好きこそモノの上手なれ

ほぼ百合成分100%(リリカルな感じ)で構成されております。但し過度の期待は禁物です。




スポンサーサイト :: --/--/--(--)

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。


  1. スポンサー広告

行くよ、リベンジ! :: 2012/04/21(Sat)

医者×患者+こんどこそいちゃいちゃwww。


設定は前回のままで。時間軸はあれよりも前。
こんな感じのいちゃこらに、なりましたっ(〃▽〃)



続きから~








■   □   ■   □   ■   □



「ごめんね、フェイちゃん」
「大丈夫だから。早く行って」
「うん・・・なるべく早く帰るからね」
「待ってる。なのはも頑張って」

そう言って無理やり作った笑顔と、毛布から僅かに出した手でガッツポーズを作る。それを見て、一瞬だけ泣きそうな顔をしたけれど、直ぐにいつの優しい笑顔で行ってきますと口にしてなのはは出かけていった。

「ふぅ・・・」

なのははちょっと心配しすぎだと思う。こんな事、どうって事ないのに・・・・。




今朝突然の頭痛でベッドから起き上がれずにいた所に、いつもの時間に起きていかなかった私を心配したなのはが部屋までやって来た。

「フェイトちゃ~ん、あさ・・・って。どうしたの?」
「あ・・なの、は・・・。頭が痛くて・・・」

そう言うとなのはは「ちょっとごめんね」って言いながら私の額に自分の手を当てた。すると見る間にその表情は曇っていって

「フェイトちゃん、痛いのは頭だけ?」

本当はもっと他にも痛いトコあるでしょ?って言う顔をするから

「えと、その。昨日からちょっと関節が痛かった・・・」

って観念して本当の事を話したら

「熱があるよ?。本当に具合が悪かったのは昨日から?」
「そ、そうだよ。ホントだよ。嘘じゃないってば」

ジトッとした目で私の事睨むけど、本当に関節が痛いなぁって思ったのは昨日からで、その前は・・・ちょっと食欲がないなぁって感じてただけだもん。ってこれは絶対に言わないけど。

「うん、まぁ信じてあげるよ」
「うぅ、ありがと」

そう言いながら私は毛布を鼻が隠れるくらいまでひっぱった。

「起き上がれそう?」
「・・・・ちょっと、今は・・無理」

一度身体を起こそうと腕に力を入れたけど、ズキリと痛む頭だったり、関節のせいで思うようにいかなくて。ホンのちょっと持ち上がった身体はあっけなくベッドへと舞い戻ってきてしまった。

「熱だけでも下がればいいんだけど・・・・・あっ」

そう言ってもう一度私の額に手を当てようとしたその時、開け放したドアの向こうから、なのはの携帯が持ち主を呼ぶように大きな音を鳴らしていた。

(あの音は・・・・・)

なのはは職場からの電話だけ音を変えていた。今聞こえてくるのは正にその音。そしてそれはきっと。

ちょっとごめんね。っていいながらリビングへと戻り携帯に出る。僅かに漏れ聞こえる声は「はい」と「今、戻ります」って言う想像するのに難しくない言葉達。あー、なのは呼び出しだ。そう思ったのはもう癖と言ってもいいくらいの言葉で。だから私は精一杯の意地でこの重たい身体を持ちあげた。

「ごめんね、フェイトちゃん、って、何してるの!」

部屋に戻るなり驚きの声を上げたなのはがすぐに私に駆け寄ってくる。

「なのは」
「ん、いいから。ちゃんと寝てて」
「なのは」

私の身体に回そうとした手を取ってなのはを見る。

「私は、いいから」
「え?」
「呼び出し。早く、行かなきゃ」
「フェイトちゃん、でも」
「なのはの事、待ってる人いるんでしょ?」
「・・・・・」


なのはは優秀な救命医だ。なのはの手によって助けられた人は大勢いる。私もその中の一人だった。




家族を亡くし、親族にも世の中にも見捨てられた私は、ボロボロの状態でなのはの勤める救急病院に搬送された。私は自分がどうしてまだ生きているのか分からなくて、私こそ母さん達の変わりに死んでいたら良かったのにとずっとそればかりを考えていた。

