好きこそモノの上手なれ

ほぼ百合成分100%(リリカルな感じ)で構成されております。但し過度の期待は禁物です。




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劇場版予告が胸熱すぐる(*≧∀≦*) :: 2012/06/25(Mon)

ちょっと今晩ばたばたしそうなので、先に更新。
お返事は明日しますね。

前にも似たようなのをあげたような、そうでもないような。


というか、本当は違う内容のを書いてたはずなんだけど
どこかから脱線したみたいです(*ノω<*) アチャー 。

そんな感じでゆるりと見てやってください。




■  □  ■  □  ■  □



「ごめん、後、日誌だけなんだ。ちょっとだけ待っててくれる?」
「うん、いいよ。あ、でも慌てなくてもいいからね」

そう言って笑みを零しながら窓際の自分の席に戻るなのはの背を見つめる。

(・・・よしっ!急いで終らせよう)

なのはは慌てなくてもいいって言ってくれるけど、早く終らせたらその分なのはと一緒にいられる時間も増えるんだから、とそう思いフェイトは日誌に目を向ける。今日一日の授業の纏めと反省を書き終えれば、日直としての自分の仕事は終る。


(えーと、今日は・・・・)


一日の出来事を振り返りながらフェイトはノートにペンを走らせた。












「よし、終った」

勢いよく顔を上げて壁に掛けられている時計を見上げれば、なのはに待ってて、と言ってから15分ほど経過していた。

(結構時間がかかっちゃったな)

ある意味これも職業病の1つとも言えなくはないのかも知れないが、フェイトはどうにも「適当に書類を作る」事ができない。アリサ等に言わせれば、そんなのは適当にちゃちゃっと書いちゃえば時間なんて5分も掛からないでしょう?と言う事なのだが、少なくとも、これを日直が書いた後は担任がチェックするのだ。その時にこれはどういう事だ?と聞かれる事のないように仕上げなければと言うのがフェイトの言い分で、もちろん訂正の手間もかからない。


とはいえ、高々日直の書く学級日誌にこれ程時間をかけてしまうのも些か大げさだなと思う自分もいる事は確かなわけで、思わず苦笑いを零す。


(まぁいいや。今更だしね)
「お待たせ、なの・・・」


気を取り直して自席にいるなのはに声を掛けかけて、言葉を飲んだ。


「なのは?」

なのはの様子を確認しながら、今度は小声でその名を呼んでみる。なのはは机に突っ伏して、顔はこちらを向けてはいるけれどよく見るとその瞼は伏せられていつもの澄んだ蒼は見つけられなかった。


(待ってる間に寝ちゃったのか)

フェイトは大きな音を立てないように椅子から立ち上がり、なのはの席まで行って僅かに屈む。そっとなのはの頬に指を押し付けその柔らかさを確認しながら頬を緩ませた。

「可愛いなぁ、なのは」

思わず本音が漏れて慌てて口を噤む。そしてもう一度視線を落として眠るなのはを見つめた。

(最近忙しかったからなぁ)

ここ数日のなのはの予定を思い返す。教導や出張と行ったその身を拘束される任務ではなかったものの、連日ミッドと地球を往復していた。しかも時間帯も上手い具合に調整されていて学校に来る時間にはちゃんと地球に戻る事が出来るように工面されていた。けれど、そうすると当然削られるのは食事や睡眠といった時間な訳で、なのはがフェイトによく言う無理しないでね、と言う言葉はここ最近はフェイトがなのはによく言う言葉に取って代わっていた。


眠れる状況ならこのまま時間の許す限り寝かせておきたい所なのだが、残念な事にもうすぐ下校時刻になってしまう。部活動に所属していないこの2人もそうそう学校に残る訳にも行かないし、なによりこの格好はいくら眠っているとはいえしっかり身体を休める事には向いていない。

とりあえず、日誌を職員室に持っていく間はこのままにしておこうかと、なのはに背を向け入り口に向かおうとしたフェイト。だが、ふいに何かを思いついたような顔をしてその足を止めた。もう一度なのはの方に歩み寄って屈み込み、耳元に唇を寄せる。

「なのは?」

耳元でもう一度小さく名前を呼ぶが相変らずなのはの口元からは穏やかな寝息が聞こえるだけ。それを確認して、フェイトは僅かに口角をあげた。


(学校でこんな事しちゃだめだってなのはは言うけど)

目の前でこんなにも無防備に眠るなのはを見てしまっては、それを我慢する事はなかなか難しい。それにいつもは恥かしがって逃げてしまうなのはも今は夢の中。幸か不幸か教室には誰もいない。フェイトがこんな行動に走っても止める人間は誰一人としてこの場に存在しなかった。




ゆっくりとなのはに被さる様にして身を屈めた。

「大好きだよ。なのは」

夢の中のなのはに届きますように。そんな想いを込めて、フェイトは眠るなのはに口付けた。






















カラカラ、パタン。


控えめな音を立てて扉が閉められた。それから30秒ほど時間を置いてガバッとなのはは勢いよく顔をあげた。


(~~~~~。もう!フェイトちゃんっ!!)


誰もいない教室の入り口を睨みつけるその顔は、頬だけでは飽き足らず耳や首までもが真っ赤に紅潮し、体温も確実に1~2℃は上昇。心拍数に至ってはもしかしたら異常な数値をたたき出すかしれない程早かった。

両手で自分の頬を挟んでみるが、ほんのり冷たかった掌は一瞬にしてポカポカと火照りだしてしまった。


(誰もいなくて良かったよ~)


もちろん、人がいたらそんな事は絶対にフェイトはしなかったと言う事に考えを巡らせる事も出来ない程なのはは動揺していた。今なら恥かしさで死ねるんじゃないかと思う。キスがどうのと言うよりも、脳に直接囁きかけられたような感覚のあの囁き声が頭から離れなかった。


それにしても・・・・


(どうしよう!フェイトちゃんが戻るまでに直らないよ)


鏡を見なくても分かる自分の顔の状態を思い浮かべながら時計を見る。どんなに時間がかかったって職員室までの往復では10分もかからない。フェイトの事だから日誌にクレームがつく事もありえない。とすれば、ここに戻るまで後5分程・・・。



どうにかして、この真っ赤になってしまった顔を見られたくないと思う一方で、もしも自分が起きていたと知ったら、フェイトはどんな反応を見せてくれるのだろうかと言うちょっとした好奇心もなくはない。案外見た事もないフェイトちゃんが見れたりするのかなぁ・・・なんて僅かに落ち着きを取り戻したなのはが想いを巡らせ始めた頃、職員室に向かっていたフェイトは、生憎と不在だった担任の机の上に日誌を提出して早々にその場を後にしていた。


(早く戻って、時間一杯までなのはの寝顔を堪能してようっと)


教室に残されたなのはがフェイトとはまた違った意味でソワソワとしながら自分の帰りを待ってる等とは露ほども思わないフェイトの教室へと向かう足取りは、いつも以上に軽いものだった。




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テーマ:魔法少女リリカルなのはStrikerS - ジャンル:アニメ・コミック

  1. リリカル 短編
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