封書。それはフェイト宛に届いたものだった。表書きは自分やフェイトがよく利用する通販会社のもの。最近自分にも各種のチラシが送られてきたので多分それだろうと推測できる。まぁ、とは言ってもあくまで届いたのはフェイト宛てなので、勝手に捨てる事はせず。なのははそれを持ってフェイトの書斎へと足をむけた。



キィーッと小さな音を立ててドアを開ける。ここ暫く入っていなかったこの部屋は、主がいないせいか酷く空気が冷たい気がした。静かに部屋の中へと進み、机の上に持って来た封筒を置く。この部屋にはフェイトがいない時には出来るだけ立ち入らないようにしている為普段は掃除もしない。けれど、出掛ける前にフェイト自身がきちんと片付けて出て行くため、それ程散らかってもいない。

そのままそこから立ち去ろうとして、何かが引っかかった。チラリと僅かに視界の端を掠めたそれが気になって何となく椅子の方へと回り込む。

(あっ・・・・)

なのはの視線の先、椅子の肘掛けからずり落ちたらしいフェイトの制服のジャケットが床に無造作に投げ出されていた。

(フェイトちゃん、慌ててたのかな?)

恐らく出張前、着替えの為に立ち寄って脱いだジャケットを肘掛けに掛けたのだろう。クリーニングに出すつもりだったのかもしれない。けれど、それすら忘れるほど急いでいたのか、或いは単なるうっかりか・・・。後者はなかなか考え難いので、多分急いでいたのだろうなとなのははあれこれと慌しく準備をしているフェイトを思い浮かべてつい頬が緩む。

とりあえずジャケットを拾い上げる。出張前からここに投げ出されていたのなら、随分皺も寄っているはずだ。フェイトに断ってクリーニングに出した方がいいかもしれない。そんな軽い気持ちだった。


カサリ

(ん?)

持ち上げたジャケットから何かが擦れるようなそんな音がした。なのははそれにゆっくりと手を当てて音の出所を探る。

カサッ・・

ガサッ・・

ジャケットの胸ポケットでその存在を主張したもの。それは昔から変わらず吸い続けいたフェイト愛用の煙草だった・・・・・。










「・・・・・・・」

時刻は2時過ぎ。ヴィヴィオが帰宅するまではまだあと1時間以上ある。なのははさっき見つけたフェイトの煙草をキッチンのテーブルにおいて、じっとそれを眺めていた。フェイトと違ってなのはは煙草は吸わない。フェイトもこの家で煙草を吸うことはない。だから家に自分達用の灰皿は置いていない。けれど、来客用のそれは別だった。


そっと煙草が入っている箱に手を伸ばす。ゆっくりとそれを開けると途端に広がる煙草特有の香り。

(フェイトちゃんの匂い・・・・・)

なのはもフェイトも、長く離れてしまうから会えなくて寂しいといつも思う程には若くはない。お互いの存在は近くにいなくてもちゃんと感じていたし、またその気持ちも揺らぐ事のないものだと信じあっていたから。それでもふとした時に愛しい人の事を思い描いて早く戻って欲しいなと願う事はあるもので・・・。


箱から1本煙草を取り出して、そのまま灰皿へと置いた。ほのかに香る匂いは、たまに彼女の執務室で鼻腔を掠めていくそれと同じだった。テーブルに突っ伏したままそれを眺める事数分。なのはは徐にライターを手にした。

「・・・・・・」

灰皿から煙草を持ち上げ、フェイトがするように右手の人差し指と中指でそれを挟む。左手でライターを持ち目の前に翳す。カチッと一度親指でライターのフリント部分を弾き火が付く事を確認する。吸い口をホンの僅か唇で挟み、そしてライターに火をつけた。ゆっくりと煙草の先端にそれを近づける。その動作と同時に少しだけ息を吸い込み煙草に火をつけた。


「・・・・ケホッケホッ」

煙草に火が付くのと口の中に煙が広がるのはほぼ同時。なのはは涙目になりながら、付いた火が消えないように灰皿へと煙草を戻した。



テーブルに頬杖を付いて、ゆらゆらと立ち上る煙を眺める。以前フェイトが言っていた。自分が煙草を吸うのは、煮詰まってしまってどうにもならない頭を一度リセットしたいからだと。何も考えず、ただそれを吸って、そして上へ上へと登っていく煙をぼんやりと眺めるだけ。武装隊の仲間も同じような事を言っていたとその時に思ったものだった。その中に自分の存在がない事を寂しく思った時も実はある。けれど、それでもなのはがフェイトと同じように煙草を吸う事はなかった。




「フェイトちゃん、早く帰ってこないかな」

思わぬところでフェイトの痕跡を見つけてしまったなのはは珍しくフェイトが恋しくなってしまっていた。




スポンサーサイト

テーマ:魔法少女リリカルなのはStrikerS - ジャンル:アニメ・コミック

  1. リリカル 短編
  2. | comment:0
<<お返事なのです | top | 正真正銘のラストwww>>


comment

comment


管理者にだけ表示を許可する

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。