第一病院に運び込まれたって、治療費を払うことさえ出来ないんだ。こんな私がいたら、きっと病院に迷惑がかかる。だから

「この、まま・・・し、なせ・・て」

目の前で、必死に私の治療をしてくれているお医者さんにそう頼んだ。それがなのはだった。なのははそんな私を見て、とても悲しそうな顔をして言ったんだ。

「命ってとても尊いものなんだ。あなた一人だけのものじゃないんだよ。あなたに命を授ける為に沢山の人が祈ったの。だから今あなたはここにいる」
「でも、もう・・だ、れも・・・い、ない・・・」
「私が、いるよ。あなたに生きていて欲しいって心からそう思ってるよ」
「で、も・・・・ひとり、は・・・い、や。」

次に目が覚めても、私は一人。今までと何も変わらない。だったらこのまま何もしないで放っておいて欲しい。私はそう願ってそのまま意識を失った。けれど・・・次に目が覚めたのは真っ白い病室で、傍らではなのはが目覚めた私の手を取って、本当に嬉しそうに笑っていた。

「おかえり、フェイトちゃん」

その言葉と握られている手の温もりが何故か嬉しくて、私はまだ生きていてもいいんだと、そう思った。




それから、いくつもの季節を二人で過ごして、私達は家族になった。







「水分だけは忘れないで取ってね」

そう言って、枕元に水とスポーツ飲料の入ったペットボトルを置いて、氷枕を準備してやっとなのはは出掛けていった。



カチカチと時を刻む針の音がやたら大きく響く。辺り一面に広がった静寂がそこにいるフェイトをも飲み込んで、全ての事柄をなかったものにしようとしている気がした。

「馬鹿みたいだ・・・」

きっと熱のせいで心細くなったんだ。だからそんな意味のない事を考えてしまう。もう眠ってしまおう。きっと目が覚めたらそこになのはがいる。だから・・・。


もともと朦朧としていた意識。それを沈める事など造作もないことだった・・・・・。











ペタペタと頬に何かが触れる感覚と、それからチクリとした痛みで私の意識は徐々に覚醒して、視界一杯に飛び込んできた、なのはの少し怒ったような顔に戸惑っていた。

「・・・の・・は」

なのはの名前を呼んだはずなのに、うまく呂律が回らなくてちゃんとした言葉にならなかった。

「フェイトちゃん。ちゃんと水分は取ってって言ったのに」
「え?」
「脱水症状起こしてるよ」
「え・・・・・嘘」

なのはの言葉に驚きの声を上げる。でも、そう言えばあれから何も口にしなかった、かも・・・・と思いチラリとなのはを窺うように見ると、もの凄く怒ってて・・・でもその瞳は凄く心配そうに揺れてもいて。

「ごめん、なさい」

私はただ謝る事しか出来なかった。





「まぁ、何となくそんな予感はしてたんだよねぇ」
「ぅぅぅ」
「まぁ、幸い今朝よりは熱、下がったみたいだし」

ただの風邪かななんて、点滴の速度を調節しながらなのはは言う。さっきチクリとしたのは注射針が腕に刺さる感覚だったようだ。

「これが済めば随分楽になると思うから」
「うん」
「お腹は?何か食べれそう?」
「うん。食べる。お腹すいた」
「ホントに?」

私の言葉を全部疑ってかかるなのは。まぁ、確かに「食べたくない」って言えばきっとなのはに心配を掛けると思ったからって言うのもあるんだけどさ・・・。でも、さっきからほんのり香ってくる匂いに食欲を刺激されたのも本当の事で。もともとお腹を壊していた訳ではないんだし、沢山は食べられないかも知れないけど、ちゃんと食べないと早く治らないからね。

