好きこそモノの上手なれ

ほぼ百合成分100%(リリカルな感じ)で構成されております。但し過度の期待は禁物です。




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だからってどうしてキミまで照れる? :: 2012/05/15(Tue)

2人は恋人同士。けど周りには秘密なんだよ~。
けど、身近な人には実はバレバレだったりぃ。

それを知らぬは金の彼女のみ~とかwww








■   □   ■   □   ■   □


ガラッ!!


「なのは!!」


ノックもなしに私の名を叫びながらこの数学準備室に駆け込んできた1人の生徒。

「え?ちょっ、ちょっと。フェイトちゃん?」

ソファに座り食後のささやかなティータイムを楽しんでいた私は頭に一杯の「?マーク」を浮かべながら、今正に掴みかかろうとしている生徒の名を慌てて口にする。

「どうしたの?って言うか学校では先生って呼ばなきゃ」
「そんな事どうでもいいよ!」
「どうでもって・・・・?フェイトちゃん何怒ってるの?」

かろうじて目の前で止まってくれた彼女を見上げながら、私は手にしていたティーカップをとりあえず足元に積み上げている本の上にそっと置いた。改めて彼女を見ると普段の女生徒受けのいい柔らかな笑みを浮かべた顔ではなくて、はっきり言ってもの凄ーく、機嫌が悪いんだぞと何も言わなくても分かる位、渋い顔をしている。

随分珍しい事もあるものだとしげしげとその顔を眺めてしまった。一体何があってこんなに怒ってるんだろう?私何かしたっけ?と思いながら朝からの事を思い返してみる。


今日は朝からタイミングよく1人きりのフェイトちゃんと遭遇して

「おはよ、フェイトちゃん。今日も綺麗だね」
「おはようございます」
「えー?それだけ?」
「何がですか?」
「もっとこう何かないの?折角今誰もいないのにぃ」
「ありません。って言うか朝から何してるんですか?」
「ん?いや、ほら折角だから朝のちゅうなんてどうかなって」
「先生、馬鹿でしょ?」
「酷い。先生に向かってバカなんて。私はただフェイトちゃんが好きだって全身で表現してるだけなのに」
「時と場所を選んでください」



なんていつも通りの素っ気なさで言葉を交わし



「それじゃあ、この問題を・・・えっとじゃあハラオウンさん。前に出てきてやってもらえるかな?」
「はい・・・・・・出来ました」
「うん、正解。戻っていいよ」
「はい」
「あ、これ忘れ物じゃない?」

そう言って手渡した小さなメモ用紙には「好きだよ」の文字をびっしり書き込んであった。それをチラリと見たフェイトちゃんははぁと一つ大きなため息をつき

「ああ、これはゴミですね」

そう言ってくしゃりと右手で握りつぶしてしまった。




廊下を歩いていたら周りに沢山の女の子を金魚の糞みたいにこれでもかってくらいくっ付けて歩いていたから、

「相変わらずモテモテだね、ハラオウンさん」

なんて思ってもいない事を口にしてみたりした。もちろんちょーっと睨む位はしたけど、でもそんなに怒るほどの事じゃないと思うんだけどな。それに私のそんな視線もふんって鼻で笑ってた位だし。うーん・・・いまいちフェイトちゃんの怒ってる理由がわからないんだけどなぁ


なんて冷静に考えれば、どれも全部怒られても文句は言えないような事をしていた自覚すらないなのは。全ては自分の素直な愛情表現だと信じて疑わない。これで案外周りに気が付かれていないと言うのだから感心してしまうのだか・・・。

さて、そろそろ話を戻そう。




「えっと、フェイトちゃん・・・怒ってる、よね?」

いろいろ考えたけど、これといった理由が思い当たらないのでここはもう本人に聞いてしまえとばかりになのはは口を開く。その言葉にギロリとまた睨まれた。

「呆れた。隠せてるとでも思ってるんだ?」
「だから、何の事?私別にフェイトちゃんに隠し事なんてしてないよ?」
「嘘つき!だったらこれは何?」

そう言って目の前に突き出された一枚の写真。

「写真?」

手に取ろうとして阻まれた。けれど一瞬見えたそれはどこかのバーらしき場所で男女のカップルが一組。楽しそうに顔を近づけながらお酒を飲んでいたような気がした。

「その写真がどうかしたの?」
「まだとぼける気なんだ。撮られた事にも気がついてない位こいつしか見てなかったって事?!」

そう言って私に投げつけた写真には

「え?私?」

全く見に覚えのない写真に、けれど間違いなく私が誰か知らない男性と写っていた。

「この間、先生達との親睦会だって言ってたけど本当は合コンとかだったんじゃないの?!」
「ちょっと、本気でそれ言ってるの?フェイトちゃん」
「だって証拠があるじゃないか」
「知らないよ、こんなの。第一私この人知らないもの」
「ならなんで2人で写ってるのさ。なのは、私に言った事全部嘘だったって事?好きだって言ってくれたのも、卒業したら一緒に暮らそうって言ってくれたのも。大事なのは私だけだっていいながらこの人にも同じ事言ってたの?!」

目の前で立て続けに言葉を投げて寄こすフェイトちゃんをこんな状態だというのに抱きしめたい衝動に駆られた。

(フェイトちゃんがこんなに感情的になる姿って凄く新鮮なんだけど)

本人に言えば更に怒らせてしまう事だから間違っても口にはしないけれど。それにしても一体どういう事なんだろう、この写真。

いつ撮られたかというよりも、この場所すらなのはには見に覚えがなく、改めてじっくりとその写真を眺めてみる。

(あれ?・・・・・この写真って・・・・)

