好きこそモノの上手なれ

ほぼ百合成分100%(リリカルな感じ)で構成されております。但し過度の期待は禁物です。




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サルベージ :: 2012/06/07(Thu)

「想い~」はもうちょっとお待ちくださいませ(^^;ゞ。
自分で決めた設定なのに、何故か苦戦していると言う。

今日は10000hit お礼の中からです。

お詫び、と言うほどでもないのだけれど
なんとなく思いつきでちょっとだけ
おまけの文章を足しておきました(*pωq*)。

続きからどうぞ







■   □   ■   □   ■   □


OL編

上司フェイト×部下なのは





「なのは、ちょっと待って」


先を走るなのはに何とか追いついて、その腕を掴む。


「離して下さい!」
「ダメだよ。離したらなのは、また走って行っちゃう気でしょ?」
「なん、で、追いかけて来るんですか」
「何でって。泣きながら走っていくのを見たら、
放っておけないでしょう?」
「放っておいて下さい。私の事なんて」


一向に私の方を向いてくれない、なのは。
私、何かしたかな?・・・・。
少しだけさっきまでの自分を振り返ってみる。




えっと、確か・・・。
会社を定時に出て帰ろうとした時、声を掛けられたんだ。
声を掛けてきたのは、大学時代の友人の男性で懐かしくなって
つい道端で立ち話ししてたんだよね。
そしたら、背後で音がしたから振り返ったら・・・・。
目に一杯の涙を溜めたなのはがいたんだ。
驚いて、声をかけようとしたら、一瞬早くなのはが
走り出しちゃって。だから私は慌てて追いかけたんだけど。
特になのはを泣かせちゃう原因ってないと思うんだけど・・・。
もっと前に何かあったかなぁ?
なんて、つい自分の思考に没頭してしまっていた。


「もう落ち着きましたから、離してください」


なのはに話しかけられてハッと我に返る。


「腕、離しても逃げ出さない?」
「・・・・・・」
「もう逃げないって約束してくれないと離さないよ」
「・・・・・もう、逃げません」



私がなかなか腕を離さないから、なのはも渋々逃げ出さないと
約束してくれた。それにしても・・・・


「ねぇ、なのは。私、何かした?」
「えっ?」
「私、なのはを泣かせちゃうくらい嫌な事しちゃったのかな。
あっ!。今日叱っちゃった事気にしてる?」


何だか、言いながらちょっと落ち込みそうになる。


「ちがっ・・・。違うんです。そうじゃないです。
私が勝手に・・・。フェイトさんは全然悪くないです。
気にしないでください。」


私のせいじゃないって言ってくれても、目の前のなのはは
必死になって涙を堪えていて。


「本当に、もう大丈夫ですから」


それじゃあ、失礼しますって一礼して、行ってしまいそうになる
なのはを、また私は慌てて引き止めた。


「なら、何でそんな顔をするの?こんな状態のまま、なのはを
一人になんて出来ないよ。帰るのなら送っていくから。ねっ?」
「ーーーーっ!!」


送っていくといった言葉になのははパッと顔をあげ、そして
見る間にその蒼い瞳に涙を溢れさせていく。


「・・・・・・・・・・・さい」
「えっ?」


俯いて話す声が小さすぎて、思わず聞き返す。


「ごめん、なのは。もう一回言ってくれる?」
「・・・そんなに優しくしないで下さい。そうやって優しく
される度に私、まだ可能性があるかもなんて思っちゃうじゃ
ないですか。フェイトさんには好きな人がいるんでしょう?。
だったらその人にだけ優しくしてあげて下さい」
「なのは、どうしてその事」
「偶然聞いちゃいました。」
「あのね、なのは。それは」
「いいんです。さっきの男の人がそうなんですよね。
フェイトさん、物凄く優しい顔で笑ってた。私が一度も
見たことがないような顔で・・・・。」
「にゃははははは。分ってたのに、私じゃダメなんだって。
だけど、フェイトさんに優しくしてもらうとそれだけで
嬉しくて。フェイトさんに好きな人がいるってわかっても
私の中のフェイトさんを好きだって気持ちは全然なくなって
くれなくて・・・・」
「ごめんなさい。もう大丈夫です。私ちゃんと分ってますから。
フェイトさんに迷惑はかけません。明日になったら全部忘れます。
心配しなくてもちゃんと会社にもいきまーーーんぅ?んっ!?・・・・」