「本当だってば。なのは作ってくれたんでしょ?」
「そうだけど・・・じゃあ、これ終ったら、ね」

これ、と言って点滴を指差す。多分あと2時間位だから。そう言ってニコリと笑う。けど、なのはさん。目が笑ってないよ・・・・。













「・・・・・」
「はい」
「・・・・・」
「フェイトちゃん。さっき食べるって言ったのに」
「・・・言った、けど・・・それは私が自分で食べるって意味で」
「だめ」
「だって」
「だってじゃない」
「なのはぁ」
「だーめ。はい、あーん」

さっきから「だって」「だめ」の繰り返し。点滴が終ってなのはが運んできてくれたのはなのは特製の卵入りのおかゆ。2時間という時間は確実に私の空腹感を煽っていて、しかも私は朝から何も口にしていないわけで。今の時刻は午後3時。はっきり言っておなかが空いて仕方なかったのだ。身体を起こすのを手伝ってもらってベッドと背中の間にクッションを挟んでもらう。それから私は自分の手に茶碗を渡されるのを餌を待つひな鳥状態で待っていた。けれど、予想に反して私に向けられたのは、おかゆの入った茶碗ではなくて、僅かにおかゆの掬われた蓮華。それにふーふーと息を吹きかけ「よし」と一人納得したなのはがどうぞと私の口元にそれを運んだ。

「なのは、私子供じゃない」
「フェイトちゃんの場合は子供よりも子供」
「な、どうして!」
「水分とってねって言う、たったそれだけの事が出来ないんだもん」
「だって、それは」
「言い訳は聞きません・・・はい、あーん」

それはもう有無を言わせず。どう足掻いても私にはそれを咥えるだけしか選択肢は残されていないらしい。

「う~~~。はむっ」

意を決してそれを咥える。丁度いい温度に冷まされたおかゆがすんなり喉を通って、空っぽだった胃にすとんと落ちていった。

「あ、おいし」

それは無意識に口をついて出た言葉。それを聞いたなのはから僅かにホッとしたように力が抜けていくのをその気配で感じた。


その後はもう、さっきまでの問答が嘘のようで、私は雛鳥よろしく口をあけて、なのはがおかゆを口に運んでくれるのを今か今かと待っていたのだった。









「少し早いけど、今日はもう寝なきゃだめだよ?」

食後、私は再びベッドに横になっていた。本来なら寝てしまうには随分と早い時間だけど、流石に今日はなのはの言う事を聞かないとまずい。私は素直に頷くと「おやすみ」と静かに目を閉じる。なのははそれを確認して、電気を消し、部屋を出て行った。

再度訪れた静寂。けれどさっきとは違ってほんの少し開けられたドアからはなのはの居るリビングの明かりが漏れ、そして食器を片付けているであろうカチャカチャとした音が聞こえてくる。そんな事に安心して私はすぐに眠りに落ちていった。


夜中、何度か目が覚めたけれど、その度に私の手を握ってくれているなのはと目が合った。なのはもちゃんと寝て。そう言った私の舌足らずな言葉に笑って頷いて、ただ頭をなででくれた。なのはの手の温もりがとても心地よくて、あー、私は一人じゃないんだって嬉しくなった。









脱水は経験がありますが、果たして寝ていた人間からそれを判断できるのか?と言われれば、「ごめんなさい、わかりません」と答えるしかないです(^^;ゞ。だからそこら辺の事情はどうかスルーの方向で(テヘ)。

こんなんでどうでしょう?いちゃこらしてた?ねぇしてたかな?www
スポンサーサイト

テーマ:魔法少女リリカルなのはStrikerS - ジャンル:アニメ・コミック

  1. リリカル パラレル
  2. | comment:0
<<お返事 | top | 昨日のテンションはありえなかったwww>>


comment

comment


管理者にだけ表示を許可する

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。