なんだそうかと理由が分かれば、何となく犯人の目星もついてしまう。それにしても今回の悪戯はちょっとやり過ぎじゃないかなぁ、後でお話しなきゃいけないよね。ととりあえずこっちの事は後でいいとして、今は目の前で怒りに震えているこの意地っ張りな恋人の方を何とかしないとね。となのははソファから立ち上がった。

「ねぇ、フェイトちゃん」
「・・・・なにさ」
「この写真どこで手に入れたの?」
「まだ言い逃れするつもり?」
「そんなんじゃないよ。ちゃんと説明してあげるから。だから教えて?これどこで手に入れたの?」
「・・・・落ちてた」
「どこに?」
「教室」
「フェイトちゃんの?」

黙ってフェイトが首を縦に振る。

「もしかして、フェイトちゃんの机の傍とかに落ちてたんじゃないの?」
「っ。なんでそれを?」
「フェイトちゃん、からかわれたんだと思うよ?」
「は?何で?誰に?って言うか何のために?」
「もう、落ち着いて」

私の言葉をまだ信じ切れてないフェイトちゃんにさっき見せられた写真をもう一度目の前に掲げて見せた。

「この写真。よく見て欲しいんだけど・・・」
「?」
「ほら、ここの私の首の所」

そういってその場所を指差す。

「あっ!」
「気がついた?ずれてるでしょ?首の所。もう、よく見ればすぐに分かるくらいずれてるのに」
「だっ・・・・て。そんなの、しらなぃ・・・・」

その写真がようやく合成されたものだと気がついたのか、フェイトの表情は見る見るうちに落ち着いて行き、今度は逆に羞恥のせいで顔を赤くしていた。


にゃははは、フェイトちゃんかーわーいぃ。そんな台詞が危うく口から出そうになって慌てて口に手を当てる。でも、私の事疑った事はちゃんと謝ってもらわないとなぁ・・・

「ねぇ、フェイトちゃん」
「っな、何?」
「あんなの、いつものフェイトちゃんだったらすぐに気がつくでしょう?」
「わ、わからないよ。そんなの!」
「あのね、フェイトちゃん」
「だから何!」

何度も繰り返し呼ばれる事にうんざりし始めたフェイトちゃんに爆弾を一つ

「やきもち・・・妬いたでしょ?」
「なっ!!だ、だれ、が・・妬きもちなんて。冗談でしょ、そんな、私が?はは、ははははは」
「ふぇいとちゃーん?ちゃんと私の目を見て言ってごらん?」

普段のクールさはすっかりと鳴りを潜め、綺麗な赤い瞳は忙しなく宙を彷徨っている。そんなフェイトちゃんの頬をがっちりと捕まえて私としっかり目が合うようにして、もう一度同じ言葉を繰り返した。

「ヤキモチ妬いたでしょ?」
「・・・・・だったら何?!」
「え?」

予定では「うるさいなぁ」とか「知らないよ」とかまたつっけんどんな言葉が帰ってくるのかと思ったけれど、なんだか・・・逆切れ?。私もちょっとやり過ぎたかなぁなんて、頬を包んでいた手を解こうとしたら今度は逆にその手をつかまれてしまった。

「そうだよ!訳のわかんない写真が行き成り目の前に落ちてたんだ。動揺したよ!そりゃあもう笑っちゃうくらいうろたえたよ!もうなのはは私の事どうでもよくなったのかと思って、それからこの男に嫉妬した。私のなのはを横から攫って行こうとするのが気に食わない。そんなヤツになのはは渡さない。なのはは私のだ。なのはが好きだって言うのは私にだけだ!。私以外にそんな事言わせない!。好きなんだ。誰にも渡したくないって思うのは当然でしょう」

肩で息をしながら叫ばれる言葉一つ一つに心臓を鷲掴みにされた。「私のなのは?」「誰にも渡さない?」フェイトちゃん自分で何言ってるのか分かってるのかな?って言うかこんな事、言われ慣れてないからどうしていいのか、どんな顔してたらいいのかわからないよ。だってフェイトちゃん好きだって言ってくれた。

「なのは?」

私が一言もしゃべらなくなっちゃったから、心配になったのか、フェイトちゃんの私を呼ぶ声もちょっとだけ頼りなげに聞える。だから、そんな風に見ないでってば。今日はホントに見たことのないフェイトちゃんばかりを見せられて、正直心臓が持たないよ・・・

「っ、どうしてなのは顔真っ赤なのさ!」
「だって、フェイトちゃん・・・恥ずかしい事ばっかり言うんだもん」
「ばっ、馬鹿じゃないの!そんなのう、」
「嘘、なの?」
「え?」
「さっき言ってくれたのは全部嘘?」

そうじゃないって分かってるけど、でももう一度言葉にして欲しかった。

「ねぇ、フェイトちゃん?」
「・・・・ゃない、」
「え?」
「・・・じゃない」
「ちゃんと言ってよ」
「ぅ~~~~~~~~。なのはのバカッ」
「むぅ、んっ?!」


結局「好き」って言葉は聞けずじまいだったけど、変わりにとても情熱的なキスを貰えたから、これ位で許してあげようかな。









こんばんは、こんにちはw
この後、わざわざ合成写真を使ってまで悪戯を働いた
子狸さんにはでっかい雷が落ちましたwww



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テーマ:魔法少女リリカルなのはStrikerS - ジャンル:アニメ・コミック

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  2. | comment:0
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