好きこそモノの上手なれ

ほぼ百合成分100%(リリカルな感じ)で構成されております。但し過度の期待は禁物です。




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一体いつから起きてたの? :: 2012/06/11(Mon)

いやぁ、剛君の「僕の知ってる近藤さんじゃない。゚(゚´ω`゚)゚。ピー」
がツボでしたwww。


本当はもう少し早くあげる予定でしたが「堂本兄弟」気をとられてて
こんな時間(;^ω^)。

とりあえず、つづきから








■   □   ■   □   ■   □


「なのは、もうやめた方がいいよ」
「なんでぇ、フェイトちゃんは、わらしのお酒は飲めないっていうのぉ~」
「そうじゃないけど、結構飲んだし。なのは随分酔いも回ってるでしょ?」
「よってません!」
「酔ってる人は皆そういうの。さっ、もう帰るよ」
「はーいっ。ふぇいとちゃんちにぃ、かえりぃまぁす」

ふにゃっ、とだらけた敬礼もどきをしながらしなだれかかるのは、高校・大学とずっと一緒の親友、高町なのは。今日はもう何回目になるか分からない「振られちゃったから自棄酒しまぁす(なのは命名)の会」開催の日だった。



すっかり酔っ払ってしまって私の背中で眠るなのはは高校時代からよくモテた。野球部のキャプテン。陸上部のエース。バスケット部の期待の星、テニス部の・・・。まぁ数え上げればキリがないんだけどね。


だけど、どの人とも3ヶ月と続く事がなくて、正直私は嬉しい反面、なのはの事を振る奴はバカなんじゃないのかとその頭を疑ったくらいだ。




私、フェイト・テスタロッサはそんなモテ女、高町なのはに絶賛片思い中。いつこの想いに気がついたのかなんて覚えてないけど、でも少なくともなのはが最初に彼氏が出来たんだって恥ずかしそうに私に打ち明ける前からだったって言うのだけは断言できる。

だって、私、その人の事闇討ちにしたいくらい悔しかった事を覚えてるもの。絶対に私の方がなのはの事が好きなのにって何度思った事か。

でも、そんな事言えないじゃないか。だってなのは、嬉しそうだったもの。彼氏が出来たって物凄く。だったら私はこの気持ちを胸の奥深くにしまいこんで、なのはの事応援するしかなのはの傍にいられない。だから私はずっとなのはの親友を演じ続けてきた。



不思議な事に、あんなにモテるなのはでもいざ恋人同士になると長くは続かなくて、そしてそれは大学に入った今でも変わらなかった。しかもどの男も全部なのはを振っていくんだ。信じられる?このなのはを振るんだよ?。


告白できるだけでも幸せだって言うのにさ。一体なのはのどこが気に入らないんだか、全く!


「私、男運ないのかなぁ?」
「そんな事ないよ。今までのヤツがバカなんだよ」
「バカ?」
「なのはの良さを分かってないバカ野郎ばっかりだ」
「フェイトちゃんは優しいね」
「っ、べ、別に優しくないよ。本当の事言ってるだけ」
「あーあ、フェイトちゃんが相手だったら絶対にうまくいく自信があるのになぁ」
「・・・あー、残念。男に生まれてたら良かったなぁ」
「・・・・ほんとだよね」
「よし、飲みに行こう!なのは」
「え?」
「飲んで騒いで、そんな奴の事なんて忘れちゃえばいいよ」
「付き合ってくれるの?」
「もちろん。酔っ払ってもちゃんと面倒みるよ」
「にゃは。ありがとー。やっぱフェイトちゃんやさしーね」



お酒が飲める年齢になって、私はそうして落ちこんでいたなのはを元気付けるために、振られた日には必ずと言っていい程こうして飲み会を開いていた。それでなのはの事を振った奴の事なんてすっぱり忘れて元気になってくれればいいって、本気でそう思ってたんだ。だけど、一つだけ誤算があった。それは


「ふぇーいーとーちゃぁん」
「うわっ、なのは!急に抱きついて来たら危ないって」
「だぁいじょぉぶぅ」
「大丈夫じゃないでしょ」
「だってぇ。ふぇいとちゃんがぁ、ちゃんとうけとめてくれるでしょぉ~」
「そ、そりゃあ受け止めるけど・・・」


そう、なのはが思っていた以上にお酒が弱いって言う事。正直最初にこうして抱きつかれたときは口から心臓が飛び出すかと思ったくらいびっくりした。飲んだ量なんてサワー2杯位だったんだからね?ただ、一度他の友人に話したら

「そうかぁ?なのはちゃん、私らと飲む時ってそんなに酔っ払った事なかったはずやで?」
「え?そうなの?」
「まぁ、フェイトちゃんの方が付き合いが長いからな。気ぃ許してるんやろね」


そう言われて実は少し・・・いやかなり嬉しかった。他の誰にも見せない姿も私には見せてくれる位、私はなのはの近くにいるんだって思えたから。






だけど、そんな風にのほほんと喜んでいられたのは最初の内だけだった。













「さ、なのは着いたよ」
「ん~~~」
「ほら、とりあえず靴、脱いで」
「ふぇいとちゃんが、ぬがせてぇ」
「もぅ・・・ほら、足だして」
「はぃ」


玄関の上がり口に座らせて靴を脱がせる。私の背中にいた時にもう半分夢の世界に行ってるから仕方ないんだけど、いちいちこちらに倒れこんでくるのを支えるのが大変なんだ。言っておくけど、なのはが重いからって意味じゃないよ?

正直ここまでおんぶして連れて来るのもいやだったんだ。なんでかって?そんなの決まってるじゃないか!



当たるんだよ!!



む・ね・が!



