好きこそモノの上手なれ

ほぼ百合成分100%(リリカルな感じ)で構成されております。但し過度の期待は禁物です。




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タイトルあった方がいいですかね? :: 2012/09/08(Sat)

どうしてこの2人を書く時は文章が長くなるんでしょうねぇ(;^ω^)。
テンポかなぁ・・・。なんでだろ(´∀`)。

とりあえず「想い~」が行き詰っているので短編。
今回はリーマンフェイトそんとホステスなのはさん。

長いっす(ノ∀`)。なんだかんだで1日の出来事をつらつらと
書いてしまったようなので(纏められないなんて言えない)




それでもいいさ、いっちょ来い!!って方は
続きをポチっとしてやって下さいwwww


あーーー、がしッと心を掴み取るような文章が書きたい・・・







■ □ ■ □ ■ □



今日の私は朝からミスを連発していた。小さな転記ミスに始まって書類の不備、統計資料の集計ミス、たまたま先方から急遽時間を変更して欲しいとの連絡を受けて、やっとあと30分後に大切な取引先との打ち合わせをセッティングしていたのだと言う事を思い出した。そして、極め付けが・・・


「おい、ハラオウン」
「どうした?」


今日、一緒に打ち合わせに当たる予定になっている同僚が、困惑した表情を浮かべながら一枚の書類を私に差し出した。


「これは、この後の打ち合わせの為の資料じゃないのか?」
「これがどうかしたのか?」
「・・・気がつかないのか?」
「え?何を・・・・・って!!おいっこれ・・・私が作った資料だったよな」
「ああ。やっぱり間違いでいいんだな?」
「そうだ、こんな金額ありえない、どうしてこんな・・・」
「それならいいんだ。てっきり俺が知らないウチに何かが変わったのかと思ってたから」
「そんな筈ない。これは元はといえば君の発案じゃないか。それを私が君に無断で変更するなんて馬鹿な事絶対にありえない!」


手元の資料を握り締めながら目の前の同僚につい語気を荒げてしまった。そんな私に「お前でも調子の悪い時はあるんだな。安心したよ。資料は訂正しておくから、お前少し休んでから来い」と笑い飛ばした同僚は、じゃあなとさっさと私に背を向けて仕事に戻ってしまった。





「ふぅ・・・参ったな」


大事に至らなくて良かったとは思うけれども、まさか自分がこんなに動揺しているとは思いもしなかった。このままこの後の打ち合わせに向かっても私は大丈夫なんだろうか。そんな事をぼんやりと考えていたら、廊下の向こう側から目敏く私を見つけたナカジマ専務が、一瞬で表情を変えて私に向かって足早に近づいてくるのが目に入った。



「おい、ハラオウン」
「・・・・私、何かしでかしましたか?」
「お前な・・・・・ちょっと俺の部屋まで来い」


今の専務のような顔をした人を、今日に限っては私は何人も見ていた。多分専務もそうなのだろうと思って口を開いたのだけど、どうやら正解だったようだ。私はそのまま問答無用で専務室まで連れてこられた。


「・・・・・」
「・・・・・」
「あの、専務」
「高町の嬢ちゃんと何かあったのか?」
「え?どうしてそれを、ぁっ」


長い沈黙に耐え切れなくなって私が口を開くのと同時に専務がピンポイントで急所をついてくる。てっきり仕事の事で指摘されると思っていたので、予想外の言葉についそれを肯定するような言葉を洩らしてしまった。専務の表情が一変する。それはもう、意地の悪いどこかの子狸みたいな、人をからかう格好の材料を手に入れて嬉しくて仕方ない、そんな顔だった。


「喧嘩か?」
「は?」
「とうとうお前の浮気がばれて、ひと悶着あったのか?」
「・・・あのですね」


ガックリと肩を落とす。人が真剣に悩んでいる事をこの人は・・・。言うに事欠いて浮気だ?冗談じゃない、今の私はもうなのは一筋なんだ。いくら専務だからと言って、言っていい事と悪い事がある。