凄く嬉しい事を言われて、それに少しだけニヤニヤしてしまって
いるうちに、今度は何だか聞き捨てならない事を言い出すもん
だから、最後まで言わせないうちになのはの口を塞いでしまう
ことにした。いきなりの事に驚いたなのはは反射的に私を
引き剥がそうとしたけれど、私が全然離れないと分ると
今度は控えめに私の服の裾をキュッと握っていた。


あーーもうっ!可愛すぎるこの部下に、どうやって私の
気持ちを伝えようか。







とりあえずもう少しだけ、この甘い唇の感触を
味わってから・・・・ね。







『言葉を封じるキス』





















「あ、あの・・・」
「なに?」
「いつまでこうしてるんですか?」

そう言って私を抱きしめたまま動こうといないフェイトさんを僅かに見上げた。

「なのはが私から逃げないって言うまで」
「もう、逃げませんよ?」
「えー、それじゃあ、つまんないじゃないかぁ!」

なんて訳の分からない事を口走るフェイトさん。あんな事されたら私にはもう逃げ出す理由なんてないのに、どうしてフェイトさんはそんな事を言うのだろうと思って、その顔を見るとなんて言うか、物凄くニヤついていた。

「もしかして、ですけど」
「ン?」
「私の勘違いだったら、凄く、その、あれなんですけど・・・」
「だから、何?」


その顔を見て思わず浮かんだのは、物凄く自惚れてるって思われちゃうかも知れない事で、どうしてそんな事が浮かんだのかは分からないんだけど、なんとなく間違ってないんじゃないかなって思うような事で、つまり、その・・・・

「離れたく、ない・・・とか思ってます?」

ちょっとだけ窺うようにしてフェイトさんの顔を見上げた。驚いたように一瞬目を丸くして、だけどすぐ次の瞬間には、私が誤解する原因になったあの笑顔がこちらに向けられていた。

「ふふ、正解。よく分かったね」

クスクスと笑みを零すフェイトさんに、だって、とかそりゃあとかごもごもと口を濁らせながら赤くなっているだろう顔を見られないようにそっと視線をはずした。そんな私をフェイトさんがとても優しい口調で呼ぶものだから、ついそちらを向いてしまって、結局赤くなった顔をからかわれてしまった。






「なのは」
「・・・はい」
「さっきなのはが言った事、好きだって言葉は、私に対する本当の気持ちって思ってもいい?」

改めてそれを口にされると、なんて言うかとても恥ずかしい。まさかこんな形で告白する事になるだなんて思っても見なかった事だから。だけど、口に出した言葉に偽りなんてなかったから、私はフェイトさんの瞳を見ながらゆっくりと頷いて見せた。

「・・・そっか」

小さくそう言ったフェイトさんは嬉しいよって言葉を続けた。

「私もね、なのは」
「はい」
「なのはの事が好きだよ」
「っ!」

好きだというたった3文字に心が震えた。焦がれて、でも叶う筈なんてない想いだと諦めていたから。つぃと涙が一滴零れ落ちる。

「なのはは泣き虫だね」
「ふぇ、いとさん・・・のせい、です」

そんな私を見てフェイトさんは泣き虫だと笑う。零れる涙をそのままにしていたら、フェイトさんが眦に口付けをひとつくれた。

「フェイトさん・・・」
「ん?」
「本当に?」

私の事が・・・好き、ですか?

「もちろん。信じられない?」
「そうじゃ、ないけど・・・でも」

不安なんです、とは口に出せなかった。

「なのは」
「・・・はい」
「顔をあげて?」

いつの間にか俯けていた私の顎にフェイトさんの指が軽く触れる。

「キス、していい?」
「え?」

さっきはいきなりしてきたのに、どうして今更それを口に出すのかと思った。そんな私の想いに気がついたのかフェイトさんは苦笑気味に口を開く。

「さっきは、その・・つい嬉しさのあまり自分勝手な気持ちをぶつけちゃったから」

今度はちゃんと想いを通じ合わせてキスがしたい、ってそう言われた。

「なのは?」
「は、ぃ」
「キス、しても、いいですか?」


顎に触れる指先は緊張しているのか少し冷たくて、そして震えていた。躊躇いがちに問われたその言葉に私はゆっくりと目を閉じる事でそれに答える。

二度目に触れ合わせたフェイトさんのそれは、さっきよりももっともっと柔らかくて、蕩けるように甘い唇だった。



















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テーマ:魔法少女リリカルなのはStrikerS - ジャンル:アニメ・コミック

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