おんぶは仕方ないんだ。あのお店からここまで歩いても10分位だから、タクシーなんて無駄なことしたくないし。かといって誰かの手を借りるのなんて絶対にいやだし。だからおんぶはいいんだ。

だけど、一度家に着いてしまうと話は別。

なのはがしなだれかかって来る度に腕だとか背中だとかに柔らかいそれが当たると、色々押さえ込むのが尋常じゃないくらい大変なんだ。こう、ムラムラとしてくる状態に男も女も関係ないって知らなかった私を殴ってやりたいよ、ホント。

好きなんだ。なのはが。なのはの全てが。そんな私の前で、私を信じきった顔で寝てるなのはを見てるだけって言うのがこんなにつらい事だとは思わなかった。




「なのは、ほら起きて」
「ん~、やぁ」
「もう、仕方ないなぁ・・・・っしょっと」

靴を脱がせた後も床に座り込んで動こうとしないなのはを今度はお姫様抱っこで抱えあげる。寝室に移動して私のベッドに下ろして、上着だけ脱がせた。


「もう、このまま寝ちゃいな、なのは」
「ん~~」
「明日の講義、午後からだったよね?」
「ん~~」
「シャワーは明日でいいね?」
「へぇきぃ」

辛うじて答えるも果たして本当に分かっているのかは非常に怪しいが、まぁ明日起きてから説明しても間に合うからとあえて念を押すのはやめた。


「じゃあ、おやすみ、なのは」


私がそう声をかけた時にはもう既になのはからは気持ちよさそうな寝息が聞こえていた。ふぅと一つ息を零し、なのはにシーツをかけて私はシャワーを浴びるために着替えを手にしてバスルームへと向かった。














できるだけ音を立てないように寝室へと戻る。こんな風になのはを泊める時は私はリビングのソファで寝る事にしてるんだけど、今日はいつもよりも酔っていたなのはが少し心配だったから、顔を見てから寝ようと思ったんだ。


「なのは・・・・・」

小声で呼びかけてみる。相変わらず規則正しい寝息だった。これなら平気かな、そう思って持ってきた水をサイドテーブルに置いてなのはに背を向け歩き出した時

「ぅ、ん・・・・」

なのはから小さな声が漏れた。それに私はつい反射的に振り向いてしまった。


「なっ!!」

慌てて口を両手で押さえた。

「なんて、格好・・・・」

多分、寝ている間に自分で外したんだと思う。それ程暑いわけではないけれど、なにしろ酔っ払っているのだ。体が火照っていたとしても不思議ではない。そしてそれは決してなのはのせい、というわけでもない。何しろ本人は酔っ払って寝ているだけなのだから。例えシャツのボタンが外れてその胸元が見えていたとしても、決してそれはなのはのせいではないのだ。

ゴクリと喉がなっていた。だけどそれにすら気がつかないほど私の視線はなのはの胸元に釘付けになっていた。

ゆっくりとベッドまで戻る。汗で額に張り付いていた前髪を横に流し、そのまま指を滑らせた。ゆっくりと頬を辿り、その唇に親指で軽く触れる。

(柔らかい)

初めて触れたなのはの唇はマシュマロの用に柔らかかった。

(触れたい)

一度そう考えるともう私の目にはなのはの唇しか移らない。




「なのは・・・・」



お願い、起きて。
これからも親友でいたいから。



「・・・なの、は?」


ううん、まだ目を覚まさないで。
今しか触れられないのなら・・・




相反する気持ちはどちらも私の本心だった。










どれ位そうしていただろう。



ポタリ


と、なのはの頬に水滴が一つ落ちた。


















「・・・・・私は、バカだ」


このままキスしてしまったとしても、きっとなのはは気がつかない。多分今しかそのチャンスはなかっただろう。なぜなら私はもう二度と酔ったなのはをこの家に連れ帰るような事はしないから。

もし、この次があったとして、その時自分が今のように止まれるとは思えなかったから。


「なのは、だめだよ。いくら親友だからって油断しすぎだ」

止め処なく流れる涙は、絶望の涙。自分が女である限り叶うことのない想い。私は、いつまでこの想いを殺し続けられるのだろう。















落ちてしまったシーツをもう一度なのはにかけて、今度こそ立ち去ろうと体を起こしかけたその時



「ホンっとにフェイトちゃんってバカ!」

少し怒った口調のなのはが、今まで寝ていたとは思えない程の力で私の腕を引いた。

「え?」

全く予想していなかった私は当然バランスを崩す。自分でもどうしてそんな体勢になってしまったのか頭が理解する前に私の唇に触れたもの。それは私がさっき触れようとしてどうしても触れられなかったなのはの唇だった。



「ん?・・ぅんっ!・・な、ちょっ・・んぅ?!・・・」

驚いて瞬間的に離れようとした私の首にギッュと巻きついてくるなのはの腕の力強さが離れることを許さないと言っているようで、結局私はなのはがその腕を離すまで、ずっとなのはと口付けていた。





















その後はまぁ、なんというか、延々となのはの「お話」が続いた訳で。あんなにアピールしたのに、とか、本当はそこそこアルコールはいけるのだとか。私がいかにヘタレで鈍感であったのかという事を夜が明けるまで懇々と説教され続けた。








「って事はなのは、私の事、好きって事でいい、の?」
「もう!!私のお話、ちゃんと聞いてた?」


だって、まだ信じられないんだ。


ねぇなのは、お願いだよ。


私のほっぺ、ちよっと抓ってみてくれるかな・・・・・





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テーマ:魔法少女リリカルなのはStrikerS - ジャンル:アニメ・コミック

  1. リリカル パラレル
  2. | comment:0
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