「してませんよ、喧嘩なんて。大体私が浮気なんてしない事、専務わかってますよね?」
「いや、分からんじゃないかと・・・思ったんだが・・まぁ、すまん。冗談だ」


これ以上余計な事を言うようなら許しませんがと、敢えて口には出さずただ専務を睨みつける。上司に向かってその態度は何だと言われれば全くもって言い訳など出来ない態度なのだが、私と専務の間にそんな常識は存在しないので一切気にはしない。


「今だって、なのはは私の家にいますよ。最も動けなくて今日は一日寝ているようにと言って来ましたが」
「お前な、少しは加減しろとあれ程」
「してませんよ!何も」


いい加減セクハラで訴えましょうか?そう言ってやったら、漸く専務は大人しくなってくれた。







「冗談はさておき、だが」
「本当に冗談だったんですか?」
「当然だ」


いきなり態度を変える専務に疑いの眼差しを向けるが、専務はドコ吹く風。まぁ、お陰で少し肩の力が抜けましたがと小さく呟くと、それなら結構とニヤリと口端を歪めていた。全く、素直に大丈夫か?と一言言ってくれれば、私も部下らしい態度で対応するのにと思いはしたが、そうでもしないと私は、この胸の内を結局誰にも話す事無くしまいこんでしまっただろうから、多分専務のやり方で正解だったのだろう。なんとなく専務の掌の上で踊らされた気分なのには気がつかない振りをした。




思ったとおり専務に渡していた明日の会議用の資料にも不備が見つかって、神妙な顔で全部話せと言う専務に、私は昨日、いやここ数日のなのはに起こった出来事とそれに気がつかなかった自分の不甲斐なさを洗い浚い打ち明けた。


「昨日私が店に行った時には全部が終った後でした」
「警察に引き渡したのか?」
「はい」
「そうか・・・で、今の嬢ちゃんの容態はどうなんだ」
「多分ここ数日の寝不足とか、緊張感や恐怖。そんなものから一気に解放されたのに体がついていかなかったんじゃないかって、シャマルが」
「休養すれば治るって事か?」
「ええ、そう言ってました」
「そうか、ならまぁ・・・良かった」
「良くはありません!」
「ハラオウン・・・」


そうだ、良かったなんてそんな事言えるはずがない。誰よりもなのはを守らなければならなかったのは私なんだ。あんなに近くにいたのに。ずっと傍にいると約束したのに。何かが起こってからしか気がつけないなんて、恋人失格だ。そればかりか仕事でも仲間に迷惑ばかりをかけて。


俯いたまま動かない私に専務は今日のこの後の予定を確認してきた。1件だけ取引先との打ち合わせが残っていると言うと少し考える素振りを見せた後、自分のデスクの電話から誰かを呼び戻しているようだった。暫くするとドアをノックする音がして、一人の女性が部屋へと入ってきた。


「すまんな、勝手に予定を変更してしまって」
「いえ、大丈夫です」
「本当は来週から補佐として付けようと思ってたんだが、どうも今日のお前は危なっかしくていかんからな」
「専務、どういう事ですか?」
「彼女は支社からの出向でな。なかなか優秀な人材なんで俺が預かる事になったんだが、その指導役をお前にしようと思ったんだ」
「私が、指導役?」
「ティアナ・ランスターと申します」


そう言って目の前の女性が頭を下げた。専務が彼女を預かる事になるのも、私が指導役として指名されるのもそれが仕事なら別に構わなかった。けれど、専務は言った。今日の私は危なっかしいと。つまり、そんな私を彼女ならフォローできると、専務はそう言っているのだ。だが、彼女がどれ程優秀だったとしても、この後の打ち合わせに同席させるのには抵抗がある。そんな私の考えを察したのか専務が付け加えるように口を開く。


「とりあえず、この後時間までに打ち合わせてみればいいだろ?」
「専務」
「もし、それでお前が彼女を同席させられないと判断したならそれはそれで構わない。元々今日の予定にはなかった事だからな」
「ですが、それでは彼女に」
「私なら構いません。むしろはっきりと指摘しもらった方が今後の為にもいいでしょうから」
「・・・それなら、分かりました。少し打ち合わせをしましょうか」
「決まりだな・・・ハラオウン」
「はい」
「結果としてお前がランスターの同席を許可した場合は・・・」
「はい」
「打ち合わせの後、お前はそのまま帰れ」
「・・・は?ちょっ、専務?」
「お前、今日どれだけ他の奴らの仕事を増やしたのかちゃんと自覚してるか?」
「それは・・」
「嬢ちゃんだけじゃなくて、お前にも休息が必要だと言ってるんだ。ちゃんと休んで身体も心もすっきりさせて来い」


そう言ってくれる専務の心遣いが嬉しかった。私は随分と可愛がられているものだと胸が温かくなった。けれどそれとこれとは別。私は、それはあくまでも彼女と話した後の事だと専務に言い切った。そう言うと思ってたがなと笑う専務を残し私は彼女を連れ立って部屋を出る。だけど何故か専務の言う通りになるのだろうなと言う漠然とした予感めいたものがあった。



結局、私は打ち合わせに彼女を同席させた。何もかもが専務の思い通りに動いているのが癪に障るけれど今はそれに甘えようと思っていた。ただ、今は一刻も早くなのはの元に帰りたいその事だけを思い私は車に飛び乗った。












「ごめんね、はやてちゃん」
「謝るくらいなら隠し事なんて水臭い事せんといて」
「これ以上、迷惑掛けたくなかったんだもん」
「迷惑なんて。なのはちゃんの事そんな風に思った事私ら一度だってあらへんよ?」
「うん・・・知ってるけど」
「それにな」
「うん」
「あの後、フェイトちゃん止めるの大変やったんよ?」


そう言って大げさに肩を落とすはやてちゃん。私はベッドに横になったまま黙ってその話を聞いていた。昨日、私に危害を加えようと襲ってきた男性を警察に引き渡している最中に、私の事を迎えに来てくれたフェイトちゃんがタイミング悪く鉢合わせてしまったらしくて。事情を知ったフェイトちゃんが怒ってその人の事殴ろうとしたって。その時の私は、ヴィータちゃんに連れられてお店の中に戻ってたから、まさか外でそんな事になってるなんて全然知らなかったの。興奮するフェイトちゃんを止めるのにはやてちゃんやシグナムさんが殴られたって聞いて耳を疑っちゃった。

だってね、普段のフェイトちゃんはとっても穏やかな人なんだよ?。喧嘩なんてとてもするような人には見えないし、何より手を出すよりも口で言いくるめちゃうタイプなんだもん。信じろって方が無理。だけどね、その後、私と顔を合わせたフェイトちゃんを見たら、あぁって思ったの。私だから・・・なんだよね?。襲われたのが私だから、フェイトちゃんこんなに怒ってくれたんだね。本当はこんな風に思っちゃいけないんだろうけど、ちょっと嬉しかったよ。私、フェイトちゃんにこんなにも想われてるんだって分かって、ホントに嬉しかった。


その後、フェイトちゃんに今日は自分の家に連れて帰るからって問答無用で言われて。私も今日は一人でいたくなかったから、素直に頷いた。歩けるからって言う私の言葉を無視して、フェイトちゃん私の事抱き上げて車まで、そして無言のまま家まで帰って来たんだよね。



一緒にお風呂に入ってる間もフェイトちゃんは何も言ってくれなくて。それがちょっとだけ寂しくて。ベッドに入ってからフェイトちゃんにギュッてしがみついたら、一瞬驚いたような顔をしてそれからゆっくりと私の背中に腕を回して抱きしめてくれた。


「怒ってる?フェイトちゃん?」
「・・・・うん」
「ごめんね」
「そうじゃないんだ」
「え?」
「私は自分が許せない」
「何で?フェイトちゃん何にも悪くないよ?」
「なのはが辛い思いをしているのに気が付かなかった」
「それは、私が隠してたからで」
「怖い思いをさせた」
「それでもフェイトちゃんはこうして私の事抱きしめてくれてるよ?」
「守るって言ったのに、私」
「フェイトちゃんはちゃんと守ってくれてるよ?私の事一人にしないでこうして一緒に居てくれる。それが私にとってどんなに嬉しい事か分かってる?」
「でも、んっ」


止まらない懺悔の言葉をフェイトちゃんの唇を塞いで止めた。心配を掛けたくなくて誰にも言わないでいたことが、逆に沢山心配させることになってしまった。


「・・・ずるいよ、なのは」
「うん、分かってる」
「びっくりしたんだ」
「うん」
「心臓が止まるかと思った」
「ごめんね」
「もう絶対にこんな事しないで」
「約束する」



それからもう一度唇を触れ合わせて私達は抱きしめあったまま眠りに付いた。


翌朝、起き上がれないほどの高熱にまたしてもフェイトちゃんに心配を掛け、申し訳ないなぁって思いながらも、今日は自分も休むって言うフェイトちゃんをはやてちゃんと2人何とか説得して会社に送り出した。

私は、フェイトちゃんが呼んでくれたシャマルさんに診てもらってこうして療養中。まぁ、ようするに今までの緊張や疲労が一気に祟ってしまったって事なので、しっかり睡眠をとって美味しい物を食べてゆっくりしてなさいって事らしい。フェイトちゃんが帰ってくるまでははやてちゃんが一緒にいてくれて。だから全然寂しくはなかった。








「なぁ、なのはちゃん」
「ん?」
「お店、の事なんやけどな」
「・・・・辞めないよ?私」
「けど、あんな事あって、怖ないん?」
「怖くないって言ったらそれは嘘になっちゃうけど」
「けど?」
「守ってくれるって、言ってくれたから」
「・・・フェイトちゃんか?」
「うん。それにはやてちゃんやシグナムさんも」


そうでしょ?って笑ったら当たり前やんって額を小突かれた。でもね、それだけじゃないんだ。私みたいに厄介なトラウマを抱え込んでる人間をそう簡単に使ってくれる会社なんてきっとないんだよ?私だって今みたいに笑って毎日を過ごせるのか分からないし。そっちの方がずっと、私は怖いんだ。ホントはね、はやてちゃん。私の方がはやてちゃんの事利用してるんだよ?って言ったら、はやてちゃん。一瞬きょとんとした顔をして、それから物凄く楽しそうに笑ってた。


「はは、それが正解や。利用出来るもんは何でも利用したらええ。なのはちゃんの言う通りや」
「はやてちゃん、そんなに笑わなくても」
「なんでやの?こんなに楽しくて・・・嬉しい事ないわ。何ぼでも利用したらええ。そうやってずっと一緒に仕事できたら幸せやわ」
「私も嬉しいよ。私にとってはやてちゃん達は大切な家族なんだから」
「そっか・・・なら、もうなんも言わん」


おおきに、ありがとう。そう言ったはやてちゃんの目じりに見えたモノには気が付かない振りをした。















ガチャガチャと玄関の鍵を開ける音がした。


「あれ?フェイトちゃん帰ってきたのかな?」
「え?随分早ないか?」
「だよね?忘れ物かな?」
「なのはっ!」


お昼を回って、まだそれ程時間も過ぎてはいない頃。いつもならまだ仕事の真っ最中のはずのフェイトちゃんが帰ってきた。


「ストップ」
「何?邪魔だよ、はやて」
「阿呆、まさか仕事サボって来たんとちゃうやろな」
「バカな事言わないでよ。ちゃんとナカジマ専務の許可は貰ったんだ」
「許可?ホンマか?ホンマはミスばっかりして邪魔やぁ言われたんとちゃうの?」


勢いよくドアを開けたところではやてちゃんに止められたフェイトちゃん。不機嫌だって顔を隠すことなくはやてちゃんに文句を言ってたけど、次の言葉に一瞬答えに詰まってた。やっぱり仕事に影響出ちゃってたのかなぁ、それなら殆ど私のせいだよねぇ。


「ねぇ、はやてちゃん」
「なん?」
「あんまりフェイトちゃんを責めないで?」
「なのは」
「悪いのは私だから」

お願いって顔の前で両手を合わせる私にしゃあないなぁってはやてちゃん。うん、ありがと、それからごめんね。

「せやけど、そのままなのはちゃんのトコにはいかせられんよ?」
「なんでさ、はやて」
「はやてちゃん?」
「他の女のにおいプンプンさせてそのままなのはちゃん抱きしめよなんて、そうはさせるか、ボケ!」
「え?他の女?そんな筈ない・・・・あっ」


他の女の匂いって言葉に何か思う所があったらしいフェイトちゃん。私の表情が変わったのを敏感に感じたのか慌てたようにして、今日配属された部下が香水を使ってたからだって早口にまくし立てた。うん、信じるよ、もちろん。だけど、そんな匂いをさせたまま抱きしめられるのはやっぱり私も嫌かな。何て思っていたらフェイトちゃんがシャワー浴びてくるって行ってしまった。


部屋の入り口で通せんぼしていたはやてちゃんが盛大に噴出す。私もなんだかおかしくなって声を出して笑った。


「ほんなら、私は帰るな」
「え?一緒に夕飯食べていかないの?」
「そんな事したらフェイトちゃんに恨まれそうやからね。今日はやめとくわ」
「そう?」
「夕飯も下準備は全部済ませてあるから、後は簡単に火を通せば食べられるよ。二人で一緒に食べてな」
「うん、ありがとう、はやてちゃん」
「いや。私の方こそありがと、なのはちゃん」


そう言い残してはやてちゃんは帰っていった。それと入れ違いくらいにバスルームのドアが開く音がする。きっとすぐにここに戻ってきてくれるだろうからと私はさっきまではやてちゃんが通せんぼしていたみたいにして、フェイトちゃんが戻って来るのを待っていた。














失敗だった。ティアナからほんのり香水の香りがしていたのには気が付いていた。けれど、鼻に付くと言うほどきつい匂いではなかったのですっかりとその事を忘れてしまっていた。はやてに指摘されなければ、私はこのままなのはに抱きついてしまっていた所だった。


「最悪だ。何よりはやてに言われるまで気が付かなかった事にハラがたつ」


スーツが皺になるのも構わずに脱ぎ捨てる。なのはから貰ったネクタイを外し、ワイシャツを脱ぎ、下着も全て取り払ってバスルームに駆け込む。真っ先に頭からシャワーを浴びて一刻も早くこの匂いを取り払ってしまいたかった。


なのはと一緒に選んだボディソープで体を洗う。それからなのはと一緒に選んだシャンプーで髪を洗い、トリートメントまで。仕事に出かけて、そこで付いた全ての匂いをこの場で綺麗さっぱりと洗い流して私はバスルームを後にする。このまますぐに戻りたい欲求を堪えてしっかりと髪を乾かした。


「濡れたままでなのはに今度は、風邪なんてひかせられないからね」


なんて、この季節それ位で風邪なんてひきそうにはないのだけれど。とにかく、仕事仕様のフェイトを洗い流して、なのは仕様へと変わったフェイトで寝室へと急ぐ。


「なのはっ、て!わっ、っぶなっ」
「にゃはは、おかえりなさい。フェイトちゃん」
「って、なのはぁ・・もう。うん、ただいま、なのは」


にゃははと笑いながら抱きついて来たなのはをギュッと力を込めて抱きしめる。途中苦しいよって声が聞こえたけどそのまま構わず抱きしめ続けた。十分になのはを堪能した後で抱き上げてベッドへと戻る。もう平気だよって言うなのはに今日一日はここにいてってお願いして、私は一旦食事の準備をするためにキッチンへと向かった。はやては下準備だけって言ってたみたいだけど、殆どする事がないくらいの状態で準備は済んでいて、後でちゃんとお礼を言わなきゃな、なんて何も言わせずに帰ってしまった友人に感謝した。


なのはと一緒にゆっくりと食事を取るなんて実は凄く久しぶりで、目一杯二人だけの時間を堪能した。後片付けを済ませて寝室へ戻り、随分すっきりとした顔をしたなのはの隣に腰掛ける。それから今日あった事をなのはに報告して、ちょっとだけ叱られた。


「でも私のせいだしなぁ」

なんて反省しきりのなのはにお互い気をつけようねと笑いあった所で時刻はもうすぐ0時になろうとしていた。


「もうこんな時間だ。週末も休みだし、今日は早く休もうか」
「あっ!、あのね・・・フェイトちゃん」
「ん?どうしたの?」
「えっと・・その、ね。実は、はやてちゃんから伝言が、あるんだけど・・・」
「伝言?」
「ぅん、あっ!でもね別に聞かなくても、その、全然支障はないと言うかなんていうか、ね?」


いつにもなくなのはが言い淀む。それに心なしか頬が赤いような気もする。でもはやてからの伝言って、だってはやてが帰ったのは随分と前だし。なのはも忘れてたって感じじゃないんだけど、一体何だろう。


「そんな事言われたら逆に気になるよ?またはやてにからかわれるような事言われた?」
「ち、違うの。そうじゃないんだけど・・・聞く?」
「そうだね、聞きたい」
「どうしても?」
「どうしても」
「じゃあ・・・・・」


言うねって清水の舞台からでも飛び降りるかのような、何か覚悟を決めたらしいなのはがゆっくりと口を開く。


「はやてちゃんがね・・・その・・・・・」
「うん」
「今日は・・・・・・だから・・・・・しながら・・・って、」


段々と小さくなっていく声、けれどそれとは反対に頭のではなのはの声が幾重にもエコーが掛かって響き渡っていた。はやて、キミは何て事をなのはに言ってるのさ!そんな、そんな事!!したいに決まってるじゃないか!!



「し、しないよ!!そんな事」


けれど、私の口を付いて出たのは思っているのとは反対の言葉。そうさ、うん。そう、だよね。なんて言ったってなのはは病み上がりなんだ、そんな事出来るはずが


「え?しないの?」
「え?」
「え?」


思わず顔を見合わせる私となのは。あれ?あんまり我慢しすぎて私の耳、どうかしちゃったのかな。今なのは・・・


「・・・しないの?って言った?」


思わずストレートに尋ねていた。たった今まで私とあっていた視線は忙しなく泳ぎだし、顔だけじゃなく首筋まで真っ赤になるなのは。あ、何か可愛いな。そう思ったらもう止まらなかった。


「なのは?」
「・・・・・」
「なのはぁ」
「・・・・な、に?・・・」
「体は平気?」
「・・・ぅん。だって、元々寝不足だった、だけ・・・だもん」
「それじゃあ・・・・」


してもいい?そう耳元で囁いたら、聞かないでよ、バカって私の肩口に額をぶつけるようにしながら、真っ赤になってしまった顔を隠してしまった。堪らなくなってなのはの頭を抱えるようにして抱きしめる。ギュッと力強く、だけど苦しくないように。


そしてゆっくりとなのはの体を押し倒しながらベッドへと倒れこむ。僅かに体を起こしてなのはを見下ろすと今はもう耳まで真っ赤になっていた。







「なのは・・・・可愛い」
「フェイトちゃんは、綺麗だよ」

額にキスを一つ












「なのは・・・好き」
「私もフェイトちゃん大好き」

頬にはキスを二つ
















「誰よりも・・・・なのはを、愛してる」
「私も、ん」




ーーーーーーー愛してる






塞いだ唇から脳に直接言葉が響いたような、そんな気がした。
























いつもオチに悩む(;´・ω・)


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テーマ:魔法少女リリカルなのはStrikerS - ジャンル:アニメ・コミック

  1. リリカル パラレル
  2. | comment